【雲取山】日原から自給自足でぐるっと周回【大雲取谷】
- GPS
- --:--
- 距離
- 20.5km
- 登り
- 1,864m
- 下り
- 1,869m
コースタイム
-06:10吊橋(入渓&出竿)-09:00岩茸谷出合(納竿)-11:15六間谷出合12:45(昼食)
-13:20大ダワ13:25-13:40雲取山荘13:50-14:06雲取山山頂到着
【復路】
14:25雲取山山頂-16:00唐松谷林道分岐-17:10天祖山登山口ゲート(八丁橋)
天候 | 晴れ後くもり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
※落石があるので谷側に止める方が多いようです。MAX7台程度のスペースあり。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・日原林道 凸凹が多いダート路故、車高が低い乗用車は低速で徐行したほうが良いと思います。 車高7cmの自分の車では走行限界ギリギリでした。 ・大ダワ林道(現在通行禁止) 大ダワ林道は歩いていないので詳細わかりませんが、谷から見上げただけでも 通行困難な感じがしました。大ダワ林道の崩壊トラバースは一度滑落すると大雲取谷 まで数十メートル滑落するような感じです。転落死亡事故も発生していますので 突入する場合は、二軒小屋尾根へのエスケープを視野にいれた行動をお勧めします。 自分にはムリだなって思った瞬間が尾根に逃げるタイミングです。 ・大雲取谷 グレードは二級下と格付けされていますので初級者向きの沢です。 F1の小魚留ノ滝以外すべて直登可能ですが、淵や釜が深い独特な沢ですので、 へつりの最中で落ちた場合は胸までつかる覚悟が必要です。 電子機器の防水対策は忘れずに。 F1は泳いで水流やや右のルンゼに取り付けば高巻きをしなくても越すことは 可能ですが、直登と言えないし、ただ濡れるだけで面白みはありません。 水流左は取付きがスラブ&苔でヌルヌルしているので登ったことはありません。 巻き道は悪いほうだと思いますのでホールド・スタンスとも慎重に! 二股に関しては、水量比・方角とも明瞭なので枝沢へ迷いこむ心配はないと 思います。 ・富田新道 整備された良い登山道です。危険な箇所はありませんでした。 |
写真
感想
ヤマレコユーザーfunkyさんの記録写真がとてもキレイだった為、ふらっと
行ってきました雲取山へ!
せっかく雲取に行くなら、魚影が濃い大雲取谷で竿を出しながら遡行しようと
思い、釣り道具一式を持って行きました。
この沢で釣れなかったことはいままでなかったので、行動食以外の食料は
持っていきませんでした。
気温もぐんぐん上がり、シャワークライムを楽しみながら雲取山山頂まで
あっという間に上がることができました。
山頂では、あいにく雲がかかっていたので富士山・アルプスを眺めることが
できませんでしたが、澄み切った空気と、三条ダルミ方向から吹いてくる
心地よい風でとても幸せな時間を過ごすことができました。
久しぶりに来て良かったです。
山ガールもおしゃれでカワイイ人が多く、さすが人気の都最高峰だと思いました。
自分には関係ないですけど(汗)
奥多摩いいですね。好天の日に鴨沢からゆっくり登ってみたいと思いました。
【山行後記ーシニアハイカー】
富田新道の下り1800付近で、十数名の団体さんとすれ違いました。年の頃60台
後半だったでしょうか。「小雲取はまだですか?」と尋ねられました。
「もうすぐです」と答えるべきか、「まだしばらくあります」と答えるべきか
悩みました。残高度100メートルなので普通の足なら「もうすぐです」と
言うべきだったのでしょうが、皆地べたに座り込んで疲労困ぱいしていらっ
しゃる様子を見て、安易に励まして良いものだろうかと悩んだのです。
これだけの大人数ですので、それぞれの歩行ペースも異なるはずです。
日原林道からここまで上がってくるのも相当体力を使ったことでしょう。
メンバーを鼓舞しながら登ってきたCLの大変さが偲ばれます。
結局「まだちょっとあるけど頑張ってくださいね」としか言えなかったです。
帰宅後、立ち止まって地図を広げて親切にルートの説明をすれば良かったと
後悔してしまいました。シニアハイカーの皆様が元気で目的地まで着いている
ことを祈ってやみません。
【山行後記ー釣師】
日原川水系は、本流の他に、源流部にいくつかポイントがあります。
長沢谷、大雲取谷、唐松谷の3つがメジャーです。今回到着が遅かったため、
何人かに先行を許してしまい、富田林道分岐に足跡を見つけて大雲取谷も
期待できないな・・・と思っていたところ、吊橋手前で先行者を発見!
