朝霧高原─毛無山─下部温泉─身延山─赤沢─高住
- GPS
- 15:39
- 距離
- 46.0km
- 登り
- 2,578m
- 下り
- 3,064m
コースタイム
- 山行
- 6:11
- 休憩
- 1:11
- 合計
- 7:22
- 山行
- 6:54
- 休憩
- 1:23
- 合計
- 8:17
天候 | 1日目 晴れ後曇 2日目 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
富士山駅857=1005朝霧高原 <かえり> 七面山登山口・赤沢入口1638=1704下部温泉1719(ふじかわ9号)1803甲府1829(あずさ41号)1927塩尻1937(しなの21号)2039長野2047(かがやき517号)2133富山2146━2156小杉 |
コース状況/ 危険箇所等 |
毛無山の麓登山口には登山届ポストが設置されてるけど、用紙はなく、自分で届けを持参し投函するタイプのよう。 2日目は(赤沢宿の石畳を除けば)車両通行を前提に作られた道の歩行となるため、登山靴は不要。全てジョギングシューズで歩き通した。 |
その他周辺情報 | 下山地の高住にある南アルプスプラザでジビエ缶2種(シカ、イノシシ)を購入。 |
写真
装備
個人装備 |
Tシャツ
タイツ
ズボン
靴下
雨具
靴
ザック
ザックカバー
行動食
非常食
飲料
コッヘル
食器
地図(地形図)
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
日焼け止め
ロールペーパー
携帯
時計
タオル
カメラ
スパッツ
アームウォーマー
エルボーウォーマー
ニーサポーター
ジョギングシューズ
|
---|---|
備考 | 1:25,000地形図「人穴」を持っていくのを忘れ、ヤマレコMAP頼りとなった。 |
感想
4連休の後半の2日間に、朝霧高原から毛無山と身延山を縦走(笑)して来た。
前日に富士山登頂を果たして下山(https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-3373737.html)した後、富士山駅前のホテルで一泊。2日分の洗濯物はコインランドリーてキレイサッパリ。
7月24日はバスの時間からどうあがいても朝が遅くなるのが分かってたため、朝食バイキングをたらふく喰ってからチェックアウト。富士山駅前から新富士駅ゆきのバスに乗って、朝霧高原バス停で降りた。バス停の真ん前にファミリーマートがあったので、ガリガリ君買って喰ったりのんびりしてたから(苦笑)、11:37に朝霧高原バス停を出発。
かつて観光客でにぎわったという朝霧グリーンパーク跡地の前を通り、毛無山登山口を目指す。登山口のある麓地区はキャンプ場が多く、レジャー目的のクルマがビュンビュン通る。晴れの車道歩きは暑いので、なるべく日陰を選びながら歩く。キャンプ場『ふもとっばら』の入口の看板の前で、家族連れに記念写真のシャッター押しを依頼されたので、快く応じた。12:14に登山口に到着。この暑いなか毛無山に登りに来る酔狂な登山者は私くらいかと思ったら、登山口脇の有料駐車場に結構クルマがある。
登山口にある看板には登頂に160分かかるとの注意書きがある。標高差が1,000 mもあるにしては少ないような気がしたけど、自分のペースで登るのみ。登山口までの車道歩きは晴れてたのに、山に入った途端、曇りになった。登山口からすぐに沢を渡り、対岸の急斜面を這うようにして登る。すぐに通行止めの地蔵峠コースが分かれて、急な上りをひたすら登る。登山口から30分ほどで1合目の標識が。この時は意に介さなかったけど、13分で二合目の標識が現れ、その後も15分おきに標識が現れるので、三合ごとに(約45分ごと)にワンピッチにすることに決めた。45分×3+15分で150分で頂上に着く計算だ。
三合目の標識より先に、不動ノ滝展望台に出た。登山コースが滝の見物コースを兼ねてるのは知ってたけど、滝のたもとまで行くものと思ってたので、滝を対岸の尾根から観る趣向に少し意表を突かれた。三合目の標識があらわれたので、休憩。陽は差さなくても暑いので、汗びっしょり。
