(愛媛)梅雨の晴れ間に東赤石山、八巻山の岩稜歩き (2013)
- GPS
- --:--
- 距離
- 9.5km
- 登り
- 1,128m
- 下り
- 1,128m
コースタイム
- 山行
- 7:00
- 休憩
- 1:00
- 合計
- 8:00
天候 | 曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・瀬場登山口は、道路脇に10台前後停められる。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・瀬場登山口から東赤石山の稜線までは、まずまず整備された道。ただし所々に出てくる木のサンバシは、濡れていると滑りやすいので要注意。 ・東赤石から八巻山の岩稜歩きは、岩が乾いていれば、滑ることもなく快適。ただし、道がやや解りにくい個所が多い。部分的に岩に赤ペンキマークあり。 ・赤石山荘は通常、無人。今回は小屋の水場は枯れていた。 ・瀬場登山口は、水洗トイレ、登山ポストあり。 |
写真
感想
【山行No 428】
※ 梅雨の時期だが、ちょうど日曜日は晴れるという予報が出ており、
花が咲き始めているであろう、東赤石へ行くことにした。
※ 添付の写真の花々は、不勉強で名前がよく解りません。あしからず。
7:40 瀬場登山口(標高=650m、気温=20℃)
・割と早く登山口に着いたつもりだが、すでに車は7〜8台ある。みんな、花が目当てかな?
・さっそく登山道を登り始める。道はまずまず良好だが、
所どころに木のサンバシがあり、濡れて滑りやすいので慎重に行く。
レンゲツツジらしき紅色の花、ドウダンツツジのような白い花が見られた。
8:40-50 渡渉点(橋)標高=900m
・橋を渡った先が分岐となっており、瀬場谷の本流沿いに行く西側コースと、東側を行くコースと別れている。まずは東側コースを登ってみることにした。
・東側コースは途中まで植林が多く、あまり明るいコースではなかった。 山の中腹は、エゾハルゼミのジージーという鳴き声が響き渡って鳥の声は少なく、早くも山は夏のモードに入ったかのようだ。
9:40-50 3回目の渡渉点(標高=1250m)
・小沢を渡る箇所。沢音が涼しく響く。今日は蒸し暑いので汗びっしょりだが、沢水で顔を洗って、だいぶすっきりした。
・ここから先は、道の状況が一転して、カンラン岩がゴロゴロした道に変わった。岩は濡れていて滑りやすく、慎重に登高する。
・この付近から、エゾハルゼミの声に変わり、夏鳥の声が聞こえてきた。カッコウ、キビタキ、ウグイスなど。
・その先、標高1300〜1400m付近、道脇に「タカネバラ」がだいぶ咲いていた。以前、北海道の夕張岳で見て以来だが、可憐なピンク色の花。
後続の登山者も、これが目当てだったようで、写真をパチパチと撮っている。
10:40-50 水平道出会い
・なかなか先が見えず、延々と登りが続いたが、ようやく東赤石の山稜直下に伸びる水平道に出会った。
・その後、少し西に行ったところより東赤石山頂への道を行き、登高する。
・このあたりからいろいろと花が出てきた。ツクバネウツギらしき黄色い花や、シライトソウなどが咲いているが、今回、図鑑を持ってきていないので名前が良く解らないのは残念。
11:20-40 東赤石山山頂(標高=1706m、気温=20℃)
・4時間弱かかってようやく山頂に着いた。いつものことだが、この山は登りごたえがある。
・山頂の岩場に座って昼食休憩とする。
・北側を見ると、積雲が高さ2000m付近まで盛り上がっていて、真っ白い壁となっており、瀬戸内側の景色は全く見えない。
一方、南側は割と展望があり、夏のような青空のもと、大座礼(おおざれ)山、平家平、冠山などが見れた。
西の稜線は、八巻山の岩稜帯を境として、北側に雲海、南側に赤い色の岩稜が、くっきりとした境目を作っている。