唐松谷F1にはいる寸前でした。唐松谷は登攀系の滝が多いので野陣ノ滝までの
遡行だと思いますが、釣師はヘルメットもかぶらずによく突入しますね。
沢音を聞いた瞬間突撃モードになってしまうのでしょう。
自分の視線を感じたのか、こちらをチラッと振り返り一瞬笑顔を見せた
ような気がしました。「お先に!」という意味だったのか、「そっちも
がんばれよ」という意味だったのか? 彼は尺イワナを釣り上げることが
できたのでしょうか?
【山行後記ー釣果】
幸運にも大雲取谷に釣師・沢ヤとも先行者はおらず、短時間でヒット7件、
うちイワナ3匹、ヤマメ1匹をゲットしました。今回は自宅に持ち帰る
つもりはなかったので一番大きいサイズ以外はリリースしました。
源流の冷たい激流で育ったイワナは身がしまっており美味でした。
釣ったその場でさばいて食べる新鮮さは格別です。今回は塩焼きで
食べましたが、醤油持参で刺身も楽しめると思います。
【山行後記ー焚き火】
自然にダメージを与えることなく、焚き火を行うことは困難です。
一度地面に火を入れると土の中に住んでいる生物・微生物は死にます。
なので、焚き火は、既に火が入った場所でやるのが沢ヤ・釣師の暗黙の
ルールとなっています。
また、火の始末には水が必要なので、水源ギリギリでやるよりも、
水流がやや豊富な源流一歩手前がいいと思います。燃えかすの処理は
これでもかというくらい徹底的に行ったほうがいいでしょう。何年も火を
起こしていれば、短時間で着火する技術は習得できますが、マナーは
意識してやらないと身につきません。自分は若いころ、焚き火の達人を
気取っていたところ、年配の釣師にこっぴどく怒られた経験があります。
「幕営地の風上で火を起こすな」と・・・それもマナーのひとつです。
【山行後記ーヒヤリハット】
就寝前にその瞬間を思い出し、心臓はバクバクするわ、変な汗は出るわで、
疲れているのに朝まで眠れませんでした。
小魚留ノ滝の高巻き中にザックからはみ出た釣竿が木にひっかかり
バランスを崩してしまったのです。
「あっ」と思った瞬間カラダが宙に浮いたような感覚に襲われました。
実際は浮いてなく、やや回転ぎみに滑っただけだったのですが、あの高さ
から1メータほど滑りました。「このまま落ちたらヤバイ」ということは
わかっていたので、必死に草の根や岩をつかみました。最初の50cmは、
掴んだ岩が剥がれ止まりませんでした。とにかく後ろにひっくり返る
最悪の事態は避けたかったので足は斜面から瞬間的に離していたように
記憶しています。ここでヤマレコの記録を書いているので無事帰って
これたのですが幸運でした。最後にホールドした岩が欠けていたら
病院送りは免れなかったでしょう。技術云々ではなく、ただ幸運だった
だけです。頑丈なグローブが両手ともボロボロに切れてしまったことから
相当ハードな瞬間だったと思われます。最近こんなデインジャーなこと
ばかり続いているので正直自己嫌悪。
今回備忘しておきたいのは、竿の長さです。実は今までも同じような場面に
何度か遭遇していたのに、長い竿を持ち歩いてしまったことがヒヤリハット
の原因です。再発防止には、短い竿をもつしかありません。短い竿だと
魚の警戒心を抱かせてしまうので釣果は期待できませんが・・・。
自分だけは大丈夫という奢りは、経験を積めば積むほど出てきますね。
気をつけたいと思いました。
コメント
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楽しそうな山行ッスね
自分はヤマレコヘビーユーザーじゃないですけど
釣った魚をその場で焼いて食べたレポを見たの、初めてです
昼食の塩焼き、美味しかったでしょう、刺身もいけますかね?
やっぱり長い竿のステルスアプローチよりも安全な登山ですかね
雲取山は2回行きましたけど気持ちの良い所です
soulさん、おはようございます。そして、ご無事の帰還、何よりです。こういう事例や経験は、ややもすると書きたくない様な事かも知れませんが、すごくありがたい情報だと思います。僕も座禅を組む心のゆとりを見習います!
