青春の蹉跌 ”西丹沢” 「桧洞丸〜大室山〜畦ヶ丸」
- GPS
- --:--
- 距離
- 21.4km
- 登り
- 2,167m
- 下り
- 2,153m
コースタイム
西丹沢自然教室出発6:20→08:10檜洞丸8:30→10:05犬越路10:25→11:30大室山山頂到着
【下り】
大室山山頂出発12:00→12:45加入道山13:00→14:10モロクボ沢ノ頭14:20→14:35畦ヶ丸14:45→16:05西丹沢自然教室到着
※往路休憩:檜洞丸20分/犬越路20分/大室山昼食30分
※復路休憩:加入道山15分/モロクボ沢ノ頭10分/畦ヶ丸10分
天候 | くもり時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
檜洞丸⇔犬越路は、やせ尾根・クサリ場などがあり、注意したほうが良い 区間とされています。前日降雪があったようで、ところどころアイスバーンの上に 新雪が乗っているといった状態でした。 その他の区間は安全だと思われます。 コースコンディションは、ヤマレコのみなさまが数多く入山されており、トレース がしっかりついておりましたので楽しく歩けました。ありがとうございました。 アイゼンは全行程使用しませんでしたが、これから春に向かうにつれて雪が解ける (昼間)→解けた雪が凍る(夜)を繰り返すと思われるので小笄〜大笄区間は 軽アイゼンなどを携行したほうが良さそうです。アイゼンなしの場合は徐行して 3点支持でゆっくりおりたほうが良いと思います。 参考にさせていただいた直近の記録:seiyaさん、FRESCHEZZAさん、chibikoさん、 kozyさん、navecatさん、kerosummerさん、konkuwenさんなど・・・ ありがとうございました。 |
写真
感想
前回の山行は、檜洞丸〜犬越路の予定でしたが、あまりにも天気が良かったため、
激写を続けるうちにふらふらと蛭ヶ岳まで行ってしまいました。
なので今回は、蛭ヶ岳方面には一度も目を向けず、計画通り檜洞丸から犬越路に
向かいました。
檜洞丸→犬越路は、600団度スカイフォールな感じで下る雰囲気が好きなのです。
また西丹沢にしては視界が開けており、常に左手に富士山が見えているので撮影
ポイントに事欠かさないことも単独山行にはありがたいです。本日は残念ながら
快晴とはいきませんでしたが基本景観は素晴らしいと思います。
そして大室山。この山には忘れられない想い出があるのです。
学生時代、ヤビツ峠から山中湖への日帰り山行を企てて失敗したのが、ここ大室山
なのです。2度のチャレンジを跳ね返された・・・。大室山を見るたびに苦い記憶
が頭をかけめぐります。
苦手意識MAXです。ということで大室山に登るのは26年ぶりとなります。
一回目は出発が遅かったため、表尾根をオーバーペースで歩いてしまい大室山
手前の登りで失速。大室山に到達した時点で、それ以降歩く力が残っていません
でした。加入道山までふらふら歩いて白石峠から自然教室に下りたと記憶して
います。ペース配分に失敗したのが敗因です。
当時はトレイルランという言葉はなく、カモシカスタイルと呼ばれていましたが、
一回目はそのようなスタイルで危険箇所でもところかまわず走っていたように
思います。かなり転びました。タイムを競う気満々の危険な山行でした。
結果としては自爆です。
そして二回目はリベンジを果たすべく余裕をもって出発を明け方にしたのですが、
チャレンジしたのが真夏の時期で、予想を上回る水分消費により犬越路を越えた
頃には、ポリタンの残量はわずか300cc程度まで減っていました。ご想像の通り、
その水も大室山につく頃には飲みつくしてしまい、それ以降夢遊病者のごとく
大界木山まで歩みを進めましたが、灼熱地獄に負けて畦ヶ丸経由下山となりました。
完全な脱水症状です。ココロは既に大室山で折れてました。とても水場に給水に
行く気力は残っていませんでした。丹沢なら2リッターもあれば十分だろうと・・・
若さ故の過信です。水場は途中に何箇所かあったのに、給水なんてお構いなし
でした。
軽装備に徹しすぎていたことと横着が敗因です。
今思えば当時は若さと体力に頼った無計画な登山ばかりしていたように思います。
その後は飽きてしまったのかどうか覚えていませんが、チャレンジすることは
ありませんでした。
大室山に登るとつい当時のことを想いだしてしまいます。なんか暗い記録に
なっちゃいましたね。すいません。
今は撮影や釣りが楽しいので、山には別の達成感があるのですが、26年の時を
経て大室山に登ったことで過去に決別したい心境変化が微妙に芽生えてきました。
肉体は衰えましたが精神はファイティングポーズをキープできています。
