(S)いよいよこの日がやってきました。万感の想いを込めて。
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8/5 6:14
(S)いよいよこの日がやってきました。万感の想いを込めて。
(S)大谷原登山口、それなりに登山者はいるようです。
4
8/5 6:15
(S)大谷原登山口、それなりに登山者はいるようです。
(S)この橋を渡り、いまだかつでやったことのないサバイバルが始まります。
1
8/5 6:16
(S)この橋を渡り、いまだかつでやったことのないサバイバルが始まります。
(S)すぐに崩落地ですが、通過には問題ありません。
3
8/5 6:17
(S)すぐに崩落地ですが、通過には問題ありません。
(S)薄い樹林帯を通過すると
1
8/5 6:20
(S)薄い樹林帯を通過すると
(S)作業用に架けられた橋を渡ります。この辺りからアブ数十匹に襲われます。
2
8/5 6:23
(S)作業用に架けられた橋を渡ります。この辺りからアブ数十匹に襲われます。
(S)この堰堤は右から巻けました。
5
8/5 6:45
(S)この堰堤は右から巻けました。
(S)広くなった工事区域を通過。
2
8/5 6:53
(S)広くなった工事区域を通過。
(S)以前海谷山塊で見たシナノナデシコがここにも咲いていて、とても嬉しかった。
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8/5 7:07
(S)以前海谷山塊で見たシナノナデシコがここにも咲いていて、とても嬉しかった。
(S)ここで作業道が終わりかと思いましたが、よく見れば右岸にまだ続くようです。
1
8/5 7:10
(S)ここで作業道が終わりかと思いましたが、よく見れば右岸にまだ続くようです。
(S)渡渉してしばらく行くと、取水施設のためのような橋が。
1
8/5 7:15
(S)渡渉してしばらく行くと、取水施設のためのような橋が。
(S)ここを渡れば、その先はほぼ人の入らない領域でした。
5
8/5 7:15
(S)ここを渡れば、その先はほぼ人の入らない領域でした。
(S)流れが速く、水量も多くて渡渉には気を使います。
17
8/5 7:19
(S)流れが速く、水量も多くて渡渉には気を使います。
(S)アラ沢出合い。ここを右へ。
1
8/5 7:28
(S)アラ沢出合い。ここを右へ。
(S)大部分は膝丈くらいの渡渉でいけますが、急流なので気を抜けません。
9
8/5 7:44
(S)大部分は膝丈くらいの渡渉でいけますが、急流なので気を抜けません。
(S)あらゆる手を使い、遡上していきます。
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8/5 7:45
(S)あらゆる手を使い、遡上していきます。
(桃)渡河が簡単な水量なら、とても容易ですが・・
8
8/5 7:50
(桃)渡河が簡単な水量なら、とても容易ですが・・
(S)沢水はとても冷たく、4〜5℃くらいか…とても悠長に浸かっていられない。
7
8/5 7:55
(S)沢水はとても冷たく、4〜5℃くらいか…とても悠長に浸かっていられない。
(S)ホッとするひととき。タマガワホトトギス。
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8/5 7:58
(S)ホッとするひととき。タマガワホトトギス。
(S)気楽に沢に入れる場所はほとんどない、キツい沢です。
7
8/5 7:58
(S)気楽に沢に入れる場所はほとんどない、キツい沢です。
(S)ダイモンジソウや
8
8/5 8:47
(S)ダイモンジソウや
(S)シモツケなどお花鑑賞にも耐える沢ですが、愛でる余裕はあまりありません。
10
8/5 8:53
(S)シモツケなどお花鑑賞にも耐える沢ですが、愛でる余裕はあまりありません。
(S)どこまで行っても水量と急流は変わらないどころか、難易度は微妙に増していきます。
11
8/5 8:55
(S)どこまで行っても水量と急流は変わらないどころか、難易度は微妙に増していきます。
(S)流されてきたものではなく、ここでビバークしたようです。
ストック・シェルター等全て置き去り、この持ち主はどうなってしまったのか…
7
8/5 9:03
(S)流されてきたものではなく、ここでビバークしたようです。
ストック・シェルター等全て置き去り、この持ち主はどうなってしまったのか…
(S)沢幅もじわじわと狭くなってきます。
7
8/5 9:30
(S)沢幅もじわじわと狭くなってきます。
(S)落ちればなすすべなく流されていくような水量。
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8/5 9:55
(S)落ちればなすすべなく流されていくような水量。
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8/5 10:29
2
8/5 10:35
(S)ふと広い場所に出ました。
10
8/5 10:47
(S)ふと広い場所に出ました。
(S)右岸側の斜面にシモツケ・トリアシショウマ・ハクサンオミナエシ等のお花たち。
2
8/5 11:10
(S)右岸側の斜面にシモツケ・トリアシショウマ・ハクサンオミナエシ等のお花たち。
(桃)渡河可能ポイントは少ないので、先を見て渡るか進むかよく考えないと・・
4
8/5 11:17
(桃)渡河可能ポイントは少ないので、先を見て渡るか進むかよく考えないと・・
(S)難易度は上がってきますが、遡上に困難というほどでもない。しかし、この長い長い行程…
7
8/5 11:17
(S)難易度は上がってきますが、遡上に困難というほどでもない。しかし、この長い長い行程…
(S)もうすぐゴルジュに突入しそうな雰囲気。
2
8/5 11:29
(S)もうすぐゴルジュに突入しそうな雰囲気。
(桃)奥に見えるのは五竜岳か・・
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8/5 11:31
(桃)奥に見えるのは五竜岳か・・
(桃)支流は滝を落としているものばかりです。
6
8/5 11:42
(桃)支流は滝を落としているものばかりです。
(S)こんな状況も増えてきました。
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8/5 11:55
(S)こんな状況も増えてきました。
