岩岳・前飛竜・丹波天平
- GPS
- 09:50
- 距離
- 18.6km
- 登り
- 1,588m
- 下り
- 1,649m
コースタイム
天候 | 午前中は晴れ、午後から曇り。高い所では小雪がチラホラ。低い所では小雨がチラホラ。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
お祭り 19:03発奥多摩駅行き。空席多数。(お客がいない為)鴨沢と留浦しか停まんないから早い早い。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
大高巻き 余慶橋の取り付きの所。沢に降りて行く人が付けた踏み跡があります。大高巻きは思ったより上の方に行きます。少し道を探してウロウロしました。ちょっとわかり難い。小常木沢と火打石沢の出合いに降りる所はちょっと滑りそうで嫌な感じ。沢を渡る木橋はしっかりしてました。 尾根まで 小常木沢から尾根に上がるまで、急ではないですが斜面をジリジリ一本調子で上がって行きます。基本は左手が斜面上部になりますが、1200m付近で小尾根を越す所で、しばらく右手が斜面上になります。少し戻り気味に登るのでオヤ?と思いましたが、少し上がると切り返して無事に尾根を乗り越します。 いくつか作業道の分岐がありましたが、角度を持って尾根を目指す方に分岐しますので、迷う事は無いと思います。 岩岳 登山道は岩岳の西側を巻いて行きますが、三角点を逃すまいと、尾根筋の踏み跡を追いました。が、余計なアルバイトでした。西側を巻いて岩岳を過ぎた辺りで、登山道が尾根を西側から東側に乗り越す所があります。そこで尾根筋を戻るように踏み跡を追えば三角点に行きます。これが一番楽でしょう。下から尾根筋を追うのは低木に阻まれる所が多く、煩わしいです。 ハシカキノタルの先 道と言うか踏み跡と言うか微妙。道時々踏み跡と言ったところか?。竜喰山から大常木山を越えて行くルートを思い出しました。1800mくらいまではしっかりしているんですけれどね。ルートを見失う事は無かったですが、低木のヤブに阻まれた所あり。また上の方では露岩も出てきます。見た目程困難じゃありませんが、左右下は急斜面なのでご注意を。最後、前飛竜に出る所は露岩帯です。まぁ、ミサカ尾根を降りる所の露岩の所と同じようなもの。 全部を通して、指導標の類は一切見かけませんでした。この手のルートを少しはかじった人向けだと思います。ヨモギ尾根よりちょっと難しい位でしょうか。 大常木林道 山荘おまつりで聞いた話です。大常木林道は至る所で斜面が崩落しており、所々道の痕跡が残るのみで、追って繋ぐのは困難な状態だそうです。私ニャ無理ですな。 前飛竜の先 前飛竜からは露岩のある急な降り。蹴躓いて転んだりしないようにご注意を。その先、熊の出る場所ですが、まだ木々が芽吹いておらず、食い物が無いので、しばらくは上がって来ないと思います。終始、熊鈴は付けましたけれど。 天平尾根はただっ広い尾根なのでご注意を。視界の無いときはリングワンデリングが出来ますよ。視界があれば問題ないですけれど。親川の廃屋の丸迷マークの所は、現状、迷うのは難しいと思います。もうマークはいらないと思うのですけれどね。 APRS VX-8D + SRH940 144.66MHz、1200bps、5W、デジパスWIDE 1-1で送信。 小常木沢・火打石沢で会いではAPRSどころか、GPS受信出来ずに現在地不明状態。岩岳尾根に乗った所から送信を始めました。この辺は余り期待してなかったのですが、のっけから受信してもらえ、岩岳やその上部でも大体拾ってもらえました。前飛竜から熊倉山は前回も拾ってもらえたので、結構送ってます。前回、熊倉山の先はダメだった記憶があったので、余り期待してなかったのですが、他局を受信出来る所で試みた所、1500m辺り、竿裏峠手前の1477mピーク、丹波天平先の降る手前の3点で拾ってもらえました。他局を拾える所で、スケルチの閉じた瞬間に送信するのがコツの様です。 興味のある人は、GoogleMAPS APRSで"JH1LEF-7"を検索してみてください。 |
写真
感想
前の記録に「次もシブめに行きます」と書いたんですが…。シブいと言うよりピリ辛と言うか、ショッパイと言うか…。
5/02は会社は休み。西東京バスは平日ダイヤ。なぜか休日の早い時間にはバスの行かない所に行くチャンス。これを逃す手はありません。
多摩川流域を隈無く歩こう!のマイルストーンとして、一般登山道の踏破を掲げました。私の見立てでは、流域に数ある点線ルートの中で岩岳尾根が一番の難ルート。標高差約1200m、距離にして7km弱。休日の一番バスは丹波10:30頃着。健脚な人ならこれでも登れるようですが、亀の歩みの私の足じゃ、確実に日没時間切れ。山中で残業するハメになっちゃいます。が、平日ダイヤなら丹波8:00着と二時間半も早い。これなら行けるんでね?。と言う訳で出かけてきました。
