宮之浦岳(淀川登山口〜黒味岳〜宮之浦岳〜永田岳〜白谷雲水峡)

2020年11月20日(金) ~ 2020年11月22日(日)

• GPS: 16:37
• 距離: 26.9km
• 登り: 1,898m
• 下り: 2,510m

コースタイム

1日目

• 山行: 1:05
• 休憩: 0:01
• 合計: 1:06

14:46 紀元杉
15:13 15:14 淀川登山口
15:52 淀川小屋

2日目

• 山行: 7:26
• 休憩: 1:01
• 合計: 8:27

5:50 淀川小屋
7:05 7:10 小花之江河
7:19 7:20 花之江河
7:32 7:33 黒味岳分かれ
7:57 8:05 黒味岳
8:30 8:39 黒味岳分かれ
8:59 8:59 投石平
9:05 9:06 投石の岩屋
10:01 10:01 栗生岳
10:26 10:54 宮之浦岳
11:12 11:14 焼野三叉路
11:58 12:00 永田岳
12:42 12:45 焼野三叉路
13:11 13:11 平石
13:33 13:34 坊主岩
14:17 新高塚小屋

3日目

• 山行: 5:48
• 休憩: 0:53
• 合計: 6:41

6:14 新高塚小屋
7:15 7:16 高塚小屋
7:23 7:33 縄文杉
8:37 8:40 ウィルソン株
9:02 9:15 大株歩道入口
10:14 10:19 楠川分れ
10:59 11:01 辻峠
11:10 11:11 太鼓岩
11:24 11:34 辻峠
11:46 11:47 苔むす森
12:02 12:04 白谷山荘
12:30 12:34 さつき吊り橋
12:47 12:48 飛龍おとし
12:55 白谷広場

天候

1日目　雨のち晴れ
2日目　快晴！
3日目　晴れ時々曇り

三日間とも温かく、特に初日は夕方外でビール飲んでて気持ちいいくらい。日中はほぼTシャツで行動していた。

アクセス

利用交通機関：

バス 船 飛行機

【往路】羽田空港から最終便で鹿児島に移動、鹿児島中央駅付近で前泊後、始発のトッピーで宮之浦港へ。港周辺でガス、ビール購入後に安房乗り換えで紀元杉へ。
【復路】白谷雲水峡バス停から宮之浦経由で安房へ。安房で後泊、翌日の始発トッピーで鹿児島へ。

島内のバス移動には屋久島交通の3日自由乗車券(3,000円)をGo toトラベルのクーポンで購入。十分元が取れた。登山に要らない荷物は、屋久島観光センターで後泊の宿に送ってもらえて助かった(550円)。

コース状況／危険箇所等

良く整備されているが、宮之浦岳への登りに岩場があり、全荷だと結構大変。

その他周辺情報

初日ランチ　安房のファミリーレストランかもがわ。焼き魚定食はトビウオかサバが選べ、コーヒーもついて税込1,100円。地元の人が沢山来てた。
後泊　ホテルオーベルジュ。港に近いだけで選んだが、夕食激ウマだった。お袋の味系の料理が沢山出てきた。スーパーに近いのもポイント高い。

写真

11/20 9:58

初日、鹿児島は雨模様。屋久島が雲に隠れる。夜にかけて回復するとの予報に期待。

11/20 10:34

港すぐの屋久島観光センターでGo toトラベルの電子クーポン6,000円分を使い切らないとならない。ガス600円と携帯トイレはここで購入。携帯トイレは現金以外NGだった。

11/20 11:08

バス3日券もクーポンで買えたのは助かった。ビール2本も購入、余りで購入したジャムはキャリーバッグに入れて後泊の宿に送り込んだ。

11/20 12:26

まだまだ時間があるので、安房でランチが食べられるところを探す。トビウオの焼き魚、美味しかった。

11/20 13:00

ファミリーレストランかもがわ。一人客も多くやってくる町の定食屋さんってところ。

11/20 14:43

バス停から紀元杉まで少し歩いて戻る。初めて見る屋久杉。デカイ。

11/20 15:12

登山口。バス停からは30分ほど離れてる。ここで協力金2,000円をポストに突っ込む。ポストは登山口の右横の柱。

11/20 15:47

30分ほど歩いたところにあった看板。ここから世界遺産地区。そか、ここまでは指定地域外だったか。

11/20 16:00

淀川小屋の水場は単なる沢。特に汲む場所の指定はないので、なんとなく流れが強いところで水を汲む。ビールも冷やす。

11/20 16:36

この日は小屋は25人ほど使ってたらしい。覗き込んだら、わりとギッシリしててウヘッとなる。最初から小屋を使う気は全くなく、テントを張る。この日はテントは2張りだった。

11/20 17:49

毎度お馴染みのバターチキンカレー。今回も炊飯成功。

11/21 4:37

朝は味噌ラーメン、サバ味噌と乾燥野菜をトッピング。

11/21 6:38

当初6時半くらいの明るくなったタイミングで動こうと思ってたけど、4時には小屋の宿泊者が動き出して眠れなくなったのでさっさと6時前に出発した。
いつも思うのだけど、小屋にせよテントにせよ、朝は寝ている人のことを考えて静かに行動してほしい。

