記録ID: 29048
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アルパインクライミング
槍・穂高・乗鞍
前穂高岳東面〜北穂高岳滝谷〜屏風岩登攀
1990年08月15日(水) ~
1990年08月21日(火)
- GPS
- 152:00
- 距離
- 50.2km
- 登り
- 5,661m
- 下り
- 5,659m
アクセス | |
---|---|
コース状況/ 危険箇所等 |
1990/8/15〜8/21(6-1) L:斉藤清克(4) AL:田中健太郎(4) M:本多和茂(2) 8/15 曇り時々小雨 入山日 上高地(6:00)→横尾(8:00〜9:00)→涸沢(12:30) ・夏道を思い思いに歩く。 8/16 快晴 前穂東壁(北壁Aフェイス)と己正面壁登攀 涸沢(4:30)→2、3のコル(6:00)→北壁Aフェース取り付き(7:00)→前穂頂上(9:40〜10:05)→5、6のコル(11:40)→松高ルート取り付き(12:50)→終了(15:30〜50)→5、6のコル(16:40)→涸沢(17:00) ・北壁Aフェース 6P、+全てのピッチが掘銑+である。「松高カミン」は前日の雨で少し濡れていて滑りやすかった。Aフェースは固くて快調、面白い。 ・己正面壁松高ルート:5P、検A0 「松高ハング」はかぶり気味のフェースでA0で簡単に抜けられた。 8/17 ガス?のち雨 再び前穂東壁(右岩稜)登攀 涸沢(5:40)→5、6のコル→右岩稜古川ルート取り付き(8:50)→前穂頂上(14:00)→涸沢(17:20) ・5、6のコルに着くと雨が降り出し、しばらく時間待ちをする。LとALで多少もめるが、結局ガスの中取り付くことにする。 ・右岩稜古川ルート:4P、后A0 2P目でルートを間違え、トップのALがハーケン吊り下げで下り、Lとトップを交代する。核心の4P目のハングは腕力勝負で腕力に自信のないALはあっさりA1。その後、北壁1PとAフェース2Pを登り、霧しょんの中、前穂に立つ。 ・帰りは3、4のコルから下りる。今年は雪が少ないので、ほとんど脇のガレを下りた。涸沢に着く頃から激しい雷雨。 8/18 快晴 休養と移動日 涸沢(10:35)→南稜天場(12:35) ・昨日とはうって変わってすかっぱれ。雨で洗われた空は澄んでいて、もう秋の空である。今日は休養にして移動のみ。水1L200円也。 8/19 滝谷登攀 南稜天場(4:50)→スノーコル(6:00〜20)→4尾根終了(10:20)→ドーム西壁雲表ルート取り付き(11:30)→ドーム頂上(14:00)→南稜天場(14:10〜20)→涸沢(15:20〜16:00)→横尾(17:30) ・ガスが去来する滝谷へ。C沢左股はすごい落石である。 ・4尾根:9P(+Ab1P)、検4尾根は8P目のクラック-と次のDカンテ犬硬くて面白い。それ以外は掘銑掘 ・ドーム西壁雲表ルート:5P、+。1P目Bフェースの顕著なクラックを登る。高度感があり気持ちいい。最後のフレークによるかぶったクラックは、トップのALとMはフレーク上のフェースへ逃げる(+A0)。ラストのLはレイバックでクラックを登る(+)。40mいっぱいでレッジに着いた。 4P目はチムニーを詰めて最後のかぶった所は右のカンテに体を出すと大して苦労せずに抜けられた。()。今までルームで行かなかったのが不思議なくらい面白いルートである。3人とも満足して横尾に向かう。 8/20 晴れ 屏風岩登攀 横尾(4:50)→T2(7:20〜40)→東稜終了(14:40)→屏風の頭(15:45〜16:00)→横尾(17:20) ・1日中暑い。1ルンゼをずっと詰めて1ルンゼを1P登って更にT4尾根を1P登るとT3の草付きすぐのところに着く。 ・屏風岩東稜:6P、A1。ピンはしっかりしていて間隔も狭いので易しい。各ピッチ毎に立派なテラスがある。人工の入門ルートと言えよう。真中のMは忙しそうだったが、トップを交代でつとめたLとALはMが時間をかけて登っている間、テラスに腰掛け飯を食ったり、景色を眺めたり、のんびりとした登攀を楽しんだ。 8/21 晴れ 下山日 横尾(7:00)→上高地(9:00) ・空の青さが心に染まる。上高地で解散。 |
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