奥胎内から朳差岳へ 飯豊連峰の稜線は寒〜い!!
- GPS
- 06:54
- 距離
- 18.4km
- 登り
- 1,917m
- 下り
- 1,915m
コースタイム
- 山行
- 6:24
- 休憩
- 1:15
- 合計
- 7:39
天候 | 小雨のちくもり☁️稜線は風が寒い〜!! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
駐車場は奥胎内ヒュッテに40〜50台分ほど。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
新潟県が公表している「新潟 山のグレーディング」によりますと、朳差岳(足ノ松尾根)は無いので頼母木山(足ノ松尾根)で代用しますと、このコースは 「4C」(1泊・地図読み能力鎖場ハシゴ場突破能力必要) です。まあ難しいところはほぼないのですが、それなりのロングコースなので難易度が高めにされている感じですかね。健脚な方なら日帰りは問題なし。そうでない方は一泊装備で山をたっぷり楽しんでください。 標高780mの姫子ノ峰前後に細尾根の岩稜、足ノ松尾根終盤の大石山手前に登山道が崩落している箇所があります。気をつけて通行すれば特に問題になるほどではないと思います。 |
その他周辺情報 | 奥胎内ヒュッテ付近にコンビニや商店などは一切ありません(飲料の自販機は奥胎内ヒュッテにある)。食料などは事前に胎内市や新発田市、村上市の国道7号線沿いで用意しておきましょう。 下山後のお風呂。今回は駐車場のある奥胎内ヒュッテの日帰り入浴(600円)を利用しました。温泉ではありませんが、飯豊の天然水を沸かした良いお湯でしたよ。ここは食事、宿泊もできるので、下山後のご飯や飯豊連峰登山の前泊後泊にも利用価値大。 温泉ご希望の場合はロイヤル胎内パークホテルの日帰り温泉800円をご利用ください。リゾートホテルの大浴場なので広いです。こちらもおすすめ。 |
写真
感想
ヤマップの山行記録はこちら
https://yamap.com/activities/6684926
こないだ東俣コースで登った大好きな朳差岳。下山してから数日経っても、奥胎内ヒュッテから足ノ松尾根経由で山行記録が続々と上がってくるのを拝見してて、また登りたくなってしまいました(笑)ということでコース変えて2週連続で朳差岳へ登ります。まあ大好きな山なんで何度行っても苦にならない(再笑)
この日は夕方に歯医者の予約を入れてしまったので、遅くとも16時には新潟市の自宅に戻りたい。とすると途中でお風呂に入って帰るとして、奥胎内ヒュッテに下山するのは14時か。ロングコースだし、余裕があれば頼母木小屋に寄りたいし、早出に越したことはないので夜明け直後の4時30分に奥胎内ヒュッテを出発。
問題は天候。天気予報だと朝8時頃までは雨。その後次第に回復してくるそうですが、自分が山頂にいる間に晴れてくれるか。ビミョーなラインです。
さて奥胎内ヒュッテから3km先にある足ノ松尾根登山口までは舗装路とダートのロード歩き。ここは小雨の中をカッパ着て小走りで移動。あー、ゴアテックスのレインウェア欲しいなー。登山口からはまず御用平のブナ林ですが、すぐえげつない急登が始まります。まあもう歩きなれた道なので「相変わらず急だな〜」程度の感想しかありません。樹林帯の中なので小雨ならカッパ脱いでも問題なし。いや、むしろ雨で気温が低いので、体力消耗せずスイスイ登れます。ガスガスで展望は皆無でしたが(泣)
足ノ松尾根は若干のアップダウンはあるものの、大半が一本調子の急登。剱岳の早月尾根下半分と似ています。早月尾根の経験ある方はイメージして登るといいでしょう。危険箇所は標高780mの姫子ノ峰前後に細尾根の岩稜、あと主稜線の大石山直前に登山道が崩落しているところがありますが、気をつけて歩けばさほど問題ありません。
小雨の中足ノ松尾根を登りきり、主稜線の大石山へ。ここまで上がってくると強風が吹き付け、いやー寒いこと寒いこと。昨年7月に北アルプスの鷲羽岳水晶岳黒部五郎岳に登ったとき、三俣蓮華岳で雨に降られてむちゃくちゃ寒く、やっとのことで宿の双六小屋に駆け込んだことがありましたが(手が震えて双六小屋の宿帳書けなかった)、それに匹敵する寒さ。標高1600m程度で北アルプスの3000m近いところとあまり変わらないなんて、飯豊の厳しさを実感。
