飯豊山(ダイグラ尾根〜梶川尾根周回)
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- GPS
- 56:00
- 距離
- 28.4km
- 登り
- 2,702m
- 下り
- 2,688m
コースタイム
- 山行
- 10:09
- 休憩
- 0:56
- 合計
- 11:05
- 山行
- 2:35
- 休憩
- 0:10
- 合計
- 2:45
門内小屋 2000円
両小屋とも常駐なしでこの日は管理人さん不在。
天候 | 9/17曇り時々晴れ、9/18雨風強し、9/19早朝雨のち晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2020年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
登山口はソフトバンクは圏外でした。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
ダイグラ尾根はロープ・鎖無し、片斜面の連続、ロングコースとキツさ満載です。 登降両方を経験しましたが、下りの方が体感的にキツく難易度も高いと思います。 水場はスキップのため未確認。 他、御西小屋水場、梅花皮小屋水場、梶川尾根の五郎清水は可(他は未確認) |
その他周辺情報 | 飯豊山荘は日帰り入浴のみ(500円) ぬるめの温泉で、下山後の体には快適な温泉です |
写真
感想
北アルプス遠征を終えて富山からの帰路、やはりホームである朝日・飯豊は外せず、これまでの山人生で最も気力・体力が充実している今ならダイグラ尾根を登れるのでは、とダイグラ尾根からの飯豊周回を最終プランとして計画しました。
2日目の天候が最悪でしたが、期せずして、21年前の初飯豊周回の逆コースとなる、ダイグラ尾根〜梶川尾根周回となりました。
9/16に富山から小国登山口に移動。9/18の悪天候が予想される中、9/17は天気が持ちそうなので、2日目の停滞も視野に、初日に御西小屋まで入ることに。
御西小屋からなら1日で天狗平まで下山できることを念頭に計画しました。
9/17、長丁場のためまだ暗い4時から行動開始。桧山沢吊橋につくころ空が白みがかり天気はまずまず。ここ数日では少し蒸し暑いが、この1週間の山行のため、快調に高度を稼ぐことができた。
休場ノ峰までつくと宝珠山までの峰々とその奥にガスを被った本山の姿が。ここからは高度を稼ぐではなく、歩行距離を稼ぐことを念頭に歩をすすめました。
予想に反して稜線のトラバースが多く、この時期の歩行でよかったと実感。トラバース部は片斜面が多く、残雪期や雨の日は滑落のリスクが高い難易度の高いコースであることを感じました。
宝珠山の肩を過ぎ、1830mピークにつくと、ようやく飯豊山頂が近くなってきました。この後ガスのため山頂が見えず、逆に淡々と歩くことができ、思ったより早く山頂に到着することができました。
初飯豊で下ったとき、「こんなの登れるわけがない」と思っていたダイグラ尾根登りでしたが、体調が絶好調だったことから思いがけず楽に登ることができました。
山頂小屋を空身ピストンでゲットしたビールで改めて山頂で祝杯をあげ、その後、御西小屋に移動。埼玉から来られたご夫婦の初飯豊とダイグラ登頂を一緒に祝杯をあげさせていただきました。
9/18、夜中からの風雨がひどい中、翌日の下山を念頭に一行程でも先にすすめたく小屋をでることに。日本海側からの風雨のため、雨具をしても濡れてくるような状況で、門内小屋まででこの日の移動を断念。
埼玉からのご夫婦は大日岳ピストン後切合まで下山するとのことでしたが、無事に下山できましたでしょうか。
9/19、風雨は幾分弱くなったものの、早朝はまだひどく、完全防備で出発。梶川峰を過ぎたころ下界の景色が広がり、振り返ると主稜線も見えてきました。天候がようやく回復してきたようで晴れ間も見えてきました。
自分が登ってきたダイグラ尾根も見えてきて、感慨深く眺めることができました。
この日は連休初日ということで梶川尾根で6組ほどの登山者とすれ違いました。四連休としては少なめかもしれません。なお、稜線は草紅葉が一部ようやく始まった程度で紅葉はまだ先のようです。
1週間前の槍ヶ岳から始まった遠征もこの飯豊でようやく終えることになりました。夢と憧れのコースを完歩することができ、今回の山行を快諾してくれた家族に本当に感謝です。
また、各山行でお話させていただいた登山者の方々、山小屋の関係者、登山道を整備いただいた方々、ありがとうございました。おかげさまで楽しい時間を過ごすことができました。またどこかの山でご一緒できる日を楽しみにしています。
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