打保〜神岡新道(廃道)〜北ノ俣岳
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- GPS
- 18:26
- 距離
- 23.5km
- 登り
- 1,869m
- 下り
- 1,851m
コースタイム
- 山行
- 6:57
- 休憩
- 0:23
- 合計
- 7:20
- 山行
- 10:11
- 休憩
- 1:42
- 合計
- 11:53
天候 | Day1 雪。夕方から晴。 Day2 曇後晴。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
廃道とされてる区間の赤テープは多かったが その内の一部の区間がテープの間隔が広いし、また、どこが道か分かりにくかった |
その他周辺情報 | 登山後の温泉 割石温泉 https://www.hida-kankou.jp/spot/3858/ |
写真
装備
個人装備 |
アイゼンorチェーンスパイク
スノーシュー
冬山靴or長靴
メット
ゴーグル
グラサン
寝具
コッヘル
水2l
グローブ
オーバーグローブ
|
---|---|
共同装備 |
Mr.X分
エアライズ1
omiho分
zerogram二人用テント
chuki分
7.8mm30m
OD缶
ガス
大きめのチタン鍋
一日目の晩飯用ラーメン鍋食材二人分
|
感想
※12/1(火)am9:22 感想書き終えて、写真2枚追加done.
※後日、動画をYouTube等に追加するかも。
●YAMAP(ヤマレコは容量制限あるので こっちにしかアップしてない写真あり)
https://yamap.com/activities/8912031
●経緯、目的
11月下旬に昔から好きだった岩壁にトライしてみようと考えてたが、9月から一緒に行こかとゆうてた人がやっぱヤメとくわ、となったし、ソロで行くなら最低2泊3日要だが3連休を確保しづらく、またテンションも上がらず、やめにした。
で、もともと30代の内に冬にヤりたかったことで、まだ出来てないことがあって、40代最後となる、この冬こそはと思ってたので、この週末は、その調査のため、神岡新道廃道区間に来た。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-787888.html
↑2015年の年末に一人で来て、その時は、だいぶ手前の除雪終了点から歩いてんけど、標高1250mあたりから先に進めず、結局、車に戻り、飛越トンネル側から入っていた。雪が少ない時期に もっかいトライして道を探し、真冬は、神岡新道側からか、飛越新道側からか、どちらが時間的に短いのかを見極めたかった。
また、飛越トンネル側からは、秋〜GWの時季に数度来たことがあったが、北ノ俣岳避難小屋までしか行ったことがなかったので、北ノ俣岳の山頂まで行ってみたいということもあった。
●出発まで
大阪でMr.Xを拾い、ミポパンとは草津で合流して名神→東海北陸道飛騨清見IC→飛騨卯の花街道→神岡町の道の駅、で前夜泊。道中、雨で、道の駅でも雨。朝、雨なら停滞かなあ、と言ってたが、起きても雨。気温が高くて雪にならない。それでも打保へ向かう。と、伊西トンネル手前の標高千mあたりから雪に変わった。周りも雪景色で、いきなりテンションMAX。峠を越えて暫くで また雨に戻ったが、打保の取り付きに着くとソコも雪。停滞はナシ。
●打保林道駐車地→標高1250m
出発後すぐテントポールを忘れたのに気づき、ザックを置いて車に取りに戻った。ザックは重かった。昨日のgpvだと今日は夕方まで降雪の予報。あまりに雪がひどければ引き返すか、あまり奥まで行かずにテン泊しようと考えてた。以前来た時よりも赤テープの間隔が短い気がした。
