憧れだった温泉付きの雲ノ平周遊
- GPS
- 77:46
- 距離
- 66.1km
- 登り
- 5,096m
- 下り
- 5,091m
コースタイム
7:15折立登山口-8:00アラレちゃん-8:35三角点-10:45太郎平小屋-11:30薬師峠キャンプ場12:15-13:20薬師岳山荘-12:45ケルン-14:00薬師岳山頂-16:00薬師峠キャンプ場
15日
4:00薬師峠キャンプ場-4:30薬師沢方面分岐-6:20カベッケヶ原-6:40薬師沢小屋-8:30アラスカ庭園-9:30祖母岳-10:05雲ノ平山荘10:20-11:40高天原峠-12:30高天原山荘12:55-13:15高天原温泉からまつの湯14:50-15:10高天原山荘
16日
3:40高天原山荘-4:25水晶池入り口-6:35ワリモ北分岐-7:15水晶小屋-8:00水晶岳山頂-9:25ワリモ北分岐-9:50ワリモ岳山頂-10:25鷲羽岳山頂-11:35三俣山荘-12:50三俣蓮華岳山頂-14:00黒部五郎小舎
17日
2:50黒部五郎小舎-4:50黒部五郎岳山頂-7:15赤木岳-8:00北ノ俣岳-9:25太郎山三角点-9:35太郎平小屋10:00-12:40折立登山口
天候 | 全日とも晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
折立へ入る有峰林道のゲートオープンはは6-20時。 それ以外の時間はゲートが閉まり出入り不可能。 富山-折立間はバスの運行あり。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
全ルートとも登山道は明瞭です。 登山届けは太郎平小屋で出しました。 富山県警だかの担当者がいて、提出時にアドバイスや注意をしてくれます。 折立-太郎平小屋 始めは樹林帯、三角点以降は陽を遮る物が無く、晴天時は暑いです。 また、三角点以降は登山道には石が増えてくるのと、一部は凹凸のある石畳で、コレが結構足にくる。 太郎平小屋-薬師岳 薬師峠キャンプ場からは、しばらく沢のように水が流れています。 大きな石がゴロゴロとしている急坂を登ると少し平坦な薬師平へ出ます。 この辺りは花も多く楽しめます。 尾根に取り付き薬師岳山荘を経て山頂へ。 太郎平小屋-高天原 薬師沢小屋から吊り橋を渡るとすぐに急登が始まります。 大きな石がゴロゴロした急坂は登るのも下るのも厳しいルート。 特に難しいところや危ないと感じるところは無かったが、雨が降ったりして足元が濡れているとちょっと厄介。 急登を越えて雲ノ平付近に来ると、視界が開け周りの山々を楽しめます。 祖母岳は楽に登れるのでお薦め。 高天原へのルートで、山と高原地図に丸太橋と書かれたポイントは立派な橋になっていました。 今回は使っていませんが、大東新道で7月末に滑落死亡事故があった模様。 高天原-ワリモ北分岐-水晶岳 樹林帯は暗い状態でも十分歩けるルートでした。 樹林帯を抜けると花畑が広がっています。 水場はワリモ北分岐直下にあります。 水晶岳へはそれほどの急坂はありませんが、山頂直下から岩場の通過があります。 難しいと感じるところはありませんでしたが、落石には要注意。 ワリモ北分岐-黒部五郎小屋 鷲羽岳山頂から三俣山荘への下りはガレていたりザレていたりの急坂が続きます。 三俣山荘まで標高差400mを下りた後の、三俣蓮華岳へ300mの登りはちょっと堪えます。 この辺りからコースタイムが厳しくなっているような。 黒部五郎小屋-太郎平小屋 まずは緩やかな登りで、カールから尾根への取り付きは急登です。 北ノ俣岳分岐から山頂は大きな石のゴロゴロ地帯。 山頂から北ノ俣岳方面への下りは、やたらザレていると思ったらちょっとルートを外していたらしい。 歩いた跡はしっかりと付いていたのでそれに従いましたが、下りてくると、×印が付けてあり、入っちゃダメとなっているところへ出てしまった。 下から見ると、すぐ隣にもルートがあるようで、おそらくそちらが正規だと思います。 この先は小さなアップダウンを繰り返すけれど、厳しいところはありませんでした。 最後の名のあるピークである太郎山へは分岐の表示が見落としやすそうなので行きたいと思う人は要注意。 北ノ俣岳方面からだと見落としやすいかも。 |
写真
感想
盆休みを利用して、いつか行きたいと思っていた雲ノ平周遊へ。
限られた日数だけれども、折角なので高天原温泉へも行きたい。
いろんなプランを考えて当日にもまだちょっと迷ったけれど、小屋泊を1日入れることで、今回のプランとしました。