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8/5 11:52
(桃)渡河が容易なら簡単な所も、無理なへつりを強いられます。
7
8/5 12:12
(桃)渡河が容易なら簡単な所も、無理なへつりを強いられます。
(桃)落ちると、何処までも流されて・・・ミンチになっちゃいそうです(*_*;
(S)気を抜ける場所が本当に少なかったですね。
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8/5 12:14
(桃)落ちると、何処までも流されて・・・ミンチになっちゃいそうです(*_*;
(S)気を抜ける場所が本当に少なかったですね。
(S)ごく稀に人の形跡がありました。
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8/5 12:14
(S)ごく稀に人の形跡がありました。
(S)ここまでの渡渉は既に数えきれず。
5
8/5 12:18
(S)ここまでの渡渉は既に数えきれず。
(桃)この辺りが上部ゴルジュ入り口・・
核心ゴルジュというには開けているので、まだまだと思っていました。
4
8/5 12:31
(桃)この辺りが上部ゴルジュ入り口・・
核心ゴルジュというには開けているので、まだまだと思っていました。
(桃)一発目は突破できそうですが、先の急流は渡河できなければ困難そうなので、ここは右岸巻きと判断しました。
(S)水量がもっと少なく、水線を行ければ、この後の体調ももっと良い状態だったかも知れません。
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8/5 12:33
(桃)一発目は突破できそうですが、先の急流は渡河できなければ困難そうなので、ここは右岸巻きと判断しました。
(S)水量がもっと少なく、水線を行ければ、この後の体調ももっと良い状態だったかも知れません。
(桃)右岸に巻きあがります。
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8/5 12:42
(桃)右岸に巻きあがります。
(桃)悪い草付きや藪壁に阻まれてトラバース出来ず、どんどん追い上げられて行くと対岸に落ちる滝を掛けた支流が見えました。
と、いう事はここは核心ゴルジュです。
数少ない記録を思い出すと左岸巻き滝の有る支流を下り右岸に移ると有った様な〜
しかし、上から見る限り渡河は不可能な程の水量で、今回は最初から右岸巻きが正解だったかと・・
(S)高巻きのレベルもここまで来ると、来た目的が高巻きのような錯覚に陥ります。
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8/5 12:45
(桃)悪い草付きや藪壁に阻まれてトラバース出来ず、どんどん追い上げられて行くと対岸に落ちる滝を掛けた支流が見えました。
と、いう事はここは核心ゴルジュです。
数少ない記録を思い出すと左岸巻き滝の有る支流を下り右岸に移ると有った様な〜
しかし、上から見る限り渡河は不可能な程の水量で、今回は最初から右岸巻きが正解だったかと・・
(S)高巻きのレベルもここまで来ると、来た目的が高巻きのような錯覚に陥ります。
(桃)岩稜に阻まれ80度を超える藪岩壁を登り更に上へ上へと巻き上げられました。
対岸、滝を落とす支流の上流は滝の連続です。
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8/5 14:24
(桃)岩稜に阻まれ80度を超える藪岩壁を登り更に上へ上へと巻き上げられました。
対岸、滝を落とす支流の上流は滝の連続です。
(桃)本流は遥かに下となります。
(S)この頃にはかなり体力が削られています。単に衰えている感じではなく、何というか、身体の全てに酸素が行き渡っていない感じ。
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8/5 14:45
(桃)本流は遥かに下となります。
(S)この頃にはかなり体力が削られています。単に衰えている感じではなく、何というか、身体の全てに酸素が行き渡っていない感じ。
(桃)高く巻き上げられた岩稜を、巻き終えてから見るとこんな感じです。
1/3の高さ辺りにバンドが有りそうですが、その先降りた後も遡行不能の水量に見えました。
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8/5 14:57
(桃)高く巻き上げられた岩稜を、巻き終えてから見るとこんな感じです。
1/3の高さ辺りにバンドが有りそうですが、その先降りた後も遡行不能の水量に見えました。
(桃)延々と急で悪い草付き、激急な硬密灌木帯をトラバースして、いつになったら沢筋に下降出来るのか嫌になってきた頃、ガレ沢に出ました。容易に下降出来たので、降りて行きます。
これでやっと巻きから解放されるか(*^^)v
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8/5 16:15
(桃)延々と急で悪い草付き、激急な硬密灌木帯をトラバースして、いつになったら沢筋に下降出来るのか嫌になってきた頃、ガレ沢に出ました。容易に下降出来たので、降りて行きます。
これでやっと巻きから解放されるか(*^^)v
(桃)水線まで4m程度の岩を下りれば、水線です。
そしてその先は・・・なんか行けそう(*^^)v
ハング気味の4m程を無理やり降りて水線に立ち、写真の顔を出している岩に乗って見ましたが、奥はやっぱり大水量で遡行不能の模様です。
ハングを無理やり下降した側壁をショルダーで登り返し、ガレ沢を登ると、下降した位置より遥か下に巻いて行けそうなポイントを発見(*^^)v
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8/5 16:25
(桃)水線まで4m程度の岩を下りれば、水線です。
そしてその先は・・・なんか行けそう(*^^)v
ハング気味の4m程を無理やり降りて水線に立ち、写真の顔を出している岩に乗って見ましたが、奥はやっぱり大水量で遡行不能の模様です。
ハングを無理やり下降した側壁をショルダーで登り返し、ガレ沢を登ると、下降した位置より遥か下に巻いて行けそうなポイントを発見(*^^)v
(桃)しかし、やっぱり結構巻き上げられます。
上から覗き込むと、水線突破はやっぱり無理だった様です。
3
8/5 16:44
(桃)しかし、やっぱり結構巻き上げられます。
