白馬三山 〜 不帰の険 〜 唐松岳縦走
- GPS
- 32:00
- 距離
- 35.1km
- 登り
- 3,273m
- 下り
- 3,290m
コースタイム
- 山行
- 9:10
- 休憩
- 13:44
- 合計
- 22:54
- 山行
- 8:57
- 休憩
- 0:08
- 合計
- 9:05
過去天気図(気象庁) | 2020年08月の天気図 |
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アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
下山時の八方スキー場では歩けるところがないとのことで、リフト、ゴンドラを利用した。 (リフト:190円 ゴンドラ 970円) |
コース状況/ 危険箇所等 |
コースの整備などはほぼ問題なし。 稜線のルートは浮石が多く、足元要注意。 この日は北風が非常に強かったが、不帰の険の鎖場でも風の影響での危険は感じなかった。 ただし3点支持をちゃんと意識して動くなど基本は外せない。 |
その他周辺情報 | 八方バスターミナル近くの「八方の湯」 Ph11のアルカリ泉。 入った途端に肌がすべすべになる感じ。 800円 |
写真
装備
個人装備 |
ヘッドランプ(1)
予備電池(3)
1/25000地形図(1)
ガイド地図(1)
コンパス(1)
筆記具
ナイフ(1)
保険証(1)
飲料(1)
ティッシュ(1)
タオル(1)
携帯電話(1)
計画書(1)
レインウェア
防寒着(1)
手袋(1)
ビニール袋(1)
替え衣類
ザックカバー(1)
クマよけ鈴(1)
水筒(1)
時計(1)
非常食
コンロ(1)
ガスカートリッジ(1)
コッヘル(鍋)(1)
ファーストエイドキット(1)
カメラ(1)
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感想
先週田中陽希さんのグレートトラバース靴鮓ていてどうしても歩きたくなった「不帰の険」。
季節や日程も不思議にピタッとはまり、天候も何とか安定していそうな予報も得て行ってきた。
北アルプスでも今までは全く縁のなかった後ろ立山連峰。
土地勘も何もわからないことだらけだが、できるだけの準備をして臨んだ縦走。
稜線歩きの縦走はどうしても天候に左右されがちだが、行ってみると両日ともガスの出方に一喜一憂させられながら、でかい山に囲まれての目いっぱいの周回縦走ができた。
驚いたのはルート上のほぼすべてが花畑だったこと。
雪渓の脇や稜線上、キレットの岩場にも植物が群落を作り咲き競っている。
名前を憶えないのであれがこれがと言えないが、目に留まる花たちに心の中で声をかける瞬間も楽しい。
2日目、山小屋のHPで「台風並みの」と形容されていた強風の中を不帰のキレット越えに歩き出した。
心中引き返そうかと不安を抱えてはいたが、身体を持って行かれるような風ではないので岩場でも支えきれるだろうとまず納得できたこと。
高度感が動きを鈍らせる心配はないと思えること。
昨夜の睡眠が足りていて体力的に問題ないことなど、プラスの判断材料が並んだのは嬉しいことだった。
天狗の頭から大下りにかけては強風に飛ばされるガスに目を見張るばかりだったが、稜線が白く隠れても、その中に入っていくワクワクが不安に勝っていたので問題なかった。
円形の虹の光に浮かぶ自分の影(ブロッケン現象)が飛んでくるガスに乗ってこちらに迫ってくる映像にも興奮させられた。
昔の人が見ていたら、魔物と思い込んでも仕方ないような迫力のあるシーンだった。
キレットの底でガスの下に抜けると、そのタイミングで稜線のガスも残らず飛んでくれたようで、その先はクリアな風景に包まれた絶好の条件になった。
強風は続いていたが、おかげでガスが飛んだと思えば風にも感謝したくなる。
アクシデントは下山後のこと。
八方バスターミナルから車をデポしてある猿倉まで路線バスの時間を調べていたが、窓口で聞くと減便で次のバスまで2時間以上の待ち時間があるとのこと。
まだ歩く体力が残っていた自分は、それを聞いた瞬間に猿倉まで歩くイメージをしていた。
張り切って歩き出したのはよかったが、よく見ると猿倉までは標高差約500mの登り返しになる。
それでも思いついた勢いで歩いてしまった。
よけいと言えばよけいだが、そんな無駄なことをやってしまうのも自分らしいか。
ご無沙汰しております。
長距離ドライブはボランティア活動以来でしょうか?
遠征、ブロッケン、花束の数々、仕方なく乗車したリフト、ゴンドラも珍しいですね。
キラキラしたことが沢山蓄積されていく感じが伝わってきます。
ボランティア活動の御礼を頂いたような白馬の縦走ですね。
最後に2時間歩いちゃってる辺りがやっぱり外さないなってmonさんらしさを感じましたよ。
merさん、おはようございます
遠征は・・・北岳以来になるんだと今知りました。
随分久しぶりだったんですね。
自分で思いついたことは絶対楽しい。
こんな思い込みのせいで、予定通りに動けないのがいつものことです。
最後の一行はつまりそういうことなんです
おかげでこのルートも無理やり周回にできたし、良しとしましょう。
今回の続きの五竜岳〜八峰〜鹿島槍ルートにもう気持ちが行ってしまってます
monsieurさん おかえりなさい。
お花畑も、大縦走も、経験に裏打ちされる「プラスの判断材料」があってのこと。
これですね。
心配性で、踏み込めないところは、事前の準備やトレーニングで、自分に許される可能性を少しずつ広げることができる。
よい気付きを得ることができました。
ありがとうございます
chulaさん、おはようございます。
嬉しいところを突いていただきありがとうございます
心配性と怖がりは自分で自覚するところです。
だから余計に理由を探ろうとします。
心配の原因は? 何が怖い?
自分に何ができて何ができない?
以前出来なかったこと、今できること。
そんなことを考えて判断しているみたいです。
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