遅くてもいい。着実に、そして願わくば楽しく日帰りで山中湖まで歩いてみたい。
「熟慮ある計画ときちんとした装備で臨めば衰えた老脚でもやれるのではないか?」
「どうせまた途中で下山するにきまってる・・・」
丹沢荘の温泉につかりながら、期待と不安のはざまで揺れ動くのでした。ユラユラと〜。
To be continued...続く
【山行後記】
みなさんはどの程度の水を日帰り山行で持っていくのでしょうか?大変気になる
ところです。
自分は冬場は500ccのペットボトル2本でなんとか我慢しています。(往路500×
復路500)蛭ヶ岳山荘のようにポカリとか買えるところでは、追加で500ccを
給水します。
今回は、気温が高いという予報だったのと、中間地点の大室山で水を入手できない
ため、500cc×3本を持っていきました。
夏場は、往復20舛旅堋では冬場の2倍程度消費しますので2リッターは必要な
感じです。なんでこんなに飲むのだろうか・・・悪い癖です。
山中湖まではフルマラソンくらいの距離があるので、最低3リッター、願わくば
4リッターくらいの水分を準備したいところです。しかしそうなると重量が・・・・。
永遠の課題ですね。
souldoctorさん、おはようございます〜
また桧洞丸まで2時間切ってるじゃないですか〜
お写真を拝見する限り、先週より少し雪が溶けましたね
先週蛭ヶ岳ピストンを断念した時に、犬越路から下りずに大室山&加入道山に登り返して白石峠から下山という代案も一瞬浮かびましたが、もう一人の自分に一瞬の内に却下されました
因みに私は常に飴玉を舐めながら歩いているせいか喉の渇きをあまり感じませんので、特に冬場はほとんど水を飲みません。
ここのところの日帰り丹沢では、水500、ポカリ500、暖かいスープ500、お湯500ですが、水とポカリは毎回飲まずにお持ち帰りです。ま、半分保険の2本ですね。
多分脱水気味で歩いてるので足が攣りやすいのかもですが。。。
青春時代の苦い想い出が交錯した素敵なレコ、ありがとうございました
souldoctorさん、こんにちは。
犬越路あたりの雪はだいぶ融けてしまったようですね。とはいえ、凍結や積雪の多い状況で、このコースを踏破してしまうとは、お見事です 私だったら無雪期でもへたばりそうです
「大」の字だけの山頂標識、レアですね
souldoctorさんは大室山にはいろんな思い入れがあるようで・・・
当日はおつかれさまでした
雪は急速に解けてきてるようです。春がすぐそこまで来てますね。
老脚タイマーはおよそ2時間後に青い点灯から赤い点滅に変化します。
なので歩き始めの登りだけは頑張るようにしています。それ以降はタイムがガクって落ちてしまうので・・・
加齢とともに年々持久力が低下してきてます
毎回水を持ち返っているんですか?!同じ人間として信じられません。今回も1.5箸老優丸で飲みつくしてしまいました(悲)
飴の件、次回山行から導入してみます
アドバイスありがとうございました
その節は、山行計画に参考となる貴重な情報ありがとうございました。想像するだけでも「うえっ」となる大室山だったんですが、seiyaさんの撮影した写真を見て行きたくなりました
静かで幽山な西丹沢の良い雰囲気が写真から伝わってきました。今回登頂の後押しをしてもらいました。
ありがとうございました
これからも素晴らしい写真と記録を楽しみにしてます
souldoctorさん、こんばんは。
西丹沢お疲れ様でした。
私は自然教室で会った、あのワンちゃんに何もあげずに出発してしまったら、
恨めしそうな視線で見送られました。
それにしてもsouldoctorさんのお車は、
とても登山口に似つかわしくないお車でございますね
私は畦ヶ丸と加入道山をつなぐルートをまだ歩いた事がありません。
でもsouldoctorさんの様に大室山や檜洞丸まで足を延ばすなんてとても無理なので、
いつか自然教室→畦ヶ丸→白石峠(加入道山)→用木沢→自然教室の
周回コースを歩きたいな…と思ってます
ワンコはつぶらな瞳で支度中ず〜とこっちを見てたんですよ。「はやくくれ」と・・・。
ちょっと痩せてましたかね。今度行くときは駄菓子ではなくもう少し栄養があるものを持っていこうと思います
クルマは13年連れ添った古女房なので、なかなか乗り換えれなくて・・・
ご指摘の通りTPO的に外しまくっているので、次は四駆あたりを検討したいと思います
白石峠周回コースいいですね 自分も落ち着いたら本棚ノ滝に寄りつつもう一度ゆっくり白石峠周回コースを味わいたいと思ってます。
周回コースの記録楽しみにしてますね。では〜
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