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Yamareco

記録ID: 308485
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
尾瀬・奥利根

平ヶ岳 〜雪渓を登り切ると、姫ノ池と平ヶ岳の優しさに包まれた!〜

2013年06月09日(日) [日帰り]
 - 拍手
satoyama その他1人
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
12:00
距離
23.5km
登り
1,827m
下り
1,832m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

4:12鷹ノ巣駐車場ー6:19下台倉山ー7:19台倉山ー9:53池ノ岳ー10:31平ヶ岳10:52ー11:13池ノ岳ー(道迷いでタイムロス)−13:50台倉山ー14:33下台倉山ー16:00鷹ノ巣駐車場
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2013年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
東北自動車道西那須野塩原ICから100匐。
鷹ノ巣駐車場は、15台程度の駐車スペース。
トイレあり。
到着時駐車場は4駆1台とオートバイ1台。
出合った方は、前日から入山した、男女3人組と男性1名のみ。
コース状況/
危険箇所等
【鷹ノ巣駐車場〜下台倉山】
10分程度の林道歩きが終わると、いきなりやせ尾根の急登となる。
天気が素晴らしいこともあって、燧ケ岳などの山々を眺めながらの稜線歩きは気持ちがいい。
下台倉山直下には、補助ロープを使って登る岩場も数ヶ所ある。
ビビるような危険個所はないが、湿った土、木の根、道をふさぐ木、でこぼこの路面など、歩きにくいことこの上ない。
特に下りは、先を急ぐより、ケガをしないよう慎重に歩いた方がよい。

【下台倉山〜台倉山】
前の区間より傾斜は緩く感じられる。
平らな道もあり、徐々に高度を上げていく。
下台倉山から20分位歩くと、早くも残雪が現れる。
夏道も散在するので、アイゼンを使用しなかったが、問題なく歩ける。

【台倉山〜池ノ岳(姫ノ池)】
台倉山から10分ほど歩くと、完璧な雪道となり、チェーンスパイクを使用。
雪が多かったため、笹は埋もれており、怖れていた藪漕ぎは、幸運にも全くなし。
樹林帯の冬道は、マークを確認しづらい。
また、入山者も少ないようで、トレースも薄い。
登りは順調にこなしたが、下りでは、ルートを見失い、難儀した。
池ノ岳直下の笹道から、アイゼンを外した。

