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Yamareco

記録ID: 2538810
全員に公開
ハイキング
大山・蒜山

ユートピア~大休峠,出会いに感謝する旅

2020年08月29日(土) ~ 2020年08月30日(日)
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
14:02
距離
14.1km
登り
1,167m
下り
1,166m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
3:08
休憩
0:16
合計
3:24
距離 3.9km 登り 804m 下り 58m
12:57
13
13:10
13:14
4
13:57
13:59
32
14:31
66
15:37
15:46
15
16:06
16:07
5
2日目
山行
4:43
休憩
2:07
合計
6:50
距離 10.2km 登り 363m 下り 1,108m
6:02
1
ユートピア避難小屋
6:03
6
振子沢分岐
6:09
6:11
26
象ヶ鼻
6:37
6:52
11
7:03
7:14
7
7:21
32
7:53
7:59
22
8:21
8:29
23
8:52
9:11
25
9:36
10:38
37
11:15
11:16
11
11:27
33
12:00
12:03
33
12:52
ゴール地点
一日目は水4L(ちょっと多過ぎた)缶ビール500ml2本,冷却用ロックアイス,500mlお茶2本,夕~昼食3食分と,テン泊装備を担いでユートピアまで。涼しい大山のはずが,日中の登りスタートは想像以上にキツイ。(先週剣山で懲りているはずなのに...。)3時間以上かけて休み休み登る。二日目は荷物が劇的に軽くなりほいほいと下るが,最初に来ていたカッパがかなり暑く野田ヶ山で全部着替える。大休峠で実り多き大休憩を楽しんだ。
天候 一日目晴れ時々曇り,雨 二日目晴れ後曇り
過去天気図(気象庁) 2020年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
岡山道,中国道,米子道で伯耆溝口I.C.を下りて南光河原へ。
コース状況/
危険箇所等
大山大神山神社~ユートピア避難小屋はいつもの通りよく手入れされている。振子沢分岐~大休峠避難小屋は踏み跡明瞭だが,何カ所か足下のよくない場所があるので注意して通る。大休峠~川床の石畳道,川床から南光河原まではひたすら歩く行。
その他周辺情報 豪円湯院へ行きたかったが,別の目的ができて寄らず。
今週も昼から登山。高速に乗って大山にやって来た。いつもの場所から伯耆富士。夏はすぐに雲が上がってくる。青空の下にまだまだ夏真っ盛り。
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今週も昼から登山。高速に乗って大山にやって来た。いつもの場所から伯耆富士。夏はすぐに雲が上がってくる。青空の下にまだまだ夏真っ盛り。
大山寺へ続く道は真っ青な空の下。朝ご飯が遅く大山食堂でざるそばをいただき出発。水,液体燃料,宿泊装備のザック。担ぎ慣れていないので重い。石畳の道べりにゲンノショウコ,ミゾソバが多く咲く。
大山寺へ続く道は真っ青な空の下。朝ご飯が遅く大山食堂でざるそばをいただき出発。水,液体燃料,宿泊装備のザック。担ぎ慣れていないので重い。石畳の道べりにゲンノショウコ,ミゾソバが多く咲く。
大神山神社へとうちゃこ。ここへ来るまでにも結構な暑さでまいる...。今日明日の旅の安全を祈願。
4
大神山神社へとうちゃこ。ここへ来るまでにも結構な暑さでまいる...。今日明日の旅の安全を祈願。
根っこや木をつかみながらやっと下宝珠越へ。お茶をぐびぐび。へなちょこの身には歩荷はきく〜。この時期はカニコウモリだらけ。そこらじゅうに白い花。ここからちょっとだけ斜度がゆるやかなブナ・エリア。
根っこや木をつかみながらやっと下宝珠越へ。お茶をぐびぐび。へなちょこの身には歩荷はきく〜。この時期はカニコウモリだらけ。そこらじゅうに白い花。ここからちょっとだけ斜度がゆるやかなブナ・エリア。
中宝珠の方へ少しずつ上がっていく。木の切れ間から三鈷峰や大山の主稜線の姿が見え始める。暑いが思ったほど雲が上がってきていない。
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中宝珠の方へ少しずつ上がっていく。木の切れ間から三鈷峰や大山の主稜線の姿が見え始める。暑いが思ったほど雲が上がってきていない。
コウゾリナかな。総苞は黒くないのでカンチじゃなくて普通のタイプ。ホツツジ,ダイモンジソウが盛り。
コウゾリナかな。総苞は黒くないのでカンチじゃなくて普通のタイプ。ホツツジ,ダイモンジソウが盛り。
上宝珠の崩壊地を登ったあたりで。暑い。さっさと足が出ずに歩みが超ゆっくりになる。到着しないピークはないのでときおり見える景色や花を楽しんでゆっくりと登った。
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上宝珠の崩壊地を登ったあたりで。暑い。さっさと足が出ずに歩みが超ゆっくりになる。到着しないピークはないのでときおり見える景色や花を楽しんでゆっくりと登った。
