燕・常念
- GPS
- 32:00
- 距離
- 23.1km
- 登り
- 2,345m
- 下り
- 2,545m
コースタイム
- 山行
- 6:50
- 休憩
- 2:55
- 合計
- 9:45
天候 | 7/17:曇り、7/18:雨のち曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所はありませんでした。 |
その他周辺情報 | ほりでーゆー |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
サンダル
ザック
ザックカバー
サブザック
行動食
飲料
地図(地形図)
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ナイフ
カメラ
テントマット
シェラフ
|
---|---|
共同装備 |
調理用食材
調味料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
ライター
ポール
テント
|
感想
7月17日 曇り
今回は聖と聖のトライアスロン仲間・小松さんと3人で燕〜常念をテント泊縦走だ。荷物は水4箸盍泙瓩20.5kg、聖はテントと水を含めて21.5kg。まあまあだ。
16:40に君津を出発。金田インターまで海沿いの下道を走ってアクア連絡道の渋滞を回避。アクアラインは袖ケ浦ICからトンネル入口まで渋滞しており、金田まで海沿いの下道で正解だった。トンネルの先はスムースになり、山手トンネル経由中央道調布インターで降りて多摩川を渡ってまもなく小松さんアパートに到着。
調布ICから再度中央道に乗り、双葉SAで夜食。安曇野ICで降りて来週の表銀座縦走で沢渡へのマイカー回送を予約している南安タクシー本社の場所を確認してから中房温泉へ。
23:15中房温泉に到着。温泉の駐車場は宿泊者専用なので、約500m手前の安曇野市営の無料駐車場に入る。駐車場の車は7割ほど。気温15℃、小雨、ビール飲んで0:00就寝。やや涼しいので毛布を掛けて車中泊する。
5:00起床。天気は曇り。駐車場はほぼ満車になっていた。昨夜コンビニで買った朝食を食べ、パッキングと身支度をして登山口へ移動。
登山指導所で山行計画書を提出し、トイレと出発前の記念撮影をして6:05に出発。
合戦尾根は登山口から50mでいきなり急登が始まるが、合戦小屋まで約30分おきに休憩場所があるので登りやすい。第一ベンチで最初の休憩。第一ベンチには合戦尾根唯一の水場があるので、水場に降りて給水する。流れは細いが冷たくて旨い。
海の日三連休最終日のせいか降りてくる人が多いが、防虫ネットを被った人が非常に多い。自分は虫よりネットの方がうっとうしいが・・・・。
ジグザグの急登で高度を稼ぎ、ケーブルを潜ってまもなく第二ベンチに到着。第二ベンチ周辺にはギンリョウソウが多い。滅多に見ない珍しい植物だが、今年は豊作らしい。
第三ベンチ、富士見ベンチと進み、富士見ベンチ過ぎると花崗岩の地面も現れるようになる。
「あと10分」「あと5分」の看板に励まされて合戦小屋に到着。中房温泉から標高差930m、コースタイム2時間50分のところ2時間25分なので、20kg背負った63歳にしては上出来だが、大汗かいてTシャツ絞れるるほどだ。
カップめんの昼食の後、デザートはスイカ。1/8カットが800円なので1玉6,400円。千疋屋並の超高級品だが飛ぶように売れている。我々は庶民なので1/8カットを3等分してもらう。環境とここまでの苦労のせいもあってすこぶる旨い。
合戦小屋を過ぎて間もなく深林限界を超え、展望が良くなる。大天井岳と槍の穂先が見えるようになる。
三角点からは燕山荘と燕岳が見えるが、見えてからが遠く、まだ40分以上掛かるのだ。
10:55燕山荘に到着。中房温泉からコースタイム4時間のところを3時間25分だった。
燕山荘直下のお花畑はシナノキンバイが満開だが、トリカブトなど他の花が無く、全体に地味で残念。残雪が多い分開花が遅れているのだろうか?