【池ノ岳〜平ヶ岳山頂】
木道をいったん下って、樹林帯を登り返すと、木道となる。
木道は残雪に埋もれている部分もまだ多い。

土曜日仕事を終え、前泊する御池ロッジに17時過ぎに到着。
鷹ノ巣駐車場まで25分で行けます。
2013年06月08日 17:19撮影 by  DSC-RX100, SONY
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6/8 17:19
土曜日仕事を終え、前泊する御池ロッジに17時過ぎに到着。
鷹ノ巣駐車場まで25分で行けます。
1泊2食(朝食はお弁当)付き9800円。
こぎれいな部屋です。
2013年06月08日 17:24撮影 by  DSC-RX100, SONY
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6/8 17:24
1泊2食(朝食はお弁当)付き9800円。
こぎれいな部屋です。
平ヶ岳を都内深夜発の日帰りを決行するほど若くないので、ここで明日への英気を養います。
2013年06月08日 17:49撮影 by  DSC-RX100, SONY
6
6/8 17:49
平ヶ岳を都内深夜発の日帰りを決行するほど若くないので、ここで明日への英気を養います。
これまた英気を養います。
食事は、このあと、天ぷら、イワナの一夜干し、裁ちそばが運ばれてきました(驚)
2013年06月08日 18:02撮影 by  DSC-RX100, SONY
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6/8 18:02
これまた英気を養います。
食事は、このあと、天ぷら、イワナの一夜干し、裁ちそばが運ばれてきました(驚)
そして翌朝、予定通り4時前に鷹ノ巣駐車場に到着。
4駆1台とオートバイ1台が駐車。
トイレもあります。
2013年06月09日 04:11撮影 by  Canon PowerShot G1 X, Canon
6/9 4:11
そして翌朝、予定通り4時前に鷹ノ巣駐車場に到着。
4駆1台とオートバイ1台が駐車。
トイレもあります。
ちょっと出遅れたものの、4時12分スタート。
登山ポストも設置されてます。
2013年06月09日 04:12撮影 by  Canon PowerShot G1 X, Canon
1
6/9 4:12
ちょっと出遅れたものの、4時12分スタート。
登山ポストも設置されてます。
林道を10分ほど歩くと、「すぐやせ尾根です」という標示のとおり、やせ尾根の急登が下台倉山まで続きます。
2013年06月09日 04:25撮影 by  Canon PowerShot G1 X, Canon
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6/9 4:25
林道を10分ほど歩くと、「すぐやせ尾根です」という標示のとおり、やせ尾根の急登が下台倉山まで続きます。
こんな橋を渡り、
2013年06月09日 04:28撮影 by  DSC-RX100, SONY
6/9 4:28
こんな橋を渡り、
進んでいくと、左手に燧ケ岳が現れます。
この日、どこからでも眺められました。
2013年06月09日 04:39撮影 by  Canon PowerShot G1 X, Canon
4
6/9 4:39
進んでいくと、左手に燧ケ岳が現れます。
この日、どこからでも眺められました。
ツツジが満開できれいです。
2013年06月09日 04:41撮影 by  Canon PowerShot G1 X, Canon
4
6/9 4:41
ツツジが満開できれいです。
日が昇ってきました。
2013年06月09日 04:50撮影 by  Canon PowerShot G1 X, Canon
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6/9 4:50
日が昇ってきました。
燧ケ岳もくっきり見えます。
2013年06月09日 04:50撮影 by  Canon PowerShot G1 X, Canon
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6/9 4:50
燧ケ岳もくっきり見えます。
やせ尾根も赤く染まってます。
下台倉山まで、やせ尾根の悪路を尾根筋や北側へ巻いたりしつつ、高度を上げていきます。
2013年06月09日 04:52撮影 by  Canon PowerShot G1 X, Canon
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6/9 4:52
やせ尾根も赤く染まってます。
下台倉山まで、やせ尾根の悪路を尾根筋や北側へ巻いたりしつつ、高度を上げていきます。
滑りやすい岩場は、補助ロープを利用して登ります。
2013年06月09日 04:55撮影 by  Canon PowerShot G1 X, Canon
6/9 4:55
滑りやすい岩場は、補助ロープを利用して登ります。
ビビる箇所はないけど、足場が悪いので、慎重に歩きます。
2013年06月09日 05:00撮影 by  Canon PowerShot G1 X, Canon
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6/9 5:00
ビビる箇所はないけど、足場が悪いので、慎重に歩きます。
てっぺんに松が
2013年06月09日 05:06撮影 by  Canon PowerShot G1 X, Canon
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6/9 5:06
てっぺんに松が
白っぽいコイワカガミ
2013年06月09日 05:08撮影 by  DSC-RX100, SONY
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6/9 5:08
白っぽいコイワカガミ
ザレた滑りやすい急斜面。
下りは、補助ロープを利用します。
