記録ID: 339228
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
塩見・赤石・聖
湯折〜除山・小日影山・大日影山・荒川二山
2013年08月28日(水) ~
2013年08月29日(木)
長野県
静岡県
- GPS
- 32:00
- 距離
- 24.0km
- 登り
- 2,776m
- 下り
- 2,776m
コースタイム
8/28
湯折ゲート5:15〜湯折沢(取り付き)5:20〜除山稜線鞍部7:00〜除山9:00
〜小日影山12:15〜昼飯12:45〜大日影山16:30〜高山裏避難小屋18:30(幕営)
8/29
高山裏避難小屋4:10〜荒川前岳7:10〜荒川中岳7:25〜荒川小屋9:30〜大聖寺平10:30〜
昼飯11:00〜広河原14:00〜(長休止)14:20〜高山の滝15:30〜七釜橋16:40〜湯折ゲート17:15
湯折ゲート5:15〜湯折沢(取り付き)5:20〜除山稜線鞍部7:00〜除山9:00
〜小日影山12:15〜昼飯12:45〜大日影山16:30〜高山裏避難小屋18:30(幕営)
8/29
高山裏避難小屋4:10〜荒川前岳7:10〜荒川中岳7:25〜荒川小屋9:30〜大聖寺平10:30〜
昼飯11:00〜広河原14:00〜(長休止)14:20〜高山の滝15:30〜七釜橋16:40〜湯折ゲート17:15
天候 | 8/28 晴れ/曇り 8/29 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
●湯折〜除山 ゲートから4・500m戻り、湯折沢のタンクの裏から取り付く。 直ぐに、よく間引かれたカラマツ樹林になり、広い斜面を縦横に走る獣道を使って九十九折に尾根めがけ上る。 斜面はさほどきつくなく、特に問題ない。 尾根に出ると左は赤松、右はカラマツ樹林になり、途中・岩場もあるけど普通に歩ける。 稜線が近くなると右にガレが出てきて、上に出ると前茶臼〜奥茶臼〜丸山の眺望。 そして直ぐに△1650を過ぎた鞍部で稜線に出る。 稜線に出ると直ぐに痩せ尾根・岩場交じりの急登になり、除山まで3・4回崖が立ち遮る。 南は絶壁、北を巻く、 2つ目だったか、直登するものの途中で進退窮まり、鞍部まで戻って北側に少し降りたところから登り返すものの、再び窮まり、ロープを使いさらに北側にトラバース・・ ピストンで同じところを戻る場合はロープがないと厳しいかも。 ●除山〜小日影山 除山を過ぎると倒木が多くなり、次のピークまではほぼ平坦、 そこから先は地形図上では直線だけど尾根が広く、南に支尾根もあるので方向確認しながら慎重に降りる。 ・2128を過ぎると平坦な痩せ尾根が続くが、シャクナゲ・低木の藪になり、時折・藪より上に突き上げる岩場から360度の眺望が開ける。 小日影山の手前に再び急な岩峰のピークがあり、そこを越えると小日影山まではシラビソの幼木の歩きやすい樹林帯になる。小日影山は眺望はない。 ●小日影山〜大日影山 この間は、大日影山一つ手前のピークに僅かシラビソの樹林帯がある以外は、 ほぼ100%シャクナゲ・ハイマツ・幼木の藪・・・ アップダウンも激しく、地形図ではピークは4回だけど、実際は6回ぐらいあるように思った。 藪・アップダウンともに最後が一番厳しく、途中ナイフリッジ状の痩せ尾根もある。 最後の登りは北を巻くけど、稜線からあまり離れてしまうと戻るのが厄介。 大日影山も眺望は無く、縦走路は尾根よりかなり東に下がったとこを通ってるので出るまで分かりづらい。 ●大日影山〜荒川岳〜大聖寺平〜広河原 一般道なので特に問題はないけど、大聖寺平からのガレ場の下りは、 途中踏み跡が不明瞭なところもあり、ガスった時は注意が要るように思った。 渡渉は渇水期だと思ってたけど、二日前に降った雨の影響か、 前回歩いた時より水量・流れ・・ともにきつかった。 |
写真
感想
8月は暑さにめげて何だか燻っていた。
久し振りに雨が降り、一気に涼しくなると何処か過ぎる夏が惜しくなり、
