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Yamareco

記録ID: 2725076
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
奥秩父

萱ダワ-松ネッコ-大双里-小川山-廻り目平 周回。数百に及ぶ倒木の嵐を乗り越えて!

2020年11月10日(火) [日帰り]
 - 拍手
体力度
6
1~2泊以上が適当
GPS
11:33
距離
35.2km
登り
1,385m
下り
1,396m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
10:34
休憩
1:03
合計
11:37
6:32
54
スタート地点
7:26
7:29
54
8:23
8:35
63
9:38
9:39
15
9:54
9:58
15
10:13
10:24
96
12:00
12:02
32
12:34
12:50
80
14:10
14:10
63
15:13
15:17
0
15:14
15:20
2
15:22
15:22
11
15:33
15:34
14
15:48
15:48
11
15:59
15:59
4
16:03
16:03
14
16:17
16:17
8
16:25
16:28
98
川上局
18:06
ゴール地点
★スタート地点〜萱ダワ〜小川山〜金峰山荘(廻り目平)=徒歩8時間40分。
★金峰山荘〜川上局(郵便局)=自転車(70分)、登り(4箇所位)は自転車を押して歩きました。
★川上局〜スタート地点=徒歩(100分)。
「激藪の隙間より」に自転車は下りと平行移動で利用価値が高い。登りは歩きより疲れるので避けるべきのアドバイスに従いました。
http://www.gekiyabu.sakura.ne.jp/public/
★ログは3つぞれぞれ取りました。徒歩部分だけのログだと、地図上の軌跡が不自然になるため、自転車のログも追記でアップしました。
★自転車は15〜16kmほどです。徒歩は20km弱です。
天候 快晴 登山口朝マイナス4度、ほぼ無風
過去天気図(気象庁) 2020年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車 自転車
眦价山登山口近くに別荘地内駐車スペースあり。
コース状況/
危険箇所等
GPSや地図コンパスなど無くても、岩場がない山で登りならどこを歩いても、いずれ収斂されて山頂に着くという考えは、浅はかです。どんだけ藪漕ぎをしなければならないかを見落としてます。藪漕ぎの無い山ならそれも可ですけど、ここは違います。だから、できるだけ踏み跡を忠実にトレースする必要があるのです。

★高登谷山登山口 - 萱ダワ
林道。ただし、高登谷湖から先は鎖のゲートがあり車は入れません。

★萱ダワ - ・1915
落ち葉の堆積した踏み跡のない斜面を登ると、左に若いシャクナゲ藪が出てくる。右に進路を取ると地形図に表記のない岩場(岩稜)が表れる。岩稜の上は歩けないので岩稜の東側を岩とつかず離れずにトラバース登りで行く。踏み跡は皆無で、藪漕ぎは避けられない。

★・1915 - 松ネッコ
・1915手前から針葉樹の森で踏み跡はあったりフェードアウトしたり。ここは倒木が酷く、処理されないので、倒木は年々増えていくと思われる。

★松ネッコ - 大双里をピストン
大双里は展望も無く、パスしても良いのだが、時間に余裕ができたので行ってみた。三角点があった。標識を探したがなかった。青の布(2020年5月)があった。ここも道が悪く、行くなら往復20分以上見た方が良いでしょう。

★松ネッコ - 2171mピーク
倒木はさらに酷く、せっかく踏み跡を歩いていても倒木を迂回してロスト、その繰り返し。ただしGPSで現在地確認ができれば大きく外すことはない。

junjapaさんの言葉を借りれば、
「独立標高点・2171あたりは写真のような倒木の嵐。インディージョーンズの映画のように倒木の海をみて俺はどうしたらいいのか?!という気分に襲われる。」表現が上手すぎます!

★2171mピーク - 2280岩
相変わらず倒木は酷く、針葉樹の踏み跡を歩いていても、藪や倒木後に踏み跡を外すこと多数。この辺りから目印が増えてくる。

★2280岩 - 小川山
金峰山の五丈岩のような2280岩を右に見て(岩の北側を歩く)順調に高度を稼ぐ。すると、今度はシャクナゲ藪の迷路だ!踏み跡を追わないと前に進めない、慎重に迷路をすり抜けていくと、突然しっかりした踏み跡が表れたりする。2280岩からは歩くペースがあがり、迷路で迷わなければ山頂までは時間はかからない。2280岩から山頂は30分です。

