北アの女王・薬師岳からぐるっと周回 〜梅雨明けまたぐテン泊の旅〜

2020年07月30日(木) ~ 2020年08月02日(日)

• GPS: 73:17
• 距離: 59.1km
• 登り: 4,828m
• 下り: 4,818m

コースタイム

1日目

• 山行: 6:08
• 休憩: 1:26
• 合計: 7:34

7:26 十三重之塔 慰霊碑
8:06 8:07 太郎坂
8:34 8:35 青淵三角点
8:44 8:45 積雪深計測ポール
9:36 9:37 五光岩ベンチ
9:54 9:54 太郎兵衛平
10:17 10:50 太郎平小屋
11:07 11:46 薬師峠
12:08 12:09 薬師平
12:38 12:39 薬師岳山荘
13:01 13:02 薬師岳避難小屋跡
13:16 13:20 薬師岳
13:32 13:33 薬師岳避難小屋跡
13:59 14:00 薬師岳山荘
14:22 14:23 薬師平
15:00 薬師峠

2日目

• 山行: 10:09
• 休憩: 1:23
• 合計: 11:32

5:43 薬師峠
6:04 6:05 太郎平小屋
6:13 6:13 太郎山
7:25 7:25 神岡新道分岐
7:31 7:33 北ノ俣岳
7:59 7:59 赤木岳
8:36 8:36 中俣乗越
9:58 9:59 黒部五郎の肩
10:07 10:14 黒部五郎岳
10:21 10:26 黒部五郎の肩
11:53 12:24 黒部五郎小舎
13:43 13:44 三俣蓮華岳巻道分岐
14:51 15:25 三俣山荘
16:23 16:24 鷲羽岳
17:15 三俣山荘

3日目

• 山行: 10:29
• 休憩: 1:08
• 合計: 11:37

5:23 宿泊地
5:52 5:52 黒部川水源地標
7:03 7:04 岩苔乗越
7:12 7:13 ワリモ北分岐
7:41 7:41 水晶小屋
8:09 8:11 水晶岳
8:34 8:37 水晶小屋
9:03 9:03 ワリモ北分岐
9:10 9:18 岩苔乗越
9:58 9:59 祖父岳
10:23 10:24 祖父岳分岐
11:07 11:07 雲ノ平山荘
11:20 11:20 奥日本庭園
11:41 11:42 アラスカ庭園
13:33 14:09 薬師沢小屋
14:17 14:18 カベッケが原
15:08 15:08 第三徒渉点
15:33 15:33 第二徒渉点
15:39 15:45 第一徒渉点
16:30 16:37 太郎平小屋
17:00 薬師峠

4日目

• 山行: 3:05
• 休憩: 0:04
• 合計: 3:09

5:31 薬師峠
5:49 5:49 太郎平小屋
6:10 6:11 太郎兵衛平
6:26 6:26 五光岩ベンチ
7:16 7:16 積雪深計測ポール
7:25 7:27 青淵三角点
7:55 7:55 太郎坂
8:37 8:38 十三重之塔 慰霊碑
8:40 ゴール地点

天候

1日目：曇り時々雨
2日目：曇りのち晴れ
3日目：晴れ
4日目：晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

往路：まいにちアルペン号にて竹橋22:30発→折立登山口7:00着
復路：折立9:00発の富山地鉄バス→有峰口9:50着
　　　富山地鉄10:05→富山駅10:56
　　　新幹線かがやき富山駅11:05→大宮駅12:54着

コース状況／危険箇所等

百名山をつなぐ人気のルートだけに良く整備されています。

全体的に木道・浮石が多いのでスリップ注意。
雲ノ平（アラスカ庭園）〜薬師沢小屋は、滑りやすい転石の急坂で、登りも下りもスリップ・転倒に注意。
水晶岳の山頂直下は岩場のため、雨天時、強風時は慎重に。

