念願の「剱岳・点の記」コース・長治郎谷から剱の頂に。


- GPS
- 30:30
- 距離
- 18.2km
- 登り
- 2,225m
- 下り
- 2,223m
コースタイム
到着時刻/高度: 15:30 / 2430m
合計時間: 30時間14分
合計距離: 18.18km
最高点の標高: 2999m
最低点の標高: 1961m
累積標高(上り): 1999m
累積標高(下り): 1813m
1日目
室堂駅 09:15
雷鳥荘 09:36
別山乗越 11:11−11:20
剱澤小屋 12:07
2日目
剱澤小屋 03:45
長治郎出会 04:58
熊の岩 07:06−07:20
長治郎コル 08:00−08:20
剱岳山頂 08:41−09:01
前剱 09:58ー10:10
剣山荘 11:23ー12:20
別山乗越 13:41ー13:50
雷鳥荘 15:10ー15:15
室堂駅 15:36
天候 | 1日目 ![]() ![]() ![]() 2日目 ![]() ![]() ![]() 剱岳は11時過ぎるとガスがでます。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
http://www.alpen-route.com/ 扇沢 ![]() ![]() 混雑時は下の駐車場でバス移動だと聞きました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
室堂から剱澤小屋 とくに危険箇所や雪渓もなく一般的な登山道です。 別山乗越の登りは天候により、かなり暑いので・・暑さ対策が必要。 剱澤小屋〜長治郎出会 剱沢小屋をでると、約8時間・・剣山荘まで水場はありませので 暑さも考えて水等の持参は万全に。雪渓の上は風が吹くと急激に 寒くなるので、注意。 剱澤小屋から長治郎出合まで500メートルを剱沢下りになります。 ヘッドランプを付けて早朝に歩きますので、ルートを間違えないように。 表示は真砂沢を目指します。 ガレ場を歩き、剱沢雪渓にでます。12本アイゼン装着しストックで。 平蔵谷を過ぎて、次が長治郎です。 長治郎出会〜長治郎のコル この先はクラッシックルートですので、未経験者は危険ですから ベテランリーダーや山岳ガイドの同行が必要です。 剱岳の山頂までペイントやマークは一切ありません。 私はiPhoneのGPSで確認して行きました。 ※長治郎谷の雪割れ状況は剱澤小屋で詳しく教えて頂きました。 お盆を過ぎると大きく割れるので、行かれる場合は事前に小屋に聞いた方が 良いです。剱沢の富山県警山岳警備事務所でも聞けると思います。 落石に注意してください。雪渓では音もなく岩が転がってきます。 とくに八つ峰3峰付近から5.6のコル付近が危険かと思います。 出会からコルまで約3時間雪渓を登り、剱岳山頂まで1000m登りです。 熊の岩まではストックで登って行けますが、 不安な場合はピッケルを使用してください。 12本アイゼンでなければ雪渓傾斜がキツイので登るのは厳しいです。 途中に雪が割れていますが、飛び越えるか・・ 避けて行けば問題無く通過できます。 熊の岩から長治郎のコルまでは急登りで40分〜約1時間登ります。 雪質はアイゼンのききが良く登りやすかったですが、昼前に登るのが限度、 午後は雪質が悪くなると思われます。 熊の岩から左俣に入るのに間違えないでください。 岩の上を左にに進み、また雪渓を右に登ります。 右俣に行くと池ノ谷乗越にでます。 この場合は山頂まで、北方稜線を1時間以上歩く事となります。 逆に歩きたい方はオススメだと思います。 長治郎のコルより剱岳山頂 ルートファインディングが必要です。 岩場を歩き山頂を目指しますが、コルから正面を登り左方向に進みます。 両サイド切れ落ちてる箇所を通過して、あとは山頂を目指して岩をどんどん 登り、山頂が見えてきます。30分程度で山頂到着。 剱岳山頂から剣山荘 別山尾根を下ります。全て危険箇所ですが、前剱の下りに注意です。 登山者の滑落多発地点で、落石多発地点です。 長治郎を登り体力を消耗している場合は慎重に。 剣山荘から別山乗越 剱御前下のトラバース道を行きます。(剱沢の上部) 途中に雪渓が5箇所。大きい雪渓のトラバースは3箇所ですが しっかりステップは切ってあり、踏み後もありアイゼンは不要です。 ストックがれば安全です。 振り返れば剱岳の雄志が素晴らしい登山道です。 剱岳の事故・・最近。 前剱の滑落や午後の雷による事故が室堂駅に数件書いてありました。 昼を過ぎるとガスがでてきます。また雷の危険性も高くなるので 昼前には山頂から下る方が安全だと思います。 剱澤小屋は(混雑時)予約が無いと泊めてくれませんので注意、 他の小屋に行かされた方を数名みました。 剣山荘は出来るだけ受け入れてるようですが、2つの布団で3名寝るのは 辛い・・・ |
予約できる山小屋 |
|
写真
剱澤小屋を勧める人が多いのはこの景色もあるな。
剣山荘じゃ剱は見えないし。詰め込み状態だし。
この景色見ながら[[beer]] 飲みたい人も多いだろう。
私はコーラと肉が良いな〜 :pint:
やった−長治郎のコルに着いた。
本当に嬉しい〜


ここまで来られて
良かったです。
怖さと不安も背負って登って来ました。
ただ雪質が登りやすくて、天候も万全だった
ので登れたと思います。


剣山荘でカレーランチとドリンク補給です。
