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記録ID: 2575826
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
飯豊山

飯豊山(ダイグラ尾根〜梶川尾根周回)

2020年09月17日(木) ~ 2020年09月19日(土)
 - 拍手
GPS
56:00
距離
28.4km
登り
2,702m
下り
2,688m

コースタイム

1日目
山行
10:09
休憩
0:56
合計
11:05
4:10
45
天狗平ゲート
4:55
5:00
159
7:39
8:00
137
10:17
10:17
123
12:20
12:20
15
12:35
12:55
15
13:10
13:20
115
2日目
山行
4:05
休憩
0:20
合計
4:25
6:50
150
9:20
9:40
95
11:15
3日目
山行
2:35
休憩
0:10
合計
2:45
6:35
25
7:00
7:00
20
7:20
7:20
110
9:10
9:20
0
9:20
天狗平ゲート
御西小屋 2500円
門内小屋 2000円
両小屋とも常駐なしでこの日は管理人さん不在。

天候 9/17曇り時々晴れ、9/18雨風強し、9/19早朝雨のち晴れ
過去天気図(気象庁) 2020年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
工事中で大型車が温見平に入っています。
登山口はソフトバンクは圏外でした。
コース状況/
危険箇所等
ダイグラ尾根はロープ・鎖無し、片斜面の連続、ロングコースとキツさ満載です。
登降両方を経験しましたが、下りの方が体感的にキツく難易度も高いと思います。
水場はスキップのため未確認。
他、御西小屋水場、梅花皮小屋水場、梶川尾根の五郎清水は可(他は未確認)
その他周辺情報 飯豊山荘は日帰り入浴のみ(500円)
ぬるめの温泉で、下山後の体には快適な温泉です
前泊の天狗平駐車場。思いがけずの快晴で星空を満喫。
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前泊の天狗平駐車場。思いがけずの快晴で星空を満喫。
このゲートから登山開始。
このゲートから登山開始。
桧山沢吊橋。これを渡るとダイグラ尾根がはじまります。ここまでのコースも地味に不親切です。
桧山沢吊橋。これを渡るとダイグラ尾根がはじまります。ここまでのコースも地味に不親切です。
ダイグラ尾根の登り。稜線は巨木が多く見応えあり。
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ダイグラ尾根の登り。稜線は巨木が多く見応えあり。
きつい自然の中、日光があたりやすい稜線だからでしょうか。巨木が続きます。
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きつい自然の中、日光があたりやすい稜線だからでしょうか。巨木が続きます。
休場ノ峰から宝珠山遠望。飯豊山はガスの中。
ここまでがダイグラ尾根の第1ステージ。
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休場ノ峰から宝珠山遠望。飯豊山はガスの中。
ここまでがダイグラ尾根の第1ステージ。
休場ノ峰から先、宝珠山までアップダウンが続きます。
この区間が第2ステージといったところでしょうか。
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休場ノ峰から先、宝珠山までアップダウンが続きます。
この区間が第2ステージといったところでしょうか。
実際には稜線でなくトラバースが多いです。
このトラバースが曲者で、残雪期や雨天時、下りではスリップを誘発します。
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実際には稜線でなくトラバースが多いです。
このトラバースが曲者で、残雪期や雨天時、下りではスリップを誘発します。
宝珠山の肩まできました。この辺りまでくると、高山帯の雰囲気に変わります。
宝珠山の肩まできました。この辺りまでくると、高山帯の雰囲気に変わります。
宝珠山の複数のピークが続き、実際のピークはこの先の1830mピークになります。
宝珠山の複数のピークが続き、実際のピークはこの先の1830mピークになります。
1830mピークから1969m峰(手前)と飯豊本山(奥)。
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1830mピークから1969m峰(手前)と飯豊本山(奥)。
1969m峰までの最後のきつい登り。
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1969m峰までの最後のきつい登り。
ガスの中、山頂標識と思ったら、御西方面との分岐の標識でした。
ガスの中、山頂標識と思ったら、御西方面との分岐の標識でした。
分岐標識の5mほど上に山頂標識と祠。
ついにダイグラ尾根を完登!
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分岐標識の5mほど上に山頂標識と祠。
ついにダイグラ尾根を完登!
ダイグラ尾根を下山してきた登山者に、御西小屋の管理人さんが不在と伺い、本山小屋を往復し乾杯用ビールを調達。
長年の夢を実現できました。
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ダイグラ尾根を下山してきた登山者に、御西小屋の管理人さんが不在と伺い、本山小屋を往復し乾杯用ビールを調達。
長年の夢を実現できました。
登り応えのあるいい尾根でした。
登り応えのあるいい尾根でした。
御西小屋手前の水場の案内。ここから下り5分、登り8分。
御西小屋手前の水場の案内。ここから下り5分、登り8分。
細いですが冷たい水がでていました。
細いですが冷たい水がでていました。
御西小屋。今シーズンはコロナの影響で管理人さんは不定期で入ります。
御西小屋。今シーズンはコロナの影響で管理人さんは不定期で入ります。
大日岳がようやく顔を出してくれました。
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大日岳がようやく顔を出してくれました。
小屋に常備されたコンロ・鍋敷。
小屋に常備されたコンロ・鍋敷。
9/18は風雨強く撮影なし。
9/19、梶川峰から下り始めると急に天候が回復し、梅花皮滝を俯瞰できました。
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9/18は風雨強く撮影なし。
9/19、梶川峰から下り始めると急に天候が回復し、梅花皮滝を俯瞰できました。
振り返ると主稜線もガスが取れました。昨日、何も見えずに通過したのに。。。
振り返ると主稜線もガスが取れました。昨日、何も見えずに通過したのに。。。
小雪の今年、石転び雪渓も残りわずか。
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小雪の今年、石転び雪渓も残りわずか。
ダイグラ尾根遠望。こちらも天気が良ければ主稜線からずっと眺めることができたのですが。。。
ダイグラ尾根遠望。こちらも天気が良ければ主稜線からずっと眺めることができたのですが。。。
梶川尾根の急登。斜度だけで言えば、ダイグラ尾根より急です。
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梶川尾根の急登。斜度だけで言えば、ダイグラ尾根より急です。
下りも残り200mほど。駐車場が見えてきました。自分の車の黄色も見えます。
下りも残り200mほど。駐車場が見えてきました。自分の車の黄色も見えます。
登山口到着。
飯豊山荘で3日分の朝を流しました。来シーズンは通常営業できることを切に願います。
飯豊山荘で3日分の朝を流しました。来シーズンは通常営業できることを切に願います。

