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Yamareco

記録ID: 330913
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲信越

御嶽山 コマクサ群落とライチョウが遊ぶ天空の楽園

2013年08月08日(木) ~ 2013年08月09日(金)
 - 拍手
GPS
32:00
距離
14.3km
登り
1,304m
下り
1,748m

コースタイム

8/8 : 12:10 田の原登山口 -- 15:00 大滝頂上 -- 15:30 剣ヶ峰 -- 16:50 二ノ池(泊)
8/9 : 6:20 二ノ池 -- 6:40 賽の河原 -- 7:50 三の池 -- 8:20 四の池 -- 9:00 継子岳 -- 9:50 飛騨頂上 10:40 -- 11:40 のぞき岩 -- 12:50 仙人橋 -- 13:20 飛騨登山口
天候 8/8
8/9
過去天気図(気象庁) 2013年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
【往路】
 新宿〜塩尻(スーパーあずさ 2時間35分)
 塩尻〜木曽福島(しなの 27分)
 JR木曽福島駅〜田の原(バス 1時間15分 \1,500)

【復路】
 濁河(にごりご)温泉→木曽福島駅(バス 1時間30分 \2,260)
 木曽福島〜塩尻(しなの 27分)
 塩尻〜新宿(スーパーあずさ 2時間35分)

木曽福島駅〜田の原(大滝村営バス)
 ※2013年夏シーズン時刻表
 http://www.vill.otaki.nagano.jp/info/bus/07basu_tanohara.html