上から覗き込むと、水線突破はやっぱり無理だった様です。
(桃)更にトラバースして行くと、やっとの事で水線復帰出来ました。下降に懸垂は不要でした。しかし、水量は相変わらず多いので、遡行も大変です。
(S)結局ゴルジュは丸々巻いてきた感じです。そしてその巻いた壁は極悪な泥藪で足は安定せず、腕の力を無駄に消費するばかり。
2
8/5 16:56
(桃)更にトラバースして行くと、やっとの事で水線復帰出来ました。下降に懸垂は不要でした。しかし、水量は相変わらず多いので、遡行も大変です。
(S)結局ゴルジュは丸々巻いてきた感じです。そしてその巻いた壁は極悪な泥藪で足は安定せず、腕の力を無駄に消費するばかり。
(桃)何処までも水量減らず、恐ろしい渡河の連続です。
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8/5 16:58
(桃)何処までも水量減らず、恐ろしい渡河の連続です。
(S)この沢だけで終わるなら、大した問題でもありません。この時点ではまだそう思っていました。
8
8/5 17:00
(S)この沢だけで終わるなら、大した問題でもありません。この時点ではまだそう思っていました。
(桃)この小滝は容易です。
3
8/5 17:00
(桃)この小滝は容易です。
(桃)またヤバいかな・・と思いましたが・・
3
8/5 17:02
(桃)またヤバいかな・・と思いましたが・・
(桃)なんとかなりました。
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8/5 17:05
(桃)なんとかなりました。
(S)やっとたどり着いた、白岳沢出合い。こちらは白岳沢方向。(桃)白岳沢出合の滝の奥に遠見尾根の稜線が見えます。
結局、白岳沢の二股まで、容易に遡行出来る程に水量が減る事は有りませんでした。
7月遡行した過去の記録では、なんてことないと記載されていたので、ほんの数週間の差で融水期となり水量が激増するのかもしれません。
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8/5 17:13
(S)やっとたどり着いた、白岳沢出合い。こちらは白岳沢方向。(桃)白岳沢出合の滝の奥に遠見尾根の稜線が見えます。
結局、白岳沢の二股まで、容易に遡行出来る程に水量が減る事は有りませんでした。
7月遡行した過去の記録では、なんてことないと記載されていたので、ほんの数週間の差で融水期となり水量が激増するのかもしれません。
(桃)白岳沢出合の滝
もしもの時は、撤退路となるので、よく観察しておきました。
1
8/5 17:11
(桃)白岳沢出合の滝
もしもの時は、撤退路となるので、よく観察しておきました。
(S)そしてこちらは念願のカクネ里方面。ある記録では、この滝は雪渓に埋まり消えていたという情報がありましたが、今は普通に滝として存在しました。
(桃)滝は二段でそこそこの高さと規模がありますが、右側は1/3がガレで埋まっているので、通過は容易です。
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8/5 17:13
(S)そしてこちらは念願のカクネ里方面。ある記録では、この滝は雪渓に埋まり消えていたという情報がありましたが、今は普通に滝として存在しました。
(桃)滝は二段でそこそこの高さと規模がありますが、右側は1/3がガレで埋まっているので、通過は容易です。
(S)大岩を右に巻き、さらに進撃。
3
8/5 17:34
(S)大岩を右に巻き、さらに進撃。
(S)雪渓の残骸が。
2
8/5 17:53
(S)雪渓の残骸が。
(S)そして念願のカクネ里が見えてきました。十年来、憧れ続けたこの地についに来れた。
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8/5 17:56
(S)そして念願のカクネ里が見えてきました。十年来、憧れ続けたこの地についに来れた。
(桃)北壁核心部のアップです。
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8/5 17:56
(桃)北壁核心部のアップです。
(S)今までガスで見えなかった鹿島槍北壁が姿を見せてくれました。すばらしい、月並みな表現だが、本当にすばらしい!
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8/5 18:02
(S)今までガスで見えなかった鹿島槍北壁が姿を見せてくれました。すばらしい、月並みな表現だが、本当にすばらしい!
(S)身体が回復するのか…それが心配のタネだが、あれを目の前にして、取付きもせずに撤退など真っ平ごめんです。
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8/5 18:02
(S)身体が回復するのか…それが心配のタネだが、あれを目の前にして、取付きもせずに撤退など真っ平ごめんです。
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8/5 18:04
(桃)絶好の天場です。
もっと上までキャンプを上げないと、明日が厳しくなるのですが、SM100Cさんの体調からすると限界か・・
到着を待って状態を確認すると、やはり限界の模様です。
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8/5 18:11
(桃)絶好の天場です。
もっと上までキャンプを上げないと、明日が厳しくなるのですが、SM100Cさんの体調からすると限界か・・
到着を待って状態を確認すると、やはり限界の模様です。
(桃)SM100Cさん、なにも出来ない状態まで追い詰められていました。
折角作った南魚沼産コシヒカリの飯盒飯と桃奈々特製激辛タイカレーも喉を通らない模様です。
明日は、白岳沢経由で撤退かな〜??
しかし、二人でアーリータイムスをしっかり呑んで、就寝しました。
(S)こんなハードなことをやってきたのに、食事が喉を通りません。そして立ち上がるのもやっと。でも喋るのは快調なのが余計に悔しい。
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8/5 18:28
(桃)SM100Cさん、なにも出来ない状態まで追い詰められていました。
折角作った南魚沼産コシヒカリの飯盒飯と桃奈々特製激辛タイカレーも喉を通らない模様です。
明日は、白岳沢経由で撤退かな〜??
