【霧氷の台高北縦走路】木梶山〜馬駈ヶ辻〜伊勢辻山〜雲ヶ瀬山〜高見大峠周回
- GPS
- 07:26
- 距離
- 18.4km
- 登り
- 1,011m
- 下り
- 1,012m
コースタイム
- 山行
- 6:53
- 休憩
- 0:34
- 合計
- 7:27
天候 | 曇り、風やや強く気温は常に氷点下 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
この日は路上に積雪なし。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
この日は標高約800m以上は積雪あり。積雪は稜線上で30〜50cm程、表面がやや固くワカンなら潜ることがほとんどない。 |
写真
感想
朝5時起床、天気予報を見る。今日は天気が良いのか、悪いのか、判断が難しい。南は晴れ間も出るが、風が強そうだ。大峰はやめて大台にしよう。
人が絶対入っているメインルートは外して、できればノートレースのワカン歩きが楽しめるコース、なおかつ積雪状況と天候次第でエスケープできるルートを考える。
Yahoo!天気によれば、高見山大峠付近の積雪はないようだ。自転車が使えるかどうかは現地で判断して今回の周回ルートを計画、コンパスで登山計画書を作成して5時50分自宅を出発。
一旦、トンネルを越え三重県側に行き、旧道を高見山大峠へ。標高約800m付近から積雪があり、大峠に自転車をデポすることは断念するが、2km程楽できるので、旧道820m地点に自転車をデポして、木梶林道入口に向かう。
木梶林道入口の駐車スペースに車はない。今日はここから入山者は私一人のようだ。8時には歩き始めたかったが、少し時間が遅れた。まあ、時間がなくなったり、天気が悪化したりすればハッピのタワから木梶林道に下山すれば良い。伊勢辻山山頂13時をメドに歩き出す。
しばらく雪のない林道を歩く。車止めのゲートは閉じているが、手動で開けることができる。積雪のない林道歩きはバカらしく、ハッピのタワから下山するなら車でもっと奥に入った方が良かったか?と思ったりするが、後の祭りだ。
林道でもやはり標高約800m付近から積雪があるものの、倒木が一本ある以外は4WDスタッドレスなら走行可能な状況、実際に轍も木梶山登山口手前まで続いていた。
木梶山登山口からは植林地の急登、尾根筋に登るとシャクナゲやヒメシャラの混じる雑木林となる。
徐々にそれらの枝が白くなってきた。期待していた霧氷だ。標高約1000m以上に現れた霧氷はその後、ますます白くなり、木梶山からは時折青空も現れ、この日一日存分に楽しませてくれることとなる。
木梶辻への登りからはワカンを着用する。私の場合、ワカン着用は早めだ。今日雪は表面が固くなった雪だ。ツボ足では沈んでしまい引っ掛かるが、ワカンなら沈み込みも少なく沈んだとしても足抜けが楽だからだ。
木梶辻のメタルプレートを90度西に折れ、馬駆ヶ辻へ。木梶辻から伊勢辻までの稜線はずっと美しい霧氷の樹林帯を歩き続けることとなる。特に馬駆ヶ辻までの稜線は少し前のワカン跡が一本うっすら残るだけのほぼノートレース状態だ。風も東側であるため、予想していた程吹いておらず、気持ちの良いなだらかな雪の稜線のアップダウンを楽しむ。
馬駆ヶ辻からは台高北縦走路上であるため、トレースがしっかりある。縦走路上にある通称ハート池は、結氷してハート形がはっきりと現れていた。
今日は時間次第ではエスケープルートになるため、赤ゾレ山山頂はショートカットしてトラバース道を選択。赤ゾレ山周辺の霧氷も素晴らしかったので、少し山頂に向かわなかったのは失敗だったかとも思ったが、北西面の雪深く巨木が並ぶ森もなかなか見応えがあった。今回はこれで良しとしよう。
伊勢辻山で小休止、軽くパンと温かいスープを飲んで温まる。いつしか青空も広がる天気となり、明神平から北に並ぶ真っ白な山並みが映える。
伊勢辻山から先は又ノートレースとなるが、下り中心なのでワカンの大股歩きができるので地面を歩くよりはよほど快適に下ることができる。
伊勢辻から先は、午後でもあり霧氷も雪もなくなってきて、楽しみが減る。時折姿を見せる高見山はまだまだ遥か彼方に感じる。
ハッピのタワ分岐に予定時間以内に到着。更に先に進むことにする。どうやら自転車をデポした甲斐があったということか。帰りは少しアスファルト道を歩かずにすみそうだ。
大峠までの道は大学時代に雪の明神平でテントを張り歩いて以来だが、かれこれ35年昔に通った道など全く覚えておらず新鮮そのものだ。記憶力が低下するということは常に新鮮に感じるということか。
大峠着、車が1台止まっていた。15時を越えたので、今日は無理せず高見山はパスすることにして旧道を下り自転車デポ地点へ。
旧道でソリ遊びをするグループに会う。この日初めて会った人達だ。車で固められた路上は斜度がなくともスピードが出るようだ。地元ならではの楽しみ方かと少し感心する。
自転車デポ地点から下にまだ少し雪が解けずに残っていた。自転車を降りて新雪の上を歩いたが、自転車のタイヤが凍った轍上に乗った途端に転けた。注意していてもこれだ。その先からは自転車に乗り下りオンリー、約2km程楽して16時前に駐車地点に戻る。
今日は天気も予想より良く、少し欲張りかなと考えたコースを高見山ピストン以外、歩くことができた。高見山は先週素晴らしい状態の霧氷の中を登ったので、夕方近くの霧氷が薄れた高見山を最後に登るという欲は全く生じなかった。日暮れて凍る道を歩くと痛いどんでん返しがあるかもしれない。無理せず終わる、これで良いのだ。
【今回の忘備録】
①安物のストックのバスケットは2シーズン目で壊れる。雪深い山中でバスケットが壊れるとストックが沈み込み、行動に著しいハンデとなりかねない。やはり純正品が良い。
②自転車で雪上は超危険
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