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Yamareco

記録ID: 2530893
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
日高山脈

チロロ岳・チロロ西峰(曲り沢・二ノ沢コース)

2020年08月25日(火) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
29.5km
登り
1,719m
下り
1,701m

コースタイム

日帰り
山行
9:39
休憩
0:56
合計
10:35
4:45
55
パンケヌーシ林道入口
5:40
0:00
138
登山口
7:58
0:00
87
尾根乗越
9:25
9:58
89
11:27
11:50
65
12:55
0:00
116
尾根乗越
14:51
0:00
29
登山口
15:20
パンケヌーシ林道入口
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2020年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車 自転車
パンケヌーシ林道は2016年の台風以降しばらく通行止めとなっていたが、復旧工事が進み、2020年5月23日に開通した。
しかし6月3日に林道崩壊のため再び通行止めとなってしまった。
ゲート〜登山口まで約10km。
林道情報(日高町)https://www.town.hidaka.hokkaido.jp/site/hmc/toizan-rindou.html
その他周辺情報 沙流川温泉ひだか高原荘 日帰り入浴500円
マスク必携・人数制限あり
パンケヌーシ林道のゲート手前からチャリで出発。
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パンケヌーシ林道のゲート手前からチャリで出発。
2016年の台風の爪痕が至る所に残っていたが、林道は綺麗に路盤が盛られ、新しい橋がいくつも架けられていた。奥に北電の取水施設があるためか、かなりの手間と時間をかけて修復したように見える。
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2016年の台風の爪痕が至る所に残っていたが、林道は綺麗に路盤が盛られ、新しい橋がいくつも架けられていた。奥に北電の取水施設があるためか、かなりの手間と時間をかけて修復したように見える。
目指すチロロ岳の本峰・西峰が視界に入ってきた。
路面はとてもフラットで20インチの折り畳み自転車でも楽に走れる。
目指すチロロ岳の本峰・西峰が視界に入ってきた。
路面はとてもフラットで20インチの折り畳み自転車でも楽に走れる。
林道崩壊(?)とはこれのことか。
沢水を流すための暗渠が潰れて路面が陥没してしまっている。
現時点では四輪の通過もできそうだが、陥没が進めば本当に崩壊してしまうと思う。
しかし、近くに重機が置いてあるのに手を付けた感じが無いのはなぜだろう。
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林道崩壊(?)とはこれのことか。
沢水を流すための暗渠が潰れて路面が陥没してしまっている。
現時点では四輪の通過もできそうだが、陥没が進めば本当に崩壊してしまうと思う。
しかし、近くに重機が置いてあるのに手を付けた感じが無いのはなぜだろう。
1時間もかからず登山口に到着。
チャリを置いてダートの急坂を登っていく。
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1時間もかからず登山口に到着。
チャリを置いてダートの急坂を登っていく。
取水施設から曲り沢に入渓。
2週間前に来た時は取水施設から下もかなりの水流があったが、今日はまったく流れていない。大丈夫そう。
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取水施設から曲り沢に入渓。
2週間前に来た時は取水施設から下もかなりの水流があったが、今日はまったく流れていない。大丈夫そう。
最初の二股は右へ。
ピンテはたくさんついており、迷う所はなさそう。
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最初の二股は右へ。
ピンテはたくさんついており、迷う所はなさそう。
950m付近。少し傾斜が出てきた。
前回はこの辺りで増水により渡渉が難しくなってきて撤退したのだった。
今日は水量も減っていて渡渉点も自由に選べる。
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950m付近。少し傾斜が出てきた。
前回はこの辺りで増水により渡渉が難しくなってきて撤退したのだった。
今日は水量も減っていて渡渉点も自由に選べる。
緩急を繰り返して、二つ目の二股。これも右へ。
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緩急を繰り返して、二つ目の二股。これも右へ。
落差3mほどの綺麗な滝が出てきた。
ここは右岸にロープが架かっている。
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落差3mほどの綺麗な滝が出てきた。
ここは右岸にロープが架かっている。
その後も小滝が連続し、変化に富んだ登りだ。
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その後も小滝が連続し、変化に富んだ登りだ。
水量が少しずつ減ってきた。
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水量が少しずつ減ってきた。
1270mあたりで水流は無くなり、苔むした沢地形を進んでいく。
1270mあたりで水流は無くなり、苔むした沢地形を進んでいく。
次第に沢から笹の刈り分け道に変わり、尾根乗越へ。
ここから数十m下って二ノ沢に下りる。
次第に沢から笹の刈り分け道に変わり、尾根乗越へ。
ここから数十m下って二ノ沢に下りる。
二ノ沢は水量は少なく、10分も登ると伏流してしまった。
今回は沢足袋で通したが、曲り沢の上部から先は登山靴のほうが有利だろう。
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二ノ沢は水量は少なく、10分も登ると伏流してしまった。
今回は沢足袋で通したが、曲り沢の上部から先は登山靴のほうが有利だろう。
ペンケヌーシ岳を背に。
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ペンケヌーシ岳を背に。
景色が開けてくるとコルは近い。
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景色が開けてくるとコルは近い。
踏み跡を辿って、本峰と西峰のコルに到着。
青空の下、北日高の名峰たちがずらりと並んでいて素晴らしい!
この位置から見ると1967峰がいい形をしている。
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踏み跡を辿って、本峰と西峰のコルに到着。
青空の下、北日高の名峰たちがずらりと並んでいて素晴らしい!
この位置から見ると1967峰がいい形をしている。
ハイマツに覆われた西峰も気になるが・・・
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ハイマツに覆われた西峰も気になるが・・・
まずは本峰へ。
踏み跡は明瞭で、膝上〜腰の辺りにハイマツが引っかかるものの、脚はすんなりと前に出せる。
まずは本峰へ。
踏み跡は明瞭で、膝上〜腰の辺りにハイマツが引っかかるものの、脚はすんなりと前に出せる。
この小ピークを越えれば山頂はすぐそこだ。
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この小ピークを越えれば山頂はすぐそこだ。
小ピークから見た、なだらかな西峰。
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小ピークから見た、なだらかな西峰。
北海道百名山115/123座目、チロロ岳(1880m)登頂!
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北海道百名山115/123座目、チロロ岳(1880m)登頂!
曇り予報のはずが・・・北日高から大雪まで360°の大展望に恵まれた。
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曇り予報のはずが・・・北日高から大雪まで360°の大展望に恵まれた。
十勝連峰。
ニペソツ山〜ウペペサンケ山。
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ニペソツ山〜ウペペサンケ山。
夕張岳〜芦別岳。間に見える鋭鋒は通称夕張マッターホルンか?
夕張岳〜芦別岳。間に見える鋭鋒は通称夕張マッターホルンか?
東側のルベシベ岳に続く稜線。
十勝平野は雲海に包まれているようだ。
東側のルベシベ岳に続く稜線。
十勝平野は雲海に包まれているようだ。
幌尻岳〜北戸蔦別岳〜1967峰〜ピパイロ岳。
日高の一級国道と呼ばれる縦走路、またテン泊で行ってみたい。
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幌尻岳〜北戸蔦別岳〜1967峰〜ピパイロ岳。
日高の一級国道と呼ばれる縦走路、またテン泊で行ってみたい。
本峰からの絶景を満喫したあと、コルまで戻ってきた。
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本峰からの絶景を満喫したあと、コルまで戻ってきた。
この好天、未踏のピークが目の前にあると来れば素通りは出来ない。
もちろん西峰も登っていく。
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この好天、未踏のピークが目の前にあると来れば素通りは出来ない。
もちろん西峰も登っていく。
踏み跡が見当たらなかったので、コルからそのまま適当に斜面に取り付いたら背丈を超えるハイマツの海に溺れてしまった。
おかしいと思って少し北側にトラバースすると、草付きの斜面に踏み跡を発見。
そこから岩場を経由して上がっていく。
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踏み跡が見当たらなかったので、コルからそのまま適当に斜面に取り付いたら背丈を超えるハイマツの海に溺れてしまった。
おかしいと思って少し北側にトラバースすると、草付きの斜面に踏み跡を発見。
そこから岩場を経由して上がっていく。
踏み跡が明瞭な部分もあったが、周囲には熊の掘り返しも多い。
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踏み跡が明瞭な部分もあったが、周囲には熊の掘り返しも多い。
序盤の無駄なハイマツ漕ぎで時間を使ってしまったが・・・
コルから1時間弱でチロロ西峰(1848m)到着。
北日高の眺望はここからも変わらずとても良かった。カムエクも小さく見える。
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序盤の無駄なハイマツ漕ぎで時間を使ってしまったが・・・
コルから1時間弱でチロロ西峰(1848m)到着。
北日高の眺望はここからも変わらずとても良かった。カムエクも小さく見える。
本峰を振り返る。
朝方よりも気温が上がり、風もあまりないので暑くなってきた。
(自宅までの)帰路も長いので、そろそろ下ろう。
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本峰を振り返る。
朝方よりも気温が上がり、風もあまりないので暑くなってきた。
(自宅までの)帰路も長いので、そろそろ下ろう。
コルから二ノ沢を下って尾根乗越へ。白樺林の中を登り返していく。
このコース中では登山道らしい区間はごく一部しかない。
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コルから二ノ沢を下って尾根乗越へ。白樺林の中を登り返していく。
このコース中では登山道らしい区間はごく一部しかない。
曲り沢を下っていく。水しぶきに陽が差し込んで綺麗だ。