ユートピア直下。青い空が広がっている。下山時刻で多くの方とスライド。ざーっと音を立てながら砂すべりを下って行く方も。キク科のゴマナ,ラッパ型のソバナがたくさん咲く。
ユートピア直下。青い空が広がっている。下山時刻で多くの方とスライド。ざーっと音を立てながら砂すべりを下って行く方も。キク科のゴマナ,ラッパ型のソバナがたくさん咲く。
クサボタン。これも終盤。いたるところでくるりんぱ。
7
クサボタン。これも終盤。いたるところでくるりんぱ。
さっきまで青かった空がかき曇る。オオカメノキの赤い実りの向こう,大山主稜線には雨雲。足下にはイヌトウバナやシモツケソウ。
さっきまで青かった空がかき曇る。オオカメノキの赤い実りの向こう,大山主稜線には雨雲。足下にはイヌトウバナやシモツケソウ。
三鈷峰への分岐から避難小屋までは写真を撮る元気なし。ユートピア避難小屋で荷物をほどいていると音を立てて雨が降ってきた。太陽に照らされて雨粒がきれいだった。雨を眺めながらプシュッと一本。
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三鈷峰への分岐から避難小屋までは写真を撮る元気なし。ユートピア避難小屋で荷物をほどいていると音を立てて雨が降ってきた。太陽に照らされて雨粒がきれいだった。雨を眺めながらプシュッと一本。
この日は避難小屋に先客お一人。表にテントを張ろうと思っていると,「二人だけなんで中で大丈夫でしょう。」というお言葉。避難小屋を二人でシェアし寝床を準備。甲ヶ山に虹がかかった。
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この日は避難小屋に先客お一人。表にテントを張ろうと思っていると,「二人だけなんで中で大丈夫でしょう。」というお言葉。避難小屋を二人でシェアし寝床を準備。甲ヶ山に虹がかかった。
しばらくして雨の中を三人の若い方が登ってきた。朝弥山に行き,午後こっちに来たとのこと。お二人は軽量テントで幕営し小屋は3人に。島根半島の向こうに夕日が落ちていく。
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しばらくして雨の中を三人の若い方が登ってきた。朝弥山に行き,午後こっちに来たとのこと。お二人は軽量テントで幕営し小屋は3人に。島根半島の向こうに夕日が落ちていく。
さらにもう2人の方がヘッデンを付けて上がってきた。小屋内は計5人でやや密?窓を少し開ける。涼しいと思ったユートピア,あまり涼しくない。夕陽が宍道湖に落ちた。
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さらにもう2人の方がヘッデンを付けて上がってきた。小屋内は計5人でやや密?窓を少し開ける。涼しいと思ったユートピア,あまり涼しくない。夕陽が宍道湖に落ちた。
雨は何度かパラッときた。夜にはすっかり上がって雲のない稜線が目の前に。暮れなずむユートピア。美保湾の美しいカーブと三鈷峰は泊まらないと見えない。ビールうますぎ〜。
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雨は何度かパラッときた。夜にはすっかり上がって雲のない稜線が目の前に。暮れなずむユートピア。美保湾の美しいカーブと三鈷峰は泊まらないと見えない。ビールうますぎ〜。
今晩もサトウのご飯とちょっとだけリッチなレトルトカレー。きんぴらごぼうのお惣菜もうまし。
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今晩もサトウのご飯とちょっとだけリッチなレトルトカレー。きんぴらごぼうのお惣菜もうまし。
夜のとばりが下りた美保湾。弓形の夜景は弓ヶ浜ならでは。夕暮れには隠岐ノ島も見えた。水平線の手前に無数のイカ釣り船の漁火が美しかった。
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夜のとばりが下りた美保湾。弓形の夜景は弓ヶ浜ならでは。夕暮れには隠岐ノ島も見えた。水平線の手前に無数のイカ釣り船の漁火が美しかった。
お楽しみの焼酎を入れ忘れて残念な夜。しかしいっしょに泊まった方の話がディープで楽しくて。よい出会いができた。三鈷峰はいつもスルーしていたので30年来の宿題をこなしに来たそうだ。30年登っている方なりのいろいろな話があるものだと感心。朝目が覚めて外に出るとオリオン座。星空。
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お楽しみの焼酎を入れ忘れて残念な夜。しかしいっしょに泊まった方の話がディープで楽しくて。よい出会いができた。三鈷峰はいつもスルーしていたので30年来の宿題をこなしに来たそうだ。30年登っている方なりのいろいろな話があるものだと感心。朝目が覚めて外に出るとオリオン座。星空。
大山の日の出は5時29分。雲があるので少し遅れてのご来光となった。
3
大山の日の出は5時29分。雲があるので少し遅れてのご来光となった。
まん丸い太陽。思ったほど寒くないユートピア。今日も良い天気になるかな?
