記録ID: 270486
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積雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科
快晴♪でも阿弥陀はきつかった 赤岳〜阿弥陀岳
2013年02月17日(日) [日帰り]
- GPS
- --:--
- 距離
- 17.0km
- 登り
- 1,668m
- 下り
- 1,651m
コースタイム
5:28美濃戸口−6:22赤岳山荘6:35−8:52行者小屋9:22−10:33地蔵の頭10:52−11:36赤岳11:45−12:33中岳−12:59中岳のコルの先のハシゴ−13:52阿弥陀岳13:55−15:15行者小屋15:25−16:30赤岳山荘−17:17美濃戸口
天候 | 晴〜快晴♪ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
午前5時の気温は−18度 美濃戸口のトイレはウォシュレットで快適 午後5時の気温は−6.5度 |
コース状況/ 危険箇所等 |
○美濃戸口―赤岳山荘 車で行くのはますます積雪量が増加しており、まず四駆でなければ無理 普通の車の人は我慢して約1時間歩きましょう。 美濃戸口の朝の気温なんと−18度 午後5時半の気温−6.5度 ○赤岳山荘―行者小屋 たぶん−20度くらいはあったと思うが、風も当たらないため歩いていると寒さは感じない。 登山道に雪が多いが凍結なく、アイゼンの必要なし。 帰りもアイゼンを着けない方が歩きやすいが、どんなに注意していても必ず二〜三回はコケる ○行者小屋―地蔵の頭 急斜面、ナイフリッジなどがあり滑落に注意。 ○地蔵の頭―赤岳 いつものことながら防寒・強風対策のこと ○赤岳―文三郎尾根―中岳 極めて風が強い。強風対策必須 赤岳と中岳のコルからは、風でトレースが消えていたが、迷うことはない。 ○中岳―中岳、阿弥陀岳のコルー阿弥陀岳 中岳からコルまでは雪屁が発達しているので、コース取りに注意 写真でも紹介したがコルから阿弥陀の登りは最もきつかった。 この急斜面が風裏になるのかサラサラの雪が溜まっていて、もがいてももがいてもずるずる滑って全く登れない。 あと10mくらい登れば何とかなりそうだったので、アイゼンが効く下の層まで40から50センチ雪を取り除いて、なんとか足掛かりを作りながらようやくこの区間を脱出。 この20m位の区間にどのくらい体力を消耗したか、本当にきつかった。 阿弥陀の山頂に着く前に何人かの方々とすれ違ったがどうやってあそこを登ったのだろう。(北陵を登って来たらしい。) 阿弥陀の山頂から御小屋尾根を下る予定がノートレースだったので、この先の困難を考えると御小屋尾根はあきらめた。 ○阿弥陀岳―中岳 北陵のルートへの分岐はトレースが消えていたのか全く気が付かず、中岳のコル方面に下る。 急斜面は後ろ向きで下るが、登りのつらさから解放されたからか、恐怖感は全く感じなかった。でも写真のとおりものすごい急斜面。 ○中岳のコルー行者小屋 1〜2人分のトレースがあったので、中岳を登って文三郎尾根を下るよりは楽と考え下ったが、雪崩の起きやすい沢筋を下るので、ちょっといやな感じ また、雪が深く、つぼ足だと腰まで埋もれる。途中でワカンを装備したが、それでも雪が深く難儀した。 途中何カ所かシリセード出来るところがあり少し楽ができた。行者小屋に近くなるとしっかりしたトレースとなる。 以上、まだまだ雪に対する経験が少なく。雪に対する弱さを実感 |
写真
撮影機器:
感想
阿弥陀は赤岳に比べると難度が高いと聞いていましたが・・・・
斜度がきついので登るのにもずいぶん息を切らせましたが、サラサラの雪に手を焼きました。いやーきつかった。
中岳のコルの上のハシゴから山頂までなんと1時間も格闘してしまいました。
雪がサラサラで、ある程度固めても力をかけると足場が確保できない。もがけばもがく程埋まってしまう。まるで蟻地獄へはまったようでした。
先が見えていたので頑張れましたが、そうでなければ撤退していたでしょう。
