薬師岳
- GPS
- 16:44
- 距離
- 62.2km
- 登り
- 4,296m
- 下り
- 4,304m
コースタイム
- 山行
- 13:46
- 休憩
- 1:11
- 合計
- 14:57
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
自転車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
◇林道 標高1000mを超えると日が当たらないところは雪が残っている。 ◇折立〜三角点 月曜の降雪で開けたところは30〜50センチほど積もっている。木が密集している所にはほぼ雪がない箇所もある。 ◇三角点〜五光岩ベンチ 雪は増えるが登山道通りにしか滑ることは出来ない。 ◇五光岩ベンチ〜太郎平小屋 自由に歩けるくらい雪はあるが、登山道の鉄杭がすぐ下に隠れている。下山時標高2100m付近のトレースに乗って滑っていると鉄杭に乗って転倒し、スキーの滑走面が激しく損傷してしまった。 ◇太郎平小屋〜薬師平 薬師峠からの沢筋はまだ雪が少なく、自由には歩けないので登山道通り。一気に積もったようですぐ下には石や水流がありスキー滑走不向き。 ◇薬師平〜山頂 稜線は風に飛ばされ雪がない箇所もある。避難小屋後から山頂までは登山道にも雪が吹きだまっているのでスキーで山頂へ向かった。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋(ガイド 防寒テムレス)
インナー手袋
予備手袋(防寒テムレス インナー手袋)
防寒着(化繊ダウン)
バラクラバ(厚手 薄手)
毛帽子
ブーツ
ザック
ビーコン(電池確認)
スコップ
ゾンデ
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備ヘッドランプ
予備電池(スマホ用モバイルバッテリー 単3 単4) GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
細引き×2
ダクトテープ2巻
ビニールテープ
針金
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ウィペット
ナイフ
カメラ
スキー板
シール
シールワックス
スクレイパー
ストラクチャーブラシ
クトー
ヘルメット
ココヘリ
地獄ゴーグル
お湯500ml
水500ml
ホット紅茶500ml
アイゼン
ロールペーパー
スリング(120mm 60mm)
カラビナ2枚
安全環付き2枚
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感想
先日の日曜日は立山が熱かったようで、僕も熱くなりたくなったが、降雪直後の立山はソロでは自信がない。薬師岳は距離は長いが、降雪後でもそれほど危険ではないと思うのでソロでも慎重に行動すれば行けると思った。来週は平地でも降雪がある予報なので林道は雪で閉ざされ遠い山となる。今週がラストチャンスだと思い実行することにした。
予報では富山市内は朝方まで小雨の予報だった。高速で向かう途中、石川県では星も見えていたのが富山に入ると雲が出てきた。さらに富山市内に入る頃には霧雨もフロントガラスに打ち付ける…予報通りだ。不安になりながら亀谷料金所まで到着すると雨は降っていない。支度が出来たので0時前だけどスタートする。
有峰林道は霧がひどかった。前回夏にチャリで来た時も霧が濃かったので気にはならない。トンネルはすべて消灯されているので真っ暗闇だ。よく考えたらスキー装備を背負って折立まで行くのは初めてだ。3月に来た時は積雪で5kmほどしか自転車が使えなかった。今回は荷物も多いので耐えることが出来るか。有峰湖まで来ると月明かりと星が輝いていたので、気分は上がる。更に日が当たらない箇所に雪が出てきた。折立のトンネル付近では凍結もあったので転んだ拍子にコーラのペットボトルを落としたことにのちに気が付いた。トンネル前の雪は長い区間あったがトンネルまで自転車を運びたかったので気合で押し歩いた。
トンネルでスキーの支度と補給をして、トンネルを出たところからスキーハイク開始。登山口からしばらくは、雪の量が安定せずなかなか厳しかった。自転車の疲れとハイクアップで変な力の使い方をするので内ももが攣りそうだった。ペースを落としなんとか登る。
三角点を過ぎるころには雪は多くなってきたが、まだ登山道通りにしか歩けない。帰りは早めにツボ足で下ったが、スキーでは踝程度しか沈まないのに対して、ツボ足では膝下まで沈む。これ以降はやはりスキーでないと厳しいと実感した。
2000mから木々もまばらになり、自由に歩けるようになった。ちょうど白んできたので景色も楽しめるようになってきた。太郎平小屋まで微妙にアップダウンがあるので、なるべく水平移動できるようにルート工作してみたが、まだ雪が少ないところもあり登り返しもあった。
薬師峠から薬師平までの区間が今回一番きつかった。雪は一気に積もっただけなのでどこでも自由に歩ける訳ではない。登山道通りにしか行けないが、かなりの急斜面なのでモンキーでなんとか登り上げた。そこからは快適なスキーハイクで、補給もこまめにしていたおかげか脚攣りも収まってきたので一定のペースで進む。
残雪期では避難小屋から山頂までの登山道に雪が残っていることはなかったが、初冬の薬師岳はしっかり雪が溜まっていたのでスキーで歩くことが出来た。帰りは稜線の吹きだまったところを行きたかったが、一部切れているところもあったのでシールのまま来た道を引き返した。避難小屋跡で滑走準備をして、滑り込むと登ってくる方が見えた。YSHR先生だったので挨拶をしてルート状況をお聞きしお別れした。今日は僕しかいないかと思って変なルートどりでスイマセン…
2000m付近の登山道のトレースをなぞっていたら鉄杭に足をとられ転倒した。さらに滑走面が削られ芯材が見えていた。それ以降は登山道をさけて開けたところを滑走した。雪は多いが、所々石が隠れているところもあったので、シートラ下山することにした。黙々下って無事折立に帰還。最後の自転車は手が寒かった。この時期は冬用グローブでないと厳しい。有峰湖付近の雪は融け、概ね快適に自動運転で無事ゲートに帰還出来た。コーラは帰りに回収できたのでよかった。
自転車片道20kmのシートラ運転、登山片道10kmのラッセルとなかなかハードな工程だったけど、無事完遂出来たので最高の一日となった。
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