立山(雄山・大汝山・富士ノ折立)・奥大日岳
- GPS
- 26:35
- 距離
- 19.3km
- 登り
- 1,488m
- 下り
- 1,489m
コースタイム
- 山行
- 6:44
- 休憩
- 0:58
- 合計
- 7:42
- 山行
- 5:34
- 休憩
- 0:24
- 合計
- 5:58
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
写真
感想
連休に室堂へ行ってきました。20日の夜に車を走らせ、上り線の渋滞をはた目に、3時間半くらいで扇沢の駐車場に着きました。
仮眠して、5時半くらいからバス待ちの行列に並びましたが、7時30分の始発のバスには乗れませんでした。駐車場も6時くらいには満車になっていましたので、連休をナメちゃいけないですね…。
電気バス、ケーブルカー、ロープウェイ、トロリーバスと、いろんな乗り物を乗り継ぎ、紅葉の始まった室堂に到着しました。労せずして、こんな別世界に行けるのはすごいですね。
雷鳥沢キャンプ場にテントを張り、立山(雄山・大汝山・富士ノ折立)へ登りました。台形状の、巨大な屏風のようにドーンとそびえる姿を見ると、三大霊峰に数えられるのもうなずけます。江戸時代に造られた現存最古の山小屋があったり、山頂に立派な社があったり、信仰の山なんだと実感します。
立山の稜線を歩いていたら、ブロッケン現象を見ることができました。詳しい物理現象の法則はわかりませんが、稜線の片側から低く太陽が差し、もう一方が曇っていると、後光が差したような自分の影が映るようです。今までいろんな山に登ってきましたが、ブロッケン現象は初めて見ました。立山はブロッケン現象が起こりやすいのでしょうか?とすると、これも立山が霊峰として崇められた理由かもしれません。
下山して食事を摂ったらすっかり暗くなり、冬のような寒さになりました。すぐに寝袋にくるまって、7時過ぎには寝てしまいました。夜中の2時過ぎに目が覚め、テントから顔を出したらちょうど目の前にオリオン座が見えました。厳しい寒さだったので、寝袋にくるまったまま、不精しながら写真に収めました。
22日は雷鳥沢から奥大日岳を目指しました。有名な山ではありませんが、剱岳の眺望が素晴らしかったです。間近で、大迫力で見えて、剱には8年前に登ったきりですが、また登りたくなりました。
山頂に着くと、剱・立山はもちろん、日本海、白馬、薬師、そして遠く槍ヶ岳まで見える大パノラマでした。一方眼下には、流れ出した溶岩によって形成された室堂の平らな台地が、称名川によって深くえぐれた峡谷も見え、途方もない時の長さや途轍もない自然の力を感じます。
下山し、テントを撤収して室堂ターミナルへ向かう途中、ライチョウも見ることができました。ケーブルカーと電気バスの待ち時間には、黒四ダムも眺めることができ、2日間、非常に収穫の多い山旅になりました。ただ、帰りは渋滞にドハマりし、7時間もかかってしまいましたが…。
あと、5人のパーティーのうち、2人が高山病になりました。交通機関で一気に標高を上げられるのは、便利な反面、危険な面もあります。
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