縦走♪四尾連湖からの蛾ヶ岳そして三方分山へ行って精進湖へ
- GPS
- 56:00
- 距離
- 28.2km
- 登り
- 2,491m
- 下り
- 1,838m
コースタイム
12:22 市川本町駅(駅前とりしんで昼食)
13:38 登山口(大門碑林公園内)
14:55 烽火台
15:45 四尾連峠
16:00 四尾連湖(水明荘)
【2日目】
06:30 四尾連湖(水明荘)
07:46 蛾ヶ岳
09:08 鴨の狩場
09:19 折門峠
09:44 山神峠(※道間違いのルート、折門峠まで引き返す)
10:25 折門峠
11:10 林道へ(12:00までランチ)
12:21 三ツ沢峠
13:29 三方分山
14:50 精進湖へ下山
【3日目】
07:49 宿出発
08:50 見晴らし台(女坂峠から5分)
09:50 下山
10:30 赤池バス停
天候 | 3日:晴れ 4日:晴れ 5日:晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り:赤池バス停→河口湖駅(富士急バス) |
コース状況/ 危険箇所等 |
▲大門碑林公園〜四尾連湖 危険箇所はありませんが、道幅の細いトラバース道あり。 ▲四尾連湖〜蛾ヶ岳 危険箇所なし。山頂直下は急登。 ▲蛾ヶ岳〜三方分山 蛾ヶ岳山頂からの下りは急で滑りやすい。 林道までの尾根道は危険箇所なし。 ※「折門峠」では進路に注意です。道なりは折門集落へ下ってしまいます。 三ツ沢峠から先は歩きにくい急斜面が続きます。 ▲三方分山〜精進峠〜精進湖 危険箇所なし 四尾連湖 水明荘:http://www17.plala.or.jp/suimeisoushibire/index.html ・お弁当・早い朝食 対応してくれます。スタッフのみなさんが明るくて気持ちいいです♪ |
写真
感想
GW前半戦(4/27,28)は鳴神山〜吾妻山のロング縦走でした。
後半戦も脚力強化合宿と銘打って、四尾連湖から精進湖までのロング縦走です。
このコースは「山と高原地図」でも端っこの尻切れ状態という不遇の扱いを受けて
いるコース。
初めての私たちとしては詳細の地図が無いことで不安もあったのですが、一度は行
きたいと思っていた山域ですので、四尾連湖→蛾ヶ岳→三方分山→精進湖とつなぐ
縦走に挑戦です。
◆1日目(市川本町駅から四尾連湖へ)
「今日は四尾連湖へ3時間歩くだけだから、大したことないよ」
と話すclioneさんの言葉を鵜呑みにして楽観していたmasataro。
しかし、現実は想像とはことなるものでした。
一つは気温。
駅を降り立ったときから感じていたことでしたが、とにかく暑い。
東京の天気予報では最高気温が20℃を下回ると言っていたので、寒さへの装備は万全
だったのですがまさか暑いとは…
もう一つは四尾連湖の標高。
市川本町から四尾連峠まで、標高差750mを登らないと四尾連湖には行けません。
1日目は軽い移動と考えていただけに精神的なダメージが…
暑く感じる気温と3時間の登り。
新緑の中、気持ちいい雰囲気の道中でしたが、汗が噴き出して止まることはありま
せんでした。
ma「今日は軽い移動だけ、汗はかかないとか言っていなかったっけ?」
cli「紙(コース案内)に標高が書いてないし。3時間は歩くのよ」
ma「・・・」
こんな会話を何度となくしながら四尾連湖へ。
人のせいにしてはいけません。
私の完全な調査不足です。。。
ちなみに四尾連湖までは車道が通じており車で来ることができます。
四尾連湖では多くの家族連れがバーベキューや釣りなどのアウトドアを楽しんでお
られました。
◆2日目(四尾連湖から蛾ヶ岳そして精進湖へ)
四尾連湖からスタート。
今日は午後から曇りの予報でしたが、朝は気持ちの良い青空です♪
大畠山の肩まで一気に登り、あとは西肩峠までは緩やかな気持ちの良い尾根道が続
きます。
もともと1時間30分の行程ですから、あっという間に西肩峠に。
そしてここから山頂までは一気の急登です。
ザレて滑りそうな急斜面を一歩ずつ進んで山頂へ。
誰もいない蛾ヶ岳山頂でしたが、富士山と南アルプスは私たちを待っていてくれま
した。
標高1279mと低山に類する蛾ヶ岳ですが、この眺望は一見の価値ありです!
