記録ID: 3105398
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積雪期ピークハント/縦走
尾瀬・奥利根
尾瀬のマイナー12名山「赤倉岳」(おまけで至仏山に寄り道)
2021年04月24日(土) [日帰り]
体力度
4
1泊以上が適当
- GPS
- 10:43
- 距離
- 25.9km
- 登り
- 1,582m
- 下り
- 1,591m
コースタイム
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・4月23日〜5月21日(R3)は、鳩待峠までマイカー乗り入れ可能 ・駐車料金は、暦日で2,500円/日(早朝の場合は帰りに支払い) ※規制の詳細は下記を参照 https://www.oze-fnd.or.jp/ozb/b-as/tt/ ※乗り合いバスは下記を参照 https://kan-etsu.net/publics/index/43/ |
コース状況/ 危険箇所等 |
★登山道整備度:-(良5・4・3・2・1悪)階段や木道、鎖等の整備度 ★体力難易度 :5(難5・4・3・2・1易)歩行距離、累積標高差、急登等 ★技術難易度 :3(難5・4・3・2・1易)アイゼン、ピッケル等の頻度や時間等 ★登山道の眺望:4(良5・4・3・2・1悪) ★山頂の眺望 :5(良5・4・3・2・1悪) 【すれ違った登山者の数:1人】 ※至仏山⇒鳩待峠除く ◆ルートの状況(鳩待峠⇒山ノ鼻⇒左俣取付き) ・鳩待峠から山ノ鼻までの区間は、標高差190mの下りで、ほぼ全線雪道となっているが、一部は木道や木橋が出ているところがあった。基本、夏道に沿って進むが、トラバース区間もあるので、滑り止めは装着した方が良いだろう。 ・山ノ鼻から左俣取付きまでは、猫又川右岸の雪原を歩いていく。数か所の小沢を横断するが、現時点で全面雪で覆われているため、渡渉するような箇所はない。また、2か所ほど右岸が狭くなっている箇所があり、少しだけ高巻きして通過した。 ◆ルートの状況(左俣取付き⇒赤倉岳) ・左俣取付きから至仏主稜線までは尾根に沿って歩く。全体的に緩やかで歩きやすい。 ・主稜線に乗り標高1900m付近から赤倉岳方面に向かう。スズヶ峰の西側斜面は緩傾斜の平坦斜面で針葉樹に覆われているため、GPSで位置を確認しながら標高差150mを下る。 ・P1761から赤倉岳まで標高差200mを登り返す。登りは眺望の良い雪稜歩きで、雪割れ等もなく歩きやすい。 ・赤倉岳東峰から赤倉岳までの稜線は痩せ尾根で、北側に張り出した雪庇を利用する。ピッケルを使うような技術難度の高い箇所はないが、雪割れが多いので注意が必要。 ◆ルートの状況(岳ヶ倉山⇒至仏山⇒鳩待峠) ・スズヶ峰から南下する稜線は、アップダウンはあるものの比較的緩やかな雪稜で歩きやすい。 ・主稜線は標高1650m以下まで下がり、至仏山まで標高差600mを登り返していく。 ・至仏山は基本的には残雪を使って登っていくが、標高1800m〜1950m付近は残雪が少なくなっておりルーファイしながら進んだ。今後、雪が無くなった場合は、ハイマツやシャクナゲを傷めてしまい同ルートは厳しいと思うので、東側に大きく迂回した方が良いだろう。また、標高2130m〜2160m付近のみ岩稜を歩いたが、終始、ルーファイしながら残雪を利用した。 ・至仏山から鳩待峠は、登山者が非常に多く、明瞭なトレースが付いている。気温上昇で腐れ雪で歩き難いものの、トラバースでショートカットもあり、無雪期より早く下れた。 ◆その他(本日の装備) ・至仏山の岩稜以外、全区間で12本爪アイゼン+ストックを使用した。ピッケルや30mザイル等も持参したが、技術難度が高い箇所はなく使用しなかった。午前10時以降は、気温が上昇し雪が緩み足取りは重くなったが、持参したワカンを使用する必要もなかった。 |
写真
撮影機器:
感想
尾瀬の玄関口の1つである鳩待峠までの交通規制が4月23日に解除になりました。
ということで、2018年に立ち寄るのを忘れ、ずっと心残りだった赤倉岳に行ってみることにしました。
<2018年レコ>
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1435600.html
2018年より雪がやや多い印象で、猫又川沿いも渡渉せずに難なく歩け、誰も歩いていない美しい雪稜の先に待望の赤倉岳が待っていてくれました。
山頂は名峰に囲まれた360度の眺望が広がり、マイナー12名山しか味わえない達成感と満足感に浸りました。
赤倉岳に思いのほか順調に登頂でき時間に余裕があるので、復路は至仏山にもおまけで立ち寄ってみました。
至仏山の頂は、人、人、人で密状態。
一気に現実に引き戻されましたが、さすがは日本百名山、その山容は格別で改めて名峰たる所以を感じた久しぶりの尾瀬でした。
今回も動画を撮影してみました。
赤倉岳の山頂稜線が主になりますが、良かったらどうぞ!
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