朝日岳〜雪倉岳〜小蓮華山
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- GPS
- 17:13
- 距離
- 33.6km
- 登り
- 2,784m
- 下り
- 2,787m
コースタイム
- 山行
- 6:13
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 6:43
- 山行
- 8:36
- 休憩
- 0:55
- 合計
- 9:31
06:04蓮華温泉〜06:32兵馬ノ平06:32〜06:57瀬戸川橋06:57〜07:37ヒョウタン池07:37〜07:42白高地沢橋07:42〜08:53花園三角点(水場で水補給)09:11〜09:50五輪ノ森09:50〜11:06吹上のコル(休憩)11:17〜11:54朝日岳12:01〜12:35朝日小屋(幕営)
●8月18日(日)
05:02朝日小屋〜06:02水平道分岐06:02〜06:17小桜ヶ原06:17〜06:33燕岩06:33〜08:14雪倉岳(朝食)08:26〜08:52雪倉岳避難小屋08:52〜09:44鉱山道分岐09:44〜10:29三国境10:29〜11:04小蓮華岳(昼食)11:28〜12:05船越ノ頭12:05〜12:29白馬大池山荘(休憩)12:44〜13:23天狗ノ庭13:23〜14:19蓮華温泉
天候 | 8月17日(土):晴れのちガス 8月18日(日):晴れ→晴れ/ガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
200mほど戻った空きスペースに駐車しました) |
コース状況/ 危険箇所等 |
【登山ポスト】 見当たりませんでした。 【コース状況】 ●蓮華温泉〜朝日小屋 蓮華温泉ロッジから少し進むとキャンプ場があり、鉱山道との分岐となります。 ここから蓮華ノ森周遊道の樹林帯の中の木道をどんどん下っていくと開けた湿原に出ます。 ここが兵馬ノ平。 兵馬ノ平から周遊道を離れ、さらに瀬戸川まで下っていきます。 瀬戸川を過ぎてからようやく登りが始まります。 ヒョウタン池を左手に見ながら進むと白高地沢に到着。立派な橋を左岸に渡ります。 白高地沢はとても立派な沢で休憩場所としても最適な感じでした。 白高地沢からしばらく進むと五輪高原まで登るカモシカ坂。木階段となっています。 カモシカ坂の途中から森林限界を越え、朝日岳、雪倉岳、小蓮華山などがよく見えるように。 カモシカ坂を登りきると五輪高原の湿地帯の中の木道となり、花園三角点に到着します。 花園三角点から少し進んだところに水場あり。五輪高原は高山植物の宝庫。 五輪高原を通過すると五輪の森の樹林帯に入り、五輪尾根に乗ります。 しばらく進むと再び森林限界を越えて、 長栂山の山腹をトラバースしながら登っていくと幾度となく沢を横切ります。 この辺りが白高地。水が豊富で、ところどころに湧き水が出ていて水には困らないものの、 登山道は泥濘になっているところもあります。雪渓も1箇所だけ残っています。 やがて朝日岳の鞍部、吹上のコルに到着。栂海新道のアルプス側からのスタート地点です。 吹上のコルからお花畑が広がる広い斜面を九十九折にゆったり登ると朝日岳山頂に到着。 朝日岳から朝日小屋まではけっこう急な斜面を下ります。 しばらく下ると朝日小屋の赤い屋根とそこに続く木道が見えますが、 登山道は蛇行を繰り返しながら高度を下げていくので、見えてからが長く感じました。 ●朝日小屋キャンプ場 朝日平の湿原の中のキャンプ場で、すぐそばにお花畑があります。 立派な水場と清潔なトイレ。整地もされていてペグも打ちやすく快適なテン場だけど、 水が豊富なせいか虫が多かったのが玉に瑕でした。500円/人。 ●朝日小屋〜雪倉岳 朝日小屋から朝日岳方面に戻るとすぐに水平道の分岐があります。 分岐からは朝日岳の山腹を下り基調でトラバースしていきます。 ガレた箇所や崩落気味の箇所、クサリ場もあるので多少の注意が必要かもしれません。 またこの辺り、虫がスゴくストレスが溜まりました。 トラバースを過ぎると登山道は平坦になり、小桜ヶ原に入ります。 ここも湿地帯で木道が敷設されています。 その後雪渓などを通過すると水平道分岐に到着。 ここからは赤男山を巻きます。途中に燕岩を上に眺め、 この付近だけ岩が崩れてできたと思われるガレ場となります。 燕岩を過ぎると、いよいよ雪倉岳に取り付き、およそ500mの登りとなります。 ザレ場の登山道を登っていきますが、危険箇所も特になく、 周りは山頂までお花畑が続いています。 ●雪倉岳〜三国境 雪倉岳の山頂からは鉢ヶ岳の巻道付近まで下ります。この道もお花畑が広がります。 途中、石垣に囲まれた雪倉岳避難小屋を通過。鉢ヶ岳の巻道に雪渓1箇所あり。 鉢ヶ岳の巻道から鉱山道分岐を経て、三国境までは小蓮華山〜白馬岳の稜線を目前に トラバース気味の登り返しとなります。 ●三国境〜蓮華温泉 ようやく後立山の稜線に乗ると、ザレ場の登山道を緩やかに小蓮華山に登っていきます。 小蓮華からいったん下りその後、船越ノ頭に向かって登り返します。 船越ノ頭から広い緩やかな登山道を進むと眼下に白馬大池が見え、 歩きやすい雷鳥坂を下っていくとハイマツ帯を縫うように進み、赤い屋根の山荘に到着です。 白馬大池の湿原の平坦な道を進むと樹林帯の下りに入ります。 このルート、段差も少なく比較的ひざに優しい登山道です。 白馬大池〜天狗ノ庭の区間よりも、天狗ノ庭〜蓮華温泉の区間の方が長いです。 【温泉】 深山の湯(道の駅小谷に併設されています) ※蓮華温泉の駐車場が満車で止められず少し戻ったところに駐車したため、 ロッジまで戻るのが面倒で、行きに見かけたこちらの温泉に入りました。 |
