唐松岳〜花の回廊を巡り、雲の上へ〜

2020年08月10日(月) [日帰り]

• GPS: 07:12
• 距離: 11.6km
• 登り: 1,006m
• 下り: 984m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:54
• 休憩: 2:19
• 合計: 7:13

距離 11.6km 登り 1,006m 下り 1,001m

8:01 八方池山荘
8:29 8:34 石神井ケルン
8:44 第2ケルン
8:52 八方ケルン
9:01 9:03 第三ケルン
9:14 9:36 八方池
10:31 10:46 扇雪渓
10:58 11:04 丸山
11:50 11:57 唐松岳頂上山荘
12:17 12:43 唐松岳
12:55 13:42 唐松岳頂上山荘
14:10 14:13 丸山
14:19 14:21 扇雪渓
14:44 八方池
14:49 八方ケルン
14:53 14:57 第2ケルン
15:14 八方池山荘

天候

長野県側／⛅　富山県側／🌞

アクセス

利用交通機関：

自家用車 ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

🚗駐車場🚙
・八方BT向かいの八方第2駐車場利用。6時過ぎに着きましたが、ほぼ埋まっていました（逆に、ここが数台分も空いているとは思っていませんでした。すぐに満車になりましたが）。
🚠ゴンドラ＆リフト🚡
・ゴンドラはチケット購入で長蛇の列。30分くらい並びました。JAF割引（往復のみ）あり。
・コロナ対策のため、マスク着用必須。入口テントで手の消毒＆住所氏名等記入。

コース状況／危険箇所等

・危険箇所は特にありませんが、八方池山荘〜八方池間は蛇紋岩の上を歩くことが多く、少し滑りやすいと思います。
・八方池の展望テラス、それ以降の登山道の狭い所ではかなり密な状態になります。マスクをして登っている人もいましたが、逆に熱中症の方が怖い気が・・・。
・ネックゲイター（夏用？）を臨機応変に着脱することで飛沫防止くらいはできるのかなと思いました。
・唐松岳頂上山荘に入館する際は手の消毒、検温、マスク着用が必須です。
・山荘の外のトイレはありません。館内のトイレ利用となります。300円。
・食堂は営業していません（その上、宿泊者以外入室禁止）。なので昼食持参していない人は、売店のカップ麺を購入して外で食べるしかありません。

その他周辺情報

♨温泉♨
・八方に温泉はいくつかありますが、営業していない温泉もありますので各自で確認してください。
http://hakuba-happo-onsen.jp/
・アクセスの良い温泉はかなり混雑しているものと思われます。私達も2か所回ってみましたが、駐車場がほぼ満車で露天風呂の方からもワイワイガヤガヤという雰囲気が伝わってきたので今回はパスしました。
・でも、温泉に入らないと気持ちが悪いので、帰宅途中にある「道の駅小谷」の温泉「深山の湯」（660円）で入浴しました。併設の食堂で食事すると、入浴料が330円になります。
http://www.otarimura.co.jp/original3.html

