雨乞山~赤指尾根~七ツ石山~雲取山


- GPS
- 12:01
- 距離
- 29.6km
- 登り
- 2,103m
- 下り
- 2,100m
コースタイム
6:49雨乞山-赤指山8:41(1:52)/[予定]8:06/[差]-0:35
8:41赤指山-千本ツツジ10:02(1:21)/[予定]9:24/[差]-0:38
10:02千本ツツジ-七ツ石山10:29(0:27)/[予定]10:00/[差]-0:29
10:29七ツ石山-ブナ坂10:39(0:10)/[予定]10:12/[差]-0:27
10:39ブナ坂-奥多摩小屋11:04(0:25)/[予定]10:54/[差]-0:10
11:04奥多摩小屋-小雲取山11:35(0:31)/[予定]11:24/[差]-0:11
11:35小雲取山-雲取山11:59(0:24)/[予定]11:48/[差]-0:11
12:38雲取山-小雲取山12:50(0:12)/[予定]12:12/[差]-0:38
12:50小雲取山-奥多摩小屋13:06(0:16)/[予定]13:00/[差]-0:06
13:06奥多摩小屋-ブナ坂13:30(0:24)/[予定]13:24/[差]-0:06
13:30ブナ坂-七ツ石分岐13:54(0:24)/[予定]14:00/[差]+0:06
13:54七ツ石分岐-堂所14:27(0:33)/[予定]14:30/[差]+0:03
14:27堂所-小袖乗越15:31(1:04)/[予定]16:06/[差]+0:35
15:31小袖乗越-鴨沢16:04(0:33)/[予定]16:30/[差]+0:26
16:14鴨沢-峰谷橋P17:08(0:54)/[予定]17:30/[差]+0:22
天候 | 曇り→時々雨→晴れ→曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
【峰谷橋P→雨乞山】 取り付きは写真参照。 整備された登山道ではない。踏み跡は消え消えで、道なき道を登る箇所が多い。当然道標は皆無。 落ち葉がつもり、柔らかい地面は滑りやすく、傾斜のキツイ箇所も多いため、常に滑落の可能性がある。 尾根を辿れば良いので迷いにくいとは思うが、万一迷った時には自力で地図とコンパスを頼りにルートを見つけられるだけの力がないと非常に危険。 【雨乞山→赤指山】 尾根上なので比較的緩やかな道が続くが、踏み跡が不明瞭な箇所もあり、道迷いの危険はある。 ピンクテープが目印になる。 途中未舗装の林道に出る区間があり、林道は特に危険はない。 【赤指山→千本ツツジ】 峰谷からの登山道と合流した後は道標が頻繁にある。 千本ツツジの手前は斜面を折り返しながら登っていく。 特に危険はない。 【千本ツツジ→七ツ石山】 千本ツツジから石尾根に入った直後は道幅がやや狭い。 景色が良くなるので油断して足を滑らさないよう注意したい。 【七ツ石山→ブナ坂】 ガレた下り坂になっている。 【ブナ坂→奥多摩小屋】 広く歩きやすい尾根道。特に危険はない。 奥多摩小屋にトイレがある。 【奥多摩小屋→小雲取山】 奥多摩小屋を過ぎた直後と小雲取の直前に、ガレた登りがある。 それなりにガッツリな登りなので体力に応じてしっかり休憩しながら登る。 【小雲取山→雲取山】 雲取直前にややガレた登りがあるが、ごく短い。 雲取山頂の避難小屋付近にトイレがある 【ブナ坂→七ツ石分岐】 尾根の横斜面を緩やかに下って行く道。 道幅がやや狭いにも関わらず通行量が多いので、すれ違い・追い越し時には譲り合いを。 【七ツ石分岐→堂所→小袖乗越】 尾根の腹を下る。林の中で展望はない地味な道。 危険箇所なし。 途中水場があるが、水量は多くなかった。 【小袖乗越→鴨沢】 林道を歩いてもいいが、林の中を下る近道がある。 危険箇所はない。 【鴨沢→峰谷橋P】 バスを利用するのが楽。 時間が合わなければ一時間弱で歩くこともできる。 歩道は無く、特にトンネル内と橋の上では車に注意。 |
写真
感想
通常の山歩きでは満足できない身体になってしまったかみさん。
七峰のせいか、異様に体力をつけてやがる。
5日前に大菩薩にテン泊して牛ノ寝を縦走し、2日前に雨の大山をヤビツ峠から日向不動まで抜け、正直こちらは結構疲れているのだが、かみさん曰く、
「ぜんぜん疲れない。大山は蓑毛から登れば良かった。何の達成感もないし、詰まらなすぎる。もう山やめようかなあ」
とか言い出す。
それはちょっと思い上がりであろう!