雪ってのはこんなにもやっかいなものなんだと、今回も良い経験させてもらいました。
今回の装備(頭から足へ)
グリベルのヘルメット
スワンのファン付きゴーグル
モンベルのバラクラバ
ネックウオーマー
パタゴニアのハードシェル
ユニクロのダウンパーカー(安くて重宝)
ユニクロのフリース(同じく)
マーモットの長袖のハーフジップシャツ
手袋:ブラックダイヤモンドソロイスト ロブスター
モンベルのオーバーズボン
マーモットの裏地フリースの冬用パンツ
ORのクロコゲイター
靴:スカルパ モンブランGTX
ペツルシャルレの12本歯アイゼン
ピッケル:グリベル エアーテック エヴォリューション 58センチ
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こんばんは。
17日は移動性高気圧に覆われていいお天気だったようですね。
16日があまりよくない予報だったのでナイス判断でした。
それにしても、
ハシゴから山頂まで1時間ですか
サラサラ雪のあの急斜面なんて。
考えるだけでキツソウですね。
16日に降雪があったんでしょうね。
ちょっとコンディションが変わるだけで難しくなっちゃう。
こういうのは経験しないとわからないですね。
このぶんだと御小屋尾根も・・・
回避したのはいい判断でした。
とにかくお疲れさまでした。
17日はいい天気でしたが、15日は低気圧の通過による雪、16日は強い冬型による雪とたっぷり雪が降ったようで、あの登りには苦労しました。
御小屋尾根を回避したのは、siriusさんのレコで注意を要するというようなことが書いてあったのを思い出したので止めときました。
かなり体力を消耗したので、御小屋尾根方面のノートレースを見て、一気に気力が失せたと言った方が正しいかも知れません。
まあ、困難が伴った方が少しは利口になりますから(笑)、今回もいろいろ勉強になりました。
bekopapaさん こんにちは!
赤岳山頂にいらっしゃる頃、我々はちょうど
東天狗山頂にいました!
天狗の写真に小さく写っているかもしれません(笑)
曇っている割に眺望が良くて良い日でした
実は…我々は硫黄経由で美濃戸に下りる予定でしたが
疲労困憊で渋の湯に下りちゃいました
tamaoさんと計画を拝見していたのでひょっとしたら
bekopapaさんと美濃戸でお会いできるかなぁと話していましたが
残念ながらたどり着けませんでした
北八ッは雪が多くていい雰囲気ですね。
どれも素晴らしい写真ばかりで、行ってみたくなりますね。
ラッセルがいやなのでとても一人では行く気がしませんが
でも皆さんの楽しそうな写真を見ると、私もスノーシューで遊んでみたい気もします。
今年はぜひどこかでお会いしましょう
to4さんも書いていますが、もしかしたらお会いできるかも♪と思ってたんですけど残念でした。
一応美濃戸口ではそれらしき方を探してみたりしたんですが
それにしても、阿弥陀の登りがさらさらだといやですね〜。
ほんと雪の状態で難易度や時間が全然変わりますよね。
まぁだから面白いといえば面白しろいんですが
何はともあれ山頂では素晴らしい展望でよかったですね!
訪問ありがとうございます。
一応美濃戸口ではそれらしき方を探してみたりしたんですが→ 渋ノ湯に下りたのに なぜ? とはじめはちょっと疑問に思ったのですが、記録をよく読んでみたら分かりました
美濃戸口に車を置いて北横岳にタクシーで行って、硫黄岳経由で美濃戸口まで帰る予定が渋ノ湯に下りてタクシーでまた美濃戸口まで戻って来たのですね。
美濃戸口の一番上の駐車場に駐めていたんですが、私が美濃戸口にいたのが17時15分〜20分頃ですから、もしかしたらニヤミスだったのかな。
それにしても皆さんにお会いできなかったのは残念です。特にtamaoさんとは
車はBMなんで目立つんですが、私にあっても分からないだろうなー
私からならto4さん夫妻を見れば判ると思うのですが・・・・
今シーズンはぜひよろしく
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