感想

北アルプス遠征を終えて富山からの帰路、やはりホームである朝日・飯豊は外せず、これまでの山人生で最も気力・体力が充実している今ならダイグラ尾根を登れるのでは、とダイグラ尾根からの飯豊周回を最終プランとして計画しました。
2日目の天候が最悪でしたが、期せずして、21年前の初飯豊周回の逆コースとなる、ダイグラ尾根〜梶川尾根周回となりました。

9/16に富山から小国登山口に移動。9/18の悪天候が予想される中、9/17は天気が持ちそうなので、2日目の停滞も視野に、初日に御西小屋まで入ることに。
御西小屋からなら1日で天狗平まで下山できることを念頭に計画しました。

9/17、長丁場のためまだ暗い4時から行動開始。桧山沢吊橋につくころ空が白みがかり天気はまずまず。ここ数日では少し蒸し暑いが、この1週間の山行のため、快調に高度を稼ぐことができた。
休場ノ峰までつくと宝珠山までの峰々とその奥にガスを被った本山の姿が。ここからは高度を稼ぐではなく、歩行距離を稼ぐことを念頭に歩をすすめました。
予想に反して稜線のトラバースが多く、この時期の歩行でよかったと実感。トラバース部は片斜面が多く、残雪期や雨の日は滑落のリスクが高い難易度の高いコースであることを感じました。
宝珠山の肩を過ぎ、1830mピークにつくと、ようやく飯豊山頂が近くなってきました。この後ガスのため山頂が見えず、逆に淡々と歩くことができ、思ったより早く山頂に到着することができました。

初飯豊で下ったとき、「こんなの登れるわけがない」と思っていたダイグラ尾根登りでしたが、体調が絶好調だったことから思いがけず楽に登ることができました。

山頂小屋を空身ピストンでゲットしたビールで改めて山頂で祝杯をあげ、その後、御西小屋に移動。埼玉から来られたご夫婦の初飯豊とダイグラ登頂を一緒に祝杯をあげさせていただきました。

9/18、夜中からの風雨がひどい中、翌日の下山を念頭に一行程でも先にすすめたく小屋をでることに。日本海側からの風雨のため、雨具をしても濡れてくるような状況で、門内小屋まででこの日の移動を断念。
埼玉からのご夫婦は大日岳ピストン後切合まで下山するとのことでしたが、無事に下山できましたでしょうか。

9/19、風雨は幾分弱くなったものの、早朝はまだひどく、完全防備で出発。梶川峰を過ぎたころ下界の景色が広がり、振り返ると主稜線も見えてきました。天候がようやく回復してきたようで晴れ間も見えてきました。
自分が登ってきたダイグラ尾根も見えてきて、感慨深く眺めることができました。

この日は連休初日ということで梶川尾根で6組ほどの登山者とすれ違いました。四連休としては少なめかもしれません。なお、稜線は草紅葉が一部ようやく始まった程度で紅葉はまだ先のようです。

1週間前の槍ヶ岳から始まった遠征もこの飯豊でようやく終えることになりました。夢と憧れのコースを完歩することができ、今回の山行を快諾してくれた家族に本当に感謝です。
また、各山行でお話させていただいた登山者の方々、山小屋の関係者、登山道を整備いただいた方々、ありがとうございました。おかげさまで楽しい時間を過ごすことができました。またどこかの山でご一緒できる日を楽しみにしています。

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技術レベル
5/5
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