ここまでかなり疲れたので充電中・・・
ドリンク2本とカレーで2000円
でもコーラがうまい。カレーが美味い。
今日は水と飲料で5ℓも飲みました。
感想
時は今・・・やっぱり剱岳に。
お盆休みは意外と大渋滞しない剱と聞き・・・
やっぱり剱に行く。
お盆頃までが最適
別山尾根より、やや大変だけど長治郎を登ることにしました。
長治郎雪渓の上部は、お盆以降は数メートルバック理割れてしまい
通過出来ないとか、迂回が大変とか聞きました。
登山を始めた動機は二つ、健康診断の数値が崖っぷち・・・
これ以上数値が上がると要治療・・好きな山も崖っぷち。
いつか剱岳・・・点の記ルートを登りたい。
やっと体力と雪渓を登る技量が付いたから行けるだろう〜
天候が良くガスがでない事、雪質が問題なければ登れる。
危険なら止める・・
長治郎の雪渓は昨年に八つ峰登攀で、5.6のコル・・熊の岩まで
行ってるし、長治郎のコルも休憩していたのである程度は解って
いました。山頂まではガスだったし、ガイドさんに付いて行った
ので、ルートがはっきり覚えてなかったけど、さほど難しい
ルーファイではないだろう〜 行けば道はある。
そんな感じで・・・剱岳に。
いつ見ても室堂の景色は最高ですね〜大金ハラって来る観光客も
その価値を知っているからだろうな。
観光客として来た頃は立山でも登れるの〜って感じでした。
スゴイ山に見えましたね。
スニーカーで歩き雷鳥荘に泊まった。
なんだ〜劍岳点の記のポスター・・・
一緒に居た友人が、この映画スゴイですよ〜 日本アカデミー賞とった。
ふ〜ん
そんじゃ帰ったらツタヤ行ってDVD借りて見るよ
そっから始まった剱岳。4年前の今頃だった・・・
それから1年 登山をし、剱岳の別山尾根に友人と向かった・・
一服剱で撤退。
あの前剱のそそり立つ登山道を見て・・・怖くて登れない。
前日に別山から見た剱岳をみて、ややビビッタ。
前日の立山縦走も体力にひびき、行って戻って来られないのでは・・
一緒にいた知人に、ここで止めます。
行っても帰れるか解らないし
怖い・・・無理です。
剣山荘まで一人で引き返す。
他の登山者に・・・もう行って来た。スゴイな〜
いや、足が痙った・・・
そんないいわけした思い出。
やっと来られた。
ずーっと登りたかった・・長治郎谷。
前日、小屋でなかなか眠れないので、
イメージトレーニング。
ヘッドランプで剱沢は大丈夫か〜他に登山者居るのか・・
雪渓にでれば、
熊の岩までは問題無い・・・雪質だけ。
長治郎の核心部もクレパスの割れ目は登山に影響しない・・
不安は天候・・ガス。コル手前の雪渓斜度・・・
登り切れるのか 山頂までの岩場・・・
そんなこと考えてると数時間眠った。
3時に起床・・
準備して、食堂にて早弁してたら、味噌汁を頂きました。
昨日の残りですが・・・嬉しいな〜
気を引き締めて、剱澤小屋を出発します。
別山尾根に向かう方々は沢山居るけど・・・剱沢に向かう人は居ない。
あちら行く人は真砂ロッジのが多いだろうね〜
剱澤のガレ場を下って行くと、少し先にライトの明かり。
先行している登山者が居る・・・
助かるね〜ルートが解りやすい。人が居る安堵感。
雪渓からは自分のペースで進む。
後から登山者が来たが、源治郎のバリルートに行った。
雪質はとても良いし、サクサク歩ける。
不安だった天候も問題ない、あとは上部でガス・・・
核心部の斜度と雪質。
いよいよ長治郎谷に入る。
この風景は何とも言えない迫力と日本とは思えない
宇宙的な自然美。
ここまで見に来る登山者も少なくないと聞きます。
熊の岩までコツコツ・たんたんと高度を稼ぐ。
落石や危険の無い場所で小休止しながら、進む。
後方にパーティーが登って来る。6名
静寂した世界
広大な雪渓のまん中をコツコツ小さな自分が歩く。
微妙に雪質が変わる・・
斜度も少しずつ変わる・・・
小屋から歩く事3時間 熊の岩に到着。
ここまで順調に来た。
体力的にも問題なく、天気は快晴で雪質も登りやすい。
これならコルまで行けそうだ。
少し行動食と水分補給・・ここまで1ℓを消費した。
ザックは重いけど3ℓ持ってきた〜
ここから左俣に入り、いよいよ核心部
コルまで約1時間、雪渓の急登りが始まる。
雪渓の斜度はさらにキツクなるが、もの凄く厳しくは無いので
コツコツ登り高度を稼ぐ。
斜度が厳しい箇所はやや蛇行して斜めに登るのが早い。
後方のパーティーも辛そうなのが見える。
雪の割れ目も左に回り込み、問題無く通過。
熊の岩から40分登り、長治郎のコルに着いた〜
凄く嬉しい。達成感も最高でした。
無事に登れた安堵感もあり、コルでゆっくり休みました。
いろんな不安と緊張感に少しの恐怖感が全てぬぐい去れた
開放感・・・
ここから岩稜帯を登り剱岳の頂きに向かう・・・
コルから山頂まで、
岩を登りとても楽しく充実した時間でした。
長治郎の頭を越えると、山頂が見えた。
人が沢山居る〜
映画のあのシーンを思い出しながら山頂に着きました。
体調も天候、雪質も全て完璧だった。
無事に来られて本当に良かったし、充実感でいっぱい。
4年越しの目的・・夢を達成できた〜
剱岳はいろんな顔があるので、北方稜線や裏剱とか
まだまた行きたい所は沢山ある。
全てに感謝してまた剱に行く日まで・・・
剱バリルート、しかも単独で凄いですね〜
まさに「雪と岩の殿堂」ですな〜。
いや、お天気もよくて素晴らしいです。
それに剱澤小屋のトンカツが美味しそうですね〜!