★小川山 - 金峰山荘(廻り目平)は一般道でGPS・ルーファイは不要。記述は省略します。

★★★
基本、ルートは境界の尾根トップです。ここを外さなければ大きなルートミスはしないと思います。ただし、尾根は広く、また、樹木で視界が遮られ、どこが尾根トップか目視では分りません。

目印は少なく古く色あせている。所謂目印を追えば山頂に着く、あるいは正規道に向かう、と言うほど多くはない。通過時に「ああ、ここに目印がある」位の感じです。

踏み跡は概ねあると思います。ただし3つの理由で踏み跡を外します。
‥殘據8戮欧襪茲Δ陛殘擇任呂覆、迂回しなければ突破できない倒木を迂回して踏み跡が見つからない。これが一番多いと思います。
登山道の手入れがされないのと、入る人が少なく、登山道が藪に覆われてきている箇所があり、これを迂回して踏み跡を外す。
FГ濱廚鮹躇嫂爾ルーファイしながら歩いていても、いつの間にか踏み跡の判別ができなくなる。私はそれを踏み跡がフェードアウトしたと表現します。

下記レコを参考にしました。この場を借りてお礼いたします。有り難うございました。
takayama2さん
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1517263.html
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1429796.html
hottenさん
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1856954.html
junjapaさん
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1695412.html