小常木沢(約700m)から、尾根に上がる所(約1320m)まで、急勾配と言う事は無いですけれど、ともかく登り一本調子。多少緩む所があっても斜面を巻くようにひたすら登り。丹波から尾根に乗るまで休みなしの亀歩きで行きましたが、結構足に来てた見たいです。(この前の大マテイ山の時も田元橋から大マテイ山頂まで、ザックを下ろしたり、腰掛けたりの休みなしで上がりました。標高差600m位なら休みなしでも上がっちゃったりします。亀ですから)
で、登山道は岩岳の西を巻いているのですが、なんとしても三角点は逃さん!と巻かずに尾根筋の踏み跡を追った辺りで、チカレタビー状態。ハシカキノタルで二度目のお休み。その先は足に来て結構へろへろ。残り標高差300mはあるのにカラータイマー点滅。という辺りから、道も段々頼りなくなって来て…。最後は露岩が目の前に。
飛竜権現からミサカ尾根を降りると、岩岳尾根の合流点に前飛竜の標識があり、1954mと書いてあります。通る都度、「違うでしょ!北隣の高い何も標識の無い所が前飛竜でしょ!ここは1910m位でしょ!」って思ってました。が、今回は「ウンウン、そうだよね、ここが前飛竜だよね。着いた着いた」状態。あと40mなんて登れない。それでも標高差1200m以上を登りました。稲村岩尾根が1200m弱位。そっちも登ったけれど、こんなに足に来なかったよなー。ヨモギ尾根を雲取日帰りの時だって、1300mは登ったけれどなー。最近サボってるからかなー。と思ったのでありました。
こんなんじゃ、竿裏峠から丹波だなーと思って「前飛竜」を後にしたのですが、なぜだか熊倉山を過ぎた辺りから調子が戻ってきました。カラータイマーにブルー点灯です。竿裏峠から丹波の道は一度通りましたが、余り好きではありません。丹波天平から丹波への道の方が好み。なぜだか元気に竿裏峠に着き、中川さんにご挨拶して、丹波天平へ。ここも快調に飛ばして着いたので、当初の予定通りで全然問題ないじゃん!となり親川に降りたのでありました。天平尾根はなんだか相性がいい。登りでも降りでも気持ちよく歩けます。奥地にあるので余り行けませんが、オキニーの山です。
まぁなんだかんだ言っても、一番難しそうな所にトレースが刻めたので、残りも全部行けそうに思えて来ました。そう言う意味じゃぁホッとしてます。今回でお手製多摩川流域一般登山道リストでは、トレースを残した所が距離にして90%を越えました。距離の測定にいい加減な所があり、見落としている登山道もあるかも知れないので、ちょっと足りてないかもしれないんですけれどね。それでも励みにはなります。不動の通行止めの所もあるから100%は無理だし、もうあっちゃこっちゃに細切れに未踏路があるので、ナカナカ伸びませんが、ボチボチ行きます。亀ですから。
P.S.
明日は足が痛くてしゃがめないなーと思ったのですが、記録を書いている今日(5/03)はヒンズースクワットをしても平気。そりゃ疲れが残ってますが、いててててっ!にはなりませんでした。昨日は調子が悪かったのか?GWはまだまだ続く。もう一回出かけるつもり。次は点線も無い所の予定ですが....。
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こんばんは。
kaishiraneと申します。
私が飛龍に行ったときには岩岳尾根の記録を載せている方がいらっしゃらなかったこともあり、同行した山友の企画により、三ノ瀬〜将監峠〜竜喰山〜大常木山〜飛龍山のピストンで歩きました。
それでも岩岳尾根はいつか歩いてみたいと思っていたのでa tomさんの記録を見つけたときは本当に嬉しかったです。
かなり細かく書いてくださっているので、いつか行くときの参考にさせていただきます!
実現できる時が来たらアドバイスをいただくこともあるかと思います。その時はよろしくお願いします<(_ _)>
また、わざわざご訪問いただき(拍手も頂戴し)ありがとうございました。
こんにちは。
つたない記録ですが、ご参考になれば幸いです。
一番迷ったのは、余慶橋の入口を入ってすぐの所。ちょっと上がると小平地があるのですが、そこから大高巻きへと上がる道がわかりませんでした。何か見逃していたように思えます。あとは、特に迷うような所はなかったです。歩かれていない割には、結構道でしたよ。ルーファイは、kaishiraneさんの行こうとした白草の頭・長峰コースより容易だと思います。
このルートも、休日の朝に丹波にいくバスがあれば、もっと登られると思うのですけれどね。10:30出発じゃ降りのどこかで日没を覚悟しないと行けない。そう言う意味じゃ不遇のルート。多くの方に訪れてもらいたいものです。
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