2013年06月09日 05:11撮影 by  Canon PowerShot G1 X, Canon
6/9 5:11
ザレた滑りやすい急斜面。
下りは、補助ロープを利用します。
オオカメノキ
2013年06月09日 05:30撮影 by  Canon PowerShot G1 X, Canon
6/9 5:30
オオカメノキ
空に向かって咲いているタムシバを初めて見ました。
2013年06月09日 05:34撮影 by  Canon PowerShot G1 X, Canon
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6/9 5:34
空に向かって咲いているタムシバを初めて見ました。
赤土の滑りやすい道。
下りは歩きにくい。
2013年06月09日 05:43撮影 by  Canon PowerShot G1 X, Canon
6/9 5:43
赤土の滑りやすい道。
下りは歩きにくい。
燧ケ岳が美しい。
2013年06月09日 05:59撮影 by  Canon PowerShot G1 X, Canon
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6/9 5:59
燧ケ岳が美しい。
CTレベルののんびりペースで下台倉山に到着。
2013年06月09日 06:19撮影 by  Canon PowerShot G1 X, Canon
6/9 6:19
CTレベルののんびりペースで下台倉山に到着。
しばらく歩くと、見えました。
あれが平ヶ岳だな!
2013年06月09日 06:23撮影 by  Canon PowerShot G1 X, Canon
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6/9 6:23
しばらく歩くと、見えました。
あれが平ヶ岳だな!
雪も多そうだ。
2013年06月09日 06:23撮影 by  Canon PowerShot G1 X, Canon
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6/9 6:23
雪も多そうだ。
道をふさぐ笹はこの程度で助かった。
2013年06月09日 06:37撮影 by  Canon PowerShot G1 X, Canon
6/9 6:37
道をふさぐ笹はこの程度で助かった。
しばらくはアイゼンなしで歩きます。
2013年06月09日 06:38撮影 by  Canon PowerShot G1 X, Canon
1
6/9 6:38
しばらくはアイゼンなしで歩きます。
木にまとわりつくシャクナゲ。
ピンクが美しい。
2013年06月10日 07:44撮影 by  Canon PowerShot G1 X, Canon
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6/10 7:44
木にまとわりつくシャクナゲ。
ピンクが美しい。
登山道をふさぐ倒木。
足のリーチぎりぎりで跨げました。
2013年06月09日 06:54撮影 by  Canon PowerShot G1 X, Canon
6/9 6:54
登山道をふさぐ倒木。
足のリーチぎりぎりで跨げました。
タムシバと燧。
右に小さく、日光白根山も見えます。
2013年06月09日 06:58撮影 by  Canon PowerShot G1 X, Canon
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6/9 6:58
タムシバと燧。
右に小さく、日光白根山も見えます。
ショウジョウバカマ
2013年06月09日 07:02撮影 by  DSC-RX100, SONY
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6/9 7:02
ショウジョウバカマ
慎重に歩かなくてはならないトラバース。
でも、木の生え際を歩けば問題なし。
2013年06月09日 07:03撮影 by  Canon PowerShot G1 X, Canon
1
6/9 7:03
慎重に歩かなくてはならないトラバース。
でも、木の生え際を歩けば問題なし。
白いシャクナゲ
2013年06月09日 07:09撮影 by  Canon PowerShot G1 X, Canon
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6/9 7:09
白いシャクナゲ
タムシバが咲き誇ってます!
2013年06月09日 07:14撮影 by  DSC-RX100, SONY
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6/9 7:14
タムシバが咲き誇ってます!
だいぶ雪が増えてきました。
2013年06月09日 07:14撮影 by  Canon PowerShot G1 X, Canon
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6/9 7:14
だいぶ雪が増えてきました。
三角点のみの台倉山山頂
2013年06月09日 07:19撮影 by  Canon PowerShot G1 X, Canon
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6/9 7:19
三角点のみの台倉山山頂
10分ほど歩くと完璧な雪道となり、ここでチェーンスパイクを装着。
2013年06月09日 07:30撮影 by  Canon PowerShot G1 X, Canon
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6/9 7:30
10分ほど歩くと完璧な雪道となり、ここでチェーンスパイクを装着。
樹林帯に突入です。
2013年06月09日 07:35撮影 by  Canon PowerShot G1 X, Canon
6/9 7:35
樹林帯に突入です。
