霧と暴風の八ヶ岳(阿弥陀岳-赤岳)
- GPS
- 10:26
- 距離
- 15.4km
- 登り
- 1,558m
- 下り
- 1,555m
コースタイム
- 山行
- 7:42
- 休憩
- 2:44
- 合計
- 10:26
天候 | 曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
仕事の当番が当たる恐れがあったのですが、幸い電話番にならずに済んだため、masseさんたちの遠征プランに混ぜて貰いました。あいにく天気予報が不良だったため、行き先は紆余曲折の末に八ヶ岳に。硫黄岳も含めて周回したいなあと思ったものの、日帰りが前提なので欲張らないで小周回することに。
京都を夜に出発し、まだ薄暗いうちに美濃戸口に到着しました。ここに来るのは初めてだったのですが、なんとも立派な路面状況に驚きながら赤岳山荘付近の駐車場に至ります。朝5時の段階で、前日からの車も含め駐車場はかなり占有されており、さすがに人気が窺われます。自動車も他府県ナンバーが多数。
南沢を通って登り始め。沢沿い、樹林帯、涸れ沢などを緩やかに登っていき、2時間余りかかって行者小屋に到着。踏み跡は複数分かれているところもありましたが、結局どの踏み跡を辿っても最終的には合流することが多いんだろうなと感じました。今年は新型コロナウイルスの影響で営業休止中ですが、たくさんのキャンプ客がテントを張っていました。ここから阿弥陀岳を目指して進路を南へ。高度を上げていきますが、ガスが濃くて、眺望は不良です。仕方がないので、稜線に出るよりしばらく前からお花の撮影会を行うようになりました。今日は本当にたくさんの花を見ることができて目を楽しませることができました。
稜線に出てから、もうちょっと歩けば阿弥陀岳、と思ったのですが、標高グラフで見えるよりもきつかったです。ガレ場の登り、鎖場、薄い空気などかなり苦しめられました。次週の高地順応トレだと思って臨みました。ようやく阿弥陀岳登頂するも、やはりガスが厚くて何も見えません(赤岳や中岳すら見えません)。さらに、風も強くなってきていました。
中岳を経て赤岳頂上に至る道は、三点保持で岩を登るような箇所もあり、しんどいけれども楽しい道でした。ただ、風はさらに強さを増し、ウィンドブレーカーのフードをかぶると、耳元ではためいて声が聞こえないくらい。特に頂上を経て赤岳頂上山荘、天望荘への道は吹き飛ばされるんじゃないかと懸念してしまうくらいの勢いで、ほんの短い距離を歩くのも注意が要りました。
天望荘を過ぎたあたりでようやく雲が少し晴れます。しかし風は相変わらず強いので、稜線は早めに離れようと思い、行者小屋への道を降りていくと、やや風がおさまってきたあたりで、左後方の稜線にかかっていた雲が一気に流れていき、今日歩いてきた道を眺めることができました。結局山頂からの眺望は得られませんでしたが、下からの山姿は充分に楽しむことができました。今日は歩けませんでしたが、硫黄岳から赤岳までの稜線も含め、コンディションのよい日に改めて周回(いわゆる、「ア・バオア・クー」周回)をしてみたいと感じました。下山は北沢を通りましたが、こちらは南沢とは違って踏み跡で紛れる箇所も少なく(一箇所、間違えて林道を通ってしまいましたが)。
下山後は、温泉に浸かり、蕎麦屋さんで夕食を食べ、京都へ帰還。行動中の水分は750mL程度でした。往復、長距離をずっとひとりで運転して下さったmasseさんには本当にお世話になりましたし、帰りの車内では私の覚醒中枢が音を上げてしまってご迷惑をおかけしました。参加できるのかどうかわからない私を、大きな気持ちで待っていてくださったゆきさん、初めての道だと先を急ぎがちな私ににこにことついてきてくださったreiさん(ポールのチップは残念でした)も、有難うございました。
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