追加画像。ヤマレコアプリを導入しました。試しに画像作成しました。
追加画像。ヤマレコアプリを導入しました。試しに画像作成しました。
昨日と同じ高登谷山登山口近くの駐車スペースに駐めました。
2020年11月10日 06:27撮影 by  Canon IXY 650, Canon
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11/10 6:27
昨日と同じ高登谷山登山口近くの駐車スペースに駐めました。
萱ダワすぐしたの巡視路入り口。takayama2さんに教えていただきました。1m後ろにせせらぎが流れてます。・1915まで、この巡視路で行けるそうです。
2020年11月10日 07:17撮影 by  Canon IXY 650, Canon
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11/10 7:17
萱ダワすぐしたの巡視路入り口。takayama2さんに教えていただきました。1m後ろにせせらぎが流れてます。・1915まで、この巡視路で行けるそうです。
萱ダワです。行動食を食べましたうに。
2020年11月10日 07:21撮影 by  Canon IXY 650, Canon
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11/10 7:21
萱ダワです。行動食を食べましたうに。
その前に一発発砲。食事中に臭いをかぎつけられて後ろから襲われたくないですから。クマの鼻は犬以上らしいです。
2020年11月10日 07:22撮影 by  Canon IXY 650, Canon
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11/10 7:22
その前に一発発砲。食事中に臭いをかぎつけられて後ろから襲われたくないですから。クマの鼻は犬以上らしいです。
シャクナゲ等の小薮がうるさくなってきました。
2020年11月10日 07:39撮影 by  Canon IXY 650, Canon
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11/10 7:39
シャクナゲ等の小薮がうるさくなってきました。
10m程東に進路を変え登っていくと尾根上に岩稜が表れました。地形図にはない岩場です。岩稜の東側に回り込む。
2020年11月10日 07:47撮影 by  Canon IXY 650, Canon
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11/10 7:47
10m程東に進路を変え登っていくと尾根上に岩稜が表れました。地形図にはない岩場です。岩稜の東側に回り込む。
岩場の西は藪が酷く、岩場の東ヘリを岩から離れないように登る。踏み跡なしで、結構な藪漕ぎです。翌日、左腕が筋肉痛になりました。上に岩が見えます。
2020年11月10日 07:47撮影 by  Canon IXY 650, Canon
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11/10 7:47
岩場の西は藪が酷く、岩場の東ヘリを岩から離れないように登る。踏み跡なしで、結構な藪漕ぎです。翌日、左腕が筋肉痛になりました。上に岩が見えます。
岩稜
2020年11月10日 07:55撮影 by  Canon IXY 650, Canon
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11/10 7:55
岩稜
時折、展望が開けました。
2020年11月10日 08:08撮影 by  Canon IXY 650, Canon
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11/10 8:08
時折、展望が開けました。
境界見出標。これは山頂まで何カ所も見ました。
2020年11月10日 08:25撮影 by  Canon IXY 650, Canon
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11/10 8:25
境界見出標。これは山頂まで何カ所も見ました。
北岳でしょうか?
2020年11月10日 08:52撮影 by  Canon IXY 650, Canon
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11/10 8:52
北岳でしょうか?
・1915の上のシャクナゲの小道。踏み跡を外すと激藪でまともに歩けなくなります。
2020年11月10日 08:54撮影 by  Canon IXY 650, Canon
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11/10 8:54
・1915の上のシャクナゲの小道。踏み跡を外すと激藪でまともに歩けなくなります。
針葉樹の森。中央の木に色あせた赤テープが有ります。
2020年11月10日 09:14撮影 by  Canon IXY 650, Canon
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11/10 9:14
針葉樹の森。中央の木に色あせた赤テープが有ります。
右の樹にマーキング(赤テープ)あり。
2020年11月10日 09:14撮影 by  Canon IXY 650, Canon
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11/10 9:14
右の樹にマーキング(赤テープ)あり。
倒木の嵐が続きます。大きく迂回したら踏み跡から外れ復帰が難しくなります。
2020年11月10日 09:23撮影 by  Canon IXY 650, Canon
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11/10 9:23
倒木の嵐が続きます。大きく迂回したら踏み跡から外れ復帰が難しくなります。
歩きやすい箇所も結構あります。
2020年11月10日 09:24撮影 by  Canon IXY 650, Canon
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11/10 9:24
歩きやすい箇所も結構あります。
松ネッコに着きました。
2020年11月10日 09:40撮影 by  Canon IXY 650, Canon
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11/10 9:40
松ネッコに着きました。
大双里をピストンします。
2020年11月10日 09:42撮影 by  Canon IXY 650, Canon
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11/10 9:42
大双里をピストンします。
大双里三角点。道が悪く10分以上かかりました。標識を探しましたが見つかりませんでした。
2020年11月10日 09:54撮影 by  Canon IXY 650, Canon
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11/10 9:54
大双里三角点。道が悪く10分以上かかりました。標識を探しましたが見つかりませんでした。
代わりにこれが有りました。
2020年11月10日 09:56撮影 by  Canon IXY 650, Canon
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11/10 9:56
代わりにこれが有りました。
松ネッコに戻り先に進みます。
2020年11月10日 10:24撮影 by  Canon IXY 650, Canon
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11/10 10:24
松ネッコに戻り先に進みます。
中央やや右に色あせた紐のマーキング。ルートは正面です。
2020年11月10日 10:31撮影 by  Canon IXY 650, Canon
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11/10 10:31
中央やや右に色あせた紐のマーキング。ルートは正面です。
倒木、GPSで確認しながら進むべき方角を決めて歩く。
2020年11月10日 10:56撮影 by  Canon IXY 650, Canon
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11/10 10:56
倒木、GPSで確認しながら進むべき方角を決めて歩く。
道型判別可な歩きやすいルートにのる。
2020年11月10日 11:08撮影 by  Canon IXY 650, Canon
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11/10 11:08
道型判別可な歩きやすいルートにのる。
前の画像から10分もしないうちに、また倒木の嵐。
2020年11月10日 11:16撮影 by  Canon IXY 650, Canon
2
11/10 11:16
前の画像から10分もしないうちに、また倒木の嵐。
倒木。現在地が確認できれば進む方角が分ります。しかしGPSナシで現在地が確認できるのでしょうか?現在地が正確に捕捉できてなければ地形図もコンパスも用をなしません。登りだからどこを歩いても収斂されて、いずれ山頂に着くというのは浅はかです。ルートを外すと、どんだけ藪漕ぎをしなければならないかを見落としてます。藪漕ぎの無い山ならそれも可ですけど。
