硫黄岳☆初めてのソロテント泊は赤岳鉱泉で!
- GPS
- 13:32
- 距離
- 23.0km
- 登り
- 1,682m
- 下り
- 1,664m
コースタイム
10:45美濃戸口BS
11:35やまのこ村
11:42赤岳山荘
11:48美濃戸山荘12:03
12:54堰堤広場
14:25赤岳鉱泉(テント設営)
〈7日〉
06:15赤岳鉱泉
07:28赤岩の頭
07:31オーレン小屋分岐
07:48硫黄岳山頂08:03
08:19硫黄岳山荘08:33
08:51硫黄岳山頂09:00
09:17赤岩の頭
10:17赤岳鉱泉11:21(テント撤収&休憩)
12:03中山乗越
12:08中山展望台
12:26行者小屋12:50
15:01美濃戸山荘15:10
15:15赤岳山荘
16:00美濃戸口BS
天候 | 6日:雨のち晴れ 7日:晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2013年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
JR京都駅06:17ー06:52JR名古屋駅07:00ー08:57JR塩尻駅09:00ー09:21JR茅野駅09:35ー諏訪バスー10:12美濃戸口BS (帰り) 美濃戸口BS16:30ー諏訪バスー17:07JR茅野駅17:53ー18:19JR塩尻駅19:19ー21:21JR名古屋駅21:42ー22:17JR京都駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【登山ポスト】美濃戸口(八ヶ岳山荘の横) 【トイレ】各小屋(八ヶ岳山荘、美濃戸山荘、赤岳鉱泉、硫黄岳山荘、行者小屋) |
写真
装備
個人装備 |
ヘッドランプ
予備電池
1/25,000地形図
ガイド地図
コンパス
笛
筆記具
ナイフ
保険証
飲料
ティッシュ
タオル
携帯電話
計画書
雨具
防寒着
スパッツ
手袋
ストック
ビニール袋
替え衣類
入浴道具
シュラフ
ザックカバー
水筒
時計
日焼け止め
非常食
ハンディGPS
テント
テントマット
ツェルト
ランタン
ガスカートリッジ
ファーストエイドキット
医薬品
ポリタンク
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感想
【硫黄岳☆初めてのソロテント泊は赤岳鉱泉で!】
テント担いで、歩きに行きたいなぁ…と思っていた矢先、仕事の休日変更が舞い込み、平日に2日続けて休めることに。
それなら、以前から憧れてた赤岳鉱泉へテント担いで行こうと即決!
初めてのソロテント泊に挑戦することにしました!
そこまで行くなら赤岳頂上へ挑戦でしょう!
たいていの方々はそうされるでしょうが、体力的にも技術的にも厳しいところがあるので、自分の基本スタイルに立ち返り、雄大な赤岳を眺めに行くことに!
ということで、赤岳鉱泉にテント泊し、硫黄岳へピストンする山行としました。
2日間の山行を終えて…赤岳を中心とする南八ヶ岳の絶景を充分に楽しむことができ、とても満足できるものとなりました!
但し…慣れぬテント泊装備の重さに、からだはヘロヘロにへばってしまいました!
《記録の詳細》
初日の朝、始発に乗り込み京都駅に向かいますが、やはりザックが重い!
乗り換えのたびにヒーヒー言いながら、京都駅、名古屋駅、塩尻駅を経て、茅野駅に到着します。
現地はあいにくの雨。スマホで雨雲レーダーを確認すると、昼にかけて強い雨雲が!
少し不安を抱きながら、路線バスで美濃戸口へ向かいます。平日なので?乗客は4〜5名、40分ほどで美濃戸口に到着。
バス停前が八ヶ岳山荘、ここにお邪魔して、雨の身支度をします。山荘横に登山ポストがあり、備え付けの用紙で記入して投函。いよいよ出発します。
美濃戸まではアスファルトやジャリ道。一般車両も通行でき、途中数台に先を越されます。
雨の中、1時間ほどで美濃戸山荘に到着。ここで小休止。コーラを飲んで飴玉を買います。
山荘の前が北沢と南沢の分岐。天気も良くないので、直接北沢から赤岳鉱泉へ向かいます。
このあたりから登山道に入るかと思いきや、北沢コースはまだしばらく林道のような道が続きます。(許可車両のみ通行できる模様)
(おそらく?)堰堤広場に着いて小休止。この先から山道に入りますが、重装備のザックに身体は悲鳴をあげてます。
決して危険な道ではありませんが、岩が多くなり、沢を渡る木橋を慎重に渡りながら、ゆっくりゆっくり進みます。
幸運にも、終盤は雨があがり、薄日がさしてきましたが、ペースは一向にあがらず、むしろスローダウンする始末。
GPSでおおよその残りの距離を確かめながら進みますが、残り1キロほどは数歩進むたびに立ち止まるペース。そしてやっとの事で前方にカラフルなシートが見え隠れして、今日の目的地である赤岳鉱泉に到着しました。
ヤマレコ等で見ていた現場に辿り着けて、テンションあがりましたが、身体はかなりへばってる様子。早速小屋に入り、テント泊の手続き(1泊1000円)を済ませ、設営の場所を見定めて、設営します。平日なのでテント場は空いてますが、たまたま奥に1張り程度のスペースがあったのでそこに決定!一人での設営は初めてでしたが、難なく設営終了。マットやシュラフ等々を整理して、小屋へ戻ります。
お目当ては…もちろんマムートジョッキ!!八ヶ岳の山を眺めながらの生ビール!最高の幸せ!
いい気分になった後は睡魔が訪れます。一旦テントに戻って仮眠に入ります。前夜睡眠不足のため?爆睡!起きたら外来の入浴可能時間が過ぎてました。
周りが騒がしくなって目が覚めて、再び小屋の売店に向かいます。食事前ですが「八ヶ岳農場のアイス」を食します。評判通り美味しい!
小屋のテラスが空くのを待って、遅い夕食。フリーズドライで簡単に済ませます。
食べ終わるとほぼ同時に雨音が!急いで片付けて、myテントに潜り込みました。
[2日目]
5時前から周りが騒がしくなり目がさめます。高校生たちが動き始めてます。
予報通り、今日は晴れそうな感じ。
テントの中で今日の行程を再確認。硫黄岳、可能なら硫黄岳山荘までピストン。ここ赤岳鉱泉まで戻り、余裕あれば行者小屋を廻って南沢で美濃戸まで下山。
小さなザックに最小限の荷物を詰め込んで赤岳鉱泉テント場を出発。
樹林帯を進みます。途中何箇所か沢を渡り、岩の多い道を登ります。
ようやく硫黄岳の稜線が見え、視界が開けて、赤岩の頭下に出ます。すぐ先の赤岩の頭頂上に向かい、雲海を眺めます。
引き返して、硫黄岳方面に向かいます。硫黄岳手前の岩場を越えると、硫黄岳の広い頂上に!赤岳方面、天狗岳方面の絶景!頂上標識を越えて進むと迫力の爆裂火口!
素晴らしい景色に圧倒されます。
頂上付近でしばらく絶景を楽しんだ後、稜線の先に見える硫黄岳山荘へ下ります。
岩の転がる広い稜線を下り、まもなく硫黄岳山荘に到着。水分補給して、縦走するという綺麗カッコいいお姉さんと会話を交わして、硫黄岳山頂へ引き返します。
広い稜線をケルンをたよりに登ります。まもなく硫黄岳へ戻ります。再度、頂上付近の景色を楽しんで、赤岳鉱泉へ下ります。
赤岩の頭を過ぎると、また樹林帯を下ります。途中数組の方々とすれ違って、あとは静かにくだり、沢を渡って、赤岳鉱泉に到着。myテントを確認して、とにかく休憩。今日の前半戦(硫黄岳山荘ピストン)終了です。
小屋のテラスで一休みした後、テント場に戻り、撤収作業開始!夜露も朝の日差しで乾き、無難に撤収は終了しましたが、ザックのパッキングに手間取ります。
ようやく全ての荷物がザックに収まり、小屋でまた休憩。
この時点で下りのルート、まだ迷ってます。昨日登ってきた北沢を下れば、茅野駅から大阪への直通バスに間に合います。
小屋番さんに聞くと「北沢下る方が絶対に楽!行者小屋周って南沢下る方が2倍はしんどいですよ!」とのこと。
う〜ん…迷います。からだはだいぶへたってますが、行者小屋はぜひみたい!
小屋番さんのアドバイスを押しのけて、行者小屋へ向かいます。
出だしは少しルートはずしましたが、すぐ復帰して、ヘリポートを越えて登ります。この登り、急ではありませんが、大きなザックにはかなりこたえます。
中山乗越まで登りは続きますが、途中マムート階段に感動?して(ここで見れるとは知りませんでした)元気を少し取り戻します。
中山乗越になんとか到着。ちょっと迷いましたが、ザックを置いて、カメラとGPSだけ握りしめて、中山尾根展望台に向かいます。すぐに到着、目の前に赤岳が迫ります。
直ちに引き返して、中山乗越に戻り、ザックを背負って行者小屋を目指します。
ここからは歩きやすい下り道。少し歩くとすぐに建物の影が見えて、地蔵尾根分岐を経て、行者小屋に到着。噂通りの落ち着いた感じの良い小屋です。ここでも少し休憩。
小屋前で冷水に浮かんでたトマトを思わず購入!丸かじり!美味しい!
赤岳や硫黄岳の景色を見納めて、水場で冷たい水をいただいて、南沢から下山します。
南沢の下りは、最初は歩きやすい広い沢道でしたが、徐々に岩が多くなり、大きなザックでは歩き辛くなります。
しかし、途中でカッコいいお兄さんとご一緒できて、楽しく会話しながら下ることができました。ありがとうございました!しかし、古傷の右膝の具合が徐々に悪くなり、残念ながら先に下っていただくことにしました。
その後、一気にペースダウンして、ゆっくりゆっくり休憩をはさみながら下ります。
沢を越える橋の手前で膝の具合を確かめていると、今朝、硫黄岳山荘でお会いした綺麗カッコいいお姉さんにも先を越されました。
スローダウンしながらも、何とか美濃戸山荘に戻れました。ここで最後の一休み。
あとは林道を黙々と下るだけですが、かなりからだはへたってます。
美濃戸から自家用車で帰る方々を羨ましく思いながら、やっとのことで美濃戸口、八ヶ岳山荘に戻れました。
茅野駅行の最終バスの時間まで休憩して、バスに乗って茅野駅に戻ります。
茅野駅構内の立ち食いそばを食べ、塩尻駅、名古屋駅を経て、京都へ戻りました。
今回は2日間に渡りテントを担いで南八ヶ岳を歩くことができました。テント装備には体力的にかなりこたえましたが、硫黄岳からみた八ヶ岳の山々はとても素晴らしく、また多くの方々と出会えて、思い出に残る山行となりました。
機会があれば、またぜひ八ヶ岳を歩いてみたいです!
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