あまりに寒いので下山も頭にチラつきましたが、せっかくここまで登ってきたので一応朳差岳の山頂を踏んでおくことに。動いてないと寒くてかなわんので駆け足で。突如トレイルランナー化wwwいつもならつらいつらい鉾立峰の登り返しも一気にこなし、朳差岳山頂へ。到着してみたら自身最速記録の奥胎内ヒュッテ→朳差岳山頂を3時間38分でした。気温低くて登りやすかったこと、稜線では走らざるを得なかったこと、展望無くて景色眺めたりしなかったこと。いろいろ動きやすい条件が重なった感はありますねえ。体力的にはかなり余裕で登れました。次登るときには同じようにいかないかもなあ。
朳差岳山頂(1636m)も雲に覆われ展望なし。時々陽が射すこともありますが、強風で寒いのは変わらず。「ブロッケン現象起きないかな〜」と少し待ってみましたが、ダメでした。とりあえず天候の回復を待つために避難小屋で一時待機。
山頂直下の朳差岳避難小屋は狭いですが、快適そうで泊まるには充分です。いずれシュラフ持参で来たいな〜。ですがここは板の間で、風が入らなくても冷え冷えで寒さは変わらず。登山者カードを読みながら「みんな朳差岳好きなんだな〜」とほっこりしつつ自分も記入して50分ほど過ごす。ここで寒さに耐えきれず、天候回復前に下山することを決意(動いてないと寒い)。
再び朳差岳山頂を踏んで、いざ下山へ。あっ、そうそう。ちょっと前まで満開だったハクサンイチゲはかなり散っていました。今はハクサンイチゲからヒメサユリとニッコウキスゲに切り替わる過渡期のような感じで、朳差岳周辺の花は少なめな印象。ハクサンチドリ?はけっこうあったかな。
体を温めるために小走りで鉾立峰を越え、大石山の分岐へ。展望良ければ頼母木小屋に寄り道も考えましたが、時折展望開けるものの相変わらずガスガスだし強風で寒いしなので、頼母木小屋はパスして足ノ松尾根へ。水も全然使ってなかったですし。
足ノ松尾根の下りは急傾斜もそうですが、その名のとおり登山道に松やら何やらの根っこが露出している箇所が多く雨降り後は滑りやすいです。慎重にゆっくり下り、うんざりしてきたころに姫子ノ峰(780m)ここまでくればあとひと押し。最後まで抑えめに下って、御用平で傾斜が緩むとホッとします。結局登りと大差ない時間を要して足ノ松尾根を下りきりました。どんだけちんたら下ったのか、それとも速く登ったのかよくわからん。
足ノ松尾根を下っているとき、門内岳や地神山など飯豊主稜線はだいぶスッキリ晴れてきてました。ただ朳差岳方面は雲がなかなか取れません。
足ノ松尾根登山口には自転車が5台ほどデポしてありました。奥胎内ヒュッテからここまでは約3kmですから、チャリ乗りたくなる距離だよねえ。私はジョギングで奥胎内ヒュッテへ。これで今回の足ノ松尾根経由朳差岳山行は終了です。天候で消化不良だったので、また近々天気良いとき狙って行きたいなあ。頼母木小屋も行きたいし。
まだ正午を少し回ったところなので、奥胎内ヒュッテでお風呂をいただく(600円)。温泉じゃないしサウナもないし、これまでずっとスルーしてましたが、私だけの貸し切り状態で良いお風呂でした。建物の中をいろいろ見ましたが、雰囲気いいし泊まってみたい宿ですねえ。
そして帰宅した私は念入りに歯みがきして予約していた歯医者に向かったのでした。おしまい。
追伸:朳差岳にかかっていた雲は、下界から眺めてるかぎりではなかなか取れてないように見えましたが、夕方になってようやく晴れたようです。寒さに負けて早めに見切って正解だったかな?
コメント
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ひゃー凄いな〜って感服です(^^ゞ
悪天候にもめげづ 7時間程度で登ってくるとはさすがですね!
ひと汗かいて来た後のヒュッテのお風呂はなかなか良いですねw
pochi_jさん、コメントありがとうございます😊
6月だと天候崩れるとまだまだ寒いですね〜。ちょっと飯豊を甘く見てました😓動いてればいいんですが、ちょっとじっとしてると芯から冷えてしまいますわ。
奥胎内ヒュッテのお風呂は思いの外良くて、また使いたいです。
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