それはそうと、『自給自足』って、冒険心たっぷりですね(^^)釣りに自信が無いと出来ないsoulさんならではの雲取山ですね。ああ、めちゃくちゃ美味かったんだろうなぁ、、、(笑)
『、、、はまだですか?』話しにも、とても共感したfunkyでした(^^)それでは〜、、でなくて、でわでわ、ですかね(笑)
初めましてschu54と申します!
18日、私も日原川に遅い時間に入りまして、林道ゲートに駐車しました。
やっぱりあの車はsouldoctorさんだったんですね!?沢登レコを拝見していて、いつか日原川にも行くのかなと感じていました。
私は谷側には止められなかったので、山側の落石防止ネットがあるところに(souldoctorさんと反対側)に止めました。シルバーのアコードです。この日は日記にしたので駐車シーンはアップしませんでした(笑)
しかし沢登は面白そうだけど大変そうですね〜 今後もお気をつけて、お昼休なので失礼しました!
ブレンボの赤いキャリパーかっこよかったですよ!
souldoctorさん、こんにちは。
毎回、登られた山は分かるのですがルートは私には
想像すらつきません。
今回はタイトルに自給自足と出ていたので、何だろうと
思ったら釣りだったのですね。
どんな展開になるのかと想像しながら読み進めさせて
もらいました。
でも、ピンチも有ったようですね。
多分、これからも難易度の高いルート行かれるのでは
と思いますが、気をつけてくださいね。
長い竿はヤバイです。正直今回は落ちると思いました
足元から1m、視線からの落下距離は2m程度はあったと思います。
落ちたらただ事では済まない高さだったのでいつになく必死でしたね
いつか同じ過ちをしちゃうと思うので、危なそうな沢には
長い竿を持っていくのは控えます。
イワナの刺身って結構旨いんですよ
その場で食べるなら新鮮なので塩焼きより刺身に軍配があがるかも。
自分は、そのうち山菜とか野草を覚えたいです
山にはキノコや山菜など食べられるものたくさんあるのに
ビビって食べたことないです。下手して食べたらトリカブト
だったなんて洒落になりませんから・・・
is隊に山菜採りツアーとかあれば是非参加したいです。
次回の食レコも期待してます
雲取山はご無沙汰だったのですが、やはりいい山ですね〜
ダンシングツリーとか見ごたえ十分
funkyさんが通う意味がよくわかりました。
これからも顔をだしますのでヨロシクお願いしますね
個人的には女子力の高さに惹かれたかも(汗)
”でわでわ”は、専売特許ではないようですが、いずれuedaさんに
許認可もらう必要がありますね。今は勝手に使っちゃてるので(汗)
尚、でわでわには後ろに富士山がつくそうです(笑)
でわでわ
schuさんも日原川に入ったんですね〜。
日原川、自分も大好きです
年に何度か釣りだけの目的で入ることもあります。
この川で坊主だったことは一度もありません。
漁協が稚魚の放流を頑張ってる証拠ですね。
クルマよく覚えています。
遅くまでどの山に行っているのだろうかと思ってましたので
釣りでしたか!
どこかでばったりお会い出来そうですね
それでは後ほど日記のほうにおじゃまさせていただきます
新緑鍋割の橋フェチ山行お疲れさまでした
鉄人のお茶目な一面、またファンが増えたのではないでしょうか?
自分の春〜秋の山行はここ数年だいたいパターン化してますね。
お気に入りは3番のパターンなんです
1.沢歩き+ロング縦走(一般登山道)
2.沢歩き+釣り+ショート縦走(一般登山道)
3.沢歩き+ショート縦走(一般登山道)+沢下降(VR)
4.沢歩き2本+ショート縦走(一般登山道)
今回は2番のパターンで雲取山に行ってきました。小川谷の時は、
体力的に一番厳しい4番のパターンに加えて夜間の沢下降(VR)
まで手を出してしまい窮地に陥った次第です
最近はmillionさんの心拍数理論を見習って、歩き始めを徹底的に
抑えるようにしています
souldoctorさん、こんばんは〜
自分で釣った魚を焼いて昼飯、素敵ですね〜
ちょっと残酷な気がしますよね。
お命頂戴するわけですから
でもほとんどの魚は逃がしているんです
そろそろ本気で稚魚育成の手伝いしたいと考えてます。
でわでわ
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