別山＊雪山の締めは真っ白に塗り替えられた立山へ

2021年05月03日(月) ~ 2021年05月04日(火)

• GPS: 26:57
• 距離: 11.1km
• 登り: 1,021m
• 下り: 1,023m

コースタイム

1日目

• 山行: 1:35
• 休憩: 0:01
• 合計: 1:36

距離 2.6km 登り 153m 下り 205m

11:36 室堂
12:41 12:42 立山室堂山荘
13:12 雷鳥荘

2日目

• 山行: 5:18
• 休憩: 0:35
• 合計: 5:53

距離 8.5km 登り 868m 下り 812m

8:38 雷鳥荘
8:50 雷鳥沢キャンプ場
8:55 8:56 浄土橋
10:38 10:46 剱御前小舎
11:25 別山南峰
11:33 11:44 別山北峰
11:54 11:57 別山南峰
12:16 12:21 剱御前小舎
12:27 12:28 剱御前山（最高点）
12:34 12:37 剱御前小舎
13:24 浄土橋
13:28 雷鳥沢キャンプ場
13:55 雷鳥荘
14:15 14:18 みくりが池温泉
14:20 みくりが池
14:31 ホテル立山

天候

1日目：くもりのち吹雪
2日目：快晴

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車 ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

◆立山駅臨時駐車場
・無料
・立山カルデラ砂防博物館裏の臨時駐車場

◆立山黒部アルペンルート
・立山駅〜美女平〜室堂（往復6,320円）
・駅構内にWEBきっぷ専用の自動発券機2台あり

＜参考：悪天候時、混雑時の状況＞
（往路）
※アルペンルート除雪作業のため始発2時間遅れ。除雪完了後は予約時間ごとに通常ルートとバス直行便に振り分けられ、予約時間の8:20から約1時間遅れで立山を出発。
※チケット当日購入の方は、混雑のため整理券が配布されたものの、WEBきっぷ予約優先のため待ち時間はかなりかかった様子。
（復路）
※14時半の時点でバス待ちの列がターミナル外まで続いていたためすぐに並び、同行者と順番にトイレや水分補給し、約1時間後に室堂を出発。
※美女平からのケーブルカーは、バス乗車時に配布された整理券の番号順に乗車。立山駅には17時頃到着。

コース状況／危険箇所等

・登山届必須、室堂駅に提出場所あり（私はコンパスにて提出）
・室堂散策以外は最低でも12本アイゼン、ストック、ピッケルは必携。
・日差しが強いので、サングラスと日焼け対策必須。
・全般的にBCの割合が多いため、トレースを拝借する場合はよく確認を。

＜雷鳥荘〜剱御前小舎＞
・雪崩のリスクを避けるように尾根筋にポールとステップがついていました。
・雷鳥沢からの急登にはフラットに足を置けるようにステップがついていたため、前回の登りよりも楽に登れました。（関係者、先行者の皆さまに感謝です。）
・積雪はトレースを外れると膝〜膝上まで。

＜剱御前小舎〜別山南峰〜別山北峰＞
・踏み跡あり、風が強く雪が薄いところもありました。
・稜線は広く滑落の危険がある場所はないため、ピッケル不使用。

その他周辺情報

◆らいちょう温泉　雷鳥荘
http://www.raichoso.com/
・1泊夕食のみ相部屋（入湯税込）9,100円→モンベルカード提示で500円引き8,600円。
・地獄谷が源泉の温泉はチェックインから翌朝7時までいつでも入浴可。
・キャッシュレス決済使用可能。（売店や食堂でお酒を買う時はバーコード読み取り式は使用可能でした。）
・売店は6:00〜19:00。モーニングコーヒー100円。

◆かじやばし
https://tabelog.com/toyama/A1602/A160202/16001373/
・滑川の海鮮料理店
・滑川市民交流プラザ4Fにあり、窓からは富山湾を一望できる

◆桃太郎温泉カルナの館
https://www.kintarouonsen.co.jp/karuna/
・3時間1,050円（1時間・1日コースもあり）
・ナトリウムを含む硫黄泉