しかし、二人でアーリータイムスをしっかり呑んで、就寝しました。
(S)こんなハードなことをやってきたのに、食事が喉を通りません。そして立ち上がるのもやっと。でも喋るのは快調なのが余計に悔しい。
(桃)夜が明けると、昨日にもまして良い天気〜(*^^)v
昨日まるまる残した桃奈々特性タイカレーを薄めて、香辛料を増量し、温めなおして・・
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8/6 4:41
(桃)夜が明けると、昨日にもまして良い天気〜(*^^)v
昨日まるまる残した桃奈々特性タイカレーを薄めて、香辛料を増量し、温めなおして・・
(桃)この北壁・・
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8/6 4:42
(桃)この北壁・・
(桃)この核心部・・
7
8/6 4:42
(桃)この核心部・・
(桃)やっぱり食欲無いのかな・・
(S)この日の朝は昨日残したものを無理矢理腹に押し込みました。
6
8/6 4:49
(桃)やっぱり食欲無いのかな・・
(S)この日の朝は昨日残したものを無理矢理腹に押し込みました。
(桃)とにかく美しいカクネ里からの鹿島槍北壁・・
12
8/6 5:05
(桃)とにかく美しいカクネ里からの鹿島槍北壁・・
(桃)とにかく美しいカクネ里からの鹿島槍北壁・・
14
8/6 5:05
(桃)とにかく美しいカクネ里からの鹿島槍北壁・・
(桃)とにかく美しいカクネ里からの鹿島槍北壁・・
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8/6 5:05
(桃)とにかく美しいカクネ里からの鹿島槍北壁・・
(S)翌朝の北壁、この圧倒的な岩壁に朝日が。これだけでも来てよかったと思えた。
11
8/6 5:07
(S)翌朝の北壁、この圧倒的な岩壁に朝日が。これだけでも来てよかったと思えた。
(桃)とにかく美しいカクネ里からの鹿島槍北壁・・
7
8/6 5:32
(桃)とにかく美しいカクネ里からの鹿島槍北壁・・
(S)絶好の登攀日和となりましたが、体調は元に戻っているのかどうか…
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8/6 5:35
(S)絶好の登攀日和となりましたが、体調は元に戻っているのかどうか…
(桃)とにかく美しいカクネ里からの鹿島槍北壁・・
8
8/6 5:53
(桃)とにかく美しいカクネ里からの鹿島槍北壁・・
(桃)とにかく支度まで遅くなってしまったSM100Cさん・・
7
8/6 6:00
(桃)とにかく支度まで遅くなってしまったSM100Cさん・・
(桃)とにかく美しいカクネ里からの鹿島槍北壁・・
6
8/6 6:05
(桃)とにかく美しいカクネ里からの鹿島槍北壁・・
(桃)とにかく美しいカクネ里からの鹿島槍北壁・・
5
8/6 6:05
(桃)とにかく美しいカクネ里からの鹿島槍北壁・・
(桃)とにかく美しいカクネ里からの鹿島槍北壁・・
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8/6 6:32
(桃)とにかく美しいカクネ里からの鹿島槍北壁・・
(S)近付くにつれ、本当にここは日本なのか?という絶景となる。
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8/6 6:37
(S)近付くにつれ、本当にここは日本なのか?という絶景となる。
(桃)とにかく美しいカクネ里からの鹿島槍北壁・・
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8/6 6:41
(桃)とにかく美しいカクネ里からの鹿島槍北壁・・
(桃)とにかく美しいカクネ里からの鹿島槍北壁・・
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8/6 6:41
(桃)とにかく美しいカクネ里からの鹿島槍北壁・・
(桃)とにかく美しいカクネ里からの鹿島槍北壁・・
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8/6 6:43
(桃)とにかく美しいカクネ里からの鹿島槍北壁・・
(桃)とにかく美しいカクネ里からの鹿島槍北壁・・
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8/6 6:55
(桃)とにかく美しいカクネ里からの鹿島槍北壁・・
(桃)とにかく美しいカクネ里からの鹿島槍北壁・・
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8/6 7:00
(桃)とにかく美しいカクネ里からの鹿島槍北壁・・
(桃)とにかく美しいカクネ里からの鹿島槍北壁・・
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8/6 7:05
(桃)とにかく美しいカクネ里からの鹿島槍北壁・・
(桃)とにかく美しいカクネ里からの鹿島槍北壁・・
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(桃)とにかく美しいカクネ里からの鹿島槍北壁・・
(桃)とにかく美しいカクネ里からの鹿島槍北壁・・
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8/6 7:10
(桃)とにかく美しいカクネ里からの鹿島槍北壁・・
(S)やはり体調は良くなかった。ここまで来て一体なぜこんなことに…こんな日に限って…悔しさが隠せない。
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8/6 7:14
(S)やはり体調は良くなかった。ここまで来て一体なぜこんなことに…こんな日に限って…悔しさが隠せない。
(桃)とにかく美しいカクネ里からの鹿島槍北壁・・
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8/6 7:26
(桃)とにかく美しいカクネ里からの鹿島槍北壁・・
(S)この世界を体験出来たことは、一生の思い出となった。
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8/6 7:26
(S)この世界を体験出来たことは、一生の思い出となった。
(桃)とにかく美しいカクネ里からの鹿島槍北壁・・
10
8/6 7:42
(桃)とにかく美しいカクネ里からの鹿島槍北壁・・
(桃)とにかく美しいカクネ里からの鹿島槍北壁・・
6
8/6 7:42
(桃)とにかく美しいカクネ里からの鹿島槍北壁・・
(S)途中からAMAZONにて4,800円程度で購入のこのアルミアイゼンを装着。安いけど特に遜色なく使えました。何といっても軽量、500g以下。
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8/6 8:25
(S)途中からAMAZONにて4,800円程度で購入のこのアルミアイゼンを装着。安いけど特に遜色なく使えました。何といっても軽量、500g以下。
(桃)私は、同じアルミアイゼンの前半分だけです。
一本締めのバンドで固定しましたが、ズレてズレて難儀しました。色々締め方を模索変更し、白岳沢を登るころには安定する締め方に出来ました。
しかし前だけだと片足95gと超軽いんです。
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8/6 9:16
(桃)私は、同じアルミアイゼンの前半分だけです。
一本締めのバンドで固定しましたが、ズレてズレて難儀しました。色々締め方を模索変更し、白岳沢を登るころには安定する締め方に出来ました。
しかし前だけだと片足95gと超軽いんです。
(S)とっくに体調は良くない。でも、せめて1Pだけでも取付いてみたい、このすごい岩壁に。
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8/6 8:25
(S)とっくに体調は良くない。でも、せめて1Pだけでも取付いてみたい、このすごい岩壁に。
(S)途中、オコジョの親子が楽しそうに駆け回っていました。写真じゃよくわかりませんね。
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8/6 8:47
(S)途中、オコジョの親子が楽しそうに駆け回っていました。写真じゃよくわかりませんね。
(桃)主稜テールリッジ末端壁が近づいてきた〜
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8/6 9:12
(桃)主稜テールリッジ末端壁が近づいてきた〜
(桃)クレパスがあちこちに・・
5
8/6 9:25
(桃)クレパスがあちこちに・・
(桃)日本登山大系には、主稜右側の雪渓を登りテールリッジのコルに出ると有るが、右の雪渓はズタズタです。
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8/6 9:26
(桃)日本登山大系には、主稜右側の雪渓を登りテールリッジのコルに出ると有るが、右の雪渓はズタズタです。
(桃)主稜末端付近のシュルンドもパックリ・・
しかし、一か所だけ高さ2m幅1.5m程度、垂直では有りますが岩壁とつながっている部分が有りました。
奇跡です(*^^)v
(S)まさに奇跡でしたね。ここ以外はどこも不可能。
9
8/6 9:28
(桃)主稜末端付近のシュルンドもパックリ・・
しかし、一か所だけ高さ2m幅1.5m程度、垂直では有りますが岩壁とつながっている部分が有りました。
奇跡です(*^^)v
(S)まさに奇跡でしたね。ここ以外はどこも不可能。
(桃)テールリッジ左側の傾斜が弱いフェースをルートにとる予定でしたが、左に行く程シュルンドが開いていきます。
5
8/6 9:28
(桃)テールリッジ左側の傾斜が弱いフェースをルートにとる予定でしたが、左に行く程シュルンドが開いていきます。
(桃)SM100Cさんは暫く来ないので、よくルートを観察します。
12
8/6 9:34
(桃)SM100Cさんは暫く来ないので、よくルートを観察します。
(桃)テールリッジ末端壁は傾斜70度程度、目測50m上には藪というか灌木が密生しています。
6
8/6 9:38
(桃)テールリッジ末端壁は傾斜70度程度、目測50m上には藪というか灌木が密生しています。
(S)ついに来たぞ、北壁主稜、テールリッジ末端。
9
8/6 9:34
(S)ついに来たぞ、北壁主稜、テールリッジ末端。
(S)下を見降ろす。見事な氷河雪渓、圧巻であります。
18
8/6 9:35
(S)下を見降ろす。見事な氷河雪渓、圧巻であります。
(S)周囲の雪渓はズタズタ、岩に取付けるか?