・今日はもともと、東赤石だけでも良いかな、と思っていたが、後から来ていたグループが、八巻山を縦走する予定と聞いて、急に自分も、八巻山の岩稜歩きを久々にしてみることにした。
・赤石越えのコルを越えると、カンラン岩がゴツゴツとした岩稜帯に入った。・・・ この岩稜帯を行くのも、数十年ぶりか...久々に来たが、なかなか面白い。 岩も乾いているのでフリクションはよく利き、気持ちの良い岩場歩きが楽しめた。
12:10 八巻山山頂(標高=1698m)
・以前は、八巻山には山頂の標識などなかったように思うが、割と新しそうな山頂の標識が、最高点にできていた。小さい祠もある。振り返ると、東赤石山の山頂が、割と鋭角的にそびえていて男らしい。
・その先、小さなコルがあり、そこから赤石山荘へ下ることもできたが、せっかくなので、最後まで縦走することにした。
・その先は以外と道が解りにくく、またアップダウンも多い。先行しているパーティを追い抜いてずんずんと進むが、だんだんと疲れてきた。
・花は岩陰に、キバナコマノツメや、ユキワリソウと思われる、ピンクの小さい花など、パラパラと咲いていた。
五葉松に赤紫色の小さい花がたくさんついているのも、初めて見た。
12:50-13:00 石室越(標高=1650m)
・ようやく縦走路の終点、通常の登山道に出た。
縦走の最後の方は、暑い日差しのせいで脱水気味となり、汗もでないほどバテたので、小休止して水分を補給すると、ようやく汗が出てきた。
・・帰宅してから思い返すと、軽い「熱中症」だったような気がする。
13:20 赤石山荘
・ここで水が補給できるかと期待していたが、昨日雨が降ったにもかかわらず、小屋裏の水場は枯れていて残念。
・今日は夕方に予定が入っているので、急ぎ足で下山にかかる。
赤石山荘からすぐの沢沿いコースを、ガンガンと下る。こちらの道にはタカネバラもなく、花も少ない。ニガナが少々咲いていた程度。
13:40-50 第三渡渉点(標高=1390m)
・ようやく沢に出た。沢音も涼しげに、清らかな水が流れている。
・今日持ってきた 2L(500ml×4本)の水分も残り少なくなっていたので、ここで沢水を汲んでゴクゴクと飲む。・・・冷たくて美味しく、火照った身体がようやく 生き返ったようだ。まさに「命の水」。ついでにおにぎりを食べてエネルギーを補給し、最後の下りに備える。
・あとは、割とはっきりした道をガンガンと下る。登りのときには前後に登山者が割といたが、すでに下山した人が多いのか?登山者の姿は少ない。 また、上空もいつの間にかドンヨリと曇ってきて、薄暗い森の中を下るのみ。
・道はまずまず整備されている道だが、ヤマレコの他の人のレポートにもあるように、 所々にある木のサンバシは、濡れていて滑りそうで、要注意だった。
14:50-15:00 第一渡渉点(登山道分岐)(橋;標高=900m)
15:40 瀬場登山口着
・麓はドンヨリしていて、蒸し暑く、雨が降りそうな感じだった。
・自分としては割と良いペースで歩いたつもりだが、約8時間かかった。
正直、少々疲れたが、久々に東赤石の岩稜歩きができて充実した山歩きではあった。
※ なお、花の名前は、以下のサイトなどを参考にさせていただきました。
http://www.kawanoe.tv/hananotayori.html
コメントいただき、レコ拝見させていただきました。
なるほど、文章で見るより写真を見た方がよくわかります
。
岩稜の山ですね
表面が風化したかんらん岩も面白いです
有難うございました。
kimberliteさん。コメントありがとうございます。
東赤石山は、地味な山ではありますが、登るとなかなか面白い山です。関西あたりからは良く遠征で来られている方を見かけます。
機会があればぜひおいでください。
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