写真

8/10 6:35

6時過ぎに八方第2駐車場到着。数台分空いていたが、あっと言う間に埋まってしまった

8/10 6:41

駐車場からはジャンプ台が見えた。関係ないけど（笑）

8/10 7:00

7時。歩いている時は登山者をほぼ見かけなかったが、着いてみたらこの行列。まずは青テントへ。マスク着用必須

8/10 7:01

ここで、コロナ対策の「乗車申込書　兼　同意書」を記入

8/10 7:12

屋外とは言え、並んでいる各パーティーみんなが押し掛けるので、チケット窓口はやや過密状態。代表者のみ窓口に行くとかにしないと、ちとキツい

8/10 7:42

やっとで人混みから解放・・・。足元には高山のお花。そして山の匂いを運ぶ風

8/10 7:48

黒菱平にはシモツケソウの群落。一面桃色になっていた

8/10 7:54

残念ながら山頂部は雲の中

8/10 7:58

とーちゃく

8/10 7:57

八方池山荘からは雲海が見渡せた。登山開始！

8/10 8:04

タカネマツムシソウ

8/10 8:04

こっちはまだ開花したばかり。同じ花でもちょっとしたタイミングで表情が変わりますね

8/10 8:08

ハクサンシャジン

8/10 8:11

オヤマソバ

ハッポウタカネセンブリ

8/10 8:12

どんどんガスが這い上って来る〜😅

8/10 8:14

コバノコゴメグサ

8/10 8:15

まだこれだけしか登っていないのに、お花で足止めを食いまくり（笑）

8/10 8:17

妙高火打〜高妻乙妻〜戸隠

8/10 8:19

カライトソウはとにかくたくさん咲いていた

8/10 8:21

タカネミミナグサ

8/10 8:23

続々と登山者が登って来ます。コロナ前と変わらないんじゃ・・・

8/10 8:28

八方山ケルン

8/10 8:29

ケルンからは大展望

8/10 8:32

ハクサンシャジンはたくさん咲いていました

8/10 8:40

不気味にチラ見えする不帰ノ嶮

8/10 8:40

そして登山者の行列・・・

8/10 8:44

息（ヤスム）ケルン。左の先には八方ケルンが見える

8/10 8:45

息ケルンの別名は第2ケルン

8/10 8:53

八方ケルン。

8/10 9:05

そして、お目当ての一つの八方池。奥の展望デッキがかなりの密状態・・・。

8/10 9:06

この辺り、ヤマホタルブクロ（紫・白）、タカネマツムシソウがたっくさん

8/10 9:08

白いヤマホタルブクロ

8/10 9:10

クガイソウ。群落になるととても美しい・・・

8/10 9:11

紫の花がするする空中を漂うようで神秘的

8/10 9:12

展望ポイントの対岸にひっそりと飯森神社奥社

8/10 9:17

ニッコウキスゲ

8/10 9:28

ちょっと波立ってるけど、近景は綺麗

8/10 9:29

遠景は・・・。山頂だけが見えない山あるある

8/18 8:56

もしも晴れてたら！（2年前に撮った写真です😅）

ミヤマキンポウゲ

8/10 9:32

不帰ノ嶮�曲�が鬼ヶ島に見える（笑）

目立たないけど！ハッポウウスユキソウ（ミネウスユキソウ？）

8/10 9:49

夏山に来たな〜。このご時世だが・・・。穏やかな景色だ

8/10 9:57

あれ？　浅間山噴火している？？

8/10 9:58

タテヤマウツボグサ

8/10 10:00

ニッコウキスゲ小群落

8/10 10:10

オニアザミ、シモツケソウ、タテヤマウツボグサのお花畑

8/10 10:11

シモツケソウ

8/10 10:12

ノウルシ？ハクサンタイゲキ？

8/10 10:16

モミジカラマツ

8/10 10:30

扇雪渓に着いた。休憩〜

8/10 10:34

怪獣の口みたい

8/10 10:45

エゾシオガマ

8/10 10:53

チングルマ！

8/10 10:57

ゴゼンタチバナ

ミヤマリンドウ

8/10 11:02

丸山ケルンに到着

8/10 11:14

不帰ノ嶮の眺望が抜群。唐松岳山頂もやっと見えた

8/10 11:15

下の雪渓が唐松沢氷河？

8/10 11:30

再びガスの中へ

8/10 11:30

ハイマツに隠れてハクサンシャクナゲ

8/10 11:38

登るにつれて、ガスが薄くなっていくようだ・・・

8/10 11:39

あのピークを越えると・・・

8/10 11:43

こっち（長野側）と全然天気違うじゃん！！　いきなり剱立山がお出迎え

8/10 11:43

剱岳

8/10 11:43

立山。御前沢氷河、内蔵助氷河がバッチリ見えます

8/10 11:44

目立たないけど、剱岳北方稜線の白ハゲ、赤谷山