写真
感想
お盆以降の好天に引っ張られるように今年の夏山の締めとして、
北アルプスにテン泊で行ってきました。
ルートは前々から気になっていた朝日岳〜雪倉岳。
結論から言うと、とにかくたくさんの花に圧倒されました。
●8月17日(土)
蓮華温泉まではナビでは上信越道から糸魚川ICで降りるルートを案内されました。
てっきり中央道の安曇野ICから大町経由で北上するものと思っていたので、
疑心暗鬼ながらも渋々ナビ通りに行ったけど、遠回りしたような気がしてならないのです。
糸魚川ICから 148号線に入るとすぐにコンビニがありましたが、
そこを過ぎると平岩を通過して小谷までコンビニがなく、1時間ほどロスしてしまいました。
蓮華温泉からは下りからのスタートでちょっと調子が狂いましたが、
カモシカ坂付近からお花畑が広がり始め、なかなか先に進みません。
その後も朝日岳の山頂までお花畑は断続的に続き、好天と相まって疲れを感じさせません。
この日は6時間半ほどで行程を終え、12:30頃には朝日小屋のテン場まで到着。
この日のテン場はお盆にもかかわらず15張りのみでした。
昼寝したり、読書したり、贅沢な時間を過ごすことができました。
●8月18日(日)
3時に起床。満天の星空の下、朝ゴハンを準備。5時過ぎに出発。
テン泊のときゴハンに時間を掛け過ぎるためか、出発まで2時間ほどかかり、
起きるのは早い方にもかかわらず、出発はいつもビリの方になってしまいます…。
朝日岳から雪倉岳〜三国境までは昨日に引き続き、お花畑の連続。
1日目もそうでしたが、特にマツムシソウの量は
このルート全篇に渡ってハンパじゃありません。
特に雪倉岳の登りは山全体が朝の光を受けて、すべてが美しく印象的でした。
雪倉岳の山頂はガスが上がってきてノービューでしたが、
下り始めると再びガスが晴れてきて、後立山の稜線と白馬岳も時折姿を現すように。
白馬岳はkomemameが未踏のため、三国境でザックをデポして往復する予定でしたが、
山頂がガスの中だったのでパスすることにしました。
ここから小蓮華を経て白馬大池まではガスは多めながらも
爽快な稜線歩きを楽しむことができました。
山の季節の移ろいは早く、お盆を過ぎると夏山もあっという間に終わり。
次第に秋の気配を感じ始めて、一抹の寂しさを覚えます。
しかし、不思議なもので秋になったらなったで
「やっぱり秋の山もいいねぇ」なんて言いながら、
そうやってまた1年が過ぎていくのでしょうね。
コメント
この記録に関連する登山ルート
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danyamaさん!komemameさんこんばんは!
裏銀座〜読売新道の1週間後にこのルートを1泊2日のテント泊で歩くとは恐れ入りました
2日目は相当ハードなはずですが、CTを見ると楽々下山されてますね!
私は7月末にこのルートを行くつもりが雨で朝日岳ピストンに変更しました。
すばらしい写真をたくさん拝見して、自分も歩いた気分になれました
なだらかな雪倉岳への稜線と素敵な
来年再チャレンジしたいと思います。
今回の食事もとってもおいしそう!
すばらしいレコありがとうございました
hissyさん
こんにちは。
コメントありがとうございます!
お盆の好天続きで居ても立ってもいられず、
北アルプスの最北まで釣り出されてしまいました(笑)
hissyさんが7月に登られた朝日岳、
登山道がスゴいことになっていますね(汗)
蓮華温泉〜朝日岳も花がたくさんですばらしいのはご存知の通りですが、
朝日岳〜雪倉〜小蓮華は花に眺望も加わり、
とても満足度の高い山行になります。
来年は是非リベンジしていただき、
このすばらしさを共有できるとうれしいです!
食事ですが、朝もしっかりと作ってしまうせいか、
自分たちは急いでるつもりでも、
起床から出発まで2時間ほどかかってしまい、
もっと早くできないものかとちょっと悩んでいます…。
同じ日に逆ルートで縦走したものです。
2日目どこかですれ違ってますね〜
2日でこのルートを周るなんて凄いです。
tsuka-ponさん
はじめまして。
コメントありがとうございます!
tsuka-ponさんの記録拝見しました。
避難小屋と雪倉山頂の間ですね。
このルート、本当にお花がスゴかったですねぇ〜。
tsuka-ponさんはお花の名前に詳しく勉強になります。
天気のいい山は帰ってからの写真の整理が大変ですよね〜。
それにしても1000枚以上とは…。
写真撮らなかったら軽く2日で回れると思いますよ(笑)
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