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まん丸い太陽。思ったほど寒くないユートピア。今日も良い天気になるかな?
避難小屋のすぐ前。ダイセンオトギリががんばっていた。
6
避難小屋のすぐ前。ダイセンオトギリががんばっていた。
宿をともにした方々にごあいさつして2日目の行動を開始。三鈷峰には寄らずに象ヶ鼻の上,1636mピークまで行ってみる。
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宿をともにした方々にごあいさつして2日目の行動を開始。三鈷峰には寄らずに象ヶ鼻の上,1636mピークまで行ってみる。
クガイソウがたくさんあった道に今はトモエシオガマが多く開く。季節は秋へ。
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クガイソウがたくさんあった道に今はトモエシオガマが多く開く。季節は秋へ。
象ヶ鼻の岩ポイントから。昨日の雨で足下が濡れるのでカッパを着てて正解だった。
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象ヶ鼻の岩ポイントから。昨日の雨で足下が濡れるのでカッパを着てて正解だった。
烏の向こうに岡山方面の山々。駒鳥小屋は工事中で屋根がないらしい。期間限定プレハブ作業小屋があり泊可能とか?
色が褪せた花が多い中,エゾアジサイだけはいまだ美しい。アキノキリンソウも元気。
烏の向こうに岡山方面の山々。駒鳥小屋は工事中で屋根がないらしい。期間限定プレハブ作業小屋があり泊可能とか?
色が褪せた花が多い中,エゾアジサイだけはいまだ美しい。アキノキリンソウも元気。
雲間から差し込む光の筋!ライジング・サン。
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雲間から差し込む光の筋!ライジング・サン。
1636m,振子沢の頭より天狗や剣を見上げる。まだ歩いている人はいない。
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1636m,振子沢の頭より天狗や剣を見上げる。まだ歩いている人はいない。
サラシナショウマを入れてみた。コンデジに広角レンズのアダプターをかませると画角が広くなって楽しい。装着は面倒だけど。
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サラシナショウマを入れてみた。コンデジに広角レンズのアダプターをかませると画角が広くなって楽しい。装着は面倒だけど。
きれいなダイセンオダマキがまだ残っていた。花期が長いね。
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きれいなダイセンオダマキがまだ残っていた。花期が長いね。
もう一度振子沢分岐へと戻る。日が高くなってきた。ここで大休方面へ分岐。草は相変わらず濡れ,かっぱの裾や靴は砂でジャリジャリ。正面には振子山,親指ピーク,野田ヶ山,大休峠の避難小屋と今日歩くコースが一望できる。
もう一度振子沢分岐へと戻る。日が高くなってきた。ここで大休方面へ分岐。草は相変わらず濡れ,かっぱの裾や靴は砂でジャリジャリ。正面には振子山,親指ピーク,野田ヶ山,大休峠の避難小屋と今日歩くコースが一望できる。
イヨフウロ。盛りは過ぎたがそこかしこに。
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イヨフウロ。盛りは過ぎたがそこかしこに。
下って来たユートピアへの道。緑の斜面の向こうに白い東壁が聳える。
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下って来たユートピアへの道。緑の斜面の向こうに白い東壁が聳える。
正面はとんがり烏ヶ山。蒜山方向が霞む。
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正面はとんがり烏ヶ山。蒜山方向が霞む。
少し左は矢筈や甲。どっちを向いても楽し〜。
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少し左は矢筈や甲。どっちを向いても楽し〜。