8/10 11:45

水晶、赤牛、薬師もハッキリ

8/10 11:44

そして、目指す唐松岳山頂

8/10 11:51

山荘近くまで来た。左が長野側。右が富山側。県境の左右で全く天気が違う（笑）

8/10 11:57

山荘に荷物をデポ

8/10 12:00

いざ、山頂！

8/10 12:01

ガスの中から、一瞬で別世界に来た感じがする

8/10 12:02

五竜が完全に姿を現してくれた。雄大な景色だ

8/10 12:07

大きなレンズ雲。下の方にも幾つかできている。朝、車で移動中から見つけていたので天気の悪化が懸念されたが・・・

8/10 12:17

山頂到着！　久し振りの記念撮影（笑）

8/10 12:16

コロナ太りしたmojo氏もよく頑張りました！

8/10 12:23

不帰ノ嶮〜白馬岳方面

8/10 12:27

剱岳北方稜線

8/10 12:24

毛勝三山

8/10 12:24

更に北方の滝倉山〜越中駒ヶ岳（山の上に能登半島が乗っかっている）

8/10 12:25

黒部川扇状地もバッチリ見えます。タンカーか何かも見えますね

8/10 12:38

黒部湖もチラッとだけ見えるようです。右の小屋は平ノ小屋？ロッジくろよん？

8/10 12:34

いずれは行きたい・・・。（2年前も同じコメントしている・・・）

8/10 12:42

見えない壁があるかのようにガスが入って来ない

8/10 12:44

さ〜て、山荘に戻って昼飯にすっか！

8/10 13:03

久々の山小屋。夏が来たという感じ・・・。でも今日は日帰り

8/10 13:01

食堂。まあやはりと言うか、そういう事です

8/10 13:11

なので、売店でカップ麺を買い、外で剱立山を眺めつつ食べました

8/10 13:43

13時40分、下山開始。ガスが導かれるように真上に昇って行く

8/10 13:46

で、長野側はガスの中。暑くなくて良し！！

8/10 14:10

いつの間にか下界（白馬村）が見えるようになっていた。水蒸気が昇り尽くしたのかな？

8/10 14:28

マルバダケブキ

8/10 14:30

シロバナニガナ

8/10 14:35

振り返ったら一瞬だけ、白馬鑓が姿を見せてくれた

8/10 14:56

木道コースは行った事がないので行ってみる

8/10 15:00

滑りやすい蛇紋岩の多い八方尾根の登山道よりは歩きやすい

8/10 15:02

景色も素晴らしい

8/10 15:15

げざんです！

8/10 15:18

やっぱりソフトでしょ！

8/10 15:27

疲れた足をぶらーんとしてリフトに乗る。風が心地よい

8/10 15:29

巨大な犬小屋発見！？

8/10 16:10

馬頭観音。やっぱ長野には多いですな

撮影機器：

DSC-RX100M2 SONY

ILCE-6300 SONY

装備

備考

💧持参水分💧
・スポーツドリンク500ml×3
🥤消費水分🥤
・スポーツドリンク500ml×1.5
・コーラ350ml×1

感想

でぶねこ山

　〜人気の山でのコロナ時代の登山を実感〜
今年は行けるかどうかと思っていた北アルプス。
このご時世での山小屋泊はちょっとまだ抵抗があるので、日帰りできるこういう山は有難い。
お盆休みに入った友人mojo氏も夏山に行きたくウズウズしているらしい。
コロナ対策というものがどこに行っても付いて回るが、人気の山だと混雑は容易に予想されるので、準備は万全に。
そして実際山にマスクを持って行き、必要に応じて着脱したが、山でマスクをするというのが今までなかったので不思議な感じだった。
これが「withコロナ」の時代なのだなと実感させられた。

〜花の山〜
今回もたくさん花の写真を撮りましたが、撮れなかった花も多くありました。
それらは撮るのが難しい位置にあったり、近くに見つけつつも人の流れのタイミングなどでスルーしてしまったり・・・。
コバイケイソウは終わったのか、ハズレ年なのか、咲いているのは見かけませんでした。

　〜登山道〜
唐松岳は2年前にも登りましたが、歩きにくい道もなく、さしたる急登も岩場もなく、とても登りやすい山という印象はそのままでした。
八方池までは観光地で人が行列になりますが、それより上は、道が狭い所以外は余裕を持って歩けます。

　〜眺め〜
登山道が最初から森林限界を超えた場所から始まるので、晴れていれば景色は抜群です。
今回は、長野側は曇りがちで思うように遠くの山まで観られませんでしたが、県境まで来るとさっきまでのガスが嘘のように消え失せ、青空のもとに居並ぶ立山連峰がいきなり現れるというドラマチックな展開が待っていました。
こういうのが見られるから、登山はやめられなくなります（笑）