2020年11月10日 11:34撮影 by  Canon IXY 650, Canon
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11/10 11:34
倒木。現在地が確認できれば進む方角が分ります。しかしGPSナシで現在地が確認できるのでしょうか?現在地が正確に捕捉できてなければ地形図もコンパスも用をなしません。登りだからどこを歩いても収斂されて、いずれ山頂に着くというのは浅はかです。ルートを外すと、どんだけ藪漕ぎをしなければならないかを見落としてます。藪漕ぎの無い山ならそれも可ですけど。
2280岩。これの北側に踏み跡がありここから山頂まで30分でした。
2020年11月10日 12:00撮影 by  Canon IXY 650, Canon
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11/10 12:00
2280岩。これの北側に踏み跡がありここから山頂まで30分でした。
最後のシャクナゲの迷路。
2020年11月10日 12:13撮影 by  Canon IXY 650, Canon
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11/10 12:13
最後のシャクナゲの迷路。
迷路をすり抜けると針葉樹の小道。中央に目印有り。
2020年11月10日 12:16撮影 by  Canon IXY 650, Canon
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11/10 12:16
迷路をすり抜けると針葉樹の小道。中央に目印有り。
シャクナゲの迷路は3ヶ所位有りました。
2020年11月10日 12:23撮影 by  Canon IXY 650, Canon
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11/10 12:23
シャクナゲの迷路は3ヶ所位有りました。
山頂10分手前のシャクナゲの小道。かがまないと進めないです。
2020年11月10日 12:26撮影 by  Canon IXY 650, Canon
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11/10 12:26
山頂10分手前のシャクナゲの小道。かがまないと進めないです。
小川山に着きました。ホッとしました。後は一般道を金峰山荘(廻り目平)まで下るだけです。展望はありませんが達成感はありました!
2020年11月10日 12:36撮影 by  Canon IXY 650, Canon
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11/10 12:36
小川山に着きました。ホッとしました。後は一般道を金峰山荘(廻り目平)まで下るだけです。展望はありませんが達成感はありました!
車の回収(金峰山荘から2時間45分かかりました)があるので、長居はできません。降ります。
2020年11月10日 12:51撮影 by  Canon IXY 650, Canon
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11/10 12:51
車の回収(金峰山荘から2時間45分かかりました)があるので、長居はできません。降ります。
下山中の景色、金峰山かな?
2020年11月10日 13:20撮影 by  Canon IXY 650, Canon
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11/10 13:20
下山中の景色、金峰山かな?
カモシカ登山道で下山しました。
2020年11月10日 14:27撮影 by  Canon IXY 650, Canon
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11/10 14:27
カモシカ登山道で下山しました。
ハシゴや
2020年11月10日 14:34撮影 by  Canon IXY 650, Canon
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11/10 14:34
ハシゴや
ロープがありました。
2020年11月10日 14:38撮影 by  Canon IXY 650, Canon
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11/10 14:38
ロープがありました。
景色
2020年11月10日 14:44撮影 by  Canon IXY 650, Canon
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11/10 14:44
景色
金峰山荘に着きました。無事下山し自転車を回収に来たと伝え、お礼を言いました。
2020年11月10日 15:14撮影 by  Canon IXY 650, Canon
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11/10 15:14
金峰山荘に着きました。無事下山し自転車を回収に来たと伝え、お礼を言いました。
作夕、トイレ脇にデポした自転車。ここから自転車で降りました。
2020年11月10日 15:14撮影 by  Canon IXY 650, Canon
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11/10 15:14
作夕、トイレ脇にデポした自転車。ここから自転車で降りました。
金峰山荘から川上局までは15〜16kmほどです。途中4回ほどの登りは押して歩きました。「激藪の隙間より」に自転車は下りと平行移動で利用。登りは歩きより疲れるので避けるべきと書かれていました。私もそう思いました。70分かかりました、登りがあったので平均で時速15kmでなかったです。川上局に自転車をデポしました。
2020年11月10日 16:32撮影 by  Canon IXY 650, Canon
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11/10 16:32
金峰山荘から川上局までは15〜16kmほどです。途中4回ほどの登りは押して歩きました。「激藪の隙間より」に自転車は下りと平行移動で利用。登りは歩きより疲れるので避けるべきと書かれていました。私もそう思いました。70分かかりました、登りがあったので平均で時速15kmでなかったです。川上局に自転車をデポしました。
交通事故を避けるため17時にヘッデンを点けて歩きました。17時半には真っ暗になり、18時にスタート地点に着きました。川上局から100分かかりました。
2020年11月10日 18:04撮影 by  Canon IXY 650, Canon
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11/10 18:04
交通事故を避けるため17時にヘッデンを点けて歩きました。17時半には真っ暗になり、18時にスタート地点に着きました。川上局から100分かかりました。
川上局(郵便局)の駐車場にデポした自転車を回収しに行きました。
2020年11月10日 18:21撮影 by  Canon IXY 650, Canon
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11/10 18:21
川上局(郵便局)の駐車場にデポした自転車を回収しに行きました。
川上局から車で5分の「ヘルシーパーク川上」でお風呂(温泉ではないらしい)に入りました。入浴料は村外でも300円でした。
http://www.vill.kawakami.nagano.jp/www/contents/1001000000003/index.html
2020年11月10日 18:56撮影 by  SH-RM12, SHARP
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11/10 18:56
川上局から車で5分の「ヘルシーパーク川上」でお風呂(温泉ではないらしい)に入りました。入浴料は村外でも300円でした。
http://www.vill.kawakami.nagano.jp/www/contents/1001000000003/index.html
この後、寝る時間を確保するため、長坂IC〜松川IC間は高速を使いました。諏訪湖SAで担々麺を食べ、駒ヶ根SAで仮眠しました。タイマーは午前5時にセットし22時過ぎに寝ました。
2020年11月10日 21:03撮影 by  SH-RM12, SHARP
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11/10 21:03
この後、寝る時間を確保するため、長坂IC〜松川IC間は高速を使いました。諏訪湖SAで担々麺を食べ、駒ヶ根SAで仮眠しました。タイマーは午前5時にセットし22時過ぎに寝ました。
追加画像
自宅(東京湾)から日本海(親不知)までの未踏区間(青線部分)。北アルプス蓮華岳〜烏帽子岳間です。テント泊で3泊、小屋泊なら2泊、体力勝負のルートです。
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追加画像
自宅(東京湾)から日本海(親不知)までの未踏区間(青線部分)。北アルプス蓮華岳〜烏帽子岳間です。テント泊で3泊、小屋泊なら2泊、体力勝負のルートです。
撮影機器:

