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無雪期ピークハント/縦走
四国
[四国三郎の水源を抱く雲上の楽園]瓶ヶ森(西之川起点の周回)
2013年07月20日(土) [日帰り]
- GPS
- 07:56
- 距離
- 15.0km
- 登り
- 1,848m
- 下り
- 1,834m
コースタイム
5:00 西之川
5:25 東之川登山口
7:00 新道分岐
7:50 台ヶ森鞍部
8:32 瓶ヶ森ヒュッテ跡
9:15 山頂(女山) 9:30
9:44 男山
10:31 白石小屋
10:39 瓶壷 10:45
11:26 鳥越
11:56 常住
12:15 名古瀬登山口
12:56 西之川登山口
5:25 東之川登山口
7:00 新道分岐
7:50 台ヶ森鞍部
8:32 瓶ヶ森ヒュッテ跡
9:15 山頂(女山) 9:30
9:44 男山
10:31 白石小屋
10:39 瓶壷 10:45
11:26 鳥越
11:56 常住
12:15 名古瀬登山口
12:56 西之川登山口
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
徳島市内より徳島IC→いよ西条ICで下車(高速道路) R11から愛媛県道12号線(西条久万線)で西之川まで |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆登山口について ・県道12号線の突き当り右側に駐車スペースがあります(5〜6台は駐車できそう?) ・駐車スペース正面の大宮橋を渡ると東之川方面、右に進むと西之川林道方面です(標柱あり) ・登山ポストは見当たりませんでした ◆登山道について◆ 四国出張も残りわずかとなりましたが、最後の休暇をどこで過ごすかということで選んだのがここ、瓶ヶ森でした。 隆起準平原に一面に広がる笹原の美しさに惹かれたことと、50日間を過ごした徳島の母なる川である吉野川の源流を訪ねておきたいという気持ちがあったからです。 さて、今回も先月の石鎚山と同じ西之川から登山を開始します。 なお、瓶ヶ森には瓶ヶ森林道からのルートが現在は一般的なようですが、山に敬意を表して(?)今回はクラシックルートを選びました。 駐車スペース到着後、周囲が明るくなるのを待って午前5時に出発します。 東之川への林道は大宮橋を渡ったところで崩落の修復を行っており、車両での進入はできません。 廃墟となった住居の脇を通り過ぎ、登山者用の仮道やショートカットをいくつか経由して東之川登山口に到着。 鉄格子の扉があって躊躇しながらも、比較的新しい道標を頼りに登りを開始します。 最初は杉の人工林の中を進みます。 台ヶ森の鞍部を過ぎ、つづら折れの道を高度をグングン上げていくと、山頂エリアに到着。 ウラジロモミや白骨化した樹林が点在する一面の笹原は、伊予の国氷見村(現在の西条市)の石高にちなんで「氷見二千石原」(ひみにせんごくはら)と称えらえています。 本当にこの世のものとは思われないくらい美しく、目の前に広がるのは、まさに雲上の楽園でした。 それに加えて、山頂の女山(めやま)に到着すると360度の絶景が待っていました。 貫禄たっぷりの四国の盟主石鎚山と、そこから笹ヶ峰に連なる石鎚山系の稜線。 新居浜から今治方面の街並みとその先に広がる瀬戸内海。 南側は雲が多いながらも土佐の山々が奥深くまで連なっていました。 山頂を後にして男山、そして瓶ヶ森の名前の由来となった瓶壷に立ち寄ったら、西之川に向けて下山を開始します。 登りと同じく急な道を転げ落ちるように進み、林道に出ます。 じりじりと照りつける直射日光は堪えましたが、日陰を選んで歩いて、目標の13時前に登山口の西之川に到着。 振り返ってみれば出会った方は2人のみ。 彼岸の石鎚山は、休日の百名山にふさわしくさぞや賑わったことでしょうが、此岸はあくまで静かで、ゆったりと心行くまで雲上の楽園を満喫することができました。 下山後は前回と同じ「武丈の湯」(西条市/R11沿い)に立ち寄りました。 天然温泉が疲れた体を癒してくれました。 ※料金は400円(大人)と格安ですが、タオルやシャンプー・石鹸等は持参しなければなりません |
写真
撮影機器:
感想
◆徳島の風土や人情に助けられて駆け抜けた50日間◆
ウィークデイは車で徳島県内を駆け回り、休日は山を訪ねて過ごした徳島出張もいよいよ終わりです。
当初は自信がなくて、弱気になったこともたびたびあったけれど、振り返ってみれば自然豊かな風土やそこで育まれた美味しい食べ物を味わい、そして人の心の温かさに癒される日々の連続でした。
四国の山々も険しい断崖あり、どこまでも伸びやかな稜線美あり、匂い立つような濃い緑の森あり、可憐な花々あり、訪ねる山ごとに決して華々しくはないけれど新鮮な魅力を発見することになりました。
来週から日常に戻りますが、ここで過ごした濃密な時間を糧にしていきたいと思います。
徳島県、本当にいいところです。
ありがとう、徳島県!
ありがとう、四国!
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四国出張お疲れ様でした。
三回共に充実した山行のようで、良かったです。
本州の山レコ楽しみにしてます(^^)
roop85さん、こんにちは。
コメントいただき、ありがとうございます。
徳島在任中は四国の山のことを色々と教えていただき、ありがとうございました。
行く先々で、植生や気候など新鮮な魅力を発見したのですが、山を見る目がちょっとは肥えた?ような気がします。
今日から職場に復帰しましたが、リハビリには時間がかかりそうです
夏山計画そろそろ立てなきゃ
いや、私も一回しか行ったことありません。しかも、笹ヶ峰から瓶ヶ森まで縦走を一回だけ。
由来となった、瓶は、、、、壺でしょと思っちゃいました。
テントした記憶があります。
小松島の竹輪(チッカ)は、谷商店でお願いします〜(笑。
中学の同級生のお店です。
ricalojpさん、こんにちは。
コメントいただき、ありがとうございます。
笹ヶ峰から瓶ヶ森まで縦走されたんですね
開放的な四国の脊梁ではさぞ、気持ちの良い尾根歩きを楽しまれたんでしょうね。とてもうらやましいです。
瓶壺は本当に瓶であり壺でした
真夏なのに水は澄みわたっていて、自然の造形の妙を感じました。
小松島の練り物は本当に美味しいですよね。
谷商店さんの竹輪、今度機会があったらいただいてみます
仕事も山も楽しまれたようで、おめでとうございます。
田舎から都会へ戻ると、暫くは時間の流れに翻弄されるかも(笑)!
瓶ヶ森林道は男山直下の崩落で暫く通り抜けできないので、西ノ川からはグットな選択でした!
又機会があったら四国の山にお出で下さいね!(^O^)
nekojigenさん、こんにちは。
徳島在任中は、地元四国の情報を色々教えていただき、ありがとうございました。
瓶ヶ森林道の崩落があったんですね
どおりで人が少なかったわけです。
白石小屋が営業されていなかったのもその影響かもしれませんね。
瓶ヶ森は空の青と森の緑が見事に融合していて、神秘的な「森」だという印象を受けました。
本気で妖精がいるんじゃないかと思いました。
四国の山で訪れたところは限られていますが、また機会に恵まれたら、点と点をつなげに行きたいです。
nekojigenさんのご活躍を、これからも楽しみにしております。
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