八ヶ岳(赤岳〜横岳〜硫黄岳周回)
![情報量の目安: S](https://yamareco.org/themes/bootstrap3/img/detail_level_S2.png)
![都道府県](/modules/yamainfo/images/icon_japan_white.png)
- GPS
- 09:58
- 距離
- 20.9km
- 登り
- 1,753m
- 下り
- 1,735m
コースタイム
天候 | 文句のない快晴! 稜線は強風(10〜15m程度) 05:40の時点で美濃戸口の気温はマイナス0.5度。暖かい! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
美濃戸口まではノーマルタイヤでもOK/美濃戸口〜美濃戸はスタッドレス必須 ●中央道の状況 下り:大月〜勝沼間で通行止め。国道20号の迂回路は25分程度。 登り:一宮御坂〜大月間で通行止め。国道137号(御坂みち)で河口湖インターへ。1時間程度。 登りは普段からは考えられないほどの交通量の少なさ。特に大月〜都内のクルマの少なさにはビックリ。 なので普段の土日の小仏〜大月の渋滞(20〜30km)を考えるとむしろ現状の方が都内まで早く戻れるかも。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【登山ポスト】 美濃戸口、美濃戸にあり 【コース状況】 アイゼン・ピッケルは行者小屋〜赤岳鉱泉間で使用。 ●美濃戸口〜美濃戸山荘 凍結しているので転倒注意。帰りに一度おもいっきりスッテンコロリンしてしまいました。 日当りが良いところと美濃戸口付近の標高が低いところでは帰りは雪が融けてシャーベット状に。 ●美濃戸〜行者小屋(南沢) この時期にしては雪は非常に多い。コースの前半と沢の水が登山道に流れ込んでいる場所は 凍結しているので注意が必要。気になる人はこの辺りからアイゼンを付け始めていました。 標高を上げるにつれて雪の量が増え歩きやすくなる。 ●行者小屋〜赤岳(文三郎尾根) 阿弥陀岳との分岐を過ぎるとすぐに急登が始まる。 鉄階段はほぼ雪に埋没。クサリも半分くらいは雪の中に埋まっている。 文三郎尾根分岐で稜線に乗った途端強風に曝され、ここから山影の岩場に入るまでは 雪と氷の礫が時おり飛んできて顔が痛い。 山頂直下の最後の岩場は 雪・氷・岩のミックス。クサリはほぼすべて出ていた。 ●赤岳〜横岳奥ノ院 地蔵の頭を過ぎるとまずはハシゴが現れ二十三夜峰の東側を巻いて稜線に出る。 稜線に出ると次は日ノ岳。東側のルンゼ状の一枚岩が核心部。 ここは下りではあまり使いたくない感じ。 この日はピッケルがしっかり刺さる雪質だったのでダガーポジションで。 鉾岳は西側に切れ落ちたルートをトラバース。全般的に西側斜面は高度感あり。 石尊峰〜三叉峰〜奥ノ院までは横岳の中では比較的落ち着いて歩くことができる。 ●横岳奥ノ院〜硫黄岳 奥ノ院を過ぎるとすぐに急斜面を下り、 西側にトラーバスするカニの横ばいなどクサリが連続する箇所を通過する。 横岳の岩稜帯までは東側の岩の陰にいる時には風を防ぐことができたが、 岩稜帯を過ぎ台座ノ頭をトラバース気味に進む辺りからは強烈な北西の風が吹きつけるように。 無名峰からは硫黄岳山荘まで下りここから硫黄岳まではケルンに沿って登り返し。 ●硫黄岳〜赤岳鉱泉 赤岩の頭直下は急坂となっていて、それを過ぎると九十九折をひたすら下る。 やはり今年が雪が多いためか、九十九折をショートカットするトレースがこの時期にもうできていた。 九十九折が終わり平坦な箇所を通過後、鉄階段を1箇所下りとジョウゴ沢、大同心沢を渡ると 赤岳鉱泉に到着。 ●赤岳鉱泉〜美濃戸(北沢) こちらのルートも木階段や木橋が昨年と比べてずいぶん整備され歩きやすくなっていた。 下流に進むに従って凍結箇所が増える。堰堤広場から美濃戸までの林道も積雪および凍結箇所あり。 |