新緑が青空に映えます。
2013年06月09日 07:44撮影 by  Canon PowerShot G1 X, Canon
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6/9 7:44
新緑が青空に映えます。
笹がせいぜいこの程度。
雪が少ないと笹も行く手を阻むのでしょう。
2013年06月09日 08:20撮影 by  Canon PowerShot G1 X, Canon
6/9 8:20
笹がせいぜいこの程度。
雪が少ないと笹も行く手を阻むのでしょう。
白沢清水の標柱も埋もれてます。
2013年06月09日 08:29撮影 by  Canon PowerShot G1 X, Canon
6/9 8:29
白沢清水の標柱も埋もれてます。
樹林帯を突破。
2013年06月09日 08:37撮影 by  DSC-RX100, SONY
6/9 8:37
樹林帯を突破。
ツリーホール
2013年06月09日 08:37撮影 by  Canon PowerShot G1 X, Canon
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6/9 8:37
ツリーホール
あとは、池ノ岳へ登り詰めるのみ。
「がんばれ〜!」
2013年06月09日 08:53撮影 by  Canon PowerShot G1 X, Canon
6/9 8:53
あとは、池ノ岳へ登り詰めるのみ。
「がんばれ〜!」
池ノ岳も近づいてきました。
2013年06月09日 09:02撮影 by  Canon PowerShot G1 X, Canon
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6/9 9:02
池ノ岳も近づいてきました。
遠くに至仏山も見えます。
2013年06月09日 09:18撮影 by  Canon PowerShot G1 X, Canon
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6/9 9:18
遠くに至仏山も見えます。
山頂が近づくと笹の道となります。
ここで、チェーンスパイクをはずしました。
2013年06月09日 09:20撮影 by  Canon PowerShot G1 X, Canon
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6/9 9:20
山頂が近づくと笹の道となります。
ここで、チェーンスパイクをはずしました。
また、雪渓となります。
2013年06月09日 09:30撮影 by  Canon PowerShot G1 X, Canon
6/9 9:30
また、雪渓となります。
文字通り、平らな平ヶ岳
2013年06月09日 09:30撮影 by  Canon PowerShot G1 X, Canon
6/9 9:30
文字通り、平らな平ヶ岳
さらに登ると平ヶ岳の美しい姿が!
2013年06月09日 09:35撮影 by  Canon PowerShot G1 X, Canon
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6/9 9:35
さらに登ると平ヶ岳の美しい姿が!
振り返った様子。
2013年06月09日 09:40撮影 by  Canon PowerShot G1 X, Canon
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6/9 9:40
振り返った様子。
池ノ岳も、もうすぐ
2013年06月09日 09:41撮影 by  Canon PowerShot G1 X, Canon
6/9 9:41
池ノ岳も、もうすぐ
平ヶ岳と遠くに至仏山
2013年06月09日 09:49撮影 by  Canon PowerShot G1 X, Canon
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6/9 9:49
平ヶ岳と遠くに至仏山
お〜、木道に出たぞぉ〜!
2013年06月09日 09:52撮影 by  Canon PowerShot G1 X, Canon
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6/9 9:52
お〜、木道に出たぞぉ〜!
息を呑む光景が目の前に広がる。
2013年06月09日 09:53撮影 by  Canon PowerShot G1 X, Canon
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息を呑む光景が目の前に広がる。
左手には平ヶ岳
2013年06月09日 09:54撮影 by  Canon PowerShot G1 X, Canon
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左手には平ヶ岳
やった〜!
杭にカメラをセットし、セルフで1枚
2013年06月10日 13:23撮影 by  Canon PowerShot G1 X, Canon
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6/10 13:23
やった〜!
杭にカメラをセットし、セルフで1枚
こんなところに!
姫ノ池と青い空
2013年06月09日 10:01撮影 by  DSC-RX100, SONY
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6/9 10:01
こんなところに!
姫ノ池と青い空
美しすぎるぅ!
白い雲が水面にくっきり映っている!
2013年06月09日 10:02撮影 by  Canon PowerShot G1 X, Canon
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6/9 10:02
美しすぎるぅ!
白い雲が水面にくっきり映っている!