七峰縦走を完歩したくらいで山を極めたことにはならぬわ。
本当の登山というものを知らしめてやらなければなるまい。
とはいえ、こっちの体力的な問題もあるから、ウルトラスーパーハードな登山に連れて行くのはキツイ。
でもヌルいと思い上がりを助長するから、程好くハード、程好くスーパーなコース設定をしてみた。
そういうわけで目指すは東京最高峰、雲取山である。
普通に鴨沢から登ったのでは、
「ダラダラ登るばっかり。詰まんなーい」
とか言い出す可能性がある。
まずは登山のハードな一面を知らしめるため、バリバリのバリルートを登り始めに持ってきた。
峰谷橋から雨乞山、赤指山を辿るルートだ。
道標など無い。踏み跡も途絶える。足場になる階段も、ロープも鎖もない。
もここは未経験の未整備のルートだ。
おりしもシトシト雨が降り、落ち葉は滑りやすく、油断すれば滑落しそうなコンディション。
方角を誤らないよう、地形図を頭に入れて尾根上を目指す。
これでヌルイとは言わせない。
「どうだ、山の怖さを思い知ったか」
とばかりにもここの様子を眺めると、
「キャーキャー、怖ーい、楽しーい、面白ーい」
……ぐっ、楽しんでやがるッ!
かみさんながら恐ろしい奴。
ならば次のポイントだ。
赤指尾根を登り、石尾根に出てから雲取までは、それなりにハードな登りが続く。
七峰では累計標高が2000m弱、今回はガッツリな登りが2000m以上ある。
足が上がらないほどくたびれさせて、泣かしてやるわッ!
千本ツツジまでのジグザグ道を登り、七ツ石のガレ場を下り、小雲取のガレ場を登る。
雨はいつしか上がり、太陽が出てジリジリとした暑さが襲ってくる。
「どうだ、さすがに疲れただろう?」
と尋ねると、
「景色すごーい、気持ち良ーい、疲れなんか吹っ飛んだよー」
……ぬぅ、石尾根の大展望を見て回復しやがったッ!
まるでゾーマにベホマを使われた気分だ。
こうなれば下りで疲れさせるしかない。
鴨沢までの長く地味な下りを一気に歩き切る。
車を停めた峰谷橋まではバスを使うつもりだったが、鴨沢バス停まであと50歩くらいのところで、
「あっ、バスが行っちゃった!」
無情にも目の前を走り去るバス。
次のバスは一時間後だ。
これ幸いとばかりに、もここをクタクタにさせるため、峰谷橋まで歩くことにした。
舗装道をテクテク一時間ばかり。
「ど、どうだ?さすがに疲れただろ!」
と尋ねると、
「疲れた」
と言う。
よし!
この一言を言わせる為に、どんだけ苦労したか……。
これでもここも山の厳しさを知ったことだろう。
「ふははは、そうか、疲れたかー」
「だってそう言わないと納得しないみたいだから」
「え」
「疲れたことにする」
……ガフッ!こいつ、本当は疲れてやがらねぇッ!
