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Yamareco

記録ID: 295826
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

上高地〜蝶ヶ岳〜大天井岳〜槍ヶ岳〜上高地縦走

2013年05月03日(金) ~ 2013年05月05日(日)
 - 拍手
GPS
63:00
距離
54.3km
登り
3,801m
下り
3,990m
天候 3日晴れ 4日午後曇り 5日晴れ
過去天気図(気象庁) 2013年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
上高地まで高速バス
コース状況/
危険箇所等
徳沢〜蝶:長堀山尾根序盤の急登は凍結の為アイゼン着用
蝶〜常念:雪と砂の稜線からがっつり雪ついた登り下り。
常念〜大天井:雪と砂のトラバース連続 アイゼンあったほうが安心
大天井〜西岳:積雪十分 滑落の危険がある場所も少ない
西岳〜槍ヶ岳:浅めの腐れ雪で所々アイゼン・ピッケル刺さらない&効かない箇所有。
予約できる山小屋
蝶ヶ岳ヒュッテ
初日の写真は間違ってデリート。無念。
常念小屋はもう雪殆ど無いので久々の地面テント。
一泊600円(トイレは室内利用可)
水は1リットル200円也。
朝8:30〜夜20:00くらいまで蛇口から水出ます。
2013年05月04日 04:42撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
2
5/4 4:42
初日の写真は間違ってデリート。無念。
常念小屋はもう雪殆ど無いので久々の地面テント。
一泊600円(トイレは室内利用可)
水は1リットル200円也。
朝8:30〜夜20:00くらいまで蛇口から水出ます。
早朝の月と常念岳。小屋側から見る常念はとても大人しい印象。蝶側から登ると登っては下りの繰り返しで幾度と無く心折られそうになった。
2013年05月04日 04:42撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
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5/4 4:42
早朝の月と常念岳。小屋側から見る常念はとても大人しい印象。蝶側から登ると登っては下りの繰り返しで幾度と無く心折られそうになった。
小屋からの小ピークを一気に登る。
雪はそれなりで朝だから雪も固まってて快適。
2013年05月04日 05:31撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
5/4 5:31
小屋からの小ピークを一気に登る。
雪はそれなりで朝だから雪も固まってて快適。
目指す槍の雄大な事よ
2013年05月04日 07:29撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
5/4 7:29
目指す槍の雄大な事よ
大天井岳山頂からの景色は相変わらず最高。
東側の景色も◎
2013年05月04日 09:16撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
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5/4 9:16
大天井岳山頂からの景色は相変わらず最高。
東側の景色も◎
山頂から岩の急傾斜を下って西岳を目指します。
2013年05月04日 09:54撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
5/4 9:54
山頂から岩の急傾斜を下って西岳を目指します。
大天井〜西岳の難所
岩を乗り越えて向こう側へ。
てっぺんの岩が浮きかけててちょっと怖かった。
2013年05月04日 12:31撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
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5/4 12:31
大天井〜西岳の難所
岩を乗り越えて向こう側へ。
てっぺんの岩が浮きかけててちょっと怖かった。
ルートで出会った同じく単独の方とコンビ結成。
西岳を下って本番の東鎌尾根へ。
2013年05月05日 06:41撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
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5/5 6:41
ルートで出会った同じく単独の方とコンビ結成。
西岳を下って本番の東鎌尾根へ。
朝の尾根は眩しいぜ。
2013年05月05日 06:41撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
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5/5 6:41
朝の尾根は眩しいぜ。
細い尾根を歩く。影が長い。
2013年05月05日 07:22撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
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5/5 7:22
細い尾根を歩く。影が長い。
ずいぶん槍も近くなってきた。
2013年05月05日 09:10撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
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5/5 9:10
ずいぶん槍も近くなってきた。
休憩中に振り返ると岩に同化して鳥が居ました。
2013年05月05日 10:54撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
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5/5 10:54
休憩中に振り返ると岩に同化して鳥が居ました。
槍ヶ岳の矛先まで後少し。
2013年05月05日 12:26撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
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5/5 12:26
槍ヶ岳の矛先まで後少し。
ようやく登頂。
2013年05月05日 13:00撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
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5/5 13:00
ようやく登頂。
360度の絶景!ずっと穂高連峰で見えなかった西側も見えました。
2013年05月05日 12:59撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
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5/5 12:59
360度の絶景!ずっと穂高連峰で見えなかった西側も見えました。
下りは槍沢を目指してシリセード
2013年05月05日 14:24撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
5/5 14:24
下りは槍沢を目指してシリセード
圧倒されます。
2013年05月05日 15:11撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
5/5 15:11
圧倒されます。
梓川沿いはもう殆ど雪も無く。夏山が近いんだと感じました。
2013年05月05日 16:09撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
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5/5 16:09
梓川沿いはもう殆ど雪も無く。夏山が近いんだと感じました。
撮影機器:

感想

2月3月とまともな山行が出来ずに腐る冬道具達・・・。
最後のチャンスだ来たぞGW!!