11/21 6:48

明ける直前の朝日に森が焼ける。

11/21 6:53

これ以上ない快晴。

11/21 6:55

11/21 6:59

11/21 7:17

湿原にかかる木道。この木道、部分的にやたら滑ったので注意！(何故かホントに一部分だけスケートリンク状態。。)

11/21 7:19

11/21 7:33

岩場にロープ。今回はロープ使わないで登ってみよう。

11/21 7:41

黒味岳は天候怪しければスキップくらいに考えてたけど、この感じだと崩れる気がしないので荷物をデポして登ってみた。

11/21 7:46

11/21 7:55

11/21 7:57

黒味岳山頂。

11/21 8:54

分岐に戻り、宮之浦岳を目指す。ここの岩場は狭くて大きな荷物があると大変だった。ここもロープは頼らず。

11/21 8:58

11/21 9:01

11/21 10:01

まさしく、ガイドブックに載っていそうな完璧な山頂写真。

11/21 10:21

宮之浦岳山頂。

11/21 10:42

山頂からの光景。北側は雲海に沈んでいる。

11/21 11:31

通りすがりの人に「永田岳もイワイワしてて面白い」と聞いたので、荷物をデポして行ってみることに。

11/21 11:46

11/21 11:46

11/21 11:52

永田岳山頂。

11/21 11:54

山頂、イワイワ。
ちなみに山頂直下のスラブ岩がかなり怖くて、さすがにロープを使わせてもらう・・・(ここまで使ってなかったから、ちょっと悔しい)

11/21 12:29

宮之浦岳が本当に見事に見えた。

11/21 13:01

11/21 13:08

11/21 13:32

北側は完全に雲海に沈んだ。

11/21 13:55

新高塚小屋までもう少し。

11/21 14:09

新高塚小屋到着。テント泊は私で3組目だったので、デッキの平らな部分が選べた。

11/21 14:28

水場はテン場の裏。枯れることはなさそうだけど、細い。ここでビールを冷やす。

11/21 15:21

友人からもらった宮崎のササミをアテに乾杯。

11/21 15:52

16時頃の様子。このあとデッキは完全に埋まり、乗れなかった人は地面のスペースに張ってた(6組くらい？)。18時に到着する人もいて驚いた。

11/21 16:39

毎度のトマトツナパスタ。自宅でパスタソースを詰め忘れ、危なく味無しパスタになるところだった。鹿児島のコンビニでアラビアータソースを買ったけど、150g。重い。。

11/22 5:08

翌朝。こちらも定番カレーメシのミックスビーンズトッピング。お湯が少なくてあとで相当足す羽目に。

11/22 6:13

予定より若干早く、6:10出発。これでも大半の人は出発済みで、若干出遅れ感。みんな帰りの時刻が気になるのかな？

11/22 6:27

少し明るくなってきた。

11/22 6:41

初めてヤクシカに遭遇！

11/22 7:13

高塚小屋。新しいけど小さい？

11/22 7:21

縄文杉！

11/22 7:21

ウッドデッキから眺められる。

11/22 7:30

7:30頃だと流石に日帰り客はまだおらず、ゆっくりと楽しめた。

11/22 7:38

二代杉ってヤツですね。

11/22 7:43

11/22 7:52

夫婦杉。

11/22 7:57

大王杉。

11/22 8:30

ウィルソン杉。

11/22 8:31

中には祠。

11/22 8:31

居合わせた人達でハートに見える場所を探す。

11/22 8:31

11/22 8:34

見つけた！！

11/22 9:01

ちょうどウィルソン杉の写真を撮り終えた8時半頃、日帰り客が到着し始めた。来ると一気にまとまってやって来るので、下手すると10mも進まずに次の団体様を通す、という状況。あー、これを嫌ってみんな早めに出発したのか。。
随分時間をかけて、トロッコ道まで降りてきた。

11/22 9:30

トロッコ道をテクテク歩く。

11/22 9:54

ヤクシカ！

11/22 10:08

三代杉。

11/22 10:13

楠川分れで白谷雲水峡方面に向かう。

11/22 10:21

11/22 10:52

白谷雲水峡エリアに着いたらしい。

11/22 10:57

太鼓岩にも行ってみる。

11/22 11:06

太鼓岩。

11/22 11:08

沢山の人がいた。

11/22 11:31

太鼓岩は一方通行。

11/22 11:33

かみなりおんじ。

11/22 11:53

苔むす森。この辺りから完全に観光地っぽく人が溢れるようになる。

11/22 12:01

白谷山荘内部。1日で淀川小屋からここまで来てる人の記録を読んだけど、新高塚小屋から私の足で約6時間。まあ止めといて無難。

11/22 12:04

くぐり杉。

このあとは真っ直ぐバス停まで向かう。途中のスポットに寄る余裕はあったけど、正直観光客に疲れてしまっていたので。

11/22 12:44

何気に沢が素晴らしい。ゴルジュ状になってて高巻きしないと無理だなー、などと夢想する。

11/22 12:47

11/22 12:49

11/22 12:52

着いた！

11/22 13:00

まつばんだの13時の便に間に合ったけど、乗り放題の屋久島交通のバスを待つ。

11/22 13:13

地域共通クーポンの余りで買ったタンカン羊羮をコーヒーで頂く。タンカン羊羮、鹿児島産じゃないことに今更気付く。。

11/22 14:56

バスで宮之浦まで戻る。そのまま安房に向かっても良かったけど、到着日に見かけて気になっていたTシャツが欲しくて、一度下車。次のバスの待ち時間に、お土産屋で購入した屋久島の地ビール(パッションフルーツIPA 730円)を公園で頂く。