山頂にてコーヒーをした後、先へ進みます。
三方分山への縦走路はその大半は歩きやすい道。
スミレやヒトリシズカが咲く道を、緩やかなアップダウンを繰り返しながら進みます。
そして、緊張感が薄れたところで落とし穴はやってきました。
大平山を巻いた先が折門峠なのですが、進行方向が東から南に変わっていたことに
気付かず、そして案内の看板もよく見なかったために道なりまっすぐに進んでしま
ったのです。
正しい三方分山への道は折り返すように伸びた左側の道だったのですが。。。
何も知らない私たちはどんどん先へ進みます。
後から考えるとやたら落ち葉が堆積していたり、道が荒れ気味だったような。
30分くらい進んだところで、社殿のような建物と「山神峠」の看板が出てきました。
「こんなの案内図にないよね?」
「道を間違えたかな?」
募る不安。
まだ何の確証もないので、もう少し進んでいくと、倒木で荒れた道が下へ下へと伸
びているのです。
「これは道が違う!(><)」
直感的に感じたmasataroでしたが、さて、どこで間違えたのか?
懸命に過去の記憶をたどります。
すると…漠然とした記憶ながら、折門峠の看板が思い出されました。
幸い、折門峠の写真を収めていたので画像をチェック。
よく画面を見てみると…
ここで初めて道を間違えた場所に気付いたのでした。
さて、40分ちかく間違った道を歩いてきてしまったのですが、とりあえず戻るしか
ありません。
まだ10時前ということでまだ時間は早い。
clioneさんの体力もまだ大丈夫。
ということで、焦らず急がずに折門峠へ向けて来た道を戻りました。
精神的には長い長い道のりでした。
初めてのルートでの油断に後悔しきりのmasataroでありました。。。
・・・
折門峠へ戻ると、5人くらいの地元ハイカーが休憩中でした。
折門集落方面から来た私たちに驚いた様子。
「こっちの道から人が来ることなんてまずないから…」と言う地元ハイカーさん。
私たちは事情を説明すると、この先の気を付ける箇所についても親切に教えてくだ
さいました。
この辺りの地元の人は優しいです。
人の温かみに触れて、先を急ぎます。
何せ、1時間10分くらいのタイムロスですから。
幸いにして、地蔵峠から林道までは非常に歩きやすい、アップダウンの少ない道で
した。
サクサクサクっと歩き続けて林道に出ることができました。
時間は11時過ぎ。
これなら時間も大丈夫そうです(^^
ランチを取って、いよいよ間近に迫った今日のゴール、三方分山へ向かいます。
ここからの道が今日の頑張りどころでした。
足場の悪い登り斜面に加え、ルートミスによる体力のロスが足に堪えます。
一歩ずつ、あわてずに確実に前へ。
難所を抜け、稜線に上がるとそこが釈迦ヶ岳との分岐。
三方分山へはあともうひと踏ん張りです!
clioneさんには無理を強いてしまいましたが、ここまで来たら大丈夫でしょう。
山頂に伸びる一本道を登りつめると、そこには山頂標識を富士山が待っていました。
しかし…
富士山の頭にはもくもくと雲が。
いつの間にヅラをかぶったのやら。
clioneさんも少し遅れて無事登頂です。
山頂には私たち二人と山菜探しをしているらしきおじさんがいるだけでした。
あとは精進湖へ向けて下山するのみ。
精進峠への途中、木々の合間から蛾ヶ岳〜三方分山の縦走路がよく見えました。
あの稜線を歩いてきたと思うと感慨深いものがありました。
◆3日目(王岳へ…敗退?)