5
8/6 9:39
(S)周囲の雪渓はズタズタ、岩に取付けるか?
(桃)SM100Cさんもあと少しで追いついてきます。
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8/6 9:40
(桃)SM100Cさんもあと少しで追いついてきます。
(桃)岩とつながっている部分は垂直ですが、アイゼンが良く効き容易です。しかし脇のシュルンドに落ちれば100%命が無いのでアンザイレンしました。
シュルンドを降りて対岸の岩壁を4m程度登ったところにテラスが有りました。
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8/6 10:00
(桃)岩とつながっている部分は垂直ですが、アイゼンが良く効き容易です。しかし脇のシュルンドに落ちれば100%命が無いのでアンザイレンしました。
シュルンドを降りて対岸の岩壁を4m程度登ったところにテラスが有りました。
(桃)SM100Cさんの番です。
8
8/6 10:02
(桃)SM100Cさんの番です。
(桃)この写真は1P目終了点から2P目を写したものです。
取り付きテラスから右に回り込んだ為に、セカンドから40mランナウトしたフェースは見えず、写真無しです(´;ω;`)
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8/6 10:39
(桃)この写真は1P目終了点から2P目を写したものです。
取り付きテラスから右に回り込んだ為に、セカンドから40mランナウトしたフェースは見えず、写真無しです(´;ω;`)
(桃) 1P目終了点のテラスには灌木は有りませんが、草が生え座り込むスペースが有りました。
支点はカムです。
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8/6 10:39
(桃) 1P目終了点のテラスには灌木は有りませんが、草が生え座り込むスペースが有りました。
支点はカムです。
(桃) 2P目に出ていくSM100Cさん。
(S)この時間をもっともっと楽しんでいたかったけど…
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8/6 11:09
(桃) 2P目に出ていくSM100Cさん。
(S)この時間をもっともっと楽しんでいたかったけど…
(桃)上昇バンドを灌木までランナウト。
(S)手も足もあり、容易なので、ランナウトしてもそれほど恐怖感はありません。
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8/6 11:13
(桃)上昇バンドを灌木までランナウト。
(S)手も足もあり、容易なので、ランナウトしてもそれほど恐怖感はありません。
(S)素晴らしい日になったのになぁ。
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8/6 11:13
(S)素晴らしい日になったのになぁ。
(桃)リッジに出ます。
(S)1P毎にハァハァしないと動けなくなってきました。
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8/6 11:13
(桃)リッジに出ます。
(S)1P毎にハァハァしないと動けなくなってきました。
(桃) 2P目をフォローする桃奈々
楽しいクライミングは最初の2Pだけでした。
(S)下に見える雪渓は氷河。夢のような登攀です。
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8/6 11:31
(桃) 2P目をフォローする桃奈々
楽しいクライミングは最初の2Pだけでした。
(S)下に見える雪渓は氷河。夢のような登攀です。
(桃) 3P目、バンドを辿り灌木が密生して城塞の様になっている上に、ハングした藪岩壁に突っ込みます。スタンス無で手で木にぶら下がり体とザックを灌木の間にねじ込んで行きます。
ハッキリ言って3P目と4P目は、究極/極限の藪岩魂(*_*;
4P目をリードしたSM100Cさんは「落ちる〜」と叫んだ後、本当に落ちてきました(*_*;
(S)支点がしっかりしたものを取れたので、落ちても大丈夫という思考がありました。酸素が腕や指に全く供給されない感覚で、もうこれ以上は無理かな、と思いました。
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8/6 11:35
(桃) 3P目、バンドを辿り灌木が密生して城塞の様になっている上に、ハングした藪岩壁に突っ込みます。スタンス無で手で木にぶら下がり体とザックを灌木の間にねじ込んで行きます。
ハッキリ言って3P目と4P目は、究極/極限の藪岩魂(*_*;
4P目をリードしたSM100Cさんは「落ちる〜」と叫んだ後、本当に落ちてきました(*_*;
(S)支点がしっかりしたものを取れたので、落ちても大丈夫という思考がありました。酸素が腕や指に全く供給されない感覚で、もうこれ以上は無理かな、と思いました。
(桃) 4P目を終了するとリッジに出ます。
テールリッジ右側の雪渓が絶望的な状態となっているのが見えます。日本登山大系によると、このズタズタとなった雪渓を登りテールリッジのコルに出ると有ります。
(S)ほぼ人跡未踏のこの世界。食料と時間さえあれば、1ヶ月でもここにいたいと本気で思いました。
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8/6 13:28
(桃) 4P目を終了するとリッジに出ます。
テールリッジ右側の雪渓が絶望的な状態となっているのが見えます。日本登山大系によると、このズタズタとなった雪渓を登りテールリッジのコルに出ると有ります。
(S)ほぼ人跡未踏のこの世界。食料と時間さえあれば、1ヶ月でもここにいたいと本気で思いました。
(桃) ズタズタとなった雪渓の下に、姿をみせた大きな滝が見えています。
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8/6 13:43
(桃) ズタズタとなった雪渓の下に、姿をみせた大きな滝が見えています。
(S)普段こんな藪など大した問題にならないのに、一つ藪を分ける作業さえもつらい。
(桃)いつものSM100Cさんとは別人の様にフラフラと登っていくのを見て、決意しました。
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8/6 13:53
(S)普段こんな藪など大した問題にならないのに、一つ藪を分ける作業さえもつらい。
(桃)いつものSM100Cさんとは別人の様にフラフラと登っていくのを見て、決意しました。
(桃) 5P目終了点である最高到達点はテールリッジの2/3位の地点。後2P位密藪リッジを登れば核心部下のコルに出そうな感じでした。しかし、ここで「もう帰ろうよ・・」と声をかけると事にしました。
(S)もうここで十分だなぁ…
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8/6 14:42
(桃) 5P目終了点である最高到達点はテールリッジの2/3位の地点。後2P位密藪リッジを登れば核心部下のコルに出そうな感じでした。しかし、ここで「もう帰ろうよ・・」と声をかけると事にしました。
(S)もうここで十分だなぁ…
(S)遠くに雨飾・火打・妙高・高妻山・戸隠等が良く見える。
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8/6 14:44
(S)遠くに雨飾・火打・妙高・高妻山・戸隠等が良く見える。
(桃) 最終到達地点から・・
ズタズタに切れた雪渓の下から姿を現した滝が、先ほどより下に見えます。
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8/6 14:42
(桃) 最終到達地点から・・
ズタズタに切れた雪渓の下から姿を現した滝が、先ほどより下に見えます。