感想

以前からの宿題、信州峠から小川山の後半部分を歩いてきました。
当初、信州峠から小川山は1日で歩く計画でしたが、実行が遅れ、日が短い時期になってしまい2日に分けました。クマの問題がなければ、この時期でもなんとか1日で行けそうでしたが、人を襲ったクマの縄張りを薄暗い時間は歩きたくなかったのが、2日に分けた一番の理由です。このために、発砲ピストルや爆竹、ホイッスルを用意しました。

junjapaさんの言葉を借りれば、
「奥多摩から登山道をたどってくると、小川山頂上でそれは終わる。
しかし分水嶺は西に延び八ヶ岳へと繋がっている。」表現が上手いな〜。素晴らしいフレーズだったので引用させていただきました。

信州峠ー小川山を繋ぐには概ね3通り有る。
/州峠から道路歩きで瑞籬山荘・小川山
⊃州峠からフシノソリー松平林道・小川山
今回の信州峠ー萱ダワー小川山(県境・分水嶺を忠実に辿る)
がその3つです。
富士見小屋から小川山に至るには大日岩経由と伐採小屋跡経由の二通りがあります。私の2009年版、山と高原地図ではどちらも破線ルートになってます。私はどちらも歩いてますが、実線の一般道並の道でした。ただし、大日岩付近はやや危険で、その頂上(2mの岩)に立つには勇気が必要です。また今回下山で利用した金峰山荘経由が最短で小川山に行けると思います。

ここでさらにjunjapaさんの言葉をお借りします。
「独立標高点・2171あたりは写真のような倒木の嵐。インディージョーンズの映画のように倒木の海をみて俺はどうしたらいいのか?!という気分に襲われる。」
上手い!!実に言い得て妙です。junjapaさん、勝手に引用させていただきました。有り難うございます。


当日は、2日に分けたおかげで、時間が十分にあり余裕をもって歩けました。時間の無い方は大双里のピストン(20〜30分)は止めた方が良いです。展望が無いとは言え、晴れ確定の元歩けたのと、日帰りで荷が軽く小さかったのも良かったと思いました。とてもテント泊で登る気にはならなかったです。

剱や穂高の稜線とちがいワンミスが命取り的なリスクこそ有りませんが、なかなかの難路で楽しかったです。と言っても、もう行くことはありませんね!劔や穂高はまた行きたい気持ちが強いです、この差って何だろう?

