中山寺〜中山最高峰〜長尾山〜大峰山〜廃線跡〜宝塚
- GPS
- 07:29
- 距離
- 23.4km
- 登り
- 955m
- 下り
- 959m
コースタイム
- 山行
- 6:19
- 休憩
- 0:57
- 合計
- 7:16
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
阪急電車 宝塚駅乗車 |
コース状況/ 危険箇所等 |
●中山観音駅〜中山最高峰〜大峰山登山道入り口 登山道はよく整備されており、休憩するための東屋などもある。大きな分岐には案内表示があるが、小さな分岐がいくつもあるため初めてだと、以外と戸惑うことも多い。特に、中山観音の奥の院から中山最高峰へ向かう道の入り口が、案内がないため解りにくい。 ●長尾山 大峰山登山道入り口からの急登後の分岐から、長尾山まで尾根沿いに明瞭なルートがありました。登って下ってが面倒くさそうだったので、車道から地形図を見てショートカットを試みています。車道からの取り付きには目印らしきものがありましたが、踏み跡の無いところを適当にGPSを頼りに進んで、尾根沿いのルートに合流しています。GPSが無いと迷いかねません。素直に尾根沿いのルートを進んだほうがよいでしょう。 ●大峰山〜廃線跡 大峰山山頂の手前に鉄塔がありますが、そこに至る急登に入る手前に分岐があります。最初の分岐を右に、すぐに左に。ここも初めてだと戸惑うことでしょう。大峰山から廃線跡までは、最初は一本道ですが、桜の園の周辺はいくつかのルートがあり、周回路もあります。全体の案内図が分岐ごとにありますから、これを参考にすれば問題ないでしょう。廃線跡は宝塚側の入り口までは4kmぐらいあります。枕木が残っていて結構歩きづらく疲れました。廃線跡を出た後も、JRの最寄り駅の西宮名塩か生瀬までは1km以上ありますし、阪急電鉄の宝塚駅まではかなりあります。交通量のとても多い国道175号線沿いを歩くことになりますが、歩道がありますから危険はありません。もっとも、排気ガスで空気はよくありません。 |
その他周辺情報 | 阪急中山観音駅周辺には、飲食店がありますが8時半の時点では閉まっていました。自動販売機はあります。 中山寺奥の院、大峰山登山口には自動販売機はありません。 廃線跡は武田尾側の入り口にトイレ、飲食店があります。宝塚側は廃線跡を抜けるまで、自動販売機はありません。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
靴下
グローブ
日よけ帽子
靴
サブザック
昼ご飯
行動食
飲料
地図(地形図)
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
カメラ
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感想
12日から「まん延防止等重点措置」となるため、他府県への遠征がはばかられるので、前から気になっていた中山と廃線跡にkumakumoと駆け込み的に行ってきました。
中山最高峰までは中山観音駅から中山寺を経由するか、山本駅から岩場を経由していくかを迷いましたが、六甲山系の荒地山の岩場に行ったばかりなので、岩場経由でなく中山寺経由を選択しました。
大峰山登山道入り口まで、予想より早く着いたので、標高点のある長尾山に寄ることに。地形図を見ると、尾根に沿っていくルートは、一度登って下りないといけないので、少し南に下ったところからショートカットを。これが、大間違いで、最近得意になっている無理矢理のよじ登りをここでもするはめに。急がば回れですね。
大峰山山頂から廃線跡までは、つつじヶ丘展望台を経由していこうかと思っていましたが、滝があることに気付きルート変更しました。いつもながらの行き当たりばったりは今回も健在です。
楽しみにしていた廃線跡ですが、最初は良かったのですが、余りの距離の長さに途中から辟易してしまいました。そのあとの阪急宝塚駅までも遠くて疲れましたが、以前から行ってみたかったティーハウス「SARAH」のおかげで疲れもどこかにいってしまいました。
ティーハウス「SARAH」は宝塚歌劇を見に行く方々の御用達のような店で、敷居が高く、値段も高いと思い込んでましたが、かなりお得感のある店でした。ただ、30名ぐらいのお客さんの中で男性客は私一人だけでした。もちろん、山スタイルも我々だけ。居心地が悪いことはなかったのですが、ちょっと浮いていたかもしれません。最後は山行きとは関係ないのですが、我々には山とグルメはセットですので御容赦を。
獣になったつもりで四肢を駆使し、目指す方向へほぼ一直線に山の
斜面を上りゆく「野生上り(仮称)」は実際、楽しい。ただ、ちゃん
としたルートがわかっていながらこのような上り方をするのは邪道
だとも思う。
地形図とコンパス(と切り株)が頼りだった昔と違い、いまやお金
さえ出せば一般人でもGPSナビ等が使える時代。文明の利器を
利用する者には、その分の「わきまえ」が必須ではないか。
今年は聖徳太子の千四百回忌(御遠忌:ごおんき)。しかも一昨日が
命日だった。だからというわけでもないが、初めて行く中山寺は
駅近で、大きな建造物がいくつもある。一方、奥之院まではなか
なかの距離があり、そこまでのルートもいろいろあった。人生いろ
いろ?
満月滝は、水が一気に落ちる一本の滝ではなく、岩の形に導かれた
水が、段階を経ながらそれぞれのルートで落ちていく。これ亦、
人生いろいろ? ちなみに、満月滝のあるエリア「桜の園」は
「亦楽(えきらく)山荘」とも呼ばれている。
廃線敷は、全長4.7kmに延々枕木が続く。中には朽ちている枕木も
あるが、一歩一歩渡っていくのがおもしろい。武庫川沿いなので、
川の流れの音や鳥の声を聞きながらの約一時間半。想像していた
廃墟のイメージとは違い、まるで京都蹴上のインクラインのように、
すっかりハイキングコースとなっている。
山の色合いや巨岩、川の様子は、トンネルを抜ける度に微妙に変化
する。この光景を、昔は車窓から楽しんだのだな。昔と言っても
ほんの35年前までは列車が走っていた。その頃といえば自分は……。
煉瓦のトンネル、塗料の剥げた鉄橋、横道トンネル奥の壁モアイ
(写真参照)など、さまざまな愉快を通過するうちに、廃線敷の旅は
おしまい。
国道に出ると、目の前に高速道路の高架。高架をくぐれば対岸に
太陽光発電のパネルが並び、彼方の山の上には、いくつもの高層
マンションがぎっしりと立ち並んでいた。
未来の世界に戻ってきたのだ。
コメント
この記録に関連する登山ルート
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sayup18さん kumakumoさん
こんばんは。大変お疲れさまでした。
今の季節、武庫川廃線跡のレコをよく見かけますが、やはりお二人のレコ、
特にkumakumoさんのいつもながらの格調高い感想の文章に感服しました。
ありがとうございました。
zasanさん いつもありがとうございます。
拙文に身にあまるご評価をいただき、恐れ入ります。
出かける度に山はコンテンツの宝庫で、帰宅した頃には
思い出で頭の中が散らかり放題です。しばらく時間を
おいてから言葉に固めるため活きの良さに欠けますが、
珍味としてつまんでいただけたらありがたいです。
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