11/22 18:32

後泊の宿、ホテルオーベルジュ。一人で夕飯食べに行くのもアレだし、Go toで安くなるので夕食付きにしたけど、大正解！
カマの塩焼き、ハマチと甘海老の刺身、大根の煮物の唐揚げに肉豆腐。全てアツアツ。

11/22 18:38

トビウオの唐揚げは羽まで食べられる。さつま揚げもウマイ！この宿は大当たりだった。

撮影機器：

OLYMPUS STYLUS TG-4 Tough オリンパス

装備

備考

全般的に紅葉終了後くらいのイメージで装備を用意したが、概ねちょうど良かった。チェーンアイゼンは今回は置いていっても良かったかも。

感想

tartlet

折角のGo toトラベル、運転もできるようになったし、連休で何処かに行きたいなと探していたら、大山や九重連山は時期が遅くて無理。ふと、屋久島なら大丈夫じゃね？と思って調べたら、11月は過去に雪が積もった記録もなく、寒ささえ何とかなれば行けそう。しかも雨が比較的少ない時期らしい。ということで、長年暖めてた屋久島行きを実現することにした。

結果として、奇跡的と思えるほど雨と雨の狭間の快晴を引き当て、これ以上無いほどのコンディションで絶景を拝むことができた。今まで「屋久島行きたいけど、滅多に晴れないらしいしなー」と尻込みしてただけに、本当にこれはラッキーだった。

初めての屋久島は、思った以上に観光地っぽさがあまりなく、いわゆる縄文杉や白谷雲水峡などの観光スポットに出向かわなければ、田舎の離島といった雰囲気。今回は宮之浦岳に行くだけで終わってしまったので、今度はゆっくりと探索してみたい。できれば、沢登り込みで。

■これから行く人のために
・協力金は現地じゃなく、他の観光案内所的なところで払うと木札がもらえてお得らしい。
・全般的に安全な一般道だけど、雨が降ると滑りやすくて危ないかも。無理せず日帰りにして荷物を減らすか、淀川小屋に荷物をデポして往復するのが無難か？
・コロナ影響で空港から高速船乗り場までの直通バスは運休。鹿児島中央駅乗り換えが必要だが、とにかく分かりにくいので事前に乗り場を確認したほうがいい。高速船に乗るならこちら、くらいの看板があっても良いのに。
・前泊は鹿児島中央駅前にしたが、意外にコンビニが少なくて困った。
・プリムスのボンベは屋久島観光センターに250缶だけ扱ってた。この気温であれば、カセットコンロ用のバーナーで済ませたほうが良かったかも。
・Go toのおかげで往復航空券+前泊ホテル1泊で29,900円と格安。地域共通クーポン6,000円も付いてたが、電子チケットは使えるところが限られていて、結構面倒。どこで使えるか事前に調べたほうが無難。
・紅葉が終わってる時期なので、寒さ対策でモンベル#3にダウンパンツ、フリースとダウンベストを用意した。二日目は外に出てビール飲んだら冷えたので全部着こんだけど、まぁダウン上下はなくても耐えられたかも。ただ、これは寒気が入ってないタイミングだったということで、運が良かっただけかもしれない。道の凍結なども全くなかった。
・携帯トイレは「非常用」として持っていたほうが良い。淀川小屋〜新高塚小屋までは携帯トイレブースしかない。ついでに宮之浦岳〜新高塚小屋までは携帯トイレブースすらなく、非常に困った。ちなみに「運搬大変だからなるべく排泄物は持ち帰って」とあったので初日は携帯トイレだけ使ってたら、あまりに重いことに気付いて断念。あくまでも「非常用」として使うに留めざるを得ないと思う。(いや、持てる人は持つべきなんだろうけど。。)
・無人小屋のトイレはペーパーなし。
・三岳は島を出るとなかなか手に入らない(空港含め)。島ならどこでも売ってるので、面倒がらずに買うのが吉。

■自分への備忘録
・二日目に寝るとき、なんとなく頭のほうが下かなぁ？と思いつつ寝たら、全然寝付けず。あまりに寝付けないので上下の位置を逆にしたら、すぐに寝れた。頭に血がのぼると寝れない体質なのか？？今後気を付けよう。
・ビール350ml×2缶、ワインハーフボトルでは全然足りず。三岳投入すべきだったか？でも、基本的に芋焼酎苦手なんだよな。。