息子と行く、丹沢山(小屋泊まり)【過去の記録をUP】
- GPS
- 32:00
- 距離
- 22.0km
- 登り
- 1,617m
- 下り
- 1,617m
コースタイム
8:24大倉-10:18駒止茶屋-11:47花立山荘-12:21塔の岳-13:41竜ヶ馬場-14:03丹沢山
【2日目】
6:05丹沢山-7:00?塔の岳-8:17鍋割山-12:00?大倉
過去天気図(気象庁) | 2011年04月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
写真
感想
今回の5月連休は、5/2の中日が息子の登校日であり、地震の影響で東北道もどうなるか解らないため、帰省は見送ることになっていた。個人的には以前から狙っていた「大倉→山中湖」をやりたいと思っていたが、かなりのザック重量で犬越路まで到達しなければならないこと、その体で用木沢まで水汲みに行かなければならないこと、初めての避難小屋泊まりで2泊することなど、個人的にこなせるか自信が無く、躊躇していた。そうしているうちに5月連休目前となり、もう行くことはやめた。そこで息子に泊まりで山に行くかと訪ねると即答で「行く」とのことなのでどこかに行くこととした。
当初、行き先は八ヶ岳の行者小屋でのキャンプを考えていたが、積雪がかなりあるとのことなので、息子では危険なので不可。身近なところで丹沢とした。丹沢となると宿泊場所は「尊仏山荘」「みやま山荘」「蛭が岳山荘」のどれかとなるが、息子の足で蛭が岳まで行くのはちょっと厳しいので、表尾根からの塔の岳か、宮が瀬からか、大倉からの丹沢山とのどれかにするか。表尾根は景観も良く、楽しいが鎖場がちょっと不安。宮が瀬からの丹沢三峰はアップダウンが激しく、CTも長いので今回はパス。無難な大倉尾根から丹沢山とした。TCも6時間程で前回の鍋割山ピストンと対して変わらないので問題ないだろう。早速みやま山荘に電話をして予約をした。混雑が心配であったが、ピークは5/3〜5であり、4/30はそんなに混んではいないとのことであった。車で行くか、電車で行くかと訪ねると「電車がいい」とのことなので、電車で行くこととした。自分だけなら、自転車で大船へ行き、始発の5:10で向かうことになるが、今回は泊まりで日も長いので大倉に8時か、9時に着けば全く問題ない。始発のバスで6:30の電車に乗れば8時過ぎに大倉に着く。前日の4/29は有給なので、買い物をして準備をした。装備は以下の通り。
1)いつもの装備+息子の薬(下痢止め、頭痛薬)+三脚
2)防寒着(フリース自分+息子)
3)着替え(自分Tシャツ、自分代え靴下、自分ジャージ下、息子パンツ、息子長袖、代え靴下、スエット下)
4)水(水2L、アクエリアス500ml×2、水筒)
5)食料(ラーメン×2、ハム、炒め油)
6)行動食(ピーナッツチョコ、ゼリー×3、ポテトチップ小、袋あられ×4、ハイチュー)
7)嗜好品(ビール、ウイスキー、インスタントコーヒー×2、ココア×2)
朝5時に起床し、いつもの様に気象庁HPから海面気圧に入手、気圧計にセットし、5:40に出発した。始発のバスで大船に出て、駅前のファミリーマートで朝食を買った。6:30の東海道線で小田原に出て、7:25の小田急で7:42に渋沢に出た。バスは既に到着しており、乗り込むと席が空いていたので座ることができた。しばらくすると下り電車が到着したのか、多くの登山者が乗り込んできて、すぐに一杯となり、乗れない登山客もいた。相変わらず人は多い。予定通り8時過ぎに大倉に着いた。準備を整え、計画書を提出して8:24に出発した。
歩き始めてしばらくすると文句たらたらとなる。なんとか何とか雑事場に到着し、最初の休憩をとる。飲み物を飲んで出発する。
駒止茶屋で2回目の休憩。ピーナッツチョコを食べてご機嫌となる。相変わらず文句は多いが、だいぶ慣れてきた様でペースも順調。
堀山の家で3回目の休憩。地形図とコンパスを使い、方向の見方を教える。あまり興味がない様だ。そりゃそうだ。
難関の花立直下の階段を過ぎ、花立山荘で4回目の休憩を取る。階段はテンポ良く上がっていき、自分の方が若干遅れ気味だった。花立の階段では途中で後ろを振り返りながら景色を堪能している様子であった。
4回の休憩(もしかしたら5回)の休憩を取りながらも約4時間で塔の岳山頂へ到着。恐らく実働は3時間を切っており、ペース自体はかなり早い。息子はかなりの体力はあるが、集中力が続かないため、こまめな休憩を取れば、全く問題無く歩くことができる。何か楽しいことなどあれば、集中力も持続し、塔の岳山頂まで2時間台で歩くことも可能である。いかに持続させるかがポイントとなる。