そうそうゆっくりもしていられないので、平ヶ岳へ向け、いったん木道を下ります。
2013年06月09日 10:04撮影 by  Canon PowerShot G1 X, Canon
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6/9 10:04
そうそうゆっくりもしていられないので、平ヶ岳へ向け、いったん木道を下ります。
玉子石は、迷わず見送り。
2013年06月09日 10:04撮影 by  Canon PowerShot G1 X, Canon
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6/9 10:04
玉子石は、迷わず見送り。
雪渓を登り返すと
2013年06月09日 10:13撮影 by  Canon PowerShot G1 X, Canon
6/9 10:13
雪渓を登り返すと
木道の先にあるはずだ。
2013年06月09日 10:25撮影 by  Canon PowerShot G1 X, Canon
6/9 10:25
木道の先にあるはずだ。
またまた残雪を踏みしめ
2013年06月09日 10:27撮影 by  Canon PowerShot G1 X, Canon
6/9 10:27
またまた残雪を踏みしめ
ありました、ありました!
2013年06月09日 10:30撮影 by  Canon PowerShot G1 X, Canon
6/9 10:30
ありました、ありました!
ちょっと、右に入ったところに
2013年06月09日 10:31撮影 by  Canon PowerShot G1 X, Canon
1
6/9 10:31
ちょっと、右に入ったところに
地味にガッツポーズ!
2013年06月10日 13:22撮影 by  Canon PowerShot G1 X, Canon
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6/10 13:22
地味にガッツポーズ!
貸切の山頂で御池ロッジのお弁当をいただく。
うめ〜っす!
2013年06月09日 10:39撮影 by  Canon PowerShot G1 X, Canon
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6/9 10:39
貸切の山頂で御池ロッジのお弁当をいただく。
うめ〜っす!
ここからの眺め。
燧ケ岳
2013年06月09日 10:41撮影 by  Canon PowerShot G1 X, Canon
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6/9 10:41
ここからの眺め。
燧ケ岳
至仏山
2013年06月09日 10:41撮影 by  Canon PowerShot G1 X, Canon
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6/9 10:41
至仏山
会津駒ケ岳
2013年06月09日 10:42撮影 by  Canon PowerShot G1 X, Canon
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6/9 10:42
会津駒ケ岳
優しい気持ちに包まれた!
時間的には短いけど、のんびりできたので、さあ頑張って戻るか〜!
2013年06月09日 10:52撮影 by  Canon PowerShot G1 X, Canon
3
6/9 10:52
優しい気持ちに包まれた!
時間的には短いけど、のんびりできたので、さあ頑張って戻るか〜!
下りは元気になるカミサン
2013年06月09日 10:54撮影 by  Canon PowerShot G1 X, Canon
5
6/9 10:54
下りは元気になるカミサン
さよなら、姫ノ池!
2013年06月09日 11:13撮影 by  Canon PowerShot G1 X, Canon
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6/9 11:13
さよなら、姫ノ池!
トレースに影響ないところで、こんな余裕も(ここまでは)
2013年06月09日 11:47撮影 by  Canon PowerShot G1 X, Canon
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6/9 11:47
トレースに影響ないところで、こんな余裕も(ここまでは)
その後、道迷いもあり、台倉山に着いたときは、精神的にヘロヘロ。
2013年06月09日 13:50撮影 by  Canon PowerShot G1 X, Canon
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6/9 13:50
その後、道迷いもあり、台倉山に着いたときは、精神的にヘロヘロ。
行きは感じなかった悪路も、疲れた足には、堪えます。
2013年06月09日 15:36撮影 by  DSC-RX100, SONY
6/9 15:36
行きは感じなかった悪路も、疲れた足には、堪えます。
ケガせぬよう、スピードより安全第一で下ります。
2013年06月09日 15:42撮影 by  DSC-RX100, SONY
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6/9 15:42
ケガせぬよう、スピードより安全第一で下ります。
やった〜!
林道に着いたときは、安堵感に包まれました。
一筋縄ではいかなかった平ヶ岳でした。
2013年06月09日 15:51撮影 by  Canon PowerShot G1 X, Canon
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6/9 15:51
やった〜!
林道に着いたときは、安堵感に包まれました。
一筋縄ではいかなかった平ヶ岳でした。

