【百高山】笹山〜西農鳥岳
- GPS
- 21:35
- 距離
- 30.7km
- 登り
- 3,173m
- 下り
- 3,179m
コースタイム
- 山行
- 8:58
- 休憩
- 0:09
- 合計
- 9:07
- 山行
- 9:06
- 休憩
- 1:46
- 合計
- 10:52
- 山行
- 2:39
- 休憩
- 0:02
- 合計
- 2:41
天候 | 1日目 晴(山上はガス) 2日目 未明から7時頃まで晴れるも後ガス 風10m前後 3日目 晴(山上はガス) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
◆大門沢小屋は営業はしてませんが、避難小屋として使用する事が可能です(寝具の持参が必要) ◆奈良田〜笹山 標高差1900mの笹山ダイレクト尾根は斜度の緩急はありますが、比較的的歩き易い土道でした。水場は水場入口より往復15〜20分程度。笹山が近くなると登山道を挟むかのように木々の間隔が狭くなります。 ◆笹山〜大門沢下降点 笹山南峰と北峰間が樹林の中の歩きがありますが、他はガレ場中心の見晴らしの良いルートとなります。白河内岳周辺は視界不良時は道迷いに注意。高山植物は少ないです。 ◆大門沢下降点〜西農鳥岳 白根三山縦走ルートとして歩かれているので表示等も明確になってきます。高山植物も種類が増え楽しみも増えます。農鳥岳から西農鳥岳間は南西側(静岡県側)を巻くことになり、南側からの風をまともに受ける事になります。2箇所ほど北斜面が覗ける場所があり、風に煽られて滑落しようならかなりの重傷か死に至る場合もあるので強風時は注意が必要です。 ◆大門沢下降点〜ゲート 標高1900m付近までは永遠と急斜面が続きます。上半分は露出した石が多く疲れが出始めた足には下山とはいえ辛さを感じました。下半分は傾斜はきついも土の面積が増えて歩きやすいと思います。 大門沢の渡渉は橋も含んで10カ所ほどあったと思いますが、当日は水量も落ち着いていた感じなので、警戒したのは大門沢小屋直下の右岸から左岸への橋渡りで、傾いた本来の橋とデットスペースに臨時に掛けられた一本木に足を乗せ手すり替わりのロープに捕まりながらの歩行となりました。 増水時は状況が一変するので降雨直後の入山は控えた方がいいかと思います。 |
その他周辺情報 | 温泉は奈良田温泉「女帝の湯」に寄りました (昼食) 身延町下山「食事処 花梨」 |
写真
感想
先ずは訳あって登山日から日にちを置いてのレコアップとなってしまいました。
今年でなんとか百高山を90座台に乗せるためにも一気に効率よく数を稼ぎたいということで、笹山、大籠、広河内、農鳥岳の4座を取るべく、平日を利用し奈良田まで出向きました。ここの周回ルートは大門沢IN笹山ダイレクトOUTが一般的なようですが、大門沢の状況があまり良くない風に捉えていたので最初は笹山ダイレクトからのピストンで考えていましたが、直前に大門沢が行けそうだったので大門沢へ下山することに決めました。
今季初めてのテント泊ということもあって、ろくに歩荷トレもしてないしおかげで初日の笹山ダイレクトの登りはまさに地獄のような時間でした。特に水場を越えてからが水補充で荷重が増え50mや100mの標高を上げるのがしんどくて、それでも小刻みにまず100m頑張って登ろうを繰り返しなんとか17時過ぎに幕営地の笹山にたどり着くことが出来ました。到着時は眺望はありませんでしたが日没に近くなると周囲のガスも取れ南アルプスの景色や富士山を見ることが出来ました。
明日の快適な稜線歩きに期待を膨らませつつ20時頃には就寝しましたが23時頃には風の音で目が覚めます。その後も風の音でしばしば起こされて4時くらいには出発の準備をするべく食事をしたり荷物をまとめ始めました。その最中にテントが揺れ始め焦りの中テントを撤収するために外に出たら、石に括り付けていたロープが全てほどけていました(-_-;)
そんなこともありましたが視界は良く周囲の山が見渡せました。2日目は大門沢小屋までの行程です。5時半にスタートしまずは笹山北峰へ。ここはまだ天気も良かったので大展望でした。その後北上するにしたがい周囲の山もガスに隠れ常に風を受けながら大籠、広河内と百高山をゲットしてゆきます。大門沢下降点に着き、近くの窪地に腰を下ろし温かいコーヒーを飲んで小休止。ここからは西農鳥岳まで空荷でピストン。ここからはいわゆる「白根三山」エリアに入る訳だがどうもこのエリアでは白い世界しか見たことがない。最初の北岳、二度目の北岳と間ノ岳も全てガスの中で、どうもこのエリアから嫌われているようだ。
さすがに下降点から北側は大門沢から入山した登山者とすれ違うようになってきた。
下降点からからは急下降が続き途中で2名ほどテントを張ってた方がいた。ヘトヘトになりながらも大門沢小屋に到着。小屋が開放されてたのは驚いたが、迷わずテントを設営した。小屋泊は4〜5人位だったか、テントは自分とソロ男性の二張りでした。
そして最終日は土曜日ということもあって10数名ほど登って来られる方とすれ違った。大門沢の渡渉はそれほど難易度も高くなくスムーズに通過でき、取り越し苦労でした。
ともあれハードな山行でしたが無事に終える事が出来ました。
そして中一週間置いて鋸岳へと向かうのでした。
コメント
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syousan、こんにちは。
百高山、がんばっていらっしゃいますね。私はとりあえず百名山をせっせと登っていますが、ヤマレコのフォロワーの皆さんの百高山レコが頻繁に上がるので、百高山も非常に気になっています。また、この笹山とか鋸岳は、山梨百名山でもあり、山梨百名山も地味に気にして登っているので、いろんな方のレコに惑わされています笑。
大門沢の渡渉は本ルートの最後の最後で、こういうレコを見ると、私が北海道で最後の最後に沢を横断できなったことを思い出し、最後に渡渉コースを持ってくることに今もすごく不安を感じますよね。
これからも百高山レコ、楽しみにしています。頑張ってください!
Murphyさんこんばんは。
百名にしても百高にしてもお互いリスト系の山は気になる性分のようですね😁
山に行くにも日程などの縛りもあり、アルプスの百名山は登ったけど百高山は気にしなくて取りこぼしてまた同じ山域に行き直したりで効率悪い所が多々ありました。
また長野の女性のhさんの動向が気になり、けっこうプレッシャーを感じてたりしてます(笑)
北海道の一件は胸を撫で下ろしてますが、自分も気を引き締めないといけないなと感じました。お互い目標に向かって頑張りましょう‼️
syousanさん、お待ちしてましたよー笑
大変参考になりました♬
大門沢は白峰三山日帰りの時に下山で使いましたが、その時のイメージしか無くて登るのも恐怖、2度目の下りも絶対にヤダ😂って思ってきましたが、そろそろ通過する覚悟を決めないとですね。。。通らないと終わらない😅ピストンもありだけど、せっかくなら赤線も伸ばしたいので私もsyousanさんと同じく大門沢を活用すると思います。お互いに残り少ない百高山を満喫しましょうね〜✨お疲れ様でした!
PS.タッチの差で上のコメント見ましたよ〜(^^) 私も来年が完登になると思いまーす 笑
こんばんはー
haruboさんならきっと日帰りで回られるでしょうね❗
台風も発生してますし、沢が荒れる前に済ませておきたいところですね。
頑張ってください👊
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