山頂では風が非常に強いため、火気の使用が困難であったが、何とかラーメンを作り食べた。また、非常に寒いため、雨具に上を着させた。1時間位ゆっくりしたかったが、寒いため、早々と出発する。
竜ヶ馬場に到着。塔の岳を出て1回目の休憩。ここまでアップダウンも少なく、景色も良いので順調。
5.5時間でみやま山荘に到着。全くの余裕であった。受付では布団2枚に3人だそうだ。子供連れなので、端を選定してくれた。隣の人は同年代の単独者で、天神橋に住んでいる人であった。最近登山を始めたそうで、色々と訪ねられた。もっと写真を撮りたかったが、電池残量が少なく、かなりセーブした。
時間もたっぷりあることから、ベンチでお湯を沸かし、翔真にはココアを飲ませ、自分はお湯割を飲んでゆっくりした。翔真はかなり暇そうであったが、雲を流れるのを見ながらご機嫌であった。夕食は5時からとなっており、1番目であった。ごはん、みそ汁、ハム、わかめの酢の物などであり、かなり豪華であった。布団もふかふかで、噂は本当であった。
夕食を食べた後やることも無いので早く寝た。息子はよく寝てる様であったが、慣れない場所なので3度寝したそうだ。自分はほとんど寝ることができなかったが、そんなに苦痛ではなかった。まだ5月なのでかなり冷えると思われたが、そんなことはなく、暑い位であった。小屋の暖房が良く利いている様であった。そんなことを思いながらウトウトとした。
朝4時位になると周りがざわざわしてくるので勝手に目が覚めた。息子はまだ寝ている様なのでほっといていたが、しばらくすると起きた。日の出を見に行こうと誘ったが興味が無いそうだ。朝ご飯も5時からで、きのこの炊き込みご飯とみそ汁、佃煮であった。息子の嫌いなきのこであったが、大きいきのこは自分が食べたので、残りは息子が食べた。
準備を整えて6時過ぎに出発した。風が強く、寒いので長袖Tシャツ、フリース、カッバを着させた。みやま山荘を出発する際、ゆきえさん(小屋番見習い)がカルピスウォータをくれた。そういえば、ゆきえさんは手に三角巾をしており、どうしたのかと訪ねると骨折したそうだ。みやま山荘HPでアクシデントがあったと書かれていたが、アクシデントとはこのことだったと推測された。
塔の岳に向かう途中、風が非常に強く、飛ばされるのではないかと思う位であった。途中の崩壊場所の梯子ではチョットやばいと思ったので、四つん這いで梯子を降りる様にさせた。周りの人も息子を支えてくれた。塔の岳には7時に着いたが、相変わらず風が強く、休憩どころでは無いのでそのまま通過することにした。塔の岳の南斜面も強風で、前を行くおばさんはよろよろと歩いていた。よっぽど翔真の方が体勢を低くし、安定した歩きであった。
みやま山荘を出て2時間で鍋割山荘に着いた。風が弱ければゆっくりと火を炊こうと思ったが、相変わらず風が強いので、小屋内で休ませてもらった。自分はコーヒーを注文し、息子にはゼリーとお菓子を食べさせた。
鍋割山荘を出てしばらくすると雨が降ってきた。途中、本格的に降り始めたので、ザックカバーを着けた。息子用のザックカバーはザック自体が15Lと小さいので10〜20L用のカバーを購入した。事前装着ではカバー大きいと感じていたが、やはり大きかった。相当締め上げないと飛ばされる危険があった。もっと小さいカバーはないものか?
鍋割山取り付きの沢で川遊びをし、西沢林道を歩き、大倉に出た。相変わらず西山林道は長く、みっちり1時間歩かされた。息子も途中から無口となり、かなり疲れているなと思った。話しかけると機嫌が悪くなるのでほっといておいた。
大倉には12時に到着した。残金が3千円しかないので、渋沢でお金を下ろすためキャッシュカードを探したが無かった。帰れなくなるかもしれないのでドングリ山荘では、息子がざるそば、自分はビールしか飲まなかった。行きと同じ様に電車を乗り継ぎ、2時過ぎに家に着いた。
【所感】
息子は、かなり歩いてきたのでペース配分を良くなってきた。但し、30〜40分程度に1回は休まないと集中力が持たない。何かおもしろいことがないと歩き続けることができない。帰ってからニンテンドーDSの説明書を見るとDSには万歩計の機能が付いており、100歩歩くと1コインもらえるそうで、この機能を使えばかなり歩けるのでは無いかと思った。山にDSを持っていくのもどうかと思うが・・・。今のところTC6時間程度なら休憩数回とれば全く問題無く歩ける。体力的にはもっと行けるが、やはり集中力が持たない。集中力さえあればTC8時間も行けるだろう。
小屋泊まりは、赤の他人と一緒に寝るのをいやがると思ったが、案外そうでも無かった。今回の山で一番楽しかったのは何と山小屋泊まりだそうだ。今度はテント泊まりをやりたいと思っている。ただ、自分のテント技術がないので、相当先となるだろう。
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