稜線に出ると雲が多めながら槍・穂高はじめ裏銀の山々が素晴らしく、程良い風が気持ち良い。槍・穂高の残雪はとても多い。燕山荘のテント場も1/3が雪で覆われており、この時期にしては異常に多い。
冷凍庫で凍らせて保冷バッグに入れて持って来たパウチ入りみかん食べる。冷たくて美味しい。
テント場の雪を袋に入れて担いで来たビールを冷やす。ザックをデポしてサブザックで燕岳へ。稜線のあちらこちらにコマクサの群落があり、丁度見頃の花が素晴らしい。
名所のイルカ岩と槍のツーショットが楽しい。
燕山荘から25分で燕岳に到着。ビールで乾杯。冷え冷えで旨い。
小屋に戻り今日のキャンプ地・大天荘に向けて出発。槍を正面に見ながらの天空の散歩道は気持ち良く、最高の縦走路だ。
稜線上と稜線西側は風が気持ち良いが、登山道が時々東側になると風が当たらず暑い。
大下りは100m程度で大した事はない。
喜作レリーフの少し先の槍ヶ岳方面分岐からの登りはジグザクの急登でちょっときつい。
振り返ると縦走路の西側は晴れ、東側は雲が湧いてダイナミックだ。
15:50大天荘に到着。燕山荘から2時間40分だったが、コースタイム3時間40分なので上出来だ。
大天荘テント場に先着テントは5-6張しか無くガラガラだ。トイレも新しくなっていた。
小屋とトイレに近い場所に設営。ほぼ平坦でなかなか良い場所だ。docomoの携帯電波は良好だ。コーヒーを飲んでしばらく休憩。その後ビールで乾杯。つまみはアスパラ、エリンギの炒め物と小アジ干物。そしてまた休憩する。
日没前に外に出てみたが、曇りで夕焼け見えず。縦の虹が現れ、安曇野の街も良く見える。
ジャガリコをお湯で戻してポテトサラダを作り、メスティンで五目釜飯を炊きながらビール、日本酒で2度目の乾杯。
ご飯は上出来。メスティン炊飯はだいぶ腕が上がった。2800mでの炊飯は過去最高高度だ。
エアマット内部が一部剥離して膨らんでしまったが、なんとか眠れる。
夜になって風が強まるが、テントが飛ばされるほどでは無い。
20:15就寝。23:00頃雨音で目覚める。かなり風雨が激しい。明日の天気が心配だ。
7月18日 雨のち曇りのち晴れ
2:00起床。一晩中雨風強く夜中に何度となく目が覚めた。半身マットと夏用シュラフでも寒くは無かった。
コーヒーを飲み、赤飯と棒ラーメンの朝食。赤飯と棒ラーメンを2つずつ作り3人で食べた。
雨は上がったが、いつ降るか怪しいのでカッパを着て撤収する。
小屋でセルフの水を補給し、カッパを着たまま4:50出発。風が強く時々雨が降る生憎の天気。
東天井岳手前で雪渓を横断したが、50mくらいの平坦部なので問題無く通過できた。登山道脇に石積の壁のようなものがある。旧二俣小屋跡だ。シートを被せればビバークできそうだ。
風が強く油断するとよろける。常念小屋から来た人数人とすれ違う。
横通岳は山頂に至る道は無く、巻道を行く。横通岳を下って常念小屋とテント場のある常念乗越に到着。テントは1張のみだ。
大天井から2時間15分で到着したが、コースタイムは3時間なので良いペースだ。
常念乗越も吹きさらしなので風が強いが、稜線から少し下った常念小屋の周辺はほぼ無風だ。小屋の中での休憩は禁止なので外のベンチで休憩する。
軒下にザックをデポして常念岳往復に出発。雨は止んでいるが怪しいのでカッパを着て出発するが、カッパを着て登ったら暑いと思いきや風が強いので丁度良い。
65分で常念岳に登頂。ガスで展望なし。じっとしていると寒いが、ビールで乾杯。
乾杯をして記念写真を撮り、すぐに下山開始。下りは45分で降りた。
携帯で南安タクシーに電話して13:30にタクシー予約。ザックをとって下山開始。
常念乗越〜胸突八丁間にはベンチが3つある。水場の沢のところで中学生100人の団体とすれ違うが、先生の号令で止まってくれ、我々の通過を待ってくれた。
胸突八丁手前にはニッコウキスゲの群落があった。胸突八丁で休憩、沢の冷たい水で洗面し気持ち良い。
王滝ベンチで最後の休憩をして13:30丁度にヒエ平の一ノ沢登山口に到着。タクシーは既に到着して待っていてくれた。コースタイム3時間10分のところを2時間50分で降りた。
中房温泉で車を回収し、安曇野定番の「ほりでーゆー」で汗を流す。
安曇野インター近くで給油し、仕上げはココイチで黒部ダムカレーを食べる。黒部ダムカレーのキャンペーン中でくじ引きをしたら当たり。景品はココイチのスプーンだった。ラッキー!
帰路は渋滞なく調布ICで降りて20:05に小松さん宅に到着。君津には21:40に到着した。
2日目の天気は悪かったが、初日がそこそこだったので充分楽しめた山行だった。小松さんは山の経験は少ないが、トライアスロンやトレランで鍛えているので、快速だった。機会があればまたご一緒したいものだ。
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