写真
感想
日曜日の八ヶ岳は好天の予報。しかし笹子トンネル事故の影響がネック。でも雪山行きたい。
ということで上信越道の佐久経由で稲子湯からラッセル覚悟の硫黄岳を考えていたけど、
直前に今回は単独ということになったため、
急遽予定を変更して渋滞覚悟で美濃戸からの赤岳〜横岳〜硫黄岳の周回をすることに。
中央道の下りは時間が時間だけに、大月〜勝沼の下道のストレスはほとんどなし。
美濃戸口に着くと予想よりもクルマが多くてビックリ。雪も多い。
美濃戸口〜美濃戸間はこの時期すでに雪をかぶり、轍が雪で埋まっている。
「クルマでも行けたなぁ」とちょっと悔しく思いながら歩き、美濃戸山荘に到着。
赤→硫黄か硫黄→赤のどっち周りにするか迷ったけど、
北沢の方がラクというイメージがあるため、
元気なうちにシンドい方を済ましておこうということで赤→硫黄で登ることに。
南沢を歩き行者小屋に到着すると阿弥陀岳の山頂付近には雪煙が舞っていて風が強そう。
アイゼン・ピッケル&目出し帽、グローブと完全雪山装備となり文三郎尾根に向かって出発。
中岳分岐まで来ると、予想通りいきなり強風に曝される。
風の強さは、時おりヨロっと煽られるくらいで冬の八ヶ岳では当たり前レベル。
雪と氷の欠片が飛んで来て顔が痛い。
しかし前回の八ヶ岳に引き続き、これ以上望めないような好天と、
既に厳冬期の雰囲気を醸し出してる山頂までの岩肌がたまりません。
赤岳山頂で軽くゴハンを食べて横岳に向かう。
天望荘までは数名の登山者が見られたけど、地蔵の頭から硫黄岳までは誰とも会わずに貸切。
クルマは多かったので不思議。
横岳の難所は雪の状態も悪くなく適度な緊張感を持って通過することができ、
台座ノ頭付近から硫黄岳までは再び強風の中。
疲れたカラダにこの風が堪えるけど、危険箇所はなくこの辺りの荒涼とした雰囲気を味わいながら歩く。
硫黄岳の山頂からは本日歩いてきた赤岳からの稜線を目でしっかり辿り、
最後に写真を撮りまくってから樹林帯へ下る。
稜線上はほとんど人もおらず、天気とコンディションにも恵まれて、
充実感たっぷりの山行となりました。
dannyamaさん、おはようございます
日曜日の八ヶ岳はこんなに素敵なお天気だったのですね
赤岳から硫黄岳の風の強さは仕方ないですよね
たっぷり雪のある八ヶ岳のお写真を拝見していたら登りに行きたくなりました
美濃戸口からの平坦な道!日陰は要注意ですよね
私も経験しました
痛いより、はずかしかった事を思いだしました
お天気
お疲れ様でした
次回はkomemameさんもご一緒できますかね?
mipomipoさん
コメントありがとうございます。
スッテンコロリンが刺さりどころでしたか(笑)
自分は開き直って、ゆっくり立ち上がり
何事も無かったように歩き出すように努めてます…。
この日は、風は強かったものの気温は高めだったのでよかったです。
それにしても今年は雪が多く、すでに厳冬期の雰囲気でした。
冬は日帰りができる&晴れ率が高い八ヶ岳がついつい多くなっちゃいますよね。
mipomipoさんは、近くなので裏山しいです!
八ヶ岳の記録、楽しみにしてます。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する