剱澤はいつもテン泊するのみでしたが、
こんな豪勢なものが出るんですね〜
(しかも、テン場の水は塩素入りで「絶対生で飲まないで下さい」と言われるシロモノだし・・・。)
しかし、危険通行止めなんて看板、あったんですね
初めまして〜
快晴の長次郎谷、しっかりと頭に焼き付けました。
2週間前に私が登った時、ガスガスで全くなにも
見えませんでした。
こんな風景が見れたのですね。
もう一度行って、この景色を見たい・・・
そう思える絶景ですね。
ありがとうございました。
tekapo
さすが、岩オトコ
青空の下、カッコいいね〜〜〜
とんかつ定食もウマげ〜〜〜
ん〜〜私は今年も剱は行きそこないそうだ・・・
スゴイ〜
ホントに「雪を背負いて」登ってる〜
carolさんにとって剱岳は心の山
うちもがんばって挑戦してきたいと思いますが(別山尾根ピストンですが)、
カニの横ばいの写真見て、行くのが怖くなってきました(;_;)
大キレット越えの時も、一週間くらい前からよく寝られなくなって、寝ても滑落した夢とか見てうなされて起きたりしてたんですよね
本当に怖かったら撤退して帰ってきちゃうかもしれません…
でも剱岳、見るだけでも見れたらいいな〜
剱沢から長次郎谷。
クレパス、スノーブリッジが続く難ルート!
すばらしいチャレンジ魅せて戴きました
剱沢に近辺には2度足を踏み入れましたが
南斜面から頂に至ることは出来なかったことを思い出します。
あぁ剱に行きたい
そんな気持ちに再びさせて戴きました。
私は気が短いのできっと次回も早月尾根でしょうけど(^^ゞ
Pengin22さん
こんにちは。
小屋でヒマだったからテント場まで水を
確保しに行ったら「絶対生で飲まないで下さい」と
書いてあり・・・・なんだよ〜って帰って来ました。
なんで飲めないの〜 塩素入りだったとは。
単独で・・・雪渓は岩稜より怖いので・・
雪質や天候が悪かったら引き返す
気持ちで行きましたが、全てが良かったので
行けました。ラッキーでしたね〜
tekapoさん
こんにちは。悪天候で残念でしたね〜
レコ拝見しましたが、あの天候なら私は単独
だったので、引き返したかと思います。
無事にお疲れさまでした。
今回は雪質も天候、すべてに恵まれて登れたので
最高でした。山頂より長治郎のコルに着いた
ときのが、大きな感動と景色が見られたので
次は是非
ください。
tekutekugoさん
いそがしそうですね〜姉さんのレコをそろそろ
見たいですよ。
やっぱり岩はいいですよ〜嬉しくなる〜
雪渓は登り切るまで、大丈夫と頭で解っていても
怖さとの戦いでした。雪質が良かったので行けたと
思います。
剱・是非行ってくださいな〜
姉さんなら、テン泊/早月尾根・・・がオススメですよ
SOULdCATさん
こんにちは。
剱は好きで、毎年夏は絶対に剱です。
全ての登頂ルートを制覇(クライミングは無し)したいと
思っています。
初めて剱に行くのは怖いと思いますが、
言い方悪ですが、高度感を楽しみ
足下のホールドをしっかり見て行けば
ヨコ・タテバエは大丈夫ですよ。
鎖場よりザレ・ガレ場の前剱に注意です。
安全に行かれ、剱の雄志を見て下さいね。
naotosasさん
こんにちは。
長治郎はチャンスが1ヶ月程度しかなく
あとは危険度が格段に上がるので、ギリでした。
天候と雪質が全て見方してくれたので良かったです。
早月尾根も一度、登りたいと思ってますが
登山口が遠いな〜と。
是非とも行かれてください。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する