写真

5/3 6:37

＜1日目＞
今回はこちらも目的のひとつ。楽しいコンビニ♪立山サンダーバード。

5/3 7:49

立山駅は除雪による始発遅れで混雑。予約時刻から約1時間遅れで出発。

5/3 9:46

バスからは冬の景色。まさかGWに霧氷が見られるとは。

5/3 10:20

お天気が悪くてどこにも登れそうもないので、ランチ代わりに念願のホテル立山レストランのシフォンケーキ♪

5/3 11:52

まだ雪は降っていなかったので、少しおさんぽ。一ノ越方面へ向かう方もちらほら。

5/3 11:53

雄山は雲の中。こんな雪なのにストックが1本壊れた〜^^;

5/3 11:53

浄土山方面にはトレースあり。雪崩も大丈夫そうなので、室堂山目標で行ってみる。

5/3 12:08

それにしても嘘みたいな新雪モフモフ。膝〜膝上くらい。久々のわかん。ストックは1本のみの方が頼りすぎなくてラクかも。

5/3 12:23

稜線に乗る頃から吹雪いてきたので撤収！寒くて温泉とビールが楽しみ♪

5/3 12:42

5月なのに厳冬期のような景色。

5/3 12:44

真っ白クリームたっぷり。でも暴風で顔が痛い。

5/3 13:03

吹雪の中、いました〜♡

5/3 13:03

だいぶ毛が生え換わってます。

5/3 13:08

早々にチェックインさせてもらい、温泉に飛び込む！

5/3 14:12

そして湯上がりのコレ。寒いので温泉がサイコー♪夕食は前回と同メニュー。夜中星が出ていたらしいけど、爆睡して写真撮れなかった…(T_T)