雪が少ないせいもあったかもしれないが、以前は全く分からなかった、標高1250m付近の渡渉以後のルートも赤テープや切り拓きのおかげでスグに分かった。嗚呼ナルホド、そう行けばいいのか、と。これで目的の半分は達したようなもんやったが、短くとも飛越新道との合流地点までは行ってみたい。
●神岡新道 標高1250m→飛越新道合流地点
雪が道端の笹の葉に乗り、笹がしなだれて道を塞ぐ。それを掻き分けながら登る。
モノトーンの世界。コレがやりたかったことなのか、は、よく分からない。標高1400〜1450mは赤テープが少なく、どこが道か分かり難かった。おそらく暫く道からそれてたと思う。が、その後は赤テープ豊富で踏み跡も分かり易かった。1534m地点を越える渡渉地点もスグに分かった。
親切過ぎる程の赤テープ。この渡渉後、尾根に取り付く、が、暫く笹が鬱陶しい。それを過ぎて、時々、笹が鬱陶しいが、なんとなく歩き易そうなところを選べば赤テープが見つかった。この繰り返しで飛越新道と合流。なんとなく見覚えのある景色まで来られて嬉しい♥
駐車地から四時間経過。合流地点からは笹も少ないのでスノーシューを履いてみる。
●飛越新道→北ノ俣岳避難小屋
もう目的の半分は達したので、あとはドコで泊まるかという話。避難小屋まで行ければ恩の字だが ある程度のぼればテントを張る場所は幾らでもある。そのために水も1人2l担ぎ上げてきた。ゴム長にスノーシューを着けてたがスグに外れた。2回くらい付け直したが、その後 邪魔くそなって、道端の木にスノーシューをデポ。同行者は引き続きスノーシュー。ウサギなどの獣の足跡がたくさん残ってた。
廃道区間と比べると高速道路のように歩き易く、アッと言う間に寺地山手前に着いた。ここでこの時間なら余裕で避難小屋に行ける。また、この辺りで雪は止み、寺地山を過ぎて尾根が東向きになる頃、15:30頃、急に空に晴れ間が覗き出した。絶景が広がり、感動の嵐。写真を撮りまくるので中々進まない。が、ヘッドライトを使うことなく夕焼けのもと、避難小屋着。まず小屋内にテントを張る。床が斜めってる。その後、野菜たっぷり&チャーシュー入りのラーメン鍋をしたが、マルタイ棒ラーメンが麺の周りがヌメヌメしてた。湯温が低めだったせい?
北ノ俣岳ピークまで行ってみましょうということで、15時には車に戻れるように、と、夏道CTで逆算していくと、5時には出発しないと。四時起きの約束。ミポパンは「ピークなしでもイイですー」と言ってたが…。
Day1動画
●避難小屋→北ノ俣岳ピーク
朝4時に2台のUMIDIGIスマホの目覚ましが鳴る。皆、パっと起きれた。
小屋内の朝の気温計はマイナス10〜15℃ぐらいやった気がする。
ミポパン持参おしるこをいただき、マーラーカオを喰らってゴー!
ほぼ無風で小屋内も小屋外も寒さは変わらない。
木道の上は薄くしか雪がついておらず、また、滑り易くて登り難い。
獣の足跡が そこかしこにあり、適当な歩き易そうな足跡を拾って登っていく。
後ろを振り返ると、デカい満月?のほか、富山の方角に街明かりが見える。もしやと思い、スマホの機内モードをオフにすると、ドコモ基地局と繋がった。まさか こんなところが圏内とは…、世も末…、いやいや、便利な世の中になったもんでんなぁ。せっかくなんでインスタに写真アップしたりもしてみた。w
ラッセルは、おおむね、脛あたり。だが、時々、膝ぐらい。なるべくズボズボいかないところを選んで登っていく。一ヶ所、30〜50mくらいの区間で、雪の下の這松藪にハマって往生した。
朝焼けが綺麗。いや、綺麗と一言で片づけてしまえないぐらい感動。特に薬師岳の東南斜面が赤く照らされてるのが印象に残る。後ろを振り返ると、雲海が見えていた。
足の指先と、右頬が寒さで痛くなってきた。モンベルのジオラインの薄いバラクラバは被っていたが、毛糸の耳当てつき帽子を少しズラして右頬を隠した。足先は、まぁこの程度やったらイケルやろと判断。
少し足が滑り出したので、チェーンスパイクやアイゼンを各自装着。また、ゴーグルも装着した。
