日本二百名山 ニペソツ山(幌加温泉コース)
- GPS
- 06:55
- 距離
- 19.8km
- 登り
- 1,686m
- 下り
- 1,678m
コースタイム
- 山行
- 6:36
- 休憩
- 0:16
- 合計
- 6:52
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年07月の天気図 |
アクセス | 駐車場あり |
コース状況/ 危険箇所等 |
崖はあるが気をつければ大丈夫 |
その他周辺情報 | 近くに幌加温泉があるようですが、コロナ禍のため念のため温泉は自重 |
写真
感想
ニペソツ山は標高2013メートルであり、2000メートル超の日本最東となります。日本百名山の著者の深田久弥は後日、ニペソツ山を百名山に入れなかったことを後悔したそうです。北海道の中では珍しく鋭角的で美しい山だともいわれているそうです。まぼろしの百名山といわれる日本二百名山に今回、登ることができました。やはり鋭角的で美しい山でした。
ニペソツ山の由来は北海道夏山ガイドによりますと、ニペソツ川の源にあるところにより、そのニペソツとはシナノキが群生するところの意味だそうです。個人的には愛着を持って二ぺンシ山と呼びたいです。二ぺンシ山の二は漢数字の二、ぺはひらながのぺ、ソの代わりン、ツの代わりにシです。
その二ぺンシ山は現在は幌加温泉コースのみであり、通行止めの十六ノ沢コースよりも長距離で大変でしたが、それを補って余りある素晴らしいものでした。ニペソツ山の美しさもさることながら、大雪山系と十勝岳山系が一望でき、北から順に旭岳、忠別岳、トムラウシ山、オプタテシケ山、美瑛岳、十勝岳、富良野岳などまで見ることができるのは特筆に値すると思います。ナキウサギの鳴き声がたくさんあり、岩場はトムラウシ山やオプタテシケ山などでみられるロックガーデンの光景もありました。さすが広義の大雪山系です。
お花の種類も多かったです。個人的にはシコタンソウとフタマタタンポポをはじめてみることができて特に嬉しかったです。クモマユキノシタも同様に嬉しかったです。他にもミヤマアズマギク、イワブクロ、ウメバチソウ、イワツメクサ、イワヒゲ、マルバシモツケ、エゾツツジ、イワギキョウ、トリカブト、ミソガワソウ、ヤマハハコ、アザミ、チシマノキンバイソウ、ヨツバシオガマ、コガネギク、ゴゼンタチバナ、リンネソウ、コマクサ、ウスユキトウヒレン、トカチフウロ、ウサギギク、ハイオトギリ、チングルマ、エゾヒメクワガタ、エゾコザクラ、ウコンウツギなどが見られて嬉しかったです。
以下は備忘録です。
まだ薄暗いときに正規の登山口の駐車場前にたどり着きました。人気の山であるとの予想に反してクルマはありませんでした。そして入口には広大な水たまりがありました。ここに侵入すると、2WDのマイカーがぬかるみにはまってスタックするかもしれない、そう思いました。後になって思えばクルマから降りて棒なり素手なりで水深とぬかるみ具合を調べれば良かったのですが、横着して思考停止で最悪ケースのスタックだけは回避することにして2kmズルの駐車スペースまでクルマで進むことにしました。ここにはすでに6台のクルマがありました。
結果的には明るい帰りに確認すると広大な水たまりはクルマがスタックするほどではありませんでした。一方で、ズル駐車スペースへの往復で最低地上高150cmのマイカーは3回の小コツンと1回の中ゴツンにあいました。幸いにも大ガツンにはなりませんでしたがズルをした気持ちが残りました。合計10名とすれ違いました。
それでも素晴らしい登山でした。今までは自宅から登山口まで7時間くらいもかかるので未踏でしたが、もっと早く行けば良かったと思いました。素敵な二ぺンシ山もといニペソツ山でした。
総時間6時間55分。距離19.77km。平均速度2.9km/h (Garmin Orgon300による計測)
総重量68kg。体重60kg。身長172cm。
水は2リットル持参して1リットル飲みました。行動食はカロリーメイト2本(200kcal)。
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