晴れていれば、表銀座・裏銀座が一望でき、大絶景間違いなし！
地味ですが、祖父岳山頂からの360°大展望はお勧め。
お花畑もそこここにあり、癒される。

各小屋も含め水場は豊富で、2L分の容器で飲み水・炊飯使用に十分でした（個人差あるので要確認）。

小屋泊は予約必要のところ多し。テン泊は週末やお盆時期に予約制としているところがあるので事前確認必要。

その他周辺情報

富山駅経由で帰るなら、地鉄の稲荷町駅近くの「いなり鉱泉」。
わたしは時間の関係で立寄りませんでしたが、多くの登山者が降りていきました。

写真

7/30 7:38

前夜発の毎日あるぺん号で折立登山口に到着。
道中小雨が降るあいにくの天候でしたが、登山開始ころには曇り空に。
4日間の山旅へ出発します。

7/30 8:05

太郎平までの前半は樹林帯の一般的な山道。
雨後でも泥濘箇所やスリップは少なく歩きやすい。

7/30 10:11

後半は浮石多く歩きにくいが、ガスが切れて足取りは軽快

7/30 10:33

と思っていたら、太郎平小屋到着直後に大雨。
30分の雨宿りの後、小雨の中をテン場に向かう

7/30 12:05

テン場も小雨状態でしたが、テントを張って出発するときにはまた曇り空に

7/30 12:11

イワイワゴロゴロや

7/30 12:30

お花畑を経て、薬師岳に向かう

7/30 12:40

わずかに稜線が見えたところもありましたが、終始ガス・小雨で展望なし。
平日の雨降りで、登山者もまばら。

7/30 12:51

薬師岳山荘通過

7/30 13:29

道中長かったのですが、黙々と登ってあっと言う間？に山頂到着(+o+)
雨風に打たれて寒いので、早々に下山

7/30 14:59

テン場に戻ると雨は止んで一安心。
15:00時点で20張程度

7/30 15:04

水場は水量豊富、トイレも近くてきれい

7/30 16:11

ガスが切れた先に望めたのは、雲ノ平の先の水晶岳方面

7/31 6:15

2日目の山行開始。
昨夜は大雨と強風の荒天も、ぐっすり眠れたので今日もがんばれそう。
相変わらず天気悪いけど、、

7/31 6:22

右に進路をとって黒部五郎経由で三俣まで

7/31 6:37

天気が良ければ確実に絶景？かも

7/31 7:30

お花は嬉しそうに咲き誇ります

7/31 7:48

北ノ俣岳通過

7/31 9:38

黒部五郎に向かう上り坂。
強風が吹いたと思ったら、

7/31 9:43

にわかにガスが切れ、

7/31 9:49

振り返ると、歩いてきた稜線が一望に。
わずかですが、ご褒美をいただきました<(_ _)>

7/31 10:20

黒部五郎まであと少し

7/31 10:23

山頂到着！
再びガスって眺望なし

7/31 10:49

カールルートを下って三俣方面へ

7/31 12:04

やっとのことで黒部五郎小舎到着。
山バッチ購入、トイレ100円、水無料、準備万端で先へ進む

7/31 13:10

しかし足は一向に進まず、黒部五郎とカールを何度も振り返る

7/31 13:19

30分かけてやっと三俣蓮華岳への稜線が見えてきました

7/31 13:48

さらに登ること30分、ワリモ岳と鷲羽岳が前方に。
気が付いたらかなり天候回復してました(^^)