感想

予定していた八ケ岳縦走は、北八ツの残雪が思いの外多いため、断念。
梅雨の時期だというのに、天気予報は、晴れマークが、輝いている!
さあ、どうしよう?
未登の百名山の中から候補に上がったのは、高妻山と燧ヶ岳と平ヶ岳。
日の長いこの時期を逃すと、来年送りになりそうなのは、平ヶ岳のみ。
ヤマレコで平ヶ岳がアップされてないことと、雪がGWに相当降って、残雪が多いということで、正直不安はありました。
昨年同時期に行かれた、お友達のkuniyanさんに平ヶ岳について聞いたところ
「藪漕ぎはひどいけど、雪渓に危険箇所はないので、何とかなるのでは!」
と心強いアドバイスを受けました。
それに、カミサンも先週登った甲斐駒の勢いがまだあるので、
「これは、思い切って、行くっきゃない!」
ということで、平ヶ岳行きが決まりました。

まずは、御池ロッジに空室確認。
すると、運よく、空室あり。
2週前の会津駒ケ岳のような深夜発の日帰りは、私たちの体力では、平ヶ岳は無理です。
御池ロッジは、登山口まで30分かからない所にあるので、気持ちも、体力も余裕がもてるので、予約できてラッキーでした。

肝心の山行は、ほぼ予定通り、4時過ぎ、明るくなってから、体調も装備も万全で、鷹ノ巣駐車場をスタート。
酷評されているやせ尾根も、快晴、無風の素晴らしい天気のためか、燧ヶ岳などの山々を眺めたり、ツツジ、シャクナゲ、タムシバといったお花を愛でながら楽しく歩きます。
でも、スピードはノロノロ(苦笑)
CTレベルながらも、やせ尾根の悪路を順調にこなし、第一関門の下台倉山に到着。
次の下台倉山から台倉山の区間は、アップダウンもやや緩やかに感じられ、ここも眺望を楽しみつつ、登ります。
「稜線歩き、気持ちいい!」
雪は下台倉山から20分も経たないうちに現れます。
「雪はやはり多いみたいだね。まだ、夏道も歩きそうなので、アイゼンなしで、このまま行こう!」
そして、第二関門の台倉山から10分も経たないところで、もう完全な雪渓となり、ここでチェーンスパイクを装着。
ここから池ノ岳直下まで、雪渓歩きとなります。
この区間の樹林帯が核心部です。
雪は締まっていて、トレースも目を凝らしてやっと確認できるかどうかの状況。
入山者もまだ少ないようだ。
視線は、木の上に下がっている赤テープと足元のトレースを交互にカミサンと確認し合う。
「テープあったよぉ〜!」という感じで。
基本尾根筋を進めばよいので、順調に核心部をクリアできました(行きは!)
しかも、雪が多く、完全冬道で、藪漕ぎなし!!
そして、雪渓を登り切り、池ノ岳直下でチェーンスパイクをはずし、笹道を登りつめ、さらに木道を進むと
真っ青な空の下に、だ円形の池塘が目に飛び込んできました!
まさに天上の楽園!
快晴、無風。
姫ノ池には、白い雲が映し出されているではないですか!
左に目を向けると、まさに平らな平ヶ岳がゆったり構えてます。
穏やかな空間。
「癒される〜!」
「ここで、昼寝したいよ〜!」
でも、のんびりもしていられないので、平ヶ岳へ向かいます。
いったん、木道を下って、雪渓を登り返すと、その先にありました、ありました平ヶ岳山頂が!
記念の一枚を撮ったあと、ちょっとだけ、のんびりタイム。
山頂前の木道はもちろん貸切。
「気持ちいい〜、平ヶ岳最高!」
御池ロッジのお弁当をいただきながら、眺望を楽しみます。
会津駒、燧、日光白根山、至仏山など、遠くまで見渡せました!
疲れも吹っ飛ぶ、この上ないご褒美。
山の神様、ありがとう!
姫ノ池といい平ヶ岳といい、穏やかな癒しの空間。
『優しさに包まれたなら きっと 目にうつる すべてのことは メッセージ♪』
私たちには、心理的にも、距離的にも遠い山であった平ヶ岳。
日の長いこの時期、天気、雪の状況、体調、気力、、、
すべての条件に恵まれたからこそ登れた平ヶ岳。
あぁ〜、満足感にひたって、うかれている場合じゃない!
予定より50分遅れている。
「さあ、下りはペース上げて行こう!」
「下りになると、元気でちゃうから不思議!」
山頂から、池ノ岳を過ぎ、樹林帯に突入するまでは、あっという間。
シリセードもちょこっと楽しんだりして、ここまでは、よかった。
その後、気をつけていた樹林帯で痛恨の道迷い(泣)
不明瞭なトレースはあてにせず、マークと方向感覚を頼りに進むも、マークはどこにも見当たらない。
トレースもなし。
カミサンと二手に分かれ、マークとトレースを探しつつ、しばらく進むと、
「こんな登りあったっけ?」
すると、燧ケ岳が左手に見えた(大汗)
何と来た道を戻っていた(苦笑)
GPSで確認すると、割と傷は浅かった。
気を取り直して、慎重に進むも、この後も、ルートをはずしたり、苦戦を強いられた。
山と高原地図アプリで、現在地を確認できたことは、大いに役立った。
右往左往した後、台倉山の三角点にたどりついた時は、正直ほっとした。
「山は怖いね」とカミサン。
「ほんと、山は怖い。ひとりじゃなくて、よかったよ!」
これが、視界不良時であったらと思うと、ぞっとする(怖)
そういえば、途中出会った方は、「昨日ビバークした」と言っていたなぁ。
天気がよく、時間的にも体力的余裕にも余裕があり、また、なによりカミサンと一緒だったことで冷静に行動できて、よかった!
「大丈夫、これからはどんな山でも、一緒に行くから」(驚)
「うれしいこと、言ってくれるね!」
これも黒戸効果か(笑)
でも、二人ともここで、精神的に消耗してしまった。
下台倉山からのやせ尾根の悪路は、疲れに追い打ちをかけた。
なにしろ、気を抜けるところが全くない。
林道に着いたときは、「あ〜、終ったなぁ」と安堵感に包まれました。