重い腰を上げて最後の夏山に・・・
ネットで湯折れから徐山を歩いた記録が目についた。
その先は、以前の丸山〜大沢岳を歩いた時に、正面に見えたギザギザの厳つい尾根・・多分、小日影山〜大日影山だったのだろう・・・
荒川岳の花畑も最終で、まだ間に合うかも・・・
と、思い立っていざ出発・・・
記録では<除山までは安全に歩けた>と書いてあったけど、
途中の岩峰で進退窮まり、ロープのお世話に・・・
除山〜小日影山間は藪の箇所があったものの、不安なく歩けた。
そして小日影〜大日影・・・
進むにつれ、厳しくなる藪とアップダウン・・・
どんどん深みにはまって行く様な気持ちと同時に、
もうあそこを戻りたくない・・・という思いで何とか予定の倍の時間かかって
大日影山に着いた。
荒川岳ではピークは過ぎていたものの、まだまだ健気で元気に咲く花達が観れ、
ご褒美をもらったような気がした。
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コメント
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お疲れさまでした。
Y−T氏も躊躇していらした尾根。
丸山稜線から眺めた以上に、かなり手強そうですね。
苦難を乗り越えて出迎えてくれた荒川岳やお花達。
一味違ったことと思います。
大変お疲れ様でした
ここは危険なんだろうと躊躇していました。
ヤラレタなぁという思いもありますが、今回はとてもじゃないが、地団駄は踏みません。(日本語ヘンですね )
いつかは行ってみたい所。 すごいレコありがとうございました。
(丸山―大沢とどっちが大変とお感じだったか、ちょっと聞いてみたくなります)
途中、所々から見えた丸山〜大沢の尾根も、離れたとこから見てるとかなり強烈でしたよ。
除山から先は敢えて下調べせずに行来ました。知っていたら僕も躊躇っていたかも・・・
小日影山までは、除山手前に一ヵ所厄介なとこがあった以外は特に問題なく思いました。
小渋温泉跡(トンネル手前)から行くルートもあるようですね・・・帰りに沢の横にアルミの梯子が掛かってるのが目につきました。
帰りながら同じこと考えてましたよ・・・
甲乙付け難いけど、藪の密度は今回の小日影〜大日影間の方が濃いような気がしました。(夏だったからかもしれませんが)
体力的にはどっこいどっこい・・でしょうか・・・
でも、あそこは同じところ戻りたくないです。
季節が違えばちょっといいかもしれませんね・・
letsさん、こんばんは〜
最初に地図のログされた赤い道を見て、荒川岳を通るこういう周回ルートもあるんだ! と眺めながら、ルート紹介やら写真を見たら、『あらら、これは無理じゃん』と思い直しました。・・・残念ですw
山並みの写真もきれいだし、秋の気配を感じる花も増えてきて、少しずつ山も変化しているんだなぁと楽しませてもらいました。
それとね、素人質問をひとつしたいのです。それは、ルートの途中で通れなくなった?時にロープを使っている写真があるのですが、あれは、下りの時専用でしょうか? それとものぼりも使えるのですか? ロープが2重になっているので、使い終わったら片側を引いて手元に手繰り寄せるのかなぁと などと創造しました。
久々にletsさんらしい山レコで、ほかの方のコメントも読んでみて、なんとなく(?)とんでもないルートを行かれたんだと察しました。
正直、お勧め出来ないコースです。
途中の小日影山も、果たして年間何人の人が登るのか??・・・というぐらいマイナーな山です。
先の大日影山で南アルプスの主稜線と合流するので、一か八か・・・ダメ元で・・
ロープは今回はトラバース・・足元も滑る上に、途中掴まる木も無く、滑ったらアウト・・・だったので・・
主に下る時、トラバースに使います。
登りは、単独の時は難しいですね・・
仰るようにダブルで使い、通過後は結び目解いて、片方ひっぱり回収します。
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