今回は北アルプス 槍ヶ岳を目指して

上高地→蝶ヶ岳→常念岳→大天井岳→西岳→槍ヶ岳の縦走をしました。

初日の写真を間違えて消してしまったのでコースタイムが詳しく分かりませんが・・・。

■3日初日■

さわやか信州号で朝5:30上高地BT着

6:00より行動開始

上高地〜徳沢間:
大賑わい。道もよく穂高連峰を見上げながら大変気持ちよい。

徳沢〜長塀山:
長塀山に取り付いて直ぐにカチコチになった急登に当りアイゼン装着。うぉー雪山だーとテンション上がって前を行く人を頑張って追い抜く。

そしてすぐバテる。いくら登っても何処が長塀山山頂なのか分からない。
グデーンっと雪の上で大の字で寝転ぶ僕。

直ぐに下から人が上がってきたので負けじと登り始めるが、結局変なトラバースを追ってしまって、結局追いつかれる。

「こんにちわー!」
と挨拶して下さったのはソロのテント泊装備の若い女性の方で、
これまで追い抜いて来た人ではなかったので普通に追い抜かれてしまった模様。
何でもこれから蝶ヶ岳に小屋泊してから涸沢でテント泊するとの事でした。
少しだけご一緒いたしましたが休憩するとの事なので、そこで別れて蝶ヶ岳山頂へ。

長塀山〜蝶ヶ岳:
緩やかな雪面を歩くだけ。あっという間に山頂。

山頂には既に大勢の人が居てテントも10張近くありました。カメラを構えて穂高を撮る人が多く三脚を並べてました。

蝶ヶ岳には去年の秋に来ましたが、ここの景色はやはり気持ちが良くて北アルプスに来たんだ!って実感が沸き始めます。

夜景色も大変美しいので、ここでテント張って休みたい欲求をありましたが、明日の事を考えると頑張って常念岳へ行かなくてはならない。

蝶ヶ岳〜常念岳:
蝶槍まではアイゼン不要。もう雪が無いので歯が丸々ので外したいが、外すタイミングを逃してガチャガチャと再び雪が積もった急斜面を降ります。

そこからは小さなピークを登っては降りるの繰り返し。
行動時間が6時間も超えるとさすがに辛く常念岳に取り付く頃にはもうボロボロ。
アイゼンを外して常念岳の岩場を登って山頂へ。

山頂のあんまり景色は記憶にない。それよりも時間がないので急いで下山と思うけど、アイゼン外したまま降りるとなると雪と小さな岩の斜面は怖い!
アイゼン付ければよかったと後悔しながら常念小屋にテントを張って初日終了。


■4日:二日目■

常念岳から大天井岳:
最初の小ピークを越えてしまえばトラバースの連続なのでかなり楽。
穂高連峰を横目に大変すばらしい景色が続きます。

大天井岳〜西岳:
夏道である巻き道が使えないので、山頂から尾根へ下ります。

ここから一気に尾根の幅も狭くなって、お昼から雲って来たので西岳山頂に着いて、水俣乗越付近でその日は終了。


■5日:三日目■

水俣乗越〜槍ヶ岳

 超快晴!

紫外線が痛い!!

しかし昨日は隠れてしまった槍が再び姿を現し東鎌尾根の全容も拝めたので、ゴーゴー。

大天井岳からソロの方とコンビを結成した事もあって気合十分。

しかし道のりは厳しい。ちょっと気を抜くと谷底まで滑落しかねない稜線を進み、
好天で雪はどんどん腐りアイゼンもピッケルも効かなくなり、トレースを踏むと横に滑る事もしばしば、アイゼンに雪が付くので緊張が続く。


何度かバテて休憩しながらも、後続PTが見えたり槍沢を登る人たちが見えてくるといよいよ槍も大きくなって自分を励ましながら小屋まで到着。


小屋にザックをデポして穂先をサクッとやっつけて絶景を堪能。

槍〜大槍ロッヂ:

急斜面はシリセード。ズサー

雪が腐ってズボズボと足を飲み込むので、すげー足が重い。


〜上高地まで

川沿いに歩く。歩く。歩く。歩く・・・。



なんとか無事下山できました。

力量不足を感じる所も多々ありまして、非常に反省する点が多いですが、これを糧として更に成長できたらと思います。

今回途中から行動を共にしたY君とは次もまたコンビを組もうと約束もしました。非常に良い出会いにも恵まれて心に刻む山行となりました。

また、今回の長期休暇中に各山域で大勢の方が遭難されたと下山後に知りました。
亡くなられた方々のご冥福をお祈りすると共に、決して人事とは思わず人に迷惑を掛けないよう安全第一に登山を続けて参りたいと思います。





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コメント

おっっっ。
ご無沙汰です。

 GWは、バッチリと決めましたねぇ。
私はと言うと、地元の駅手前で「お腹Pにて」敗退www

では、また、どこかのお山で。。
2013/5/23 20:30
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [3日]
槍ヶ岳北鎌尾根/上高地・水俣乗越ルート
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス、 タクシー
技術レベル
5/5
体力レベル
5/5

この記録で登った山/行った場所

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