(桃) 最終ピッチは40m位ですが、最後の20mがザレ斜面で懸垂しました。
後は灌木の付いた藪岩稜なので確保してSM100Cさんを先にクライムダウンさせました。
(S)帰ろう。生きて帰るにもなかなか一筋縄ではいかないところです。空中懸垂だったり、濃い藪中だったりと、懸垂下降もすんなり降れないところばかり。
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8/6 14:53
(桃) 最終ピッチは40m位ですが、最後の20mがザレ斜面で懸垂しました。
後は灌木の付いた藪岩稜なので確保してSM100Cさんを先にクライムダウンさせました。
(S)帰ろう。生きて帰るにもなかなか一筋縄ではいかないところです。空中懸垂だったり、濃い藪中だったりと、懸垂下降もすんなり降れないところばかり。
(桃) 蝶型岩壁が見えています。
氷雪の付いていない蝶型岩壁の写真は、珍しいと思います。
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8/6 14:53
(桃) 蝶型岩壁が見えています。
氷雪の付いていない蝶型岩壁の写真は、珍しいと思います。
(桃) 3P目は確かにハングしていた様で、空中懸垂でした。
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8/6 15:41
(桃) 3P目は確かにハングしていた様で、空中懸垂でした。
(桃) 1P & 2P目はトータル70m位なので、少しクライムダウンして灌木を支点とし、中間でハーケンを打ってピッチを切りました。
かなり斜めに懸垂します。
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8/6 16:25
(桃) 1P & 2P目はトータル70m位なので、少しクライムダウンして灌木を支点とし、中間でハーケンを打ってピッチを切りました。
かなり斜めに懸垂します。
(桃) ここでも、いつものSM100Cさんらしく無く、バランスを崩して大きく振られていました。
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8/6 16:35
(桃) ここでも、いつものSM100Cさんらしく無く、バランスを崩して大きく振られていました。
(S)やっとここまで戻って来ました。
(桃) 奇跡的に繋がっていた雪渓。この奇跡を生かせませんでしたが、悔いは有りません。
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8/6 16:57
(S)やっとここまで戻って来ました。
(桃) 奇跡的に繋がっていた雪渓。この奇跡を生かせませんでしたが、悔いは有りません。
(桃) 左のフェースを登っていれば、少しは楽だったとは思いますが、結果は同じか・・
*写真では雪渓と岩壁がくっついて見えますが、数Ḿのシュルンドが口を空け、暗く底知れぬ深い隙間となっています。
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8/6 17:46
(桃) 左のフェースを登っていれば、少しは楽だったとは思いますが、結果は同じか・・
*写真では雪渓と岩壁がくっついて見えますが、数Ḿのシュルンドが口を空け、暗く底知れぬ深い隙間となっています。
(S)既に撤退を残念とも思わなくなっています。ここまでやって来て、ここまでやれた。それで十分。この後、歩く速度が極端に遅くなり、ヘッデンでテン場に辿り着きました。momo7nanaさんが焚き火を用意していてくれ、本当にありがたかった。
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8/6 18:09
(S)既に撤退を残念とも思わなくなっています。ここまでやって来て、ここまでやれた。それで十分。この後、歩く速度が極端に遅くなり、ヘッデンでテン場に辿り着きました。momo7nanaさんが焚き火を用意していてくれ、本当にありがたかった。
(桃) 先に天場に戻り、焚火とツエルトの準備をすると約束して先行しましたが、あっという間にこんなに差がついてしまった・・
大丈夫なのか心配ではあるものの、先を急ぎました。
7
8/6 18:27
(桃) 先に天場に戻り、焚火とツエルトの準備をすると約束して先行しましたが、あっという間にこんなに差がついてしまった・・
大丈夫なのか心配ではあるものの、先を急ぎました。
(桃) 1850m付近で別れる支流の所に良好な天場があります。
計画では、一日目にここまで上がる予定だった・・
いくつもの天場は有り誘惑されましたが、明日の撤退行程を考慮すると、今日中に前日の天場まで戻らねばなりません。
私も1550m付近の天場に戻る前に日没となりヘッテンのお世話に。そして、SM100Cさんがたどり着いたのは1時間半以上過ぎてから。焚火に着火し湯を沸かし、ツエルトもきちんと張った後でした。
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8/6 18:29
(桃) 1850m付近で別れる支流の所に良好な天場があります。
計画では、一日目にここまで上がる予定だった・・
いくつもの天場は有り誘惑されましたが、明日の撤退行程を考慮すると、今日中に前日の天場まで戻らねばなりません。
私も1550m付近の天場に戻る前に日没となりヘッテンのお世話に。そして、SM100Cさんがたどり着いたのは1時間半以上過ぎてから。焚火に着火し湯を沸かし、ツエルトもきちんと張った後でした。
(S)翌朝、今日は帰るだけ。帰るだけとは言え、かなり体力を要する白岳沢登り。その後は西遠見からテレキャビンまで降らなければならない。そんなに歩けるかどうか分からないが、それをしなければ絶対に帰れないのは事実。
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8/7 5:30
(S)翌朝、今日は帰るだけ。帰るだけとは言え、かなり体力を要する白岳沢登り。その後は西遠見からテレキャビンまで降らなければならない。そんなに歩けるかどうか分からないが、それをしなければ絶対に帰れないのは事実。
(S)ありがとうカクネ里、北壁。とても良い思い出になったよ。
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8/7 5:31
(S)ありがとうカクネ里、北壁。とても良い思い出になったよ。
(桃) さようなら、カクネ里・・
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8/7 6:50
(桃) さようなら、カクネ里・・
(桃) 白岳沢の二股です。
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8/7 7:17
(桃) 白岳沢の二股です。
(桃) 本流下流のゴルジュ・・
こちらを戻る選択肢は無いです。
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8/7 7:18
(桃) 本流下流のゴルジュ・・
こちらを戻る選択肢は無いです。
(桃) 白岳沢出合の滝。
右壁のバンドから登れそうにも見えましたが、巻きました。
左岸に獣道が有ります。
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8/7 7:34
(桃) 白岳沢出合の滝。
右壁のバンドから登れそうにも見えましたが、巻きました。
左岸に獣道が有ります。
(桃) 滝の上は少しゴーロですが、雪渓が現れました。
遠見尾根はまだまだ先です。
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8/7 7:40
(桃) 滝の上は少しゴーロですが、雪渓が現れました。
遠見尾根はまだまだ先です。
(桃) カクネ里より狭くて・・
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8/7 8:01