神岡新道分岐が見えてるが、なかなか近づかない。ここでYSHRさんの「待ってなさい、○○山」「○○山、待ってなさい」のレジェンドワードが心に浮かんだ。このフレーズは、なかなか近づかないので「逃げないで〜」という気持ちも入っているんやろか、とか。
7時半には北ノ俣岳ピークから戻り始める予定だったが、既に それは無理なのが明らか。でも、ここまで来たし、、、ということで突っ込んでしまいました、すみません。
だいぶ時間がかかって、神岡新道分岐に着く。飛騨山脈の山並みが一望できる。
ミポパンは しょっちゅうアイゼンが外れるようで、何回もつけなおしていた。そのたびにグローブを外していて、見てて寒そうやった。さすがに稜線まで上がると風はキツくなっていて じっとしてられない。が、写真や動画を撮りまくった。
薄雪の乗った這松地獄なども堪能しながら北ノ俣岳ピークへ。ここでも写真や動画を撮りまくったった。ようやく辿り着けた北ノ俣岳ピーク、感無量。
●北ノ俣岳ピーク→避難小屋
下り始めると、高曇りだった空が晴れてきだした。神岡新道分岐あたりでミポパンがピッケルをピークに置き忘れたのに気づき、引き返す。
下りのピーク→神岡新道分岐でも一ヶ所、薄雪這松地獄にハマった。w
その後は順調に降り、避難小屋へ。このころには すっかり青空になり、寒さも和らいだ。小屋内でカップラーメンなどを食べ、撤収。
●避難小屋→神岡/飛越分岐
駐車地→神岡/飛越分岐の登りが4時間やったので、同区間の下りは概算3時間。17時には日没やから、分岐に14時に着けばヘッドランプなしでも降りれる。神岡新道の最後の斜面は西向きの谷やから日没近くまで比較的明るいやろう、という予想。まぁでもギリギリ。
がんがんとばして、分岐へ。なんとか間に合いそう。それにしてもポカポカといい陽気。標高2100m以下は気温0℃以上になってたと思う。
登りはゆっくりだったミポパンも下りは速い。スノーシューデポ地点でザックに装着するのだが、先に行ってもらったら、結局 分岐まで追いつけなかった。
●神岡/飛越分岐→打保林道駐車地
土曜の景色よりは明るくて見通しがいいが、それでも笹が結構うっとうしい。渡渉地点の少し手前で道を外してしまった。が、すぐ復帰。その後、トラバース祭り。尾根を越えてからも一ヶ所、道を外したと思う。10分ほど適当にトラバってたら道に復帰。土曜、真っ白だった この辺りは、すっかり雪がとけてしもてて景色がまるで違っていた。
まだかまだかと林道を歩き、あれーーもしかしてレッカーされた?と思ったころに林道分岐が見えてきて、あぁ、まだここより下やったわ、と歩いていくと、愛車が ようやく見えてきた。
・Day2 動画
●下山後
下山後に実は最大の核心があった。帰れないーー と思ったがスーパーバックで切り抜けるw
いつもの割石温泉に寄り、営業時間ぎりぎりセーフで國八食堂に滑り込み、鉄板焼き料理を堪能して高山で給油後。高速で帰途。
同行の皆さま お世話になりました。あざましたーーー!これに懲りず、また行きましょねー。
それにしてもゴム長、1cm刻みのため少しサイズが大きめやったけども、フリクションは結構よかった。
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B01587MJW6
コメント
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冬山の記録で驚きました。
あ、雪が無かったら北ノ俣川溯行にスイッチのつもりやったんですけど、結構ありましたんでw
沢登りを始めるより前からスノーボーダーなんすよ。あ、今回は板は持ってってないですけど、雪みるとテンションあがりますw
YSHRさんセリフ引用あったり、YAMAKEIで100skiさん記録にコメしてたり。
納得しました。
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