「行きはよいよい、帰りは怖い」
平ヶ岳、結果的には、道迷いがあったため、一筋縄ではいきませんでした。
でも、それを除けば、平ヶ岳は眺望もよく、結構いい山だと思います。
なにしろ、登り切った暁には、絶景のサプライズが待ってます!
池塘に映し出された白い雲は、今でも脳裏に焼きついています。

雪が多いため、藪漕ぎもない今、平ヶ岳登山の絶好機だと思います!
雪渓に危険個所はありません。
凍結箇所もなく、ピッケルも必要ありません。
ただし、アイゼンとストックは必携です。
また、山小屋も水場もなく、行程も長いので、装備と体調は万全を期す必要があります。
入山者が増え、トレースもしっかりついてくれば、私たちのような道迷いのリスクも軽減することでしょう。
絶景もやせ尾根の悪路も、よくも悪くも変化に富んだ山、平ヶ岳。
紅葉の時期も素晴らしいようですね。
「じゃあ、また行く?」
と聞かれれば、
「もう、いいかも」と答えるでしょう(笑)






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コメント

いい天気でしたネ。
こんばんは、satoyamaさん!
お久しぶりです。

平ヶ岳、いい天気でしたネ
私も昨年ガスガスだったので、残雪期の平ヶ岳を企んでしましたが、東京からの運転が大変
ついつい後回しにしてしまいます。
山頂からの絶景は羨ましいです。

百名山ハントにも拍車がかかってきましたか
お疲れ様でした
2013/6/11 20:47
じゃ!また行きましょうか・・・。(笑)
こんばんは、satoyamaご夫妻。

お疲れ様でした。
まさに、この一言に尽きると思います

あれだけ忠告したのにミスりましたか
それも私達とよく似た場所で・・・
軌跡を拡大してみると難儀されたのが良〜く分かります!

でも、姫ノ池の絶景は5本の指には入るんじゃないでしょうか!
お天気も良く、素晴らしい景観ですね。

黒戸に平ヶ岳と実り多き山旅が続きますね!
2013/6/11 21:18
まさか平ヶ岳だったとは…!
satoyamaさん、こんばんは。
残雪期の平ヶ岳、素晴らしいですね!
昨年のkuniyanさんのレコを思い出しながら読ませていただきました
姫ノ池は突然現れる絶景地ですが、残雪期は尚更素晴らしいですね

この日は明け方の気温が寒く、日中との温度差が凄まじかったですよね〜。

satoyamaさんが山頂にいらした時間帯、自分は別の山の頂上から平ヶ岳を眺めてました。
(存在感がある山だな〜と眺めてました

因みに自分も下山でルートミスをして、ヘロヘロになりました
2013/6/11 21:54
最高の天気
hottenさん、珍しく天気に恵まれました

絶景も天気によって、だいぶ印象が変わると思います
姫ノ池が青空と残雪で、地味めな池塘も輝いていました

アクセスは確かに悪いですね
でも、私は、13時都内スタートなので、下道も快適に飛ばせました

深夜発だと、きつくて、余計遠く感じるでしょうね
2013/6/12 7:31
またもや、同じところで(笑)
kuniさん、気をつけても、やっちゃいましたよ
ぐるぐる回った薄いトレースが他にもありました
燧が左に見えた時は、え〜って感じでした

日帰りは私たちだけだったので、絶景を独占できました

やはり、山は天気がいい日に登りたいですね
藪漕ぎは全くなく、ラッキーでした。
思い切って、行ってよかったです
2013/6/12 7:50
目の前に広がった姫ノ池
nabekaさん、おはようございます。
天気がよいこともあって、最高でした
青空と雪と池塘がいい感じでした
残雪期に行けてラッキーです

この日は風もなく、たしかに暑かったですね。
雪渓の天然クーラーに救われました

ルートミス、心が消耗しますね
nabekaさんのレコ楽しみ!
2013/6/12 7:59
待ってました!
satoさん、奥様、おはようございます!