濁河温泉〜木曽福島駅(おんたけ交通)
 ※2013年夏シーズン時刻表
 http://www.rosenzu.com/ontake/ciao.html
コース状況/
危険箇所等
・四の池〜継子二峰は急な岩場があります。滑りにくい岩ですが鎖もロープも設置されていないので慎重に。
・下山後に濁河温泉の市営露天風呂を利用しました。源泉掛け流しの秘湯、広くて気持ち良い温泉です。洗い場も屋外なので寒い日は不向きかも。
  4月下旬〜11月上旬営業(9:00〜17:00) 料金:500円
木曽福島駅から田の原行きバスに乗ります。
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木曽福島駅から田の原行きバスに乗ります。
田ノ原登山口。あいにくの曇り空で山頂は見えませんでした。
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田ノ原登山口。あいにくの曇り空で山頂は見えませんでした。
ヤマハハコ
バス停から下っているように見えるのは目の錯覚?
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バス停から下っているように見えるのは目の錯覚?
八合目石室。
イワツメクサ
石がゴロゴロしています。
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石がゴロゴロしています。
雲の中に入りました。
雲の中に入りました。
九合目。
御嶽神社頂上奥社本宮。左に見えるのが剣ヶ峰。
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御嶽神社頂上奥社本宮。左に見えるのが剣ヶ峰。
雲の上にいます。足元の土が赤くて富士山みたいです。
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雲の上にいます。足元の土が赤くて富士山みたいです。
頂上直下、最後の登り。
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頂上直下、最後の登り。
御蓼(オンタデ)の"御"は御嶽山で最初に発見されたから。
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御蓼(オンタデ)の"御"は御嶽山で最初に発見されたから。
剣ヶ峰から王滝山頂の眺め。地獄谷から噴煙が上がっています。
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剣ヶ峰から王滝山頂の眺め。地獄谷から噴煙が上がっています。
剣ヶ峰山頂(3067m)に着きました!
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剣ヶ峰山頂(3067m)に着きました!
二の池と継子岳がよく見えます。
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二の池と継子岳がよく見えます。
お鉢巡りへ出発。左側は地獄谷です。
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お鉢巡りへ出発。左側は地獄谷です。
ちょっと地獄谷を覗いてみると…奈落の底が見えました。
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ちょっと地獄谷を覗いてみると…奈落の底が見えました。
荒涼として意外と険しいお鉢巡り。
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荒涼として意外と険しいお鉢巡り。
摩利支天山。
お鉢(一の池)と剣ヶ峰。
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お鉢(一の池)と剣ヶ峰。
ミヤマタネツケバナ
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ミヤマタネツケバナ
二の池に向かって下りて行きます。かすかに中央アルプスが見えました。
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二の池に向かって下りて行きます。かすかに中央アルプスが見えました。
二の池の水源は分厚い万年雪。
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二の池の水源は分厚い万年雪。
アオノツガザクラ
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アオノツガザクラ
夕日。積乱雲が邪魔をしてきれいに染まりませんでした。
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夕日。積乱雲が邪魔をしてきれいに染まりませんでした。
東側の星空。ガスが流れていたのでもやっと写ってしまいます。下の明かりは黒沢口の温泉街かな?
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東側の星空。ガスが流れていたのでもやっと写ってしまいます。下の明かりは黒沢口の温泉街かな?
西側(剣ヶ峰方向)。真ん中あたりの白っぽいところが天の川です。
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西側(剣ヶ峰方向)。真ん中あたりの白っぽいところが天の川です。
翌朝、二の池の風景。
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翌朝、二の池の風景。
ミヤマアキノキリンソウの花束。白いイワツメクサが引き立て役。
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ミヤマアキノキリンソウの花束。白いイワツメクサが引き立て役。
ガスが出て賽の河原が漂々とした雰囲気になりました。
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ガスが出て賽の河原が漂々とした雰囲気になりました。
シラネニンジン
イワギキョウ祭り開催中。
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イワギキョウ祭り開催中。
次にここを通るときも、あの世ではないことを願います。
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次にここを通るときも、あの世ではないことを願います。
ヨツバシオガマ
白竜教会。青空が見えてきました。
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白竜教会。青空が見えてきました。
強風に流された雲が賽の河原を通り抜けていきます。
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強風に流された雲が賽の河原を通り抜けていきます。
オトギリソウとハナバチ。
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オトギリソウとハナバチ。
三の池に下りる途中で見上げた摩利支天乗越。
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三の池に下りる途中で見上げた摩利支天乗越。
モミジカラマツ。よく見たらアブが飛んでいた。
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モミジカラマツ。よく見たらアブが飛んでいた。
コバルトブルーが美しい三の池。
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コバルトブルーが美しい三の池。
コマクサ。見頃は先週末だったらしいのですが、間に合いました!
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コマクサ。見頃は先週末だったらしいのですが、間に合いました!
継子岳への分岐点から。素晴らしい景色だったのでしばし休憩。
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継子岳への分岐点から。素晴らしい景色だったのでしばし休憩。
四の池には小川が流れています。
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四の池には小川が流れています。
ミヤマバイケイソウ
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ミヤマバイケイソウ
継子岳への道から眺めた四の池全景。
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継子岳への道から眺めた四の池全景。
チシマギキョウ
継子岳。両側はコマクサの保護地です。
継子岳。両側はコマクサの保護地です。
ミヤマダイコンソウ
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ミヤマダイコンソウ
分かりやすいガレ場。
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分かりやすいガレ場。
継子岳山頂に着きました。
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継子岳山頂に着きました。
山頂の足元にはコマクサが咲いています。踏まないように注意。
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山頂の足元にはコマクサが咲いています。踏まないように注意。
剣ヶ峰も雲が取れました。これが全部山頂とは思えない広さです。
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剣ヶ峰も雲が取れました。これが全部山頂とは思えない広さです。
針の山。一体どんな力が加わったのでしょうか。
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針の山。一体どんな力が加わったのでしょうか。
イワギキョウで受粉作業中のハナバチ。休憩中?
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イワギキョウで受粉作業中のハナバチ。休憩中?
日本庭園みたいな岩小屋。
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日本庭園みたいな岩小屋。
飛騨頂上のコマクサ群生地。こんなに咲いてるとは思いませんでした…。
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飛騨頂上のコマクサ群生地。こんなに咲いてるとは思いませんでした…。
五の池と五の池小屋。
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五の池と五の池小屋。
右には三の池。宙に浮いているみたいです。
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右には三の池。宙に浮いているみたいです。
コケモモ
摩利支天山。黒い溶岩が地表に出ています。
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摩利支天山。黒い溶岩が地表に出ています。
ライチョウいました、砂浴び中です!(親鳥と子4羽)
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ライチョウいました、砂浴び中です!(親鳥と子4羽)
砂浴びに飽きたチビッコが登山道に降りて遊んでいます。
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砂浴びに飽きたチビッコが登山道に降りて遊んでいます。
幼鳥は綿毛からしっかりした羽に生え変わっていましたが、まだ手のひらサイズ。孵化後1ヵ月くらいでしょう。
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幼鳥は綿毛からしっかりした羽に生え変わっていましたが、まだ手のひらサイズ。孵化後1ヵ月くらいでしょう。
絶景〜!
雲の上に姿を現した乗鞍と穂高。
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雲の上に姿を現した乗鞍と穂高。
飛騨頂上から濁河温泉へ下山開始。
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飛騨頂上から濁河温泉へ下山開始。
暑いので早く雲の下に入りたかったのですが、
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暑いので早く雲の下に入りたかったのですが、
さっきまでいた雲が離れていきます…
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さっきまでいた雲が離れていきます…
モミジカラマツ
八合目。おたすけ水と書いてあるけど水場はありません。
八合目。おたすけ水と書いてあるけど水場はありません。
面白い花のカニコウモリ。群生していましたがつぼみが多く、開花はこれから。
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面白い花のカニコウモリ。群生していましたがつぼみが多く、開花はこれから。
湯の花峠。樹林帯に入ると涼しい。
湯の花峠。樹林帯に入ると涼しい。
仙人橋を渡ります。
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仙人橋を渡ります。
仙人滝。落差30メートルくらい、水量が多くて迫力があります。
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仙人滝。落差30メートルくらい、水量が多くて迫力があります。
涼しげな水のカーテン。
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涼しげな水のカーテン。
飛騨口の里宮。素晴らしい山行を、ありがとうございました。
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飛騨口の里宮。素晴らしい山行を、ありがとうございました。
橋の欄干にライチョウ。
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橋の欄干にライチョウ。
頂上の登山道での拾い物(レジ袋も)。緑色のはイベントで飛ばす風船かと。飛ばした後のことを考えてほしい。
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頂上の登山道での拾い物(レジ袋も)。緑色のはイベントで飛ばす風船かと。飛ばした後のことを考えてほしい。
木曽福島駅。入口の壁画は御嶽山です。
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木曽福島駅。入口の壁画は御嶽山です。