振子沢分岐のポールから。三鈷峰のてっぺんがちらり。分岐ポールを過ぎると登山道が涼しいトンネル状態になる。なんていうことのないアザミや...。
振子沢分岐のポールから。三鈷峰のてっぺんがちらり。分岐ポールを過ぎると登山道が涼しいトンネル状態になる。なんていうことのないアザミや...。
カラマツソウに目をやり下りていく。
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カラマツソウに目をやり下りていく。
三鈷峰の反対側は絶壁。ここから振子山へちょっとだけ上り返しす。正面に烏ヶ山。振子山に続く尾根からは親指ピークのシルエットが見える。
三鈷峰の反対側は絶壁。ここから振子山へちょっとだけ上り返しす。正面に烏ヶ山。振子山に続く尾根からは親指ピークのシルエットが見える。
振子山への尾根道。登山道崩壊箇所は木の根っこでオーバーハングして持ちこたえている。地震一発で崩れそう。
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振子山への尾根道。登山道崩壊箇所は木の根っこでオーバーハングして持ちこたえている。地震一発で崩れそう。
振子山の端っこの岩から。気持ちよい青空になった。
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振子山の端っこの岩から。気持ちよい青空になった。
ツルニンジンの季節になった。いっぱい咲いてる。
5
ツルニンジンの季節になった。いっぱい咲いてる。
ユートピアっぽいこんなロープを上り下り。水や食料がうんと減ってザックは劇的に軽くなった。その分体に付いた?
2
ユートピアっぽいこんなロープを上り下り。水や食料がうんと減ってザックは劇的に軽くなった。その分体に付いた?
久々の親指ピーク。とんがり具合がいいねえ。
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久々の親指ピーク。とんがり具合がいいねえ。
ロープや木を掴んでよっこらしょ。てっぺんの岩に登ってみた。デポしたザックは岩の下。
ロープや木を掴んでよっこらしょ。てっぺんの岩に登ってみた。デポしたザックは岩の下。
野田ヶ山の方へはちゃんとロープが張ってあって安心。
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野田ヶ山の方へはちゃんとロープが張ってあって安心。
キュウシュウコゴメグサ。いっぱい咲いているので敬意を表して記録。
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キュウシュウコゴメグサ。いっぱい咲いているので敬意を表して記録。
親指ピークの岩々エリアからユートピア。少し雲が出たが夏空は朝早いのに限る。
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親指ピークの岩々エリアからユートピア。少し雲が出たが夏空は朝早いのに限る。
ちょっと地味な野田ヶ山山頂。Tシャツやカッパズボンをオール取っ替えし汗も拭いてリフレッシュ。ここからは下り。
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ちょっと地味な野田ヶ山山頂。Tシャツやカッパズボンをオール取っ替えし汗も拭いてリフレッシュ。ここからは下り。
ほどなく大休峠の避難小屋。いろんな方々と有益な情報交換。駒鳥小屋のこと,地獄谷のこと,文殊堂から烏への道など,ディープな話で勉強になった。花情報もいろいろ。ちょうどナツエビネの秘密の場所を教えてもらう。帰りに寄り道してみよう。ハードなコースに花めぐり。それぞれの山の楽しみ。
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ほどなく大休峠の避難小屋。いろんな方々と有益な情報交換。駒鳥小屋のこと,地獄谷のこと,文殊堂から烏への道など,ディープな話で勉強になった。花情報もいろいろ。ちょうどナツエビネの秘密の場所を教えてもらう。帰りに寄り道してみよう。ハードなコースに花めぐり。それぞれの山の楽しみ。
石畳はすべる。苔の生せ具合が味わい深い道。川床までブナの森が続く。キンミズヒキがきれい。形が力士の大銀杏に似ているオオイチョウタケ。
石畳はすべる。苔の生せ具合が味わい深い道。川床までブナの森が続く。キンミズヒキがきれい。形が力士の大銀杏に似ているオオイチョウタケ。