待ってましたよ〜平ヶ岳の最新情報

最高のお天気でとても気持ち良さそうなお山ですが
やはり12時間かかりますか〜

行きたいけど黒戸並に天気を気にしないとですね

気力体力充実で今年中に百終わっちゃうのではないですか
もっとのんびり楽しみましょうよ

自分は7月の予定沢山で今からワクワクです
テント中心で楽しみたいと思ってます

fall
2013/6/12 9:49
山頂で、ユーミン♪♪
余裕ですネ

こんばんは satoyamaさん&奥さま

この残雪の時期にアプローチも山頂も遠ーい平ヶ岳とは、恐れ入りました

東北のなだらかな稜線に残雪が織りなす眺めは最高ですネ
山頂で、ユーミンの歌を、おまけに古い歌を口ずさむなんて、共感できますネ
奥さまも順調な仕上がりの様で、○○○○は奥さまも参加ですか!?

私は、諸事情で参加できなくなりました
皆様のご健闘をお祈りいたします
2013/6/12 22:39
珍しく天気に恵まれて
URUさん、たぶん、一番いい時に行かれたと思います。
怖れていた藪漕ぎも、雪が多いため、全くなしで助かりました

今回は前泊できたので、アクセスの悪さは全く気になりませんでした

ユーミンは、カミサンがやさしい、穏やかな山だねというもんで
確かに、その頃までは、余裕あったんですが

八ツはURUさんの分まで、頑張ってきます
2013/6/13 7:22
急ぎましたよ、fallさん
平ヶ岳でなく、レコのアップを
fallさんが行かれるというので、頑張りました

ルートミスがなければ、11時間で行けたかもしれません。
fallさんなら10時間で行けると思います、絶景に足止め食らわなければ

ピッケルも必要ないですよ

藪漕ぎもないし、今がチャンス
ただ、天気のいい日に行かないともったいないし、樹林帯のルートは分かりにくいので

あと、水場がないので、水はいつもより多めに持って行って下さいね
2013/6/13 12:34
奥只見山域は、いいですよねぇ♪
こんにちは、satoyamaさん&奥さま

マイナーのロングコースでつまらない山と言う人もいますが、
姫ノ池と青い空と残雪のロケーションいいですねぇ〜

最近はロングコース続きで○○○○の準備万端ですね
先行逃げ切りでのゴール期待しています
2013/6/13 15:36
satoyamaさん、奥様、こんにちは。
黒戸日帰りできればもう怖いものなしですね。
奥様も余裕ですね。

平ヶ岳は玉子岩越の湿原が一番綺麗だったと思うので次は是非。
2013/6/13 23:37
マイナー過ぎます
Maieさん、おはようございます。

マイナー過ぎて、残雪期のベストシーズンだというのに、
出会ったのは、前日テン泊1組(3名)とビバーク1名の4人だけです

変化に富んだコースで、いやになるほどロングとは感じませんでしたが、
それは、天気と雪の状態と絶景のおかげでしょうね

暑くて、水場も山小屋もないので、携行した水はぎりぎりセーフの状態でした
2013/6/14 8:06
玉子石ですか
MATSUさん、おはようございます。

姫ノ池で、もうお腹いっぱいですよ

結果論ですが、樹林帯でルートを失ったように、何が起こるか分からないので、
分をわきまえて、行かないでよかったですよ

平ヶ岳、もういいでしょ
2013/6/14 8:11
会津の山もいいですね・・
satoyamaさん、こんばんは。

ジャスト100拍手目でした。今日ヤマレコを読んでいて
2人目です。
私は八ヶ岳と上越国境を秤にかけて八ヶ岳にしました
いずれにしても9日はどこもよい天気でしたね
会津の山もいいですね。照文社の地図は買ってあるのですが・・・・
楽しいレコありがとうございます。
2013/6/14 23:03
快晴!
soratokazeさん、おはようございます。
八ケ岳もよい天気でしたか
平ヶ岳も快晴、無風のこれ以上ない最高の天気でした。
池塘が、白い雪と青空に映え、とても美しかったです

ロングコースも、天気に恵まれると、眺望も素晴らしく、楽しく歩け、ラッキーでした

やはり、山は天気のいい日に登りたいですね
2013/6/16 6:16
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