5/4 5:02

＜2日目＞
絶景の朝風呂の後、日の出を見るために外へ。

5/4 5:05

浄土山の上に下弦の月。

5/4 5:05

美しい。。。

5/4 5:11

宿から一歩外に出ればこの絶景。

5/4 5:11

白い惑星。

5/4 5:13

幻想的。ここまで真っ白な立山は初めて。

5/4 5:15

ビーナスベルトを纏う奥大日岳。

5/4 5:18

温泉の窓からもこんな景色が見えるのです。なんという贅沢。

5/4 5:48

テント場にはこんなにたくさんのテント。みんなすごいなぁ。

5/4 5:55

真っ白な浄土山。

5/4 6:00

ようやく太陽が見えてきた！

5/4 6:02

朝の色彩ショーが終わり、真っ白な奥大日岳。トレースなし。この後数名向かっていたけど進みが遅く恐らく猛ラッセル。

5/4 6:10

素晴らしい1日が始まる。

5/4 7:22

サンダーバードで仕入れたイノシシ肉のおにぎり。パワーみなぎる。

5/4 8:28

外に出るとこんなにも真っ白。

5/4 8:37

うれしすぎるけど雪崩注意。

5/4 8:37

雷鳥沢からのトレースが尾根筋についていて、雪崩のリスクは少なそう。行き先は別山に決定！

5/4 8:45

同部屋のMちゃんと一緒に行くことに♪

5/4 8:55

急登がしんどいのにまた来ちゃったよ〜。

5/4 9:01

でも前回と違い、ルートをしっかり作ってくれてあって登りやすい！

5/4 9:01

このあたりだとまだ無風で暑い！シャツ1枚で充分。

5/4 9:06

なんという素晴らしい世界。

5/4 9:06

同行者Mちゃんを待ちつつ撮影。本当に真っ白！

5/4 9:10

よーく見ると一ノ越へ向かう人々が蟻の行列のよう。

5/4 9:10

対してこちらは静か。一ノ越から前回と逆周りで縦走と迷ったけど、別山にして正解でした。

5/4 9:45

富山湾と能登半島がここまでクッキリ見えるのは初めてかも。

5/4 9:58

白山までバッチリ。稜線手前で風が強まってきたのでシェルを着て備える。

5/4 10:19

安全に歩けるようにという配慮に感謝です。

5/4 10:21

一ノ越の向こうに見える槍。

5/4 10:22

すべてを白く塗り替えた5月の雪。

5/4 10:26

ナイフリッジにも雪がついたせいか、前より切れ落ち感がない。

5/4 10:38

白馬も真っ白だ。

5/4 10:46

別山へ向かう道。広くなだらかな稜線。

5/4 10:55

真っ白な剱岳をこの眼で見ることができるなんて。

5/4 11:02

強風の中Mちゃんと剱岳を挟んで記念撮影〜♪

5/4 11:17

真っ白笠ヶ岳。

5/4 11:17

薬師岳が頭だけひょっこり。

5/4 11:22

別山南峰に到着！風が強い〜。

5/4 11:24

いい道〜♪

5/4 11:34

雪たっぷりの剱岳。

5/4 11:39

白馬から唐松、五竜。

5/4 11:39

五竜から鹿島槍、爺ヶ岳かな。

5/4 11:45

シュカブラもバリバリ。

5/4 11:47

別山北峰にて。剱とわたし。

5/4 11:48

龍王岳があんなに真っ白！

5/4 11:48

縦走に向かった人もいるとか。今のところ雪崩の発生はなさそう。

5/4 11:52

気持ちよさそうな稜線。

5/4 11:53

南峰の祠が凍りついてる。

5/4 11:56

雄山に人の姿が見える。

5/4 11:58

剱御前小舎とこれから戻る道。奥には富山湾。

5/4 12:01

雪だらけ。

5/4 12:05

ド迫力の剱岳。

5/4 12:25

Mちゃんがトイレに行っている間に剱御前山最高点までササッと。

5/4 12:25

いつかは歩きたい白い縦走路。

5/4 12:27

剱御前山最高点。三角点のある山頂はこの先なのかな。

5/4 12:37

合流しナイフリッジを戻る。

5/4 13:00

午後になり空の青さが増す。

5/4 13:00

最高過ぎる天気。

5/4 13:00

まさに「THE DAY」だね。

5/4 13:02

山崎カールを滑る人。気持ちいいだろうなぁ。

5/4 13:10

青と白の世界。

5/4 13:14

この世界は青と白しかないのです。

5/4 13:19

ある意味核心部の雷鳥荘への登り。

5/4 14:04

最高の旅の終わりが近づきさみしさが募る。

5/4 14:26

室堂は観光客でいっぱい。

5/4 14:47

そして驚きの行列…GW舐めてました。笑

5/4 18:39

立山駅でMちゃんと別れ、私は滑川へ。レストランからの素晴らしい眺め。

5/4 18:47

海鮮丼。美味でした。

5/5 6:28

立山サンダーバードで入手した雷鳥モチーフのオリジナルグッズ。TシャツはSだとサイズが大きくてSSに交換してもらいました。

撮影機器：

DSC-RX100M3 SONY

ILCE-6400 SONY

感想

umi-co

今シーズン最後になるであろう雪山は奥大日岳を目的に再び立山へ。
数日続いた降雪により雪崩が怖いので、プランBとしてただの温泉旅行にするつもりで入山することに。

1日目。扇沢は前日雪がうっすら積もったようでノーマルタイヤに戻した車で行くのは不安だったので遅れを覚悟で立山から室堂へ。
どのみち早く着いても天候の関係であまり動けないので、のんびりシフォンケーキを食べてから室堂山方面へわかんを履いておさんぽ。
吹雪いてきたので山頂手前で即下山、雷鳥荘に早めにチェックインして温泉とビールでのんびり。
寝不足で爆睡してしまったけど、夜中は星がキレイだったそう。見たかったなぁ〜。

2日目。前日の荒天がウソのような素晴らしいお天気。
が、新雪たっぷりの上、気温上昇により、雪崩要注意の1日になりそう。
当初の目的、奥大日岳はトレースがなく断念。
一ノ越から国見岳への縦走と別山で迷いつつ、雷鳥坂方面を確認すると、尾根筋を登る人の列。
これなら雪崩のリスクが少ないだろうということで、同室のMちゃんと一緒に別山へ向かうことに。
ルートはステップが切ってありとても登りやすい！先行者、関係者の皆さまに感謝です。
新雪で真っ白の剱岳と対面すると、その荘厳さに涙が出そう。
まさかこんな厳冬期のような景色を自分の眼で見ることができるとは。
稜線の強風と気温上昇による雪崩に神経を使いつつ、予定通り別山北峰まで。
下山もスムーズで、途中2人で雪上でおひるねしたりしながら室堂へ戻ると、ターミナルの外まで続くすごい行列。
最後の最後に最強の核心部がありました…GW恐るべし。

帰りは滑川で海鮮丼、魚津で温泉と寄り道をしつつ、高速の深夜割引を使い無事帰宅。
素晴らしい出会いとたっぷりの新雪を楽しみ、いい雪山の締めになりました。
と言いつつ、立山が好きすぎてまたすぐに行きたくなっちゃうかも。