栂海新道(から朝日岳)は水芭蕉満開!
- GPS
- 11:30
- 距離
- 35.1km
- 登り
- 2,901m
- 下り
- 2,902m
コースタイム
- 山行
- 10:47
- 休憩
- 0:43
- 合計
- 11:30
天候 | 快晴のちガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
自転車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
#小滝の林道6km、きれいに整備されMTB快適 #中俣新道は登山口周辺は分かりづらい #中俣山から先はかなり藪っぽいが足元は大丈夫、ネット必須 #黒岩山から朝日岳は明瞭、水場豊富 |
写真
感想
今日の水曜友の会は大作と二人で小滝から黒岩山に抜け栂海新道経由で朝日岳をピクろう、ちょうど水芭蕉も見頃だろう。深夜23時に待ち合わせしてYSHR号にMTBを二台積んでいざスタート、この日のために大作はMTBを買ってやる気満々であった。
糸魚川を下車すると小雨が降り続いていた、聞いてナイス!小滝発電所ゲート前を1時半にスタート、6kmの極悪林道はいつの間にか天国林道になっていて中俣新道手前までヨッチャンで走れた、わずか40分であった。ようやく林道整備が完了したらしい、これなら中俣新道はご近所さんだと喜んだ。
しかし相変わらず登山口から藪っぽい道が続く、大作一人なら絶対無理と言う。避難小屋からも道はわかりにくい、初めての人はGPSに軌跡をしっかり入れてこないと遭難するだろう。ブナの急登をガンガン登って行く、蒸し暑いとても深夜以外絶対登りたくはない。ブナの急登を過ぎると道は一層藪っぽくなってきて不明瞭で数度ウロウロ間違えた。
中俣新道は残念ながら手入れされてなく昨年よりさらに藪化が進んでいた。手入れがなければ来年は更に厳しい道になりそうだ。大作も延々と続く藪に半泣きであった。まあ藪と言っても足元は問題ないので大したことはない。主稜線手前で朝日が上がった、予定通りであった。
黒岩山まで4時間、藪の中かなり頑張った。ここから見る栂海新道はマンダムであった。黒岩平では水芭蕉が至るところに咲き乱れていた。スンバラシイ、高山植物もきれいだった。きょうもこの道は裏切らない。残雪も豊富だった。
長栂山まで来ると朝日岳がドン、照葉の池はまだ大半が雪の下だった。吹上のコルまで来るといよいよ朝日岳ロックオン、さあ頑張ろう。最後頑張って登り切ると山頂が見えた。山頂からは白馬連山や剱岳がスンバらしかった。
大休止したらさあ帰還、出てすぐに雷鳥のお母さんが小さなひなを4匹連れていた。さすがひなをしっかり守るため僕たちから逃げることもしなかった。母親の愛を感じて僕たちはすぐにその場を離れた。
さあ後はダッシュで下山、残雪をメットに入れてクーリング、行きで苦労した中俣新道も下りは大して難儀しなかった。あっという間に登山口に出れば後はチャリリンで自動運転であった。〆て11時間半、貸し切りの栂海新道は最高であった。毎年来るよ!
栂海新道とは新潟県の親不知(海抜0m)から朝日岳(2418m)までの全長27キロのロングコース。このルートを1日で見て帰ることは出来ないが、栂海新道の魅力が詰まったスポットを1日で効率的に見に行くには中俣新道(=栂海新道のエスケープルート)を利用するのが良い。
と、先生に習ったが、まさかの登山口までのアプローチがMTB。。無いのなら、買ってしまおう、MTB。の精神で納車5時間経過のMTBと僕を先生の車に便乗させて頂きGO!初めてのちゃんとしたライドがまさか闇の砂利道だとはMTBもビックリでしょう。しかし先生のペースがはやい気がする。まさかバトル?!と一瞬思ったが、流石にMTB初日でバトルは厳しいので先生と一定の距離を空けて着いていった。
楽しかった砂利道運転を終え、ここからが登山。登山道の標識があるが、ありえないほど藪化している。自分の過去の山行では大笠山、笠ヶ岳クリヤ谷ルートが藪化登山道上位だったが、その100倍大変だった。道も分かりにくいうえ、藪達による朝露攻撃に翻弄された。羽虫達も寄ってくるが、100均の防虫ネットが大活躍。サイズが大きくて養蜂家のようだが、持ってきておいてよかった。そんな道を先生はGPSも見ずに進んでいかれ、それを僕がついていく。一人だったら絶対迷いまくっている。。
黒岩山手前でちょうど視界のある場所でご来光。分厚い雲海越しに出る朝日はとてもよかった。黒岩山山頂では長い栂海新道が良く見えた。目的の朝日岳はもう見えていると思っていたが、まだ見えてすらいなかった。先はまだあった。。
黒岩平あたりから大小様々の池塘が現れ始め、水芭蕉が沢山咲いていた。薄くもやのかかった水芭蕉群は幻想的で素晴らしかった。池塘やお花畑、雪渓、雪解け水が織りなす世界は桃源郷のようで感動だった。さらに稜線へ登り上げて木々を抜けると急に眼前に現れた白馬岳などの山々にも感動だった。藪道をがんばって来てよかった。これが栂海新道の魅力的なスポットだった。
吹上のコルから朝日岳は知った道。雪渓を渡りながら山頂ゴール!長かった。剱岳もみえ、写真を撮って一服したら退散。と、先生危うくライチョウを踏みそうになる。よく見ると生まれて間もない子供4羽にお母さん。先生にビックリして親から離れてしまった子供1羽を親の方に誘導して無事にさよならしました。先生もあれだけ小さなひな鳥は初めてだったそうでした。
歩きながら先生といろんなことをおしゃべり。名言も頂いたので心にとめておこう。
下りはストックを使わず草や木を掴みながら歩いて無事帰還。
いろんな初体験や感動があって濃密な1日でした。先生今日もありがとうございました( ^^ )
コメント
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素晴らしい登山道と景色ですね。
この時期で既にお花畑なのも感動ですが、この時期にはライチョウさん雛が生まれているのですね!
それにしても、ホント小さくて可愛いです。元気に育って欲しいです!
レス有難うございます。いつもなら人を見ると雷鳥は離れていきますがこのメス雷鳥は全く離れようとしないのでおかしいなと思ったら小さな生まれて間もない雛を4匹連れていたのです。赤ん坊を気にしていたのですね。こんな小さな雛を見たのは初めてで感動しました。外敵に会わずに立派に育って子孫を残してくれることを祈るのみです。
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