なんて奴だ、恐ろしい。
これ以上はこっちの身がもたねぇ……。
どうやら山の厳しさを叩き込むのには失敗したようだ……。
しかし。
「石尾根いいねー、端から全部歩きたいねー。飛竜山にも行ってみたいねー、秩父のほうに抜けるのもいいねー」
と、山の楽しさを再認識させるのは成功したようだ。
民家の脇から入っていく雨乞山までの道(?)がすごかったなぁ。
踏み跡らしきものを辿ってみたものの、雨で濡れた深い落ち葉滑るし、落ち葉かき除けで土をのぞかせ足を置いても滑る…
こりゃダメだと木に寄っかりながら棒だしてなんとか登り続け、こんな登りが雲取まで続くのかぁ…レコで雲取超余裕とか呆気ないとか読んでいたので登った人達は凄いなぁと思いつつ、なんとか登れました。
大変で時間もかかりましたが面白い所でした、子供の頃入ってはいけないよと言われた裏山みたいな感じで。
大変だったのはそこだけで後はのんびり歩ける道で人も七ツ石山の手前まで会うことなく静かで気疲れする事なく行けました。
石尾根は気持ちが良いですね。
七ツ石山過ぎた頃から人が多く、自転車で登っている方達もいてにぎやか。
テントで泊まる方達が羨ましいかったぁ。
もっとのんびりしていたかったけど、今日は日帰りハイクと云うことでまたの機会に♪
明日はどこのお山に行くのかなぁと思ったけど、勘弁して下さいと眉毛を下げている人がいるので家族皆で温泉でのんびりします。
GW後半、お仕事の方もお山満喫の方も良い時間をお過ごし下さい(*・ω・)ノ
ご両人、こんにちは~
何ですか最近の狂ったような連続ロング山行は
って、大菩薩レコ見逃してて今頃気付いたり
mizcreidさん、お元気そうでなによりです~
でも、大菩薩レコの方がおもろかったです
どハードな山行(私から見れば)お疲れ様でした。
しかしながらバリルートで雲取、そしてMococoさんの疲れない体力。羨望の眼差しでレコを拝見させていただきました
>ゾーマにベホマを使われた気分
ロトも真っ青の絶望感ですな、これは。
こんにちはー
ね、なんなんでしょうねー、この立て続けの山行。
せっかく体調が良くなったのに、すでにぶっ壊れそうなハードスケジュールです
こんにちはー。
いやいや、冒険野郎のbo-tyu-zaiさんのほうが余程ハードな登山を普段はしてらっしゃいます。
写真に載せてませんが、熊罠だけじゃなく、しっかりはっきり有りましたよ、熊さんの爪跡。
ここは俺っちの縄張りだぞーって。ちょっと古そうでしたけどね。
もここの体力は底無しで、MP尽きるまでギガデイン連発しても倒せそうもありません。
気付きませんでしたが時間的にすれ違ってますね。
いきなりバリエーションスタートとはタフなご夫婦で感服です。
七峰練習のレコでMococoさんと一言やり取りさせてもらいました。
いやーそれにしてもタフですね。
どこかでお会いしましたらお声掛け下さい。
それでは。
こんばんは~
あ~、お噂はかねがね、もここから聞いております。
七峰縦走で寄居駅に向かう途中、豪邸を見かけるたびに、
「これがそうに違いない……」
と話し合っておりましたよ~
ちょうど雲取山頂に我々が登って行く時に、降りてくるnoriderさんとすれ違ってるタイミングですね~
私のほうはヘロヘロで、ろくに挨拶もせずにすれ違ってるかもしれません
申し訳なしです。
ホントにMococoさんは普通の主婦の方なのでしょうか
ラスボス級のHPをお持ちのようで
その無尽蔵の体力、ボクも欲しいです
すっかりお元気そうな、mizさん!
やっぱりお元気そうな、もここさん♪
おはようございます
mizさん、お察し申し上げます!
もここさん、お手柔らかに
仲睦じい温泉
末長くお幸せに・・・
長く歩いてじゅわじゅわと体脂肪を燃焼する為と…
普段おやつ食べないので山に行けばおやつ食べられるなぁと
花や草木を愛でながらゆっくり歩いているので疲れないんだと思います。
山に入った最初の場所は滑り落ちた時の事を考えると怖かったのとどう歩くか考えるのが面白かったです。
おうちの前を通っただけではなく、noriderさん本人とすれ違っていたかもしれないのですねぇ…
山頂から鴨沢へ下る時に
『これをずーっと登る道は私には大変かなぁ…』
と考えながら歩きました。
またどこかでお会いできる(すれ違う)のを楽しみにしてます。
奥多摩湖のドラム缶橋がないのを見て
『これではまだ三頭山へは行けないねぇ』
とakaisuiseiさんの事を思い出していました。
こういう事を言っていた人がいるんです。
【それより腹がすいちゃしょうがないぜ。
食べられる時に食べておかなけりゃいざって時に何も出来ないぜ。逃げる事だってな。】
ザックの中に美味しい物が入っていると登る事が出来て
下山補正でなんでも美味しく食べて、また次に備えると…
ponzuさんと奥様のように仲良し山行を目指しているのですが…
どうも違うものになっちゃいます
GWの後半はお天気も良いようで私たちが行けるようなお山はどこも混んでいそうなので、昼まで寝かせておこうかと思ってます。
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