四合目を過ぎてから少し行くと、パッと開けた場所に出た。「お、キャンプ適地」と思ったけど、ここは遭難者救助のためのヘリポートだった…(汗)。五合目にもう少しで着くところで、オジサンが立ちつくしていて、「五合目にクマが居るのを目撃したひとが居る」と、教えてくれた。そういや、熊鈴付けるの、忘れてた…。問題の五合目をクマに逢うことなく通過。オジサンが後から着いてくる。ちょうどファミリー登山の家族連れとすれ違ったんだけど、オジサン、「クマが出た!」などとおどかす、おどかす。母親なんか本気で怖がってた(苦笑)。六合目に到着したところで休憩なので、熊鈴付けた。私より元気そうなオジサンは、何故か六合目で引き返してった。
ガスがどんどん上がって来て寒けすら覚えた頃、突然ポツポツと雨粒が落ちて来た。ちょうど七合目に着くタイミングだったので、ここでザックカバーを付けて、折り畳み傘を開いた。しばらく傘さしながらの歩き。しかし、本降りになることは無く、しばらく降ったり止んだりを繰り返してから、完全に止んだ。九合目に着いた時には日が差すまでになってた。予定どおり九合目で休んでると、若い兄ちゃんたちが勢いよく下ってった。
残りは一合ぶん。アッサリと県界稜線に出て、それまでの急登と比べるとお散歩レベルの緩斜面をしばらくアップダウンして、一等三角点のある毛無山頂上に15:25に着いた。アタリマエだけど、辺りは真っ白で展望は皆無。
毛無山の最高地点の1964 mを目指すか迷ったけど、今夜は下部温泉の旅館に予約を入れている関係から、16時くらいには下部分岐に下りたかったため、断念。
毛無山頂上から、元の分岐まで戻って、地蔵峠への道に入る。上りの急坂も凄かったけど、ここの下りも急でどんどん高度を落としてく。16:12に地蔵峠に到着。ここで休憩後、下部登山口を目指して下る。このルートは中山金山の遺構と被るため、いろんな案内板がある。水場があって、その気になればテントが張れそうだけど、大名屋敷後の平場とかに張ったらダメだよね?(苦笑) 1時間かからず、17:13に登山口に到着。
これからシャバに下りるので、汗臭い身なりだと旅館に行くのも憚られるので、上半身を着替えて、ジョギングシューズに履き替えた。今や湯之奥猪之頭トンネルで静岡県側と結ばれた林道だけど、全くクルマが通らない。私がクルマを見たのは、湯之奥の集落を過ぎて、下部温泉街が近くなってから。退屈な車道歩きは100分ほど続き、18:59にようやく予約してた旅館に到着。
7月25日、今日の予定は、下部温泉から身延に移動し、ヤマト運輸の宅配センターに留め置きしてる荷物を引き取ってから身延山を越えて、赤沢宿、七面山登山口に下りるロングコース。
朝5時頃に目が覚めた。ホントは4時半にでも出発し、涼しいうちに身延まで移動したかったけど、宅配センターが9時から開くので、早過ぎてもダメ。旅館の朝食は通常7時半や8時開始らしいけど、早出したいので7時にお願いしてた。実際には6:50に朝食を持って来てくれた。旅館の気遣いもあり、予定より7分早くスタートすることが出来た。7:34に下部温泉駅を通過。国道300号に出ると、これから向かう身延山がドンと鎮座し、振り返ると毛無山のほうに巨大な山塊がみえた。ただ、近過ぎるので、毛無山の手前の山だろう。道なりに国道を行き、波高島トンネルを抜け、県道9号に入る。身延までのルートを考えた時に、さっさと富山橋で富士川を渡って国道52号を南下するか、県道9号を南下し最後に身延橋で富士川を渡るか、を考えるけど、距離は長くても県道9号を選んだ。というのは、県道9号のほうが午前なら日蔭が多いから。この狙いはドンピシャだったようで、特に前半部分は日蔭が多く、いくらかは涼しい思いをした。後半になると陽が上ったせいで日蔭と少なくなり、暑い中の苦行となった。途中、共和コンクリート前の自販機で三ツ矢サイダーを買ったけど、すぐにカラになる。ただ、富士川の対岸の国道52号をみると、危険な斜面を回避するための橋が富士川にはみ出して架けられているなどアップダウンが多そうで、また、幹線国道のため交通量が多くて歩くと危険な目にも遭いそうなので、県道9号を選んでおいてよかった〜と心底思った。