ホトトギスもいっぱい。
6
ホトトギスもいっぱい。
阿弥陀川ジャブジャブポイント。沢装備のお二人が食事中でした。水がとても冷たい。頭から何度もかぶって生き返る。川床までは日が陰って暑くなくてよかった。ただしブヨはしつこ過ぎる。
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阿弥陀川ジャブジャブポイント。沢装備のお二人が食事中でした。水がとても冷たい。頭から何度もかぶって生き返る。川床までは日が陰って暑くなくてよかった。ただしブヨはしつこ過ぎる。
小さなヌスビトハギ,ツリフネソウを眺めながら,河床の車道まで出た。後はひたすら歩く。
小さなヌスビトハギ,ツリフネソウを眺めながら,河床の車道まで出た。後はひたすら歩く。
スキー場の中を通り抜けて大山寺方面へ。足下にゲンノショウコ,ネジバナ。青空の車道は暑い💦。シシウドが夏の最後を飾る。
ユートピアを堪能した二日間。しっかり遊ばせてもらった。
スキー場の中を通り抜けて大山寺方面へ。足下にゲンノショウコ,ネジバナ。青空の車道は暑い💦。シシウドが夏の最後を飾る。
ユートピアを堪能した二日間。しっかり遊ばせてもらった。
大山食堂にて。ノンアルがたまらなくうまい😋
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大山食堂にて。ノンアルがたまらなくうまい😋
大休峠で教えていただいた情報をもとに某所へ。そこでもまたまた親切な方にご案内いただきナツエビネに拝謁できた。暗い林の中に薄紫の花が残ってくれていた。感動だ〜。
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大休峠で教えていただいた情報をもとに某所へ。そこでもまたまた親切な方にご案内いただきナツエビネに拝謁できた。暗い林の中に薄紫の花が残ってくれていた。感動だ〜。
花の終わった大きな株もあった。見つけただけで十分。見知らぬ方のいろいろな親切で楽しい二日間だった。明日からは下界でフツーにがんばることができそう!
7
花の終わった大きな株もあった。見つけただけで十分。見知らぬ方のいろいろな親切で楽しい二日間だった。明日からは下界でフツーにがんばることができそう!

感想

8月最後の山行はユートピア。てんくら大山でチェックすると,土日はオールAだったので出かける。今年何回かユートピアに足を運んだが,避難小屋泊,大休峠に回ることをせずにいた。花の盛りは過ぎたが魅力的な山歩きができるこのコースに入る。
ユートピアは水場はないので水をかなり多めに担ぐ。泡の出るおいしい液体燃料はじめいろいろ詰めていくとザックが結構な重さになる。ふだん担ぎ慣れていないのと暑いのとで体力を消耗。下宝珠でへろへろ,上宝珠ではふくらはぎがつりそうになる。塩分キャンディと水でだましだまし歩く。小屋でのビールが最高だったのは言うまでもない。しかし,一番の目玉の高濃度液体燃料を積んでいないことに気付き衝撃を受ける。(T_T)
避難小屋には先客がお一人。テントを張ろうと思っていたが,中が十分に広いので小屋泊に変更。そのうち5人の方が登って来てやや密状態に。ちょっとだけ換気に注意して休む。
最初においでになっていた方は,生粋の山屋さん。高校,大学,社会人と多彩な経験を持たれていた。30年前の大山のお話はなかなかおもしろかった。同世代の方のようで気兼ねなく話をすることができた。また,ご自身の専門性の高いお仕事の裏事情もいろいろうかがい,楽しい夕べを過ごすことができた。
今回の山は行く先々でいろいろな方とよく話をした。特に大休峠で食事中に話をした方々は,なかなかディープだった。甲ヶ山から文殊堂まで歩く人,大休から剣ヶ峰に行って三の沢に下りる人,花のよもやま話の中ナツエビネに関する情報で盛り上がった人。それぞれの楽しみ方で大山山系を満喫していらっしゃるようだ。
情報をもとにナツエビネ散策に出かけてみると行った先でも,親切な方との出会いがあった。たまたまお会いした方が,なんとナツエビネの花まで案内してくださった。私からはイチヨウランのとっておきの情報をお伝えした。ご案内いただいたナツエビネの生育地にも,不自然に掘り返された後がいくつもあった。「ランは環境が変わると育てるのが難しいんですけどね。」という話。花のレコに注意をしなくちゃあと思った。

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