憧れの大雪山大縦走
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- GPS
- 53:03
- 距離
- 47.4km
- 登り
- 2,411m
- 下り
- 3,301m
コースタイム
- 山行
- 9:03
- 休憩
- 1:21
- 合計
- 10:24
- 山行
- 7:02
- 休憩
- 1:07
- 合計
- 8:09
- 山行
- 6:08
- 休憩
- 0:07
- 合計
- 6:15
過去天気図(気象庁) | 2020年08月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト) 飛行機
大雪山山荘で宿泊、で旭岳ロープウェイ山麓駅へ徒歩 【復路】JR新得駅へ東大雪山荘の送迎バス |
写真
感想
相方憧れの大雪山大縦走。
出発の三週間前、相方が家の中で左足の小指を引掛け激痛が。多分骨折していると思われるもどうせ医者に行っても何もできないだろうと高をくくっていた。痛みの消えない毎日を過ごしていた。
出発の一週間前に今年は土日のみならず金曜日も白雲岳避難小屋でテント泊できないことが判明。あわや中止かと計画を練り直しを迫られ、初日白雲岳避難小屋の予定を黒岳石室へ迂回しテン泊、二日目忠別避難小屋、三日目南沼キャンプ場と当初より若干距離の伸びた三泊四日で臨むことに。
せっかく旭川に来たんだからと前泊の日は朝から旭山動物園でプチ観光。
ところが台風崩れの低気圧が宗谷へ向かっており宗谷地方は8月一か月分の雨が一日でとかJR運休やらのニュースが飛び込んできた。8月7日、旭岳山頂付近は風速30m強との予報。同じバスで大雪山山荘到着したお二人は中止して翌朝のバスで引き返すと伺っても諦めきれません。山荘の女将さんとも相談しもう一泊を素泊まりでお願いすることに。三泊四日から初日に北海岳から忠別避難小屋を目指す二泊三日へまたまたの計画変更。8月7日は結局旭岳ロープウェイは終日運休したためそうせざるを得なかった。
8月8日、朝のうちは強風の予報が覆りロープウェイの始発が無事出発。とはいえコースタイムは11時間余り。不安な出発。なのに相方頂上駅でもなぜかまったり。実は相方、忠別沼付近でビバークしたというブログを事前に読んでおり避難小屋が無理でも手前で何とかと考えていたフシがあり、この日はあまり急いでいるようには見受けられなかったのだ。
幸い靴の中まで浸水しないまでも途中7,8センチ水がたまって迂回しようのないところがあったりと心が折れかかった16:00頃忠別沼に到着。あと2時間近く歩く気力はとうに失せていた。ちょうど木道沿いにテント2張り分の土で平なスペースがあり迷わずテントを立ててしまった。
8月9日二日目、忠別岳でソロの女性と遭遇。前日は緑岳から忠別避難小屋まで高根ヶ原を歩きたくてやって来たが予定を繰り上げて引き返すのだと。「ねー聞いてくださいよ。避難小屋に東京から10人の団体さんがいたりで込みあっていたんですよ。東京から来てもいいんですかね?あ!東京からじゃないですよね」そこまで言われるとまさか千葉からきたバカものですとは言えなくなった。テント撤収の手間を考えると避難小屋がベターだがコロナ禍の中、東京からの若者パーティ10名と密にならなかったのは結果オーライなのかもしれないと思うようになった。
トムラウシ山頂直下では初めてナキウザギを見ることができた。しかし山頂はガスのためこれまた5年前の日帰りの時同様眺望なし。ここで旭岳からの縦走路一望を期待していた相方は「また来よう」と言ってのけるのであった。
あとに2週早ければ短い夏の花も最盛期であったろう。天気が良ければ、白雲岳雛小屋が使えれば、たらればだらけだが何とか無事に縦走を終えられてよかったとしよう。今度また?それはまたその時に考えよう。
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