私の一つの目標は東京の自宅から、もしくは東京湾(お台場)から日本海へと赤線を繋ぐことです。条件は山岳ルートで繋ぐこと。ただしお台場ー武蔵五日市と美ヶ原登山口ー島々の松本支所は道路歩きになります。今回この区間の未踏を歩き、繋がってない区間は北ア蓮華岳(針ノ木岳の東)ー烏帽子岳です。ここはテント泊だと3泊、小屋泊なら2泊、体力勝負の区間です。

終日誰にも会いませんでした。

廻り目平からの自転車走行シーン。寒かったので途中でユニクロのウルトラライトダウン着て走行しました。再生時間は12秒です。




11月度遠征
9日:信州峠、石ッコツ、萱ダワ、高登谷山(たかとやさん) 周回
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2724137.html
10日:萱ダワー松ネッコー大双里ー小川山ー廻り目平 周回 当レコ
11〜12日:中央アルプス、本高森山・念丈岳・奥念丈岳・烏帽子岳 ツエルト泊、時計回り周回。池ノ平山でヤツと遭遇、発砲ピストルを撃っても逃げない!画像と動画有り。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2726170.html

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コメント

素晴らしい記録
私の拙い記録を参考にして頂き、ありがとうございます。

私が信州峠〜菅ダワ〜小川山を2回に分けて歩いたのは2018年で、倒木はそれほど多くなかったですが、mtkenさんよりやや多く時間が掛かっています。
菅ダワ〜小川山間は高登谷湖から往復したから迷いませんでしたが、全く初めて下りで歩いたならルートロスしたかも知れません。
信州峠〜菅ダワで時間が余り、女山へ行くつもりが道迷いで木賊の頭へ上がってしまいました。
GPSもコンパスも持たず、よく今まで遭難しなかったものだと思います。
私の他に参考にされたお二人の記録も速いし、凄い記録だと思います。

何かの目標を立てて登山をすると、それを達成した時の充実感はとても大きいですね。
針ノ木岳〜烏帽子岳間、もう予定はお決まりかと思います。
来年には達成されますように。
2020/11/14 15:47
Re: 素晴らしい記録
takayama2 さんは、現在の私より上の年齢で歩かれてるので凄いです。しかも、往復ですから。私は難路の往復を避けるため、縦走になりました。しかし問題は下山後です。お金を湯水のように使えるならタクシー利用になります。結局、自転車+徒歩で車の回収となりました。

倒木。例えば東京、山梨、栃木等雪の少ない低山では、南低のどか雪でも杉の倒木被害が酷いときがあります。小川山の自然林の倒木被害はどか雪ではなく、ほぼ台風に限定されると思います。東京等低山の倒木は夏前に処理されますが、萱ダワー小川山ルートの倒木は処理されることはないので、増える一方だと思います。踏み跡の藪化も整備する方がいないので益々酷くなると推測されます。

takayama2 さん同様、他のお二人もそれなりの凄い力量の方です。お二人ともテント泊の重荷+大型ザックであの森を抜けたので、それは凄いと思いました。

北アの未踏区間は、来年優先的におこなえば、達成できます。ただし、来年の夏〜秋は穂高に2回位テント泊で行きたいので(早月尾根からの剱や毛勝も行きたい)、そちらを優先させれば、再来年になるかも知れないです。未踏区間の走破は、所謂リーチ状態ですが、急いでやろうという気は無いです。タイミングかな。

今回の山旅は念丈岳ツエルト泊という、本来の自分の登山スタイルに合致した山登りができたので達成感ハンパなかったです。最後に、カモシカをクマと間違えて、死ぬかと思ったという、笑いネタも取れたので良かったです。

12月の八ヶ岳や中央アも何かも白いネタが取れないかと、今から思案してます

コメントありがとうございました。
2020/11/14 21:17
junjapaです。
私のレコをたくさん引用していただき有難うございます。また同じくあの尾根で苦闘した仲間ができたと思うと何だかとてもうれしい気分です。高度的には一般道が通っていても不思議ではない稜線ですが、樹林が旺盛なせいもあり、また水源の保護のためもあり、伐開されずに今に至っているようです。それでもそのことが我々の冒険心をくすぐって魅力的な尾根になっているという感じです。大変お疲れさまでした!
2020/11/18 0:05
Re: junjapaです。
山行にあたり、junjapaさんのレコを参考にさせていただきました。山行中、まさにjunjapaさんの表現通りの状況ばかりで、実に上手く言い表していると思いました。
確かに大日岩方面からと同等の道があってもおかしくない稜線ですが、実際、ご覧のように全く手が加わることもなく、時の経過と共に踏み跡も藪に覆われ苔むしてきています。

仰る通り、手つかずであることが我々の冒険心をくすぐって魅力的な尾根になっていると思います。だからこそ、私はjunjapaさん同様に、あの県界尾根を選んだのです!

コメントありがとうございました。
2020/11/18 20:33
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