涸沢の紅葉
- GPS
- 30:49
- 距離
- 42.8km
- 登り
- 2,626m
- 下り
- 2,584m
コースタイム
- 山行
- 8:29
- 休憩
- 1:35
- 合計
- 10:04
- 山行
- 5:50
- 休憩
- 7:11
- 合計
- 13:01
- 山行
- 5:27
- 休憩
- 2:05
- 合計
- 7:32
天候 | 高曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
|
写真
感想
昨年からHiroshiが涸沢と騒いでいたので行ってみることに。当初一泊予定だったが休みが取れて金曜から入る事になった。
平日だからと侮って始発のバスに乗れるだろうとバスターミナルに向かうと長蛇の列が! 発券機が一台?だからなのかバスは空いている様だった。しばらく並ぶと、タクシーのが早そう。タクシーに切り替える。若干早かったかな。4人集まればバスの往復と同じ料金で早い。これからはタクシーだな。
予定より1時間遅れの出発だが焦らず行こう。上高地に穂高に大興奮のHiroshi。河童橋手前のベンチは霜が降りていた。寒いんだな。
さて、涸沢まではどう行くか? パノラマコースで行くか否か意見が分かれる。取り合えず分岐の徳澤まで行く。梓川沿いの林道歩きは明神岳や前穂が見える。しかし林道歩きは飽きてきた。徳澤に着き体調はいいか? パノラマコースへ行先を決めた。
分岐に着くと標識も何もない!? 少し迷ったが左に進むと、おかしいな? 車道でした。紛らわしい。少し遠回りし登山道に合流。通行禁止なんだから看板がほしいな。
パノラマコースの入口には猿がいっぱい! ライチョウは警戒心が無いから逃げないと言うが、この猿らも一緒か? 猿一家のリビングを通らせてもらった感じでした。
水無沢を何度か渡り標高が上がると次第に色づいてきた。屏風の裏側はいい感じに黄色だ。
屏風のコルに着く頃にはいつもの様に最後尾になっていた。時間的ギリギリだが屏風の耳はどうするか? 行かないで後悔するより行くしかないでしょう!
耳手前で見覚えがある電池が落ちている。先に行ったHiroshiは山頂でしょんぼりしているぞ! お前のか!! 電池を渡したら元気になった。撮影開始だ。表銀座から槍・涸沢カール・穂高と良く見えた。寄り道して正解でした。さて暗くなる前にテン場に行こう。
涸沢までのトラーバースは危険箇所が4ヶ所。そのうちの1つがフィックスロープの支点としていた木がそくっり落ちていて、ロープがピーンと道を塞ぐ形になっていた。外そうとしたが重量が掛かっていて緩まなかった。
この辺りの紅葉はとても綺麗で写真を撮りなかなか進まない。そうこうしているとテン場に着く頃には暗くなってしまった。平日なのにテントが多い。平らそうな所を見つけたが、その晩は寝心地は最悪だった。
翌日はアタックザックで北穂から奥穂を目指す。サクッと登るはずだったが軽い荷物でもHiroshiの速度は変わらないぞう!?
山頂手前の急斜面を登り上げるとテン場があった。ここが南陵テラスか。素晴らしく見晴らしが良く最高のテン場だ。北穂の北峰に向かう。そこそこ距離があり山小屋とテン場の往復はめんどい。
北峰登頂です。真っ平らで頂上っぽくない。ヘリの発着場なのか?
大キレットの先に槍が見えて、ここから向かうのはいいな。
写真を撮って次は涸沢岳だ。分岐まで戻り少し進むと南峰の入口があった。こちらはいかにも山頂だ。北峰は行かなくて良かったのかも。
この先が一般登山道で難しいルートとなる。Hiroshiは大丈夫か? 序盤は振り返ると後ろにいたが、いつの間にかいない。稜線上は風が強く寒くて待っていられない。風を避けしばし待つ。
合流して壁の様な涸沢岳に取り付く。遠くから見ると壁にしか見えないが、行ってみると、ちゃんと道があるのがスゴイナ。1か所オーバーハング気味の岩に手掛かりはアンカーボルトが打ってある所が核心か。後から聞くと1番怖いのは皆ここだった。頂上と思っていたのはニセピークでもう少しだ。これが涸沢槍だったのか?
涸沢岳に来ました。とっても厳しい登りだったのに寂しい山頂標識。奥穂ー北穂の通過点にすぎないからなのか?
正月に「ここまでしかこれなかった」と言うお姐さん(西尾根に2日間停滞し旦那を置いての登頂らしい)に写真を撮ってもらい穂高山荘へ。
こんな岩稜地帯に立派な小屋です。
昼食にしようとベンチに座り奥穂を方面を見ると渋滞です。行くかやめるか悩む。すると北穂の登りで抜きつ抜かれつの女の子と再会し、同じく迷ってる。しばらく話すと大学の山岳部だそうです。フリーズドライなどは使わないって本当? と聞くと。邪道だそうです。
山頂の記念撮影待ちは30分と聞いて僕たちは山頂よりビールにし彼女を見送りました。
ザイテングラートの下りは名前にビビっていたが大したことは無く涸沢カールの紅葉を眼下に無事下山。テントに戻ると今年から山を始めたHiroshiの友達、タッキーと合流。彼にとっては今回かなりの冒険らしい。
夜になるとしきりにテントのライトアップの要請があり、ポスターの写真でも撮るのかな?
最終日はタッキーと一緒に下山です。パノラマコースを勧めるが無難に横尾から帰ります。急な所もなく、よく整備された登山道だ。屏風岩を眺めながら横尾を目指す。横尾に着く頃にはタッキーは足が痛くなってきた。横尾には車が止まっており乗って帰りたいそうだ。確かにここからの車道(登山道と言うことにはなっているが)歩きは退屈な11km。
徳澤のソフトクリームを楽しみに歩き出す。が、食べてしまうとこの先楽しみもなく淡々と歩くだけ。明神館に着いた時には半泣き状態。いつものHiroshiの様だった。そんなHiroshiは元気いっぱいだ。
気分を変えるには少し遠回りにはなるが右岸の遊歩道がいいだろう。これは正解だった。と、思いたい。何はともあれバスターミナルに帰還した。
タッキーとはここでお別れだ。お疲れさまでした。
僕たちはタクシーで帰るべく、相乗りの2名を探すが乗り場には誰もいない。。運よくバスのチケット売り場で同乗者を確保出来バスより早く帰れた。
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