王岳。
私たちが未踏の山です。
2日目までの体調からどうするか決めようということにしていました。
体力的には大丈夫そうということで、王岳へGO!だったのですが…
女坂峠まで1時間で上がり、そこから10分で展望台へ。
そこから見えた富士山には雲がかかっていました。
王岳からの雲一つない富士山が見られると思っていたので、モチベーションが低下。
しかも、展望台から見た王岳への道のりがなんとも遠く険しく感じるではありませんか。
「どうする?」
「どうしようか?」
こんな中途半端は精神状態では王岳は無理(危険)と判断し、下山を選択です。
山は逃げたりしませんから。
王岳はまた別の機会にとっておくことにします。
下山後はバスで河口湖駅へ向かうべく、赤池バス停まで歩いたのでした。
と、いうわけで四尾連湖〜精進湖のロング縦走については無事に完結しましたが、
蛾ヶ岳〜三方分山間においては、GWにもかかわらずほとんど人に会わないという静
かな山行となりました。
静かな山行を望む方にはおすすめのルートです。
四尾連湖の水明荘の方もあまり注目されない地域であることを残念そうに話してい
ました。
蛾ヶ岳は山梨百名山、四尾連湖も素敵な湖なので興味ある方は是非行かれてみては
いかがでしょうか。
◇これにてGW山行は終了…のはずだったのですが、気まぐれのmasataro、大月駅へ
向かう電車内にて「大月に着いたら岩殿山へ行かない?」と言いだす始末。
どうやら、3日目の中途半端がもやもやしてしまったようで(^^;
結局、岩殿山〜稚児落としへ向かうことになりました。
岩殿山レコへつづく。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-293668.html
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
masataroさん、clioneさん、こんばんは。
GW後半も面白いコースを歩いてらっしゃいますね。多少雲が懸かってたとはいえ、連日の綺麗な富士山の写真にもうっとり。
いい天気すぎて暑かったようですが、この辺は私も行ってみたい山域だったので、コース取りなど大変参考になりました。
しかし、下山後のスイーツ、美味しそう(じゅるじゅる笑)。岩殿山のおまけもいい味のデザート?最高ですよ
clioneさん。masataroさん。こんばんは。
縦走お疲れ様でした。
連休にも関わらず静かな山旅を堪能出来たようですね。
このコース参考にさせていただきます。
ShuMaeさん、こんばんは
私は仕事が忙しくてなかなか宿泊を絡めた縦走コースを考える時間が取れないのですが、clioneさんがいつも楽しいルートを考えてくれます
甲府盆地から富士五湖への山越えはなかなか深いですよね。
かなり玄人好みかもしれませんが。
ルートミスをしでかしてお恥ずかしい限りですが、参考になるようでしたらうれしいです
宿泊予定の民宿のお隣がレストランでして。
がっつり歩いたあとの甘いものは一段と美味しいものです
teru-3さん、こんばんは
混んでいる山へ行くつもりは毛頭なく、こういった山域、ルート取りとなりました。
私たちとしては狙い通りの静かな山行となりましたが、こんなに人がいないものかと驚いたりもして…
ちなみに本栖湖の富士芝桜まつりへ向かう人はたくさんいたようで、道は渋滞、河口湖駅のバス待ちも大行列でした
歩き切ったことの充実感はピカイチのコースなので、機会があればぜひ
GWは山三昧
3日間とも良い天気で良かったですね
羨ましいです
しかし、道を間違えた時って心身共にどっと疲れますよね
写真が手助けになるので、私も出来るだけ分岐の時は写真を取るようにしています
3日目は、王岳から一転して岩殿山へ向かわれたんですね
スゴイ体力ですね〜
3日間連続山行きお疲れ様でした。今日はゆっくり休んで下さいね
neko-tamaさん、こんばんは!
山漬けの三日間でした
今年のGWは天気に恵まれて何よりです
初めて歩くルートで詳細な地図もなく…
気付いて戻る時は精神的につらいですね。
間違えて下ってしまったので戻りは上りとなり、大変でした。
確かに、デジカメは便利ですね!