最後のチャリで林道下りはあまり漕がなくてもスピードが乗るので、良いクールダウンになってくれた。
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曲り沢を下っていく。水しぶきに陽が差し込んで綺麗だ。

最後のチャリで林道下りはあまり漕がなくてもスピードが乗るので、良いクールダウンになってくれた。

感想

北海道百名山の一つでもあり、北日高の山に登ると必ず見えるので気になっていたチロロ岳。5月にようやく林道が開通し、今年こそは登ろうと考えていたら再び通行止めになってしまった。しかし、林道の再開通を待っているのももどかしい。最近定番になりつつあるチャリを活用したアプローチによって時間を短縮し、余裕をもって日帰りすることができた。

このコースは夏山ガイドにも掲載されており、「北海道の山と谷」でも一応登山道という扱いのようだ。しかし実際には登山道として人の手が入っているのは尾根乗越と上部の踏み跡くらいな感じで、ほとんどが自然の地形そのままの沢歩き(沢登り)だった。それだけに、普通の夏道登山とは一味違った面白さがあった。水量にもよるが沢靴も必須?だと思う。山行記録のジャンルを「沢登り」にしようか少し迷った。

この山に挑戦するのは実は2回目。2週間前にも行ってみたが、まとまった雨の後で曲り沢がかなり増水しており、950mあたりで渡渉が難しくなってきて撤退したのだった。今回はそのリベンジということで、沢の水量も少なく、天候にも恵まれて満足いく結果となった。次回があるとすれば、季節を変えて残雪期か、あるいはチロロ川からのルートか?

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