グリーンシーズン〜十石山〜カエルにビックリ
- GPS
- 06:18
- 距離
- 10.6km
- 登り
- 1,085m
- 下り
- 1,070m
コースタイム
天候 | 晴れ&にわか雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
レインウェア
タイツ
帽子
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
ザック
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
保険証
携帯
サングラス
ツェルト
ストック
ナイフ
非常食
行動食
保温ボトル
ドンジョイ
トランシーバー(VX-3)
|
---|
感想
マッタリ二日目の朝。
昨夜はgraveltrekさんから天気予報詳細を連絡して頂いた。
氏からの情報で気圧配置が不安定な予報との事。
夜半まで雷が遠くで光っていた。
しかし、4時に目覚めると雲の切れ間から星空。
イケる確信で5時半スタート。
クマーがコワイので明るくなってからの出発だ。
まぁ、掛かって8時間のマッタリ山行なので遅出は暑さ問題以外ウェルカムだ。
今回の十石山は冬季に山スキーで登った山。
グリーンシーズンはどないかな、と興味本位で選択。
マッタリ&コロナ対策で人避けに丁度良い山でもある。
予想通り入山時には自分一人のようだ。
昨日、ペアが一組下山してきた所に居合わせたが、2〜3人/週くらいの入山なのかな?
下馬評では面白みに欠けるルートみたいだし、上高地お膝元なので他の山に人気を持ってかれているのかな。
不遇だな。
スーパー林道が現役だった頃はきっと賑やかだったんだろうなぁと、サクラフィルムの看板に思いを馳せながら笹ヤブの道を行く。
森林限界を超えるまでは展望が望めず、プラスアルファが無いと修行系のヤマになってしまう所だったが半年前の山スキー山行の記憶を辿り、地形や景色を重ねていくと今までのヤマと一味違った楽しみを感じる。
際立って危険な箇所も無かったが、一部笹ヤブで足元が見えず、洗い堀が落とし穴状になっていたり、踏み跡がナナメっていてズリ落ち滑落のリスクがある箇所があった。
入山者が少ないので致し方なしか。
森林限界を超えて山頂下斜面を登り詰めていく。
冬は見通しがあり大雪面が拡がるのだが、グリーンシーズンは笹、下草、灌木に阻まれてイマイチ展望が効かない。
それでも見通せる箇所に立つ度に冬の景色を重ねて楽しむ。
そうこうする内、繁みを回り込む道を曲がったらいきなり目前に十石山避難小屋があらわれた。
「あれ?もう山頂か…。」と呆気なく辿り着いてしまった。
避難小屋にお邪魔するのは初めてだった。
素晴らしく綺麗で手入れの行き届いた小屋で管理されている方々のご尽力に頭が下がる思いだ。
ゆっくりしていきたかったが、外を見るとガスが上がってきている。
ヤレヤレ予報通りだ9時頃に一荒れある予報だった。
なごり惜しかったが、カンパ箱に気持ちを表し小屋を後にする。
山頂の方向と距離を把握しているものの、踏み跡が見つからず少々ウロついてしまった。
踏み跡を見つけ辿ると足元に何か動く物が。
注視すると何とカエル。
標高2500m以上、一年の半分を雪に覆われ池はおろか水場さえ無い環境でカエルだ。
足が生えるまでキミはどこに居たの?と問いかけながら記念に一枚。
イヤ驚いた。
さて、山頂を踏まなきゃヤマじゃないよ、と山頂を探す。
あったあった、三角点。
脇には小さいながら山頂標識。
しかし、ここまでショボい山頂は初めてだ。
山頂標識も三角点もヤブの中で視界は360度ほとんど無い。
これまた不遇の山頂であった。
とは言え、少し小屋方面に戻れば展望が良く、昨日登った焼岳から穂高連峰まで景色が広がる。
また、足元北側はまあまあ落ちており迫力がある。
私は白骨からしか登った事が無いが平湯からのルートも興味深い。
難度が相当上がるのだろうが、ktn92さんは表裏連チャンを軽くこなし、graveltrekさんは山頂到達まで驚くほどの精神強さを表したなど、山スキー先輩方が印象深い形で踏破している事もあり、いつか私もチャレンジしてみたいものだ。
とは言え、何とか登れたとしても滑降出来ず白骨に降りる羽目になりタクシー代と数日の休暇が必要になった、なんてオチがつきそうだ。
妄想を楽しんでいたが、後方からモクモクが迫ってきたので下山するとした。
先にも書いたがヤブで足元が見えず、洗い堀に踏落ちかけたり、片斜面で滑りそうになったりと気を使う。
気掛かりだった天気予報が的中してしまい11時から雨が降り始めた。
残念ながらまとまった雨となりレイン着用を余儀なくされたが、まぁ織り込み済みだ仕方がない。
下山後はレイン脱いで靴の履き替えもせず沢渡に直行。
足湯でリラックスが目的だ。
着替えて足湯で休んでいたら雨も上がった。
さて、二日間のマッタリタイムも終わりだ。
来週は9月になる、夏山もそろそろ終盤。
秋の紅葉に期待しながら冬の準備も意識しないと。
コロナ禍の割には楽しい夏だった。
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