14日
有峰林道開通と同時に折立へ向かい、登行開始。
薬師峠キャンプ場は大賑わいで夕方にはビールも売切れてしまった模様。
薬師岳への往復は荷を軽くしていったけれど、なかなかきつかった。
登るにつれてガスが増えてきたけれど、山頂からはまずまずの景色。
薬師からの眺めは、北へ伸びる縦走路が迫力満点。
アップダウンもあってなかなか厳しそうだけれども、ちょっと魅かれるものがある。
夕焼けを見に行って、ハンバーグを食べて就寝。
15日
この日はなんと言っても温泉の日。
ちょっと暗いうちから出発。
薬師沢小屋までは花を見たりしながらのなかなか気持ちいい道。
薬師沢で吊り橋を渡った後は、噂どおりの急登。
とはいえ、途中座ったり荷を降ろしての休憩を取ることなく登りきって雲ノ平へ。
この区間、登りと下り、どちらがいいかと言われると迷うところだけれど、やっぱり登りで使う方がいいかな。
登る人も下る人もみんなきつそうに通っていました。
雲ノ平からは周りの山々の大展望。
薬師、水晶、鷲羽、黒部五郎、その他アレもコレも。
何枚も写真を撮ったけれど、いい写真はほとんど無くて帰ってから削除ラッシュに。
行こうかどうか迷っていた祖母岳は空荷で往復。
おそらく寄らない人が多いであろうこの小さなピークは雲ノ平の絶好の展望台。
軽く登れてしまうので、是非行ってみるといいと思います。
雲ノ平山荘やキャンプ場も大賑わいのようで、ジュースはほとんど売り切れてしまっているとのこと。
軽く休憩後、温泉目指して高天原へ。
高天原山荘は食堂にも布団を敷いてくれたようで、一人布団一枚のスペースを与えられました。
混雑時でも乾燥室や食堂に布団を敷いて間に合うのであれば、そうしてくれるよう。
温泉は河原になんの囲いも無くあるので、ちょっとためらうけれど、気にせずゴー。
ササに囲われた男性風呂や、囲いつきの女性風呂もあるので、誰でも安心して利用できます。
ちなみに私は見ませんでしたが、同宿の方の話だと、河原の囲い無し風呂に水着やタオルのみで入っていた女性もいたとか。
山の中で風呂に入れるなんてとっても気持ちよい。
こんな奥部まで来た甲斐がありました。
16日
これから2日は楽しみにしていた稜線歩き。
16日の天気はイマイチだと予想していたけれど、今回の4日中一番の見事な晴天。
始めの樹林帯歩きは道は明瞭で暗いうちでも十分歩けたけれど、下草で股下ぐらいから下がしっかり濡れました。
夜露での濡れを予想してスパッツを装着してのスタートでしたが、靴の中まで濡らしてしまった。
岩苔乗越以降はずっと最高の展望です。
これから登る水晶、鷲羽黒部五郎や、槍、穂高、笠、乗鞍?、読売新道、裏銀座などなど、何処を見てもとにかく最高です。
17日
この日も展望を期待しての最終日。
1時起床でスタートです。
なんとか日の出時間には山頂へ到達したけれど、周りの山のほうが高く、いわゆる御来光は見えませんでしたが、明るくなる前の山のシルエットもカッコイイ!
黒部五郎山頂から太郎平小屋まで、こちらもずっと素晴らしい展望。
歩いてきた山や北方面には立山、剣などなど。
本当に天気に恵まれました。
今回のルートは水は手に入りやすく、太郎平小屋、薬師峠キャンプ場、薬師沢小屋、高天原山荘、岩苔乗越直下、三俣山荘、黒部五郎小屋で手に入ります。
雲ノ平山荘は天水利用らしく、雲ノ平キャンプ場で取って欲しいと書いてありました。
水晶小屋も水場は無く、宿泊者への水も制限があると書いてありました。
各小屋、キャンプ場のトイレはどこも非常にキレイな部類だと思いました。
とにかく天候に恵まれた4日間だったので、最高の山歩きが出来ました。
今回の方向で周回すると、登った山を後から見ることになるので、反対周りに比べて各山の名前が分かりやすかったと思います。
何度も来れる場所ではないので、こんな好条件で回れたのは本当に良かったです。
薬師から立山方面、読売新道、裏銀座などなどのルートにも心魅かれたので、いつか行けるといいな。
今回は3泊4日で、更に一日一日の行動時間が長くなるので、行動食は結構多くなりました。
次回以降の備忘録として
チョコスティックパン1.5袋(10本ぐらい)
レーズンロールパン1袋
ミニアンパン1袋
貝紐、ビーフジャーキー(大)各1袋
ピーナツ、スナックの小袋各3袋
飴10個ぐらい
最終日は残しても仕方ないという感じで食べたけれど、殆ど全量を消費。
薬師岳以外はほとんど同日同行程で行きました!
出発が早いですね♪
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