こんな形で助けられるとは思いませんでした
いえいえ
王岳を断念した時点で精神的にはダメでしたね。
中央線沿線は馴染みの場所だから歩けたのかもしれません。
本日はヤマレコ作成で一日終わりました
日本全国すっ飛び回っていますね
一瞬、どちらにお住まいの方だったか忘れそうです
いいコースでしたよ
お天気も味方してくれて楽しいハイクになりました
しかし…ちっーと体力が持たなかったです
まだまだ修行が足りんようです
岩殿山は岩場大好きな私には別腹でした
GWとはいえ静かな山はあるもんですね
狙いが当たったといいましょうか…
精進湖に下った時は
「人恋しくなったね…」などど贅沢なこと言ったりして
ここは桐生アルプスほどアップダウンもなく、
おかげさまで今回は筋肉痛もひどくないです
ぜひ、歩いてみてください
相変わらず、のんびりペースにmasataroさんお付き合いしてもらってます。
今回はがんばった方かな
道間違えはいい教訓になりました。
おかしいな?と思ったらよーく考えてみるということ。
neko-tamaさんはおひとりが多いので本当に気をつけてくださいね。
お休みもあっという間でしたね。
充実の休日でした
clioneさん、masataroさん、こんにちは。
いまさらの遅コメですが、長歩きお疲れ様でした(GWのすごいレコUP数に、お二人のレコ見逃していました)。
GWの混雑をうまく避け、静かで展望もいい山旅堪能されたようで、目の付け所がナイスですね。最初、タイトルの四尾連湖から三方分山なのに、日程3日間に思わず??と思いました。でも、読み進めると、駅から歩きでしかも王岳越えも狙っていたとは・・・・。「脚力強化週間」、王岳は残念ですが、折門峠からのサブコース(笑)、オプションツアーの岩殿と追加し、十分成果が上がったようですね 。小生も夏に備え、見習わなくては。
御坂山塊は、間近な富士の展望はもちろんですが、小生の好きな南アが丹沢より近く見えるので、興味あるのですが、鍵掛峠以西は、毛無山以外まだ空白地帯です。行く時には参考にさせていただきます。
ただ、よい気分で下山してきてたところに、徒党を組む暴走族の爆音!恐ろしいのもありますが、リフレッシュされた気分も台無しですよね。
そこで、お二人のレコにかこつけ、ちょっと無理くり読んでみましたが・・・・ 。・・・・ため息、非難は甘んじて受けます。
爆音の 暴走族に 【写真19の花】
【写真26の花※】に 歩きたいのに
※フタリシズカならもっとぴったり?
odaxさん、こんにちは!
「爆音の…」
思わず「うまい!」と声を上げてしまいました
イカリソウとヒトリシズカ、暴走族を見事に絡めて詠み上げましたね〜
星五つ!
小屋泊はありでもテン泊をしない私たち。
四尾連湖の水明荘が起点となって、絶妙な縦走コースだったと思います
惜しむらくは王岳を断念したこと。
まだまだ精神的に弱いかな〜と思いました
この山域が人の入りが少ないので、静かな山行を楽しむにはうってつけですね。
機会がありましたら、是非とも訪れてみてください
P.S.
odaxさんの鳥ノ胸山〜畦ヶ丸レコを拝見しました。
面白そうなコース取りで、距離もちょうど良い感じ。
そのうち歩いてみたいですね。大室山付きで
odaxさん こんばんは☆
私に課せられているのはダイエットもあるのですが、
毎度、山と美味しいものを抱き合わせで考えているので何とも難問です
この山域は少し遠いので泊まりが無難のようです。
縦走となると電車バス移動なので、
時間に余裕を持たせないとならないですから
一句 大笑いしてしまいました
私も星五つです
静かな山歩きをしてきた者にとっては残念な爆音でした 迷惑ですよね
clioneさん、masataroさん、どうも。
1月に走破したコースですが、曲がり角とか
所々判り難いのと、ここまで下がる?
とか、疲れる所でした。
お疲れ様です。
drunkさん、おはようございます。
蛾ヶ岳〜三方分山の縦走コースは詳細な地図が無いのが難点ですよね。
私達の場合、道なりで行けるとの勝手なイメージが間違いの元でした。。。
道標はちゃんと確認しないといけませんね。
でも静かなコースでとても楽しめましたよ
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する