(桃) カクネ里より狭くて・・
(桃) 雪渓が途切れるところも数か所有りましたが、幸いなことに特に困難では有りませんでした。
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8/7 8:05
(桃) 雪渓が途切れるところも数か所有りましたが、幸いなことに特に困難では有りませんでした。
(桃) それでも端は薄くて気を付けなければなりません。
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8/7 8:21
(桃) それでも端は薄くて気を付けなければなりません。
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8/7 8:25
(桃) 五竜岳が見えてきました。
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8/7 9:14
(桃) 五竜岳が見えてきました。
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8/7 9:24
(桃) 本流が右に屈曲する地点。
この先、地形図だと狭いので心配しましたが、通過に支障は有りませんでした。
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8/7 9:35
(桃) 本流が右に屈曲する地点。
この先、地形図だと狭いので心配しましたが、通過に支障は有りませんでした。
(桃) うっかりすると、かなり離れてしまう。
1時間登ると30分待ち、休憩30分取らないと動けないので倍の時間がかかっています。
一緒に生きて帰ろうと、何度も声をかけました。
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8/7 10:29
(桃) うっかりすると、かなり離れてしまう。
1時間登ると30分待ち、休憩30分取らないと動けないので倍の時間がかかっています。
一緒に生きて帰ろうと、何度も声をかけました。
(桃) 滝の左側の雪渓は支流です。
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8/7 10:48
(桃) 滝の左側の雪渓は支流です。
(桃) 支流の雪渓を登り、ガレリッジを2m程のガレ登りと下りで本流雪渓に復帰できます。
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8/7 10:54
(桃) 支流の雪渓を登り、ガレリッジを2m程のガレ登りと下りで本流雪渓に復帰できます。
(桃) 吠えるのが聞こえたので、見ると熊!
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8/7 10:57
(桃) 吠えるのが聞こえたので、見ると熊!
(桃) SM100Cさんが登ってくる前に、熊は逃げて行きました。
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8/7 11:22
(桃) SM100Cさんが登ってくる前に、熊は逃げて行きました。
(桃) 写真中央やや右側に見えるガレ窪から登りました。
本流の雪渓は不安定な感じ。少し上がって奥を見るとズタズタに切れていました。
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8/7 12:38
(桃) 写真中央やや右側に見えるガレ窪から登りました。
本流の雪渓は不安定な感じ。少し上がって奥を見るとズタズタに切れていました。
(桃) ガレ窪は登りやすいです。
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8/7 13:13
(桃) ガレ窪は登りやすいです。
(桃) 白岳沢源流の雪渓はズタズタ・・(*_*;
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8/7 13:21
(桃) 白岳沢源流の雪渓はズタズタ・・(*_*;
(桃) あとちょっとで遠見尾根です。
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8/7 13:36
(桃) あとちょっとで遠見尾根です。
(桃)大遠見だったか、最後にカクネ里とお別れ・・・
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8/7 14:39
(桃)大遠見だったか、最後にカクネ里とお別れ・・・
(S)懸垂下降時、原因は落石と思われるロープの損傷。ちょうどそれぞれの末端から2.5mくらいの部分。切って40mロープとして使えるので、不幸中の幸いだった。
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8/9 13:42
(S)懸垂下降時、原因は落石と思われるロープの損傷。ちょうどそれぞれの末端から2.5mくらいの部分。切って40mロープとして使えるので、不幸中の幸いだった。
(桃)軽量化の為、アルミアイゼンの前だけ持っていきました。
一本締めバンドで固定しました。
片足95gと超軽く登りでのグリップに支障は有りません。
しかし、当然フィッティングは悪く左右にずれます。
歩きながらバンドの取り回しを試行錯誤して、しっかり固定出来る様になりました。
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(桃)軽量化の為、アルミアイゼンの前だけ持っていきました。
一本締めバンドで固定しました。
片足95gと超軽く登りでのグリップに支障は有りません。
しかし、当然フィッティングは悪く左右にずれます。
歩きながらバンドの取り回しを試行錯誤して、しっかり固定出来る様になりました。
百戦錬磨のおふたりにおこがましいのですが、撤退とはこういうタイミングでするのだと、少しばかり参考になった気がしました。ここまで来てここで帰るのか、という気持ちもあるかとは思いますが、頑丈そうなロープがほつれているのを見て、自然って容赦しないんだなと感じました。山のプロでも大変そうな玄人オンリーな山歩き、ご無事でなにより。そしてお疲れさまでした。
ここは、技術的にこんな難しいところ絶対行けないということもなくて、ほぼ体力勝負という印象でした。なにしろ事前情報が極めて少なく、行ってみなければどんな状況なのかわからないところでした。
体調が良ければどこまでやれたんだろうと思うのですが、今となってはどうすることも出来ません。
撤退出来る力が残っている限り進んでやろうという意志で向かいましたが、30ピッチ程度あるという壁にはまったくの無力でした。
3ピッチ目を終えたときくらいにこれは無理だ、生きて帰ろうという方向に意識が変わりましたが、momo7nanaさんはしっかり状況を把握してくれていて、さすが百戦錬磨は違うな、ということを強く感じました。
これで悪天候に変わったり、雪渓崩落や落石に巻き込まれでもすれば一発アウトだったんでしょうけれども、そこは神様が味方してくれたようです。
失敗には終わりましたが、あの地にたどり着き、北壁を見上げたこと、とても素晴らしく貴重な体験となりました。
人間って、がんばろうと思えば限界を超えて動けるものなんだなぁと自分ながら感心しています(´_`;)
SM100Cさんの「生きて帰るぞ」という生命力の強さが伝わる記録ですね。
体調不良は熱中症?でしょうか
沢から雪渓歩きなので、比較的涼しいのではと想像しましたが、嫌らしい高巻きなどあるとそうは言ってられませんからね
この景色の前に立つことだけでも苦難の道だと思います。
その中で光るmomo7さんの判断力、感服しました。
こういった山行は情報量の少なさや、その時のタイミングによる運(水量、雪渓、天気、体調)にも大きく左右すると思うので、ベストコンディションでリトライできる日を願っております。
本当の栄光は艱難辛苦の先にある!