身延橋で富士川を渡り、宅配センターに行く前にローソンで買い物。ペットボトル飲料を2本購入し、カラになった三ツ矢サイダーの容器をゴミ箱に入れてきた。続いて、すぐ近くにある宅配センターに留め置きしておいた荷物を引き取る。食糧、これからの区間の地形図を手に入れたのと引き換えに、洗濯物やこれまでの区間の地形図を箱に詰めて自宅に返送。駐在所が無くなってもバス停名はそのままかぁ〜など、どうでもいいことを考えながら身延山へ足を運ぶ。総門をくぐり、門前町のなかに入ってく。すでにローソンで買ったペットボトル飲料のうち1本がカラになってたので、自販機横のゴミ箱にポイ。
これまで身延山には3回来てるけど、参道の石段を上ったことが無かった。今回初めて挑戦した。ちょうど日蔭になってたので陽射しは関係ないけど、それでも暑い。段ひとつあたりの高さが私の歩幅からすると高すぎるため、ペースが合わず苦労した。石段を上り詰めると、久遠寺前。4年前に家族旅行で来た時に歩いたハイキング東コースの入口で休憩。さっそくヤマト運輸で受け取った荷物に入ってた『蒟蒻畑 塩スイカ味』を一気に全部平げた。重いうえにかさばるので最初からさっさと食べ尽くすつもりだった。4年前に一度歩いてるので、どういうコースかは分かってるため、これまでの区間よりは少し気がラク。林のなかの車道のため日蔭が多く、モロ当たりよりは涼しいけど、それでも暑い。私の前を若い男女6人くらいのパーティーが歩いてて、にぎやか。彼らは大光坊で長めの休憩を取ったので、私のほうが先行。大光坊は水が豊富という4年前の記憶があったけど、自販機があるだけで飲用水は無かった。飲めないと書かれているのに、もしもの時用にお堂の水道でペットボトル1本分採水。お堂の左側からさらに道を往くと、水源地に出る。水音がするのに道沿いには採水ポイントが無い(沢まで下りなきゃいけない)のがもどかしい。法明坊で今度は私が長めの休憩を取ったので、彼らが先行してった。法明坊から20分ほどで恩親閣に到着。参道を登って、お堂の横を廻り、身延山の頂上に13:12に到着。暑い時期に登るひとは少ないのか、人影はまばら。七面山から櫛形山にかけての山々がみえた。午後になると雲が湧いてダメになることが多い季節にしては充分な展望。
身延山頂上を出発し、ロープウェイ乗り場を過ぎてハイキング西コースのほうへ下りる。西コースに入ってから、全く人に会わなくなった。感井坊で住職さんと挨拶した後は、赤沢に下りるまで、誰にも会わなかった。感井坊から十萬部寺までの道は崩落につき通行止めとの表示が出てたけど、最近の山行記録を見る限り皆さんここを難なく通過してるので、躊躇なく足を踏み入れる。事実、崩落箇所の修繕はすでに終わっており、今も通行禁止にしている理由が分からない。十萬部寺に14:01に到着。さらに車道を下りて、赤沢宿に到着。かつての宿屋を転用した歴史文化公園(みのぶはやかわ)休憩処で休憩。15:16に七面山への分岐に到着した。
ヤマレコの機能を使って山行計画を立てると、下部温泉を7:30スタートで、14:12に身延山、15:37に十萬部寺、17:52に七面山登山口・赤沢入口バス停…という計画が出来上がった。この通りに歩くと16:38発の最終バスに間に合わないので、上りと下りでそれぞれ1時間ずつの短縮を目標に歩いてた。身延山頂上までは目標どおり1時間ジャストの短縮。七面山登山口・赤沢入口バス停着は15:50になったので、下りは1時間2分短縮したことになり、余裕で最終バスに間に合った。
16:39にバスがやって来て、乗車。富山橋東詰から下部温泉の区間は朝に23分かけて歩いたばかり。そこをスーッと数分で通過し、あっという間に下部温泉駅に到着した。乗り物の力は、やっぱ凄い。
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