7/31 13:49

余力は全くないので、三俣蓮華は迷わず巻きます

7/31 14:34

そこを越えると大絶景！
雪渓の向こうに鷲羽岳の美しい山容！！

7/31 15:43

三俣山荘からの稜線もイイ感じ。
テントを張って、もうひと頑張り。

7/31 16:37

槍ヶ岳は望めませんでしたが、鷲羽池の眺めで一服

7/31 16:39

鷲羽岳山頂到着！

7/31 17:23

ワリモ岳への稜線。
明日はこちらを回避して黒部源流ルートで水晶岳目指します

8/1 5:39

テン場は中央に沢が流れ、落ち着いてイイ感じ。
テン場の水場は涸れ気味のため、水とトイレは山荘利用。

8/1 5:51

三日目のスタート。
天気はすっかり回復しましたが、足取りは重くなるばかり、、

8/1 6:05

黒部川水源地標通過

8/1 6:10

水源地だけあって？沢も山道も豊富な水量が流れます。
岩苔乗越下に水場（沢）あり

8/1 7:23

岩苔乗越から祖父岳方面

8/1 7:40

ザックをデポして水晶岳へ

8/1 7:42

稜線からは表銀座の槍ヶ岳

8/1 7:45

大天井岳、常念岳

8/1 7:49

登りはじめはたおやかな稜線です

8/1 7:56

水晶小屋通過

8/1 8:04

山頂に近づくにつれ、険しい岩場が増えてくる二面性のある楽しいお山

8/1 8:23

水晶岳到着！
疲れ切ったひげ面オヤジ。
どこの山かもわかりません、、

8/1 8:23

山頂からは一昨日登った北アルプスの女王、薬師岳

8/1 8:24

読売新道の赤牛岳方面

8/1 8:24

雲ノ平の先に黒部五郎岳

8/1 8:25

そして、登ってきた稜線を振り返る

8/1 8:48

週末の対応に向け、荷揚げのヘリがフル稼働

8/1 9:54

水晶岳下山後は、取って返して祖父岳へ

8/1 10:00

足の重い私にはつらいハシゴや岩場が続く

8/1 10:14

祖父岳に到着！
バックは先ほど登った水晶岳

8/1 10:05

東側にはワリモ岳と鷲羽岳

8/1 10:19

西側には雲ノ平と薬師岳。
祖父岳は地味ですが、360°の展望はこの4日間が凝縮されていました(^^)

8/1 10:55

雲ノ平を薬師沢目指して縦走中

8/1 11:11

池塘もきれいな最後の秘境

8/1 11:12

ここで、やっとライチョウさんに出会えました。
ありがとう！

8/1 11:14

こんな小さなヒナも初めてです（スズメかと思った、、）

8/1 11:37

松林風の奥日本庭園

8/1 11:57

ツンドラ風のアラスカ庭園

8/1 12:48

のんきに木道歩きを楽しんでいたら、ここからが核心部でした。
薬師沢小屋までの転石激下り、とにかく滑る滑る

8/1 13:44

薬師沢小屋に到着。
清流のたもとにたたずむオアシス

8/1 15:19

薬師沢小屋から太郎平まで、気持ちの良い木道歩きと

8/1 15:24

徒渉（小屋営業期間は仮橋あり）の連続

8/1 16:44

爽やかな山道ですが、重い足取りのわたしには辛い道のり。
やっと太郎平小屋に到着

8/2 5:48

快晴の土曜日、テン場は大盛況。
これでも例年よりはかなり少ないと思いますので、ゆっくり休みましょう

8/2 6:04

楽しくも厳しい山旅終了です
最終日も爽やかに晴れ渡りました

8/2 8:54

折立登山口に無事到着！
3泊4日の充実した夏休みでした。
出会った皆様、ありがとうございました<(_ _)>

撮影機器：

サイバーショット DSC-WX500 SONY

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 着替え 靴 予備靴ひも サンダル ザック ザックカバー 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 コンロ コッヘル ライター 地図（地形図） コンパス 笛 ヘッドランプ 予備電池 GPS 保険証 携帯 時計 サングラス タオル カメラ テント テントマット シェラフ ツエルト

感想

garikun

今回は、北アルプスの裏ルート。
折立登山口から太郎平を経て、薬師岳、黒部五郎岳、鷲羽岳、水晶岳、雲ノ平をめぐる山旅。
コロナとは関係ありませんが、テン泊で歩いてみたいと思い立ち、3泊4日の反時計回りで計画いたしました。
後半は天候に恵まれ、眺望も申し分ありませんでしたが、17〜8�圓硫戮鯒愽蕕辰栃發�のは少々厳しい行程だったと反省しております。
それでも何とか計画通りに遂行でき、大満足の夏休みとなりました！

また、今回の山旅で出会った方々、大変お世話になりました。
薬師岳山頂とテン場でお話しさせていただいたお二人、男性の方が体調不良で下山されましたが、その後回復されましたでしょうか。
水晶岳でスライドした際、ストックの落とし物を託されたフジタ様、見つけることができず申し訳ございませんでした。
そして、毎日あるぺん号で折立までご一緒させていただいた学生さん、太郎平小屋で一か月のアルバイトとのこと、貴重な時間をお過ごしくださいませ。
皆様、一期一会の楽しい時間を共有させていただき、ありがとうございました<(_ _)>

そして、今回も無事に下山できたことに感謝いたします。