★荒川岳〜赤石岳(椹島から周回)


- GPS
- 56:00
- 距離
- 25.8km
- 登り
- 2,953m
- 下り
- 2,938m
コースタイム
8:50椹島登山口〜11:25小石下〜12:35清水平〜13:55見晴台〜15:50千枚小屋(テント泊)
【二日目】
6:00千枚小屋〜6:50千枚岳〜7:50丸山〜8:25悪沢岳〜9:40中岳10:00〜10:10前岳11:00〜12:00荒川小屋12:25〜14:55小赤石岳〜15:40赤石岳(避難小屋泊)
【三日目】
5:40赤石岳〜7:55赤石小屋8:35〜11:35椹島
12:30の臨時バスに乗車
天候 | 【一日目】曇り 【二日目】晴れ→曇り 【三日目】雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
帰りは途中の林道が通行止めだったので、新静岡ICへ どちらにしても80km以上の山道、いったん林道に入るとコンビニなどは全くありません |
コース状況/ 危険箇所等 |
【椹島〜千枚小屋】 ・良く整備された明瞭な道、ペンキマークも多く特別危険と思われるところはありません ・中ほどの清水平で流水が得られます 【千枚小屋〜荒川小屋】 ・良く整備されたルートです、悪沢岳からの下りは若干危険かもしれませんが、慎重に行けば問題ないかと ・荒川小屋の手前、前岳南東斜面のお花畑を過ぎた辺りに水場があります(いつも出ているかどうかは分かりません) 【荒川小屋〜赤石岳】 ・大聖寺平から小赤石岳への登りは、ルートも終盤なだけにかなりきつく感じました、すぐそばに見えるのになかなかたどり着けなくて泣けてきました ・大聖寺平の辺りは広くなっていて、ガスが出ると迷いやすそうです 【大倉尾根】 ・赤石小屋まではちょっと荒れ気味です、雨で岩が滑りやすくなっていたこともあり、子どもには少し怖いように感じました |
写真
感想
高速のインターを降りて、コンビニすらない山中のくねくね道を走ること80卍供車を駐車して、今度はガタガタ道をバスに揺られること1時間でやっと登山口へ。こんなとこ日本にもあるんだ。登り始める前から、南アルプス南部の懐の深さを思い知らされました。
今回はついに息子とテント泊デビュー!臨時収入で一式そろえた装備を試す時がとうとうやって来たのだ。初日は千枚小屋まで、樹林帯の道をヒーコラヒーコラひたすら登ります。ザックが重い…日頃の運動不足をさっそく痛感しました。何とか到着してテントを設営した後は、ビール飲んでラーメン食って寝るだけ。息子の寝相に苦しめられながらも、8時には寝ちゃってたと思う。
二日目、昨夜の曇天が嘘のように晴れ渡った空の下、意気揚々と出発した。晴天はお昼過ぎまで続き、素晴らしくスケールの大きい大展望を満喫。きれいな高山植物たちが登山道を彩り、最高の山歩きになりました。
ただし、大聖寺平から小赤石への登りで二人とも完全にへばって、国会顔負けの牛歩戦術に。小赤石に着く頃には天気も一変ガスガスになり、最後の赤石岳山頂への登りではとうとう息子にもぶっちぎられる始末。ガスったおかげか雷鳥親子に至近距離で遭遇するというご褒美があったものの、山頂避難小屋には大きく遅れて到着し、情けないことに息子からも心配されるありさまでした。
小屋ではよっぽど疲れたのか、息子は飯も食べずに眠ってしまった。ちょっとコース設定が厳しすぎたかな、山を嫌いにならないでくれたら良いけど。
それにしてもこの小屋がまた楽しかった!管理人のエノキダさん夫妻、散々タダ酒を飲ませてもらった挙句、息子にも大変良くしていただいてありがとうございました。それからほかの宿泊者の皆さん、息子に色々声を掛けてもらったり、面白い話をたくさん聞かせてもらったりして、ありがとうございました。誰も見てないかもしれないけど、この場をお借りしてお礼させて頂きます。
三日目は土砂降りの中の下山。途中で立ち寄った赤石小屋のケーキセットとココアが極上です。ひどい天候だったので、山小屋のありがたみをいつも以上に強く感じました。
今回の山行ではここに書ききれないくらい、色々と印象深いことがありました。苦しかったけれど、その分楽しかった!やはり本当に楽しいことは、苦しいことの先にこそあるのかもしれませんね。
最後に…息子が家に帰ってきてからかみさんに言った一言、「山で会う人って、みんないい人ばっかりなんだよ!」、この言葉を今回の旅で出会ったすべての人たちに捧げます。
息子さんとテン泊デビューおめでとうございます。
懐の深い南アルプスの絶景を見ながら、のんびり
親子旅最高ですね。
雷鳥の親子といい花畑といい、素敵ですね。
私もテン泊デビュー憧れてしまいます。
とりあえず、新発売の南アルプスの天然水スパークリング
飲みながらすごしております。
お天気が心配でしたが、本格的な
降雨が、最終日だけで、何よりでした。
息子さんとの、山での3日間、素晴らしい
時間だったようで、レコから感動が
ビシバシ伝わります。
赤石岳、間近で見たことがないのですが
大きいですよね。お花もきれいで
種類が豊富ですね。
途中の、アクセスが困難なトコも
スケールの大きな魅力を感じる要素かも
しれませんね。
最高のテン泊デビュー!だったんですが
正直なところ、山行中は
「初めはもっと軽いコースにするべきだった
後悔する場面もありました
何とか歩ききれたので、僕にとっても息子にとっても
大きな財産になったと感じています
雷鳥に遭遇したのは、かなり苦しい時だったので
ずいぶん癒しになりました
砂浴びする雛、可愛いかったですよ
最終日は雨でしたが、小屋の管理人さんによると
二日目はこの夏一番の晴天だったそうです
まったくラッキーでした
赤石岳はデカすぎです!
スケールが今まで登った山と違いすぎて
距離感がおかしくなったのか
登っても登っても近づかないって感じでした
確かにアクセスが困難なのもまた
良いのかもしれませんね
北アルプスに比べると
ずいぶん人が少ないように感じました
息子さんとテン泊ですか、うらやましいですね。
ここ南アルプスアクセス、本当に大変ですよね。私も往路は夜中に走行したので、対向車のヘッドライトを頼りにすれ違いを交わしましたが、復路は突然トラックなどとすれ違うこともあって大変でした。
このコースの見所の千枚小屋から赤石岳までの区間が天候に恵まれたのは、ご褒美だったのではないでしょうか。帰宅後、息子さんが言われた言葉、私もこの南アルプスで実感しました。いい山ですよね
お疲れ様でした。
moroheyさん、こんにちは!
色々な意味で素晴らしいレコですね
息子さんも格段の成長を遂げられたご様子!何よりです
親父としては嬉しくもあり、赤石の登りで遠ざかる
息子の背中を見せつけられ、追い越されて行く悲哀もあり
複雑なご心境でしょうか
でも、確かに小赤石岳への登りは堪えますよね
私も百名山の日帰り中、もっとも苦しんだのがこの区間です
同ルートを歩きました。ですから、苦行は痛いほど分かります
それにしても好天で、絶景!お花!雷鳥!と、盛り沢山
本当に良い山旅を親子で達成
おめでとうございます
高速降りてからが非常に遠いですよね
往路はウキウキなのでまだ良いんですが
復路はかなりツラく感じました
ほんと、天候にも人にも恵まれた旅でした
出会った人は山慣れた人が多いように感じます
アクセスが困難なので
本当の山好きしか来ないんでしょうね
kameさんが歩かれた、聖岳方面も良さそうですね
僕もいつか足を延ばしてみたいと思っています
ありがとうございます!
息子はずいぶん登れるようになってきました
今後もあんまりぶっちぎられるようなら
息子のザックに軒並み重いものをパッキングするという
奥の手を使おうと思っています
小赤石への登りは、もうすぐ着きそうに
錯覚するとこが、さらにきつさを増幅させます
それにしてもあのコースを日帰りとは
やはりtailwindさんは、次元が違いますな
周回好きとしては以前から、いつか登るぞリストに入れてはあるのですが、やはり登山口までのアクセス!を考えると、ついつい腰が引けてしまい、いまだ未踏です
南アの花畑はシカの食害が深刻と聞いていたのですが、こんな綺麗な花畑がまだまだあるんですね〜
赤石岳のデカさと伴にいつか自分の目で確かめねば!
おっしゃる通り、あの見事なお花畑も
シカの食害でかなり小さくなってしまった
時期もあったようです
しかし今は関係者の尽力で、鹿除けの柵が設けられて
あそこまで復活したそうですよ
アクセスですが、確かに高速降りて
山道に入ってからが
行きはまだしも、帰りはかなりめげました
それでもやはり行く価値が十分ある山だと思いますよ
僕もきっとまた行っちゃうと思います
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