ナイスファイトな挑戦、大変お疲れ様でした。
生きて帰れればこっちのもの、また機会もあるかも知れませんしね(´ω`;)
とはいえ、この体調不良の原因は一向に掴めないんですよね…熱中症の可能性ももちろんありますが、水分・塩分は充分摂りながら進んでいたので、実際はなんなのか。
二日目など、朝は食べましたが昼・夜とも食べることが出来ず、このままmomo7nanaさんのツエルトで白骨化するんじゃないかと思ったくらいです
一人で決して行く場所ではありませんが、仮にそうだったとしたらかなりの確率で戻れなかったと思います。
momo7nanaさんはやはりさすがですね。
まだいろいろなところが痛いしかゆいので、2〜3日安静に仕事したいと思います(笑)
それにしても沢や雪渓は運の要素が大きいですね。
お疲れさまでした。
ご無事で何よりです。
(返コメのお気遣いは不要です。)
お気遣いは不要とのことですが、そのお気遣い大変恐縮です。
山岳小説のスリルという点ではよくわかりませんが、景色は本当に外国にいるような気になれました。
日本にはまだこんなに素晴らしいところがあるんだ、と思えた久々の体験でした。
カクネ里は、北アルプスでも屈指の景観でした。
遠見尾根からも眺める事が出来ますので、時間がありましたらご覧になって下さい。
「テールリッジのたったあれだけしか登れず、敗退してやんの!」と思われるかもしれませんが・・
SMさんの体調不良/症状は経験の無いもので、はたから見ていても、本人自身も全く分からないです。
今一度、状況を思い出して整理すると・・
高巻きに入る際に核心ゴルジュだと認識していなかった為、私は水を携帯せずSMさんもわずかでした。融水による大増水により、通常は巻くことの無いルートを開拓しての大高巻は困難でSMさんの不調も重なり6時間以上も要しています。その間、水分補給は極わずかだったので、脱水が引き金となった可能性があります。
しかし最後までSMさんは頑張りました。敬服しています。
撤退を決めたあの時、SMさんの状態を見て頭をよぎりました。
ここで、無理して突っ込んだら・・
SMさんを引っ張って登頂するのは無理だろう・・途中で力尽き動かなくなったら。
救援を求め単独登攀、運よく自分は脱出に成功しても、救出は困難を極めるのに残りの水食糧は少ない。
そして「相棒を見捨てた奴」という誹りを受け、後悔し続ける残りの人生・・( ゚Д゚)
悪くすれば、失敗して自分も墜死・・(*_*;
実際に下山後の天候を鑑みると、あと数ピッチ進めてしまっていたら、SMさんと二度と酒を酌み交わす事は無かったのではないかと背筋が寒くなります。
困難な撤退では有りましたが、二人元気で下山出来たので、悔いはありません。
無雪期鹿島槍北壁は、沢から雪渓、そして大岩壁を攀じ、秀峰の頂に立つ、素晴らしいラインだと信じています。
よくいう総合力が必要なんて生易しいものでは無い様に感じました。
クライミング/支点工作の技量、ルートファインディング、常に沈着冷静な判断力、気力、体力、適切なアイテムの選定と極限の軽量化とかいう個別の能力は、有って当たり前の世界・・
雪渓の状態という運が大きく、ネットの4つの記録でも北壁登攀を成功しているのは1例のみ。2例は大きく開いたシュルンドにより、取り付く事さえ不可能だった様です。
今回の様に、奇跡的にシュルンドを渡れるポイントが有っても、渡った地点からのルートは限定されルート開拓となってしまいます。
逆に、雪渓の状態、融雪増水の時期など隈なく調査し、ベストな時期にベストな所から取り付き、適確なラインを見出す事が出来れば、難なくこなせるかも・・
水/食料/天候によるリミットを念頭に、撤退に一日以上を要するあのロケーションで、重荷を背負い、登れるかどうかわからないラインを探るのは、爆音車の音が聞こえる西上州とはわけが違いました。開拓期を味わうどころか開拓そのものを味わわされてしまった気分です。
本当の開拓期は、雪渓の状況/融雪増水状況など、労力を惜しまず調査したと思われますが、開拓当時の詳細な記録は古すぎて失われているし、近年のネット記録も簡素な物であまり参考にならず、現代でも当時の困難と同様とも言えます。
今回の経験を出来る限り詳細に記しましたので、充分将来の踏み台となると信じています。
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