信州百名山88座目:佐武流山〜秋色の苗場山
- GPS
- 12:11
- 距離
- 31.0km
- 登り
- 2,258m
- 下り
- 2,259m
コースタイム
- 山行
- 11:18
- 休憩
- 0:48
- 合計
- 12:06
天候 | 晴れ後くもり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・檜俣川渡渉は靴を脱いで、ロープ右にある平たい岩を渡りました。 ・西赤沢源頭〜赤倉山も刈払いされてます。 竹の根元が残っているのと、足元が踏み固まっていません。 ・平太郎尾根の渡渉ポイントの手前が足元が悪く荒れていました。 渡渉自体は靴のまま問題なしです。 ・ナラズ山〜赤倉山、平太郎尾根最後の分岐〜和山登山口の2か所のコースタイム (山と高原地図)が甘いと思います。 |
写真
感想
今回のルートは6,7年前から構想がありましたが、
西赤沢源頭から赤倉山の間の刈払いが行われなくなり、
強者のyoutaroさんでも撤退するほど藪化。
一時は諦めかけたのですが、一昨年から刈払いが再開されたとのことで、
今年も刈払い後のチャンスを狙っていました。
夏は暑すぎで水の確保に難点があり、
秋は日が短くコースタイム18時間をこなすには今がギリギリのタイミングです。
秋山郷は何度か訪れていますが、自宅から4時間と遠いです。
日没前に下山したいのでスタートはヘッデン、睡眠時間が削られます。
最初のポイントは檜俣川の渡渉。
ロープが2本渡してありますが、結局足場の安定しているロープのない場所を選択。
靴は脱ぎましたが、安全優先です。
渡渉後は急登が続きますが、高度がグングン稼げて効率がいいです。
以前登った切明近くの烏帽子岳の雄姿は、一瞬どの山かわかりませんでした。
ワルサ峰まで登ると、今度はこれから歩く苗場山までの稜線も一望。
さらに6月に歩いたぐんま県境トレイルも見えて感動です。
佐武流山が近づくと、今年初めての樹木の紅葉との出会い。
佐武流山山頂は展望が苗場山や谷川主脈方面に限られますが、
過程で随所に展望が開ける良いルートでした。
第二のポイントは登山者が少ないとみられる西赤沢源頭から赤倉山の区間。
刈払いがされていて大変助かりましたが、
根元に10cm近くの竹が残っているため、それなりに時間がかかるのと、
ぐんま県境トレイル同様あまり踏まれていないので、足元の不安定さはありました。
苗場山の頂上台地まで来ると一安心。
少しガスが上がってきてしまいましたが、
のんびりとしたくなる美しい池塘と草紅葉が広がっていました。
とはいえ、時間は既に14時過ぎ。
下山口までまだ4時間以上あるので、先を急ぎます。
和山へのルートは小湿原がいくつも現れる魅力ある前半と、
怒涛の急降下の連続する後半に分かれます。
さらに急降下の後、大きな川の音が聞こえてきて、再度渡渉ポイント。
こちらは全く事前調査していなかったので、無事渡れるのかドキドキでしたが、
川自体はすんなり渡れたものの、
川の手前はかなり荒れており、核心部だったかもしれません。
久々に12時間の行程となりましたが、
長年狙っていた周回ルートを、暗くなる前に戻れてほっとしました。
刈払いがされてもこれだけの時間がかかるので、
藪状態では到底不可能なルートです。
8月の焼山に続き、刈払いの方への感謝の気持ちしかありません。
コメント
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hirokさん、こんばんは。
刈り払い&紅葉の始まりのタイミングを逃さず佐武流山。
苗場山の湿原の紅葉の色づきもよく(#46#47)、
今年の紅葉は期待できそうな予感がしてきました。
この周回ルート、コースタイムが長いうえに難路。
真似できませんが、佐武流山には行ってみたいと思います。
satfourさん、こんばんは
数年越しの念願ルートにようやく行けました。
佐武流山は山頂こそ眺望は限定的でしたが、
途中展望が開ける箇所も多々あり、いい山だと認識できました。
この山から得た教訓は、行きたい山はすぐに行くべし、です。
当初計画した年に行けばよかったのですが、
1年待ったために藪化してしまい、こんなに実現が遅くなってしまいました。
草津白根山付近の赤線繋ぎも火山規制で行けなくなりましたので、
自然相手の山の場合、即実行が大事ですね。
hirokさん、こんばんは。
yama-ariさんの佐武流山のレコを見て苗場山と周回できる事を知り、私もいつかはと思っていました。日没時間、刈払いと条件が揃わないと厳しいコースのようですが、挑戦する際は参考にさせていただきます。
お疲れ様でした。
YosshiTさん、こんばんは
この3年は刈払いがされているようですが、
その前は数年放置されていたため、かなりの藪化していたルートでした。
一昨年は10月、昨年は9月、今年は8月に刈払いされたようなので、
少しづつ登山期間が延びてきてます。
二百名山の佐武流山と百名山の苗場山に挟まれて区間は、
おそらくほとんど人と出会うこともないルートだと思いますが、
静かな山歩きを楽しめると思います。
印象の異なる2つの名山を楽しんできてください。
hirokさん、こんにちは。
タイトルを見てあれ?と思いました
自分が突っ込んだのが(弱々でした。。)4年前、その数年前か
翌年であれば行けた可能性があるということですね。
「行きたい山はすぐに行く」私も佐武流山から苗場山を計画したのは
かなり前にもかかわらずグズグズしていてダメになったパターンだった
ので、大事だなあと思います。多少の藪でも大丈夫だろうという
甘い考えは上越等の笹薮の山だと通用しないことも多いですし。。
ナラズ山の山頂付近での藪との戦いは今でもはっきりと思い出します。
佐武流山に登ってしまったので、今後ここを歩くことがあるか?
と思いますが、そんな気持ちが巡ってきた時は刈払い情報は
確認してからにします
youtaroさん、こんばんは
藪は2年刈らないともうダメですね。
youtaroさんのレコを見た時、もうこの周回ルートはダメか、と思いましたが、
最近は森林組合に刈払いを委託するようになったとか。
毎年刈られると、もう少し登山者も増えるかもしれませんね。
まだあまり歩かれていないようで、足元がまだ固まっていませんでした。
ナラズ山付近の藪は凄かったのだろうなあというのが、刈払い跡を見て思いました。
笹だけでなく、竹もあるので厄介ですね。
刈られていても少し歩きづらいなあと思ったほどです。
ぐんま県境トレイルも開通したことですし、
佐武流山〜白砂山も刈ってくれるとこのエリアの魅力が増すのですが
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