西丹沢/浅瀬〜地蔵平〜セギノ沢〜屏風岩山〜世附権現山〜ミツバ岳
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- GPS
- 08:30
- 距離
- 17.0km
- 登り
- 1,102m
- 下り
- 1,108m
コースタイム
7:10 浅瀬
7:51 法行沢出合
地蔵平 9:11
9:40 大滝沢橋(セギノ沢)
10:45 セギノ沢石積堰堤上部尾根 11:12
11:34 屏風岩山北部の稜線
11:45 屏風岩山 12:11
12:46 さかせ古道が横断している旧二本杉峠 12:50
12:54 二本杉峠 13:15
13:45 世附権現山 13:57
14:01 権現山西尾根920m地点分岐
14:26 ミツバ岳 14:52
15:30 滝壺橋
15:50 浅瀬
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2007年05月の天気図 |
アクセス | |
ファイル |
非公開
2563.xls
計画書
(更新時刻:2010/07/28 08:54) |
写真
感想
丹沢というと塔ノ岳や丹沢山、大山など人気ルートを思い浮かべ
また行く人が多い。
うちの会員もそうだが、裏丹沢や西丹沢など素敵な山やルートが
たくさんあるのにもったいないなぁと思う。
西丹沢でも世附川流域は交通の不便さも手伝ってか
釣り士を除くとあまり人に出会うこともない。
その分自然と対話するにはもってこいの場所だ。
浅瀬の林道ゲート前はGWともあって道路脇に数珠繋がり状態で
車が停められていた。
ほとんどがキャンパーか釣り士さんのよう。
これ以上あるかってくらい爽やかな陽気の中浅瀬を発。
浅瀬橋の分岐で右側の大又沢林道へ入る。
鳥のさえずりと沢のせせらぎは緑の季節を迎えた喜びに満ちている。
法行沢出合で一本。
大又沢本流と比べ法行沢の水量は細い。
上部に取水口があるようだが、そのうち遡行したい沢の一つだ。
大又沢ダムを過ぎ橋を渡ると二本杉峠へと続く入口が出てくる。
昭和前半、この奥の地蔵平に集落があり、分校もあったそうだ。
その分校の生徒たちは現在の丹沢湖真ん中にある大仏の本校まで
二本杉峠を越えて運動会などのイベントに通ったという。
元気の良い笑い声や歌声がさぞやこの山間に響いていたのであろう。
当時のそんな風景を思い描きながらこの分岐を後にする。
地蔵平には今でも鎮守の祠が在りし日の栄華の余韻を懐かしみながら
静かに鎮座している。
集落跡のだだっぴろい平地に腰掛けのんびりと寝ころんでみる。
表丹沢の喧噪と比べてここには誰もいない。
さて地蔵平から先は初めて歩くルート。
今回はセギノ沢から大滝峠に出る破線ルートを選んだ。
エアリアだと地蔵平から先は林道になっている、が、
林道らしき道は沢の左岸から右岸へ徒渉、少しで今度は右岸から左岸へ
また渡るようで、ほとんど普通の登山道。
しばらくは林道らしくカーブミラー跡も付いてはいるが
部分的に崩壊してしまっており踏み跡程度しか残っていない。
セギノ沢には比較的しっかりした橋がかかっており
この右端からかすかな踏み跡を追って沢床に入る。
セギノ沢コースは赤破線ルートとしてエアリアに記載されてはいるが
やはり世附の奥にあるためか、あまり歩かれていないようだ。
テープ等のコースサインはほとんどなく踏み跡も不明瞭だ。
調査目的なので極力踏み跡を追ってはみたが
半ば簡単な沢登りルートと捉え段々適当に歩いてしまった。
しばらく歩くとF1−8mが出てきた。
沢登りモードなら右壁を登るところだが、なるべく一般登山のつもりで
高巻きを探ってみる。
結局右側のザレを20mほど登り少しトラバースして沢に戻る。
すぐに小滝と8m石積み堰堤。
これも沢登りモードなら堰堤右角を登ってしまうのだが
一般登山者の気分に立ち戻り、今降りてきた所を登り返して
更に高巻きルートを探る。
またザレを上の小尾根目指して登る。
小尾根に立つと沢に戻るには、尾根先端のヤブを下れば行けそうなのがわかるが
現在位置に確信が持てず、そのままこの尾根を登ることにした。
100mほど登ると右側から尾根が合わさり更に登ると
やや平坦になった原。
そこから少しで畦ケ丸と屏風岩山を結ぶ登山道に出る。
途中比較的新しい赤布が2つほどあったが
果たして今のコースがセギノ沢の正規ルートかというと自信が持てない。
踏み跡もないしいくらなんでも一般道とは思えない。
まぁそれもこの登山道を南下すれば判明するであろうと行動開始。
緩い登りを終えると何と屏風岩山山頂であった。
どうやら目指していた大滝峠よりもかなり南側1010m辺りから
西に派生する尾根を上がってきてしまったようだ。
ということは、先ほどのセギノ沢F1と石積み堰堤は
小尾根の先端から沢に戻るということか。
気を取り直して世附権現山に向かう。
二本杉峠の間で3パーティ(単独2、3人パーティ1)とすれ違うが
内2つは知り合いだった・・・。
類は友を呼ぶということなんでしょうかね^^;;。
正規な二本杉峠の手前(北側)に痩せた峠と東西に延びる経路がある。
ここは地蔵平から延びる経路なので注意。
更に3分も南下すると立派な指導標とベンチがある二本杉峠に出る。
ここらかは849ピークと世附権現山まで登りが続く。
登山道は古いが見間違うこともなくしっかりついている。
息もあがる頃、なかなか開放的な山頂着。
ここにもベンチがあった。
この山域に権現山は2座ある。
北側西沢近くにある権現山を箒沢権現山、
南側丹沢湖近くにあるものを世附権現山と分けて称している。
休憩のあとミツバ岳(834.5m)に向け西尾根を下る。
距離約150m下り標高920m辺りで南西に分かれる尾根に乗る時に注意していたが
広葉樹の一本に赤文字で「←ミツバ岳」と書かれていた。
ここから先も踏み跡は明瞭でほどなくミツバ岳山頂着。
西側斜面が開かれており晴れた日は正面に富士山が望めるビューポイント。
先も見えてきたのでここでまた寝ころぶ。
至福のひととき、このままひねもす物思いにでも耽りたい。
ミツバ岳から先もテープと踏み跡がどんどん下降していた。
720m辺りの尾根分かれではテープに従い左尾根に入る。
植林帯の仕事道をジグを切りながら下降すると
尾根は次第に東に向きを変え、柵で覆われた小杉の密生帯左脇を通り
丹沢湖畔道路、滝壺橋に出てくる。
ここには「ミツバ岳へ」という指導標もあった。
車を置いた浅瀬まで17分で戻った。
kamogさん、今晩は。たまに記録を見させてもらっています。これと似たコースをこの前の土曜日に歩いたのですが、セギノ沢はちょっと道が判らずに難儀しました。今日この記録に気付いたのですが、先に見ていればもっと楽なのにと思いました。残念です。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-36943.html
Futaroさん、こんばんわ。
セギノ沢コース行かれたんですね。
そうなんですよね、セギノ沢から大滝峠方面への径路、
あれはもう廃道ですね。
コースサインも踏み跡もほとんど消滅しており
以前のエアリア「丹沢」に記載されている
赤破線も少し間違っているんじゃないかと思います。
所詮エアリアは5万とか4万分の1なので
地形は読めませんけど。
特に世附は人があまり入っていないので要注意ですね。
沢絡みのルートは、読図力とトラブル時のロープワーク、
悪いところを登ったり下ったりする力、藪漕ぎなど
何とも思わない慣れなどが必要でしょうね。
今後ともよろしくお願いします。
PS この陽気で、そろそろヤマビルたちが稼動し出しました。
ファイターや、塩水&酢ミックスなど出番です。
kamogさん、今晩は。
返事を書いてくれているのに気付きませんでした。すみません。ヤマレコは、自分の記録に書かれた場合は判るのですが、人の記録に自分がコメントした場合、それに対して返事が有っても判らないのですね。
マメにチェックするのがベストですね。ところでいやなヤマビル退治の季節ですね。できれば避けたいものですね。。。
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