感想

念願の御嶽山に登ることができました。

特急2本と路線バスを乗り継ぎ自宅から6時間半、登山口到着は正午でした。遅い時間からのスタートなので下山してくる人と多くすれ違いましたが、金剛杖や菅笠、白装束の方も多く信仰の山の雰囲気が漂っていました。自分も気持ちを引き締めて、一歩ずつ登っていきます。

午後から曇りの天気予報は当たり、九合目を過ぎるまでは雲の下でしたが、真夏の太陽が照りつけていたら早々とバテてしまったかもしれません。途中1カ所ある水場(一口水)では冷たい湧水を飲むことができました。

途中でのんびりし過ぎたのか予定より30分くらい遅れて剣ヶ峰に到着。晴れてはいたものの周囲の雲が多くて視界がはっきりしませんでしたが、うっすらと中央アルプスや北アルプスが見えてまずまずです。ただ夕方から雲が多くなり夜になって雨も降りだしました。

昼間の疲れか午後8時には寝てしまったのですが、就寝時刻が早すぎると夜中に目覚めてしまいます。やはり11時頃に目が覚めてしまい、トイレに行ったついでに外に出てみたら満天の星空が! フリースを着て30分くらい夜空を眺めていたら、数分に1個くらいの割合で流れ星が見えました。あっ、と思ったらもう消えているので願い事を唱える間もありません…。

2日目の朝はガスで真っ白。ご来光は望むべくも無かったのですが、やがて風が雲を吹き飛ばし青空が広がりました。イワヒバリやイワツバメが飛び交う3000mの稜線は下界の猛暑が嘘のように爽やかです。ライチョウが見られれば最高だなあと思いながら歩いていましたが、出現率が低い晴天だったこともあり簡単には姿を見せてくれません。予定より1時間早く下山口の飛騨頂上に到着。

涼しい山から急いで下りる理由も無かったので、見晴らしが良さそうな摩利支天山への登り道を歩いていたらまさかのライチョウ一家と鉢合わせ。摩利支天乗越までもう少しだったのですが、気持ちよさそうに砂浴びや羽繕いをしているのを邪魔するのも悪いし、下山時刻も近づいてきたので引き返しました。

参拝登山道の王滝道、変化に富んだ山頂の地形と自然、静かな飛騨口登山道。様々な表情を見せる御嶽山はとても奥深い山でした。

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コメント

やっぱりharedoriさん!!
スーパーあずさを使っても、アクセスに6時間半とは・・・
遅いスタートのせいか、山頂は貸切でしたか??

二日目は青空haredoriパワー本領発揮でしたね
青空に映える 達がとてもステキでした♪
ところで、tabidoriさんは仙人橋というステキな橋で
自然と両手を上に広げたくはならないのですか??
2013/8/12 5:52
tabidoriさん、お疲れ様です。
ちょうど今、深田久弥さんの日本百名山の御嶽山のところを読んでいるところです。tabidoriさんの素晴らしい山旅 楽しませて頂きました。ありがとうございます。

夕日と御来光は残念ですが、青空の景色や星空 素敵ですね お花も綺麗だし、雷鳥かわいいですね。

オンタデは赤くなるのですか?富士山で見たと思うのですが、私にはイタドリとの区別が解らないままです、これから調べていきたいと思います。
2013/8/12 7:21
>Liccaさん
こんばんは!

関東から御嶽山は遠いです。行きは乗り継ぎもスムーズだった
のですが、帰りは乗り継ぎが悪くて7時間以上かかりましたsweat02
「鉄道と路線バスの旅」でレコが1本書けそうです。

今回は晴れパワーを使い切ってしまったので、次に向けて
充電しないと・・・充電しに山へ行かないと

素敵な橋はいくつか渡りましたが、まだポージングを習得して
いないので手が上がりませんでした
2013/8/13 0:14
>pigeon-yamaさん
こんばんは、日本百名山を読まれているんですね
見知らぬ土地を旅したり山に登るとき、歴史や文化を知れば
もっと面白いはず、と"予習"していくのですが、百聞は一見に
如かずで現地でいろいろ知ることが多いです

富士山にも六合目から七合目あたり、オンタデがたくさん咲いて
ますよね。白い花が雄株で赤が雌株だそうです。そっくりさんの
イタドリは2500mあたりまでしか生えないみたいですが、
同じ標高にオンタデも生えるのでたぶん見分けがつきません。

雲海の上にご来光を期待したのですが、駄目でした><;
2013/8/13 0:16
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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