北鎌尾根目指すも悪天候で断念、エスケープで大天井、常念、蝶を歩く
- GPS
- 80:00
- 距離
- 37.1km
- 登り
- 2,822m
- 下り
- 2,691m
コースタイム
- 山行
- 4:40
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 5:10
- 山行
- 8:20
- 休憩
- 1:00
- 合計
- 9:20
- 山行
- 8:40
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 9:20
天候 | 初日のみ晴れ あとは風雨 降りたら晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
|
その他周辺情報 | コロナの影響か、風雨の影響か、水俣乗越から大天井岳までの表銀座は人が少なく、4パーティほどしか出会わず。 |
予約できる山小屋 |
蝶ヶ岳ヒュッテ
|
写真
感想
昨年に続き、旧友のM氏と年寄りの夏山合宿を行いました。歳にもかかわらず北鎌尾根を歩こうとなり、計画では、上高地から槍沢、水俣乗越を超え、北鎌沢右俣を遡行し、北鎌尾根へ。槍ヶ岳登頂後は天狗原でゆっくり槍を眺め、横尾でくつろぐというものでした。
宿泊は軽量化を図るため北鎌のコルでのテント泊以外山小屋を利用することとしました。ただ、今年はコロナ禍の影響で完全予約制となっており、予定がずれた場合はキャンセルはできるとしても飛び込み宿泊は難しい状況です。
問題は天気でした。梅雨明けしたものの、今年は梅雨明け10日とはいかず、ちょうど核心部に至る辺りが雨予想でした。天気予報が外れることを祈りながら入山します。
初日こそ快晴で、そのままもってくれればいいものを、二日目からは天気予報どおりの荒れ具合に。水俣乗越に着いた時には雨は本降りで、出会った登山者の情報だと、今朝未明から風も強く、西岳キャンプサイトでは小屋に避難した人もいたとのこと。
そこでM氏と相談です。
初めてのコースでルーファイはどうか⇒✖
雨で岩が濡れて安全性は⇒✖
年齢・体力⇒✖か△
風⇒✖
天候の回復は見込めるか⇒限りなく✖に近い
景色を楽しめる?⇒✖
この天気で大キレットや西穂−奥穂を歩くか⇒多分✖
気力・自信のみ⇒〇
こんな状況で万が一遭難事故を起こした場合、何を言われるかわからないことも考え、今回は断念することに決定。山は逃げないので来年に持ち越すことにしました。
ただ、来た道を引き返すのはあまりに残念過ぎるのでお互い通ったことのない常念ー蝶を歩いて帰ることに計画を変更しました。
結果、天気は回復せず、蝶ヶ岳のキャンプサイトでは暴風でテントが破壊され、一睡もできずにテントの中で過ごすという最悪の一夜となりました。北鎌にいかなくてよかったと二人で慰めあったのは言うまでもありません。
ただこんな山行でしたが、槍沢ロッジの軒先でチョロチョロしていた1っ匹のオコジョを見られたのは今回の最大の収穫でした。
ちなみに、大天荘は飛び込みで泊めてもらえましたが、蝶ヶ岳ヒュッテは軽く断られました。今年はコロナ禍の影響で仕方ないのでしょうが、そのせいか、キャンプ場のテントは40張り以上がひしめき合っていました。地図では20張りほどと記載されていますが、その倍ですのでテントの張り綱やペグを固定する石すら不足する始末でした。
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