痛恨のコースミス!ガスガス甲武信ヶ岳(戸渡尾根)
- GPS
- 07:48
- 距離
- 17.6km
- 登り
- 1,842m
- 下り
- 1,817m
コースタイム
5:45 登山指導所
(ここから林道へ入ってしまい約40分さまよう。)
6:25 近丸新道登山口へ戻る
7:03 ヌク沢渡渉点
(途中休憩2分)
8:00 戸渡尾根分岐
9:27 木賊山(撮影1分)
9:47 甲武信小屋
10:00 甲武信ヶ岳山頂(休憩撮影4分)
10:14 甲武信小屋(休憩3分)
(途中撮影3分)
10:46 奥秩父縦走路分岐
(途中撮影2分)
11:47 徳ちゃん新道分岐(休憩2分)
12:50 西沢山荘
13:00 駐車場
(昼食)
天候 | 小雨〜曇り(上の方はガスガス) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
道の駅みとみ4:45 駐車場は無料、水洗トイレ奇麗(ペーパー有り) |
コース状況/ 危険箇所等 |
【道の状況】 近丸新道は最初の方のトラバ−スでザレて崩落気味の箇所が数カ所あり。トラロープが張ってあるので下まで一気に持っていかれることはないが、苦手な人は徳ちゃん新道使った方が良いかも。それ以外に危険箇所はないと思う。 【雪の状況】 アイゼンは必携。自分は徳ちゃん新道分岐の少し先で氷が出てきた所からチェーンスパイク(爪がついているタイプ)を装着。凍結したツルツル氷の箇所がたくさん出て来るので6本爪以上のアイゼンの方が良い。すれ違った方は皆アイゼン、スパッツ付けてました。そちらが正解。 踏み抜き多数。一番深い所で雪は股以上ある。木賊山からの下りで深く踏み抜いてバランスを崩し、前方に転倒。怪我はしなかったが踏み抜いた後に転倒すると足だけが穴につかまって骨折したり捻挫したりするリスクがあると思った。 【登山ポスト】 駐車場の先のトイレ(冬期閉鎖中)の先にあり。 【下山後】 道の駅でおみやげ購入。食事もできる。日本酒の種類が少なかったので、帰り道でみつけた清水屋さんという地元の酒屋さんで地酒を購入。時間が無かったので温泉には寄らず。 【携帯電話】 戸渡尾根では新道分岐の先の結構な高さまで通じます。ドコモのホームページでは甲武信小屋付近でも通じると記載があるが試さなかった。 |
写真
感想
★忘れ物(その1)★
天気予報では晴れときどき曇りのはず。頂上の展望をゆっくり楽しめるかなと思いつつ車を走らせるが、途中高速のトンネルを抜けるとまさかの雨。ともかく、道の駅みとみの駐車場へ。登山の準備をしている人がいる。トイレを済ませ、荷物を点検。アレっ、サーモスのボトルが無い。そうだ、朝お湯を湧かして台所へ置いたままだった。お湯がないことで、食料も変更。パスタ、コーヒーを車に残す。その代わり予備のジェルを多めに入れた。水分は500mのペット2本のみ。まあ気温も低いのでそれほど消費しないと思うが。そんなこんなでバタバタと出発。
★忘れ物(その2)★
ヘッ電点けてスタートするがすぐに明るくなる。懐中電灯とダブルで持つ必要なかった。スタートからチグハグだ。登山指導所の所でポストに登山計画書入れようと思ったらなんと車に忘れてきている。今日はどうも変だ。カメラで撮影しようと取り出したら、レンズが焦点距離の長い間違ったやつを装着している。これでは景色がうまく切り取れない。スタートから暗い気持ちでトボトボと歩き始める。
★コースミス★
さて登山口。よっしゃガシガシ登るぞ、と気合いを入れて歩き始めた、つもりだった。だがここで痛恨のコースミスと言うか、コースアウトと言うか。なんと近丸新道への取付きを見逃して、鶏冠山林道へ入っていたのだった。錯覚とは恐いもので、林道を少し歩いたら右手が登山口と記憶していたのに、この林道どこまで歩いても右に登山口など無い。途中でGPS見て確認したにも拘らず、合っていると勘違いしていた。
しばらく登って体も暖まったところでふと我に帰った。ここはどこ?登山口はどこ?こんだけ歩いて登山口に着かないなんてあり得ない。もう一度GPSを確認したら全然違う所を歩いている。トホホ。一瞬そのまま登って林道の終点から薮こいで登山道に復帰しようかとも考えたが今まで来たことない山域でそれは無謀だと思い直して登山口へ戻った。標識あるじゃん。またやってもーた。GPS確認の時間も含めて40分のロス。実は登山口を間違えたのは2度目。昨年奥多摩で三つドッケから川苔方面へ向かったときに全く同じことをやらかしている。でもクリティカルなところのミスでなくて良かった。気を取り直して再スタート。
★急登★
さすがに山渓の日本100大急登の1つにあげられているだけあり、激登りが続く。今日はガスガスで展望が無いので楽しみ半減。まさに修行か体力トレーニングの気分。ただ急登だけかというとそうでもない。所々緩い傾斜で休める部分もある。新道分岐までは雪がないが、そこを過ぎて石楠花を通過する位がアイゼン装着のタイミング。すれ違った方はみなアイゼン装着だった。凍結部分で、どのステップを切ったら良いか考えながら登っていたらいつの間にかピークに着いていたという感じ。甲斐駒黒戸尾根に比べたら短い短い。
★頂上★
展望は360度ひらけていて天気が良ければ景色を堪能できそうだ。今日はガスで展望全くナシ。こればかりはどうしようもないし、止まっているとどんどん体温奪われるので写真を数枚撮影して即下山開始。今日は朝から自分の日ではない。
★本日のカメラ★
NIKONのミラーレス一眼V1を持参。ピッタリ合ったバックがないので、ミレーのウェストバックに入れてみた。一々撮影の度にザックから取り出すのは非効率だし、さりとてむき出しのままだと転倒したときに壊れるだろう。確かに普通のデジタル一眼に比較すると軽いし、絵作りには納得が行くが、スイッチを押しただけでは起動しない(ズームリングを回す必要がある)のが難点。山では自分が撮影ポジションを変えて撮るのは現実的ではないのでやはりズームレンズは必要だろう。一方で防塵・防水性能はそれほどシビアに考える必要ないと思う。そもそもそんな悪天候の時に写真は撮らないので。
★撮影ポイント★
やはり山頂は絶好のポイントだが、今日はガスってどうしようもなかった。次は木賊山の下りから甲武信ヶ岳を望むポイント。ここも山レコで良く撮影された画像を見る。そこだけ僅かにガスが晴れたので数枚撮影。そして最後は戸渡尾根で奥秩父縦走路との分岐から15分程降りたところ。木々に雪が付いて冬景色としては良い被写体だった。
★なにわともあれ★
忘れ物はするわ、道間違えるわ、景色は堪能できないわでえらい山行になりましたが、まあこんな日もあるということで、無事下山できたことに感謝しましょう。今日すれ違った方は全部で10名。うち3名は山ガールのパーティで、他は